空想ヒーロー   作:UFOキャッチャー

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新しく書き始めました。
色々すみませんm(__)m。


中学生編
【1】自己紹介と遭遇


俺の名前は擬魅白郎(まがみはくろう)出須多(ですた)中学校に通う中学生だ。ちなみに2年生である。そして俺には前世の記憶がありこの世界を知っている。そう、いわゆる俺は転生者である。

 

 

 

 

 

 

ある日、俺は自分の好きな漫画の最新刊を買いに駅のショッピングモールの中にある本屋に出掛けていた。そして、ショッピングモールの本屋に到着するとお目当ての漫画本と、他の好きな漫画本も何冊か買い終え、ショッピングモール内の階段を下りていると大きな揺れが発生した。そう地震である。地震というのは突然起きるもの。当然、周りの人々は驚き慌てふためく。だが驚きながらもその場にしゃがんだり、持っている鞄などを頭に被せたりなど身の安全を守っていた。しかし俺は階段を歩いていた。これだけ言えばお分かりだろう。そう、俺はその場でバランスを崩し階段から転げ落ち頭を床に強く打ちつけてしまった。頭から流れ出る真っ赤な血。このとき俺は瞬時に理解した… あ、これ死ぬわ …と。それから地震が治まると周りにいた通行人が近寄り声を掛けてくるが俺の意識は薄れていく。スマホを取り出し救急車を呼んでいるