【メイクデビュー】負けウマ娘のスレ【失敗】   作:zaq2

38 / 44
Calm before the storm

(一応、今月末の障害レースに出走登録はしておく。だが、今月のJG1のレースを見てから再び考えてみろ?本場のJG1を見てからでも遅くはないから、な?)

 

 

 今のトレーナーは平地のレースが主で、障害レースに関してはあまり経験がない。

 

 芝からダートへと転向をしても成績がずっと低迷し続けていた自分は、障害レースに転向する意志を伝えることで、移籍することも了承をもらっていた。

 

 

 その中で、障害レースの専門といえるトレーナーを探し、その門を叩いてみたのだけれど、その叩いた先の仏木トレーナーからの先の言葉を聞かされ、今日は中山レース場へとやってきていた。

 

 

(障害レースは、平地以上に脚に負担がかかる。それだけ、怪我もしやすい。()()()()()タフな奴でないと務まらないからな)

 

 

 軽く説明を受けてはいたけれど、それだけ過酷なレースという事を、念を押してくるぐらいに教えてきてくれていたはずなのだけれど、自分にとっては、いまいちピンとこなかった。

 

 なので、実際の障害レースの空気を知るために、"障害レースを見てこい"という言葉のままに、今日、開催されるJG1"中山グランドジャンプ"を観戦するために、中山競馬場へと来ていた。

 

 

 一応、自分なりに障害レースの事を調べてはいる。

 

 

 障害競走において、G1クラスレースが年に二度あった。

 中山大障害(春)と中山大障害(秋)

 

 この二つが存在していたけれど、グレード制の再編成に伴い名称がかわり、春の大障害が"グランドジャンプ"へと、秋の方はそのまま"中山大障害"という名が残って現在に至る。

 

 そして、年に二回開催される障害二大G1といえるレースの一つが今日なのだが……

 

 

「人の入りが、多い……」

 

 

 色々と調べて、聞いてもいた話では、障害レースは()()()()()()()()()()()()()()

 それほどまでに、知名度が低いレースで観客動員数も()()()()()()

 

 

 そう調べ聞いていたのに、今日の中山レース場の入場口から、多くの人の入りを感じていた。

 

 

「やっぱり、障害レースといえど、G1ともなると人の入りがこうも変わるものなのかな?」

「いやいやいや、オブちゃんが入ろうとしてるチームの先輩が凄すぎるんだよ。その先輩が出ない障害レース、それも重賞レースも含めて地方の寂れたレース?っていうぐらいの時もあるんだからさ」

 

 

 暇だからと付きあう恰好で一緒にきてもらった、同期で友達でもあるトパーズツーからそういわれた。

 彼女は、早々に平地レースから障害レースへと転向した、同期でも障害レースの先輩……になるのかな?

 

 それよりも、当初想像していた内容以上に、こんなにも人があふれているのが信じられなかった。

 

 

「ええっ?出走するウマ娘だけで、そんなことは……」

「あるんだよね、それが。こっちも障害レースに転向してレースに出場して実感した事だけど、障害レースって、本っっっ当に人の入りが少ないよ?OP(オープン)やG3、G2クラスなんか特にそれを実感できるよ?」

「そんなに変わるものなの?」

「変わる変わる。んー、オブちゃんが移籍を考えてるチームの先輩が出るレースって、格下でも観客(ファン)が多いんだよね。中山レース場は特に多い気がするけど」

「へ、へぇ……」

「だってさ、去年の障害重賞レ-ス、出走したレースをぜーんぶ負けなしで、あまりにも強くて、ついた渾名が"障害レースの絶対王者"なんだよ?」

「絶対王者……」

 

 そんな渾名がついてたとか、知らなかった……

 

 

「そっ、しかも、今日のJG1勝ったら、三連覇することになるし、もしも、もしも今日、勝っちゃったらどうすんの?今年も障害レースのトップに君臨する事が確定事項になっちゃうんだよ?」

「えっーと……そこまで?」

「そ・こ・ま・で・な・の!そうなるってーと、障害重賞レースに一緒になったら、2着争いしかできないって事になるわけ」

 

 トパちゃんは、そう言っては、お手上げのジェスチャーをしてくる。

 

「さすがにそんな事はないでしょ。レースには何があるかわからないって……」

 

 それでも、レースには、"何があるかわからない、それがレースだ"と。そういう格言めいた言葉があるぐらいに、ウマ娘のレースには、何が起きるかわからない。

 

 けれども、その言葉を知ってるはずのトパちゃんは首を全力で横に振ってきてた。

 それはもう、真面目な顔をしてだ。

 

「……ほんとに、そんなに?」

「そんなになの。その"何があるか"のその"何かがあった"東京ハイジャンプみてごらん?接触して四(コーナー)で大外にまで飛ばされても、まるで"関係ない!"って感じで勝っちゃったし」

「……嘘でしょ?」

「本当の事だよ。だから私は半分あきらめー。勝てる気しないし。相手が絶不調の時ならもしかしたら?かもしれないけど、絶好調だったらワンチャンも何もなく(つい)えそうだしねー」

「へ、へぇ……」

 

「ま、とりあえずはオブちゃんの後学のために、それでは観戦しにいきましょう。まずは鳥千に行かないとね。こんなに人が多いと、行列できちゃってるだろうし」

「とりせん?」

「そっ、中山レース場に来たら、まずは此処でしょ!ではでは、それではレッツらゴー!!」

「えっ?何でっ?」

 

 

 いきなり腕をひっつかまれては、引きずられる格好で入場口から中に入る形となっていった。

 

 

 




何か質問とかあれば、答えれるものだけ答えていきます。


10月19日は、初出走からの9周年祝いです。
えっ?9周……?うそでしょ?

〇特別なライブ
戦績無視して、期間中にゲット
ファルコはすごかった(逃げ特化のサポにしたら芝適正Sになるのあるあるよね)


〇競馬名勝負列伝
2位でしたね。投票はしました。
1位も、今世紀というかそれぞれの世代最高峰での対決なので、わからなくもない。


〇お嬢の後輩
ネタバレ:少しだけ、お嬢と同じ道を歩みます。


〇きゅうり
そういや、競争馬って、キュウリたべるんだろうか
草食だし、いける?


〇10着の後輩枠
・ミハエルはヤバい。
・祭りは・・・(目をそらす


〇東京HJ
スピードのいる勝負は、やはり厳しかったかな
応援は買ってはいましたよ?最近は無事にというお守り(単複合わせて5桁)の意味が強いかな。
※:
なお、お守り代金は、秋華賞がガッチガチすぎて
ボックス連単ドはまりして、ある程度はカバーできた模様。
三連単、久しぶりだったです


〇絶対王者
という事で、そろそろ使おうかなと。
もう、みんなに元ネタバレてるしね!!


〇ラストラン
年齢考えたら、仕方がありません。
寂しくもあり、悲しくもありで、次の……
えっ?白紙?白紙の白紙?どういうことだってばよ……(宇宙猫
情報が倒錯してるけれども、まぁ、アレはトバしと思ってますけれど。



追記:
なお、ここに出てきた二人の元ネタはあります。
両名、絶対王者に泥をつける存在です


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。