文化祭も無事終わって、いよいよ秋も深まってきた時分。
対外的に成功と言える文化祭で実行委員長を努めた俺は、人生がガラリと変わる体験をしたお陰でウルトラハッピースーパーポジティブ人間に大変身⋯⋯するはずがなく、今日も今日とて放課後で無為な時間を過ごしていた。
「いいですねー、修学旅行」
一色は雪ノ下が持ち込んだ観光雑誌をペリペリめくりながらそう言うと、小さく溜め息をつく。
文化祭や体育祭やと終わり、次のイベントと言えば修学旅行である。行き先は京都だ。
関西圏に住んでいれば割と近くてメジャーな行き先なのだろうが、千葉県民からすると異国の地と言いたくなるぐらいに遠い。気軽に行ける場所ではない為か、雪ノ下は自ら雑誌を用意するほどの熱の入れようだった。
「わたしも先輩たちと一緒に行きたかったです」
「あはは⋯⋯。本当、一緒に行けたらよかったのにね」
拗ねたように言う一色に、由比ヶ浜は慰めともつかない声をかける。
一色の気持ちは分からないでもない。ボッチ体質の染み付いた俺レベルでなければ、同じ部活で自分だけイベント事に参加できないのはかなりの疎外感だろう。
「わたしも若草山の鹿たちにせんべいあげたり、鹿に噛まれる先輩を見たかったです」
「なんで俺が噛まれるの前提なんだよ⋯⋯」
あと行き先は奈良じゃなく京都だし。一色はんたら冗談がお上手やわぁ。
それにしても俺たちが修学旅行に行っている間この部活というか、一色はどうしているつもりなのだろう。まあ最近サボりがちなサッカー部の方にでも顔を出すんだろうが、なんて考えていると、コンコンと扉がノックされる。
「どうぞ」
珍しい、と顔を見合わせた後、雪ノ下は静かにまだ見ぬ客人に返事をする。
ガラリと扉を空けて入って来たのは、意外なことに先ほど俺の頭の中をよぎったサッカー部の連中だった。
「失礼するよ」
「お疲れっすー⋯⋯う?」
「あ、隼人くん。戸部っちも」
葉山に先導されて入ってくるなり軽薄な挨拶をしてきたのは戸部で、俺たちの姿を認めると頭に疑問符を浮かべる。その視線の先は一色かと思いきや、次々移っていくせいで何に疑問を感じているかが分からない。
「何、これどういう面子? なんでいろはすいる感じ?」
「お疲れでーす。部活掛け持ちの話はしたはずですけど」
「ああ、ちゃんと言ってただろ」
何やらサッカー部のメンバーだけでワチャワチャやりだしたが、蚊帳の外にされてしまった俺たちにしてみれば何しに来たんだって話である。
「用件を伺うわ」
ガヤガヤうるさい戸部に辟易した感じを醸し出しながら、雪ノ下は会話の隙間にその言葉を差し込んだ。
はたと雑談めいた会話が止まると、戸部は「あー」と言いよどむ。
「ほら、戸部。自分から話さないと」
「や、分かってんだけど、ここまで知った顔ばっかだと思ってなかったっつーか」
「あー⋯⋯。あたし、外した方がいい?」
由比ヶ浜が遠慮がちに言うと、戸部はしばし逡巡する。うーんと襟足を押さえて悩む姿さえ、ちょっと鬱陶しい。
「いや、大丈夫っしょ! むしろいてくれた方がいい感じな気がしてきたわ。ヒキタニくんには話したことあるし」
何の話だ⋯⋯と思っていると、奉仕部の面々の視線が俺に集まってくる。何、そんなに仲よかったの? って顔だ。別に戸部と仲がよいわけではない。俺とパリピウェイ勢の相性の悪さはべーわべー。べべべー。
「俺、実は海老名さんいいなって思ってて。今度修旅あるじゃん? そこで決めてーんだわ」
「⋯⋯そう」
「はぁ」
「え、マジ!?」
興味なさそうな反応を返した雪ノ下と一色に対して、前のめりの反応を示したのは由比ヶ浜だけだった。同じグループ内での話だから、興味津々ってところだろう。
しかし、かなり意外だった。確かに千葉村に行った際、戸部から海老名さんへの好意は聞いている。しかしわざわざ相談に来るという、具体的な行動を起こすとは思っていなかったのだ。
「なんで、そこでばっちり告白してオッケー貰えるように協力して欲しいんだわ」
オナシャス! と付け加えて軽く頭を下げる戸部。それに対する我が部の部長はというと。
「そういう依頼なら断るわ」
毅然とした物言いで、取り違えもないぐらいのノーを突きつけていた。
その態度があまりにもきっぱりしているものだから、酷く違和感を感じる。雪ノ下がここまですぐに依頼を断るなんてことは、今までなかったからだ。
「そこをなんとか! お願いします! 委員長!」
そう言って戸部は手を合わせながら俺に頭を下げた。いや、断ってんの雪ノ下なんだから雪ノ下に言えよ⋯⋯。それに俺、もう委員長じゃないし。
しかし戸部の肩を持つわけではないが、雪ノ下の即断は何か違う気がする。雪ノ下は以前、この部活動の基本理念は魚を捕って与えるのではなく、魚の捕り方を教えることだと言っていた。これでは捕り方を教えることすら放棄しているように感じるのだ。
「なあ。さすがに詳しい話を聞く前に断るってのは違うんじゃないか?」
俺が言うと、雪ノ下は一気に困惑顔になる。雪ノ下のその反応は、最後にいつ見たかってぐらい珍しい。
「まあ、告白を成功させろって依頼なら、無理って話になる可能性が高いけど」
「ひど⁉︎ そこをなんとか、オナシャス!」
恐らくは雪ノ下も抱いているだろう懸念についても言及すると、戸部はオナシャスループに入りかけていた。こいつ「うん」と言うまで繰り返しそうだな。
「戸部、もう少し具体的に話した方がいいんじゃないか?」
「あー⋯⋯、具体的にっつーと⋯⋯とりま修旅でお互いの魅力に気付いてからの盛り上がってきたところで付き合っちゃう? 的な?」
せっかく葉山が助け舟を出したというのに、何一つ具体的ではない上に魅力に気付いてもらってない前提だった。っていうかさっきから情報の精度が全然上がっていってねぇな。
「なんかこう、旅行のテンションの高さってあるべ? そこでわーっと、みたいな」
その上のっけから雰囲気頼みなのはどうなんだ⋯⋯。
はてさてみなさんの反応は、と思って周りの反応を見てみると、修学旅行に参加しない一色は興味がないのか携帯をポチポチいじっていた。そういうとこだぞ、いろはす。
「⋯⋯ってことらしいけど、どうだ?」
そう言って、視線を由比ヶ浜に向ける。もしも手伝うことになるのなら、メインで動かなくてはいけなくなるのは一番親しい由比ヶ浜だ。
「あたしは応援したいな。ちょっと寂しい気もするけど、付き合えたら素敵じゃん」
相変わらず、由比ヶ浜はブレなかった。友の幸せを純粋に願うその答えは、とても由比ヶ浜らしいと言える。
「うまくいったらな。けど戸部、もしも告白を受け入れてもらえなかったら?」
今度は戸部に視線を移すと、その目をじっと見る。
告白しなければ付き合うことはできないが、リスキーな行為には違いない。失敗すれば気まずさから関係が瓦解する⋯⋯なんて姿が容易に想像できてしまうからだ。肝要なのは、それも分かってのことなのかってことである。
「そりゃ振られるのはキツいけど⋯⋯まあ後のことはなんとかなるっしょ! っつーかそうならないようにサポートオナシャス的な」
どうにも楽観的な答えだが、引き受けるにしてもやはり『告白の成功』という条件は無理だろう。はかりようもなければ窺い知ることだってできない人の気持ちに依るものなら、なおさらだ。
