オリ主が転生して多重人格に成った才人とゼロの使い魔へ旅立つ話。
此処は地球の日本国の神奈川県の茅ヶ崎市の赤羽根に住む土工マン。
その土工マンはユンボのバケットに弾かれ、飛ばされた先で叩きつけられ亡くなった。
目が覚めたら、知らない場所に居た。
「ほへっ?」
「やぁ。
僕はテト。
ディスボードに登場する神様」
「おおっ!クギミーの声だ!ノーゲーム・ノーライフで不戦勝で唯一神に成ったテト?」
「うん。その唯一神が僕だよ」
「ところで、俺は重機に弾かれて叩きつけられた記憶が有るけど、俺死んじゃった?」
「うん。
叩きつけられた後にとどめを差すかのようにグシャってバケットに潰されたから、
気絶した君は痛みを感じる事無く死んじゃったんだよ。
そこで天寿、運命、寿命半ばで死んでしまったイレギュラーな不幸事象に遭った君は僕の権限で僕の権能の及ぶ範囲で転生させる。
所謂神様転生って奴だね」
「成る程・・・物語のゼロの使い魔の世界へ転生は可能なのか?」
「勿論可能だよ」
「先ず、平賀才人に憑依する事、
オラクル細胞の身体、
平賀才人の人格との共存、
俺の記憶に存在するモノへの変身能力、
分身体を造る能力、
以上が俺が求める物です。
可能?」
「可能だよ。
それだけでいいの?」
「これだけで良いよ。
これだけでも望み過ぎだと思ってる」
「まだまだ望んでも良いのに、
他の人達はもっと沢山望んで要求してくるのに」
「俺はこれが叶うなら十分だよ」
「そう。
ならば転生させるよ。
君が望んで、君が生まれる、ゼロの使い魔の世界の地球へ」
「あぁ、よろしく頼む」
「頼まれよう。
任せといてよ」
「何から何まで有り難う」
「良いんだよ。
これは僕達神々の都合なのだから」
そうして俺は意識が薄れていった。
◇ ◆ ◇ ◆
「おぎゃー!おぎゃー!」
『生まれたての才人小っちゃい』
才人が生まれた瞬間が俺の生まれた瞬間でも有る。
それから月日が流れ、俺は一人称を俺から私に変え、思念体の姿をホワイト・グリン子(WHITE-GLINT/GIRL)に変え、現実に現れる身体も同様に変えた。
私は才人を優しく甘やかす事無く甘えさせ、成長を見守る。
授業で出た才人が解けない問題の解き方の解説をしたり、愚痴を聞いたり、相談に乗ったり、時々突き放してみたりと様々に愛情を惜しむ事無く才人に注ぐ。
そうして運命の日はやって来た。
修理に出していたノートPC受け取った帰り道に空間に浮かぶ鏡を見つけ、才人は興味を持つ。
粗方観察を終え、手を伸ばすとその鏡に才人は吸い込まれ、私達はハルケギニア国トリステイン魔法学院へ旅立った。
導入話は如何だったでしょうか。
オリ主は原作主人公平賀才人の第二人格として憑依転生しました。
オリ主のオラクル細胞で才人も傷一つ付かない身体に成って、生存力だけは最強と成っております。
オリ主の荒人神、ホワイト・グリン子がメインの視点で書いていきます。