どうする、と俺が雪ノ下に視線を向ける。気乗りしないのが分かっているが、最終判断は部長がすべきだろう。
未だ答えを出せない様子の雪ノ下は、口を開いては閉じるのを繰り返している。俺に倣うように由比ヶ浜もじっと見つめ続けていると、雪ノ下は「はぁ」と嘆息してから言った。
「⋯⋯分かったわ。サポートなら引き受けましょう」
「マジで⁉︎ あざっす! 助かるわー」
「ただし条件をつけさせてちょうだい。私たちはサポートはするけど、告白の成否については責任を負えないわ」
「そんなん全然オーケー牧場っしょ。よろしくオナシャス!」
戸部は今日で一番深く頭を下げると、いたく昂揚した声で礼を言う。なんだかなし崩し的に引き受けることになったが、大丈夫だろうか、こいつ。
「無理を言ってすまない。俺からも礼を言うよ」
別に自分のことでもないのに、葉山は「ありがとう」と言って頭を下げた。由比ヶ浜といい葉山といい、友の為にここまで行動するのだから大したものだ。
「細かい話はまたおいおい、ってことで今日のところはいいかな?」
「ええ」
葉山の言葉に雪ノ下が頷くと、戸部たちはもう一度礼を言って部室を出て行った。
残った俺たちは、さてどうしようかというところだ。
「結局、引き受けることになっちまったな」
「⋯⋯再考するように言ったのはあなたでしょう」
雪ノ下はジト目で俺を見てくるが、それを言ったら最終的に決めたのは雪ノ下だ。まあ、そう言うのは中々に性根が腐っていると思うので決して口にはしない。
「けど、うまくいくんですかねー。戸部先輩に彼女ができたところとか、想像できないんですけど」
思わず「それな」と同意してしまいそうになるが、一番の問題がそこなんだよなぁ⋯⋯。
うーんと黙り込むと、沈黙が沈黙を呼んで溜め息めいた息遣いしか聞こえなくなる。
本当、どうすんのこれ。べーわ、べー⋯⋯。
* * *
葉山たちが訪れてから数日が経過した。
依頼の翌日戸部から詳しいヒアリングを行ったが、実質成果は皆無。全部ニュアンスだけで話されてさっぱり実態が掴めなかったので、戸部は霊的な存在なのかも知れない。なので今度から戸部のことはスピリチュアル戸部と呼ぼうと思う。いや呼ばないけど。
「全然いい案が浮かびませんねー」
一色はそう言うと、疲れた身体をリフレッシュさせるように伸びをした。修学旅行には参加しないというのに、意外にも真面目に考えてくれている。
早いものでもう明日から修学旅行だ。今のところの進捗としては、二日目のグループ行動で俺と由比ヶ浜がサポートにまわれるように根回しをしたぐらい。三日目の自由行動も行き先に目星はつけたが、どう二人をくっつけるかが難しい。
「やっぱりギャップ? かなぁ。普段のノリとは違って、決めるところはビシッと決める、みたいな」
由比ヶ浜はそう提案するが、戸部がビシっとしているところが想像できなかった。多分あいつ、サッカーのゴールぐらいしか決められないぞ。
こと恋愛もビシっと相手のゴールに決めてくれればいいのだが、何せ相手はあの海老名さんだ。ゴールが狭い上にキーパーがやたら手強いのである。
「不良に絡まれているところを助けて吊橋効果⋯⋯。サブリミナル効果も使えないかしら」
そしてさっきから雪ノ下の発言は不穏当であった。冗談だとは思うが、半分ぐらいは本気で言ってそうなのが怖い。
「一応聞くけど、その不良はどうやって用意するんだ?」
「金髪のかつらをかぶったヒッキー?」
「あ、それちょっと見てみたいですね」
「やっぱり俺なのか⋯⋯」
連日こうして話し合ってはいるが、アイデアは出尽くしロクでもない案しか浮かんで来ない。
なかなか話が進展しないのは、海老名さんのゴール⋯⋯というかストライクゾーンが見えない為だ。由比ヶ浜曰く、そういう話になっても腐な会話になってちっとも好みが分からないらしい。
「参考に聞くけど、お前らならどんな相手なら付き合いたいと思うんだ?」
こうしてこの場にいる面子に聞いたとてサンプル数としてはかなり少ないが、何もヒントがないよりはマシだ。
そう思って聞いたのだが、三人ともピタと動きを止めてしまった。数秒そうしていたかと思うと、また時を取り戻す。何なの、その反応⋯⋯。
「わたしは⋯⋯自分の行動に責任が持てる人とかですかね」
行動と、責任ね。なんだか随分年上の相手に求めるような条件だ。
戸部の責任感が如何ほどのものかは分からないが、告白が失敗してもなんとかなるっしょー的なノリに責任感を感じることはできない。
「あたしは⋯⋯いつもはクールな感じなのに時々熱かったり、優しかったりとか?」
いつもはクール、というのは全く戸部には当てはまらなかった。
優しいかどうかは分からないが、時々熱いというよりいつも暑苦しい。あと鬱陶しいうるさい。やだ八幡さんただの愚痴になってますわよ!
「好きな異性のタイプというなら、私は比企谷くんみた」
「分かったもういい。みなまで言うな」
こいつさっきからやべぇことしか言わないのかよ、と思って言葉を遮った瞬間だった。
奉仕部の部室に、ノックの音が鳴り響いたのは。
「どうぞ」
「失礼します」
そう言って部室に入ってきた人物を見て、俺は息を呑んだ。
肩口までの髪はさらりと流れ、薄いフレームのめがねの向こうで大きな目が光る。めちゃくちゃ目立つわけではないが、よく見ると可愛い、気づく人は気づいているいわゆる隠れ美少女。
今まさに話題の中心であった、海老名さんその人が現れたからだ。
「って姫菜じゃん。やっはろー!」
「や、結衣。はろはろ~」
謎挨拶にコンビニスイーツみたいな挨拶が返されると、二人は小さく手を振り合う。まったく違う言葉をかけ合っているのに仲よさげに見えるのだから不思議なものだ。
「どうぞ、かけて」
雪ノ下がそう言うと、海老名さんは客人用に出していた椅子に座る。
その隣に座っていた一色が居住まいを正すと、海老名さんはゆっくりと口を開いた。
「あのね、ちょっと相談があって来たんだけど。っていうかヒキタニくんがいるならお願いになっちゃうかな」
「へ⋯⋯?」
いや、一体何のことだ。雪ノ下たちは呆気に取られる俺を見てくるが、当然俺が知るよしもない。
まさか戸部から海老名さんへ告白しようとしているのを察知して、止めてくれって依頼じゃないよな⋯⋯。
固唾を呑んで次の言葉を待っていると、海老名さんはすっと深く息を吸い込んだ後に言った。
「ヒキタニくん、前に文化祭の実行委員長をやってたじゃない? 光属性の隼人くんに闇属性のヒキタニくんって絡みが推し要素なのに、最近ヒキタニくんが光属性手に入れちゃったんだよね。キャラガチャで言うなら新衣装キャラ登場! みたいな感じで! もうこれ以上ないぐらいのワクテカ展開っていうか、そういうのもっと見たいので、修学旅行は熱いハチ×ハヤをどうぞよろしくお願いします!」
――絶句、というのは今この時の為にあるのだろう。
途中からメッチャ早口になった海老名さんが言い終わった後に残るのは、耳が痛くなるほどの沈黙である。
「結衣も見たいよね! そういうの!」
「いやー、あー⋯⋯うん。どうだろー、的な?」
「雪ノ下さ」
「結構よ」
「一色さん! あなたも一緒にどう?」
由比ヶ浜と雪ノ下の反応は分かってのことなのだろう、海老名さんは一色に矛先を変えるとギギッと椅子を引きずって詰め寄る。
なんだか海老名さんらしくて安心はするのだが⋯⋯マジで何しに来たんでしょう、この子。
「いやまあ、悪くはないとは思いますけど、わたし修学旅行には――」
「うんうん! そうだよね! 尊いよね! 一緒に鑑賞できないのは残念だなー。こっそり写真撮って送るね?」
「あ、はい。それはお願いします」
っておい一色さん勢いに負けちゃったよ。あと海老名さん、本人の前で盗撮予告するのやめて下さい。
どこまで本気なのかは分からないが、海老名さんと一色が連絡先を交換し始めたのを見て溜め息をついた。戸部のサポートだけでも大変そうなのに、盗撮に備えなきゃならないとか無理ゲーすぎる。
ああそうだ、戸部。
戸部の好みは分かっているが、海老名さんの好みが分かっていないから話が進まないんだった。
だから海老名さんがこの部室を訪れたのは間違いなくチャンスだ。特にまだそれほど親しくない一色なら、聞きやすいだろう。
「⋯⋯」
気づけ、気づけ⋯⋯と念を送りながら一色の方を見る。
俺の視線に気づいた一色は、はてと疑問符を頭の上に浮かべた。視線を合わせたまま海老名さんの方を顎で指すと、ようやく合点がいったようだ。
「ところで海老名先輩って、どうして先輩と葉山先輩の組み合わせが好きなんですか?」
ってそっちじゃねぇよ!
俺がガックリと肩を落とすと、よくぞ聞いてくれましたとばかりに海老名さんは一色の手をとった。
「一色さん、興味湧いてきたんだね! それでは説明しましょう。ハチ×ハヤの真髄を――」
――そこからの数分間の会話は、途中で脳が情報をブロックし始めたので覚えていない。
海老名さんがヒートアップするにつれて俺たちはクールダウン、というか魂が抜かれていくような気がした。
「そ、そうなんですねー」
ようやく海老名さんによる推しポイント解説が終わると、一色は普通に引いていた。聞き慣れないワードが多すぎて思考がフリーズ気味なのが見て取れる。
「その、推しカプ? の趣味はよく分かったんですけど、海老名先輩自身の好みってどんな人なんですかね?」
と、ここで一色は脱線状態から復帰を試みる。なるほど好きな話題で饒舌にさせておいて、本音を探る作戦か。どうやら一色は俺が思っていたよりずっと賢いらしい。
「私自身の、ね⋯⋯」
その質問は想定外だったのだろう、ふむと海老名さんは思案顔になる。
腕を組み組みうーんと唸り、導き出したその答えは。
「闇落ち隼人くんか光の使者になったヒキタニくんかな☆」
「「「⋯⋯」」」
⋯⋯やっぱり腐っていた。
すっとぼけた回答にズコーっとずっこけるかと思いきや、何故かピキンと固まる奉仕部の面々。何なんだよこの空気は⋯⋯。
「というわけで、修学旅行はよろしくね」
散々腐の瘴気を撒き散らした海老名さんは、そう言って立ち上がると部室を後にした。場を腐海に変えて去っていくとか、前世王蟲だったんじゃねぇの。
「どうするかね、これ⋯⋯」
俺がそう呟くと、やれやれと一色はかぶりを振った。
「本当、どうしようもないですね⋯⋯」
「ほんとそれ⋯⋯」
「まったくね⋯⋯」
「⋯⋯えらく海老名さんに辛辣だな」
急にどうしたの君たち、と視線を巡らせると。
「「「はぁ⋯⋯」」」
そんな盛大な溜め息を返されて、俺は首を傾げるしかないのであった。
ということで、修学旅行編スタートです。
八幡はもう、一生気付かないかすっとぼけていればいいと思います。
次回からは修学旅行当日のお話です。
引き続きお楽しみください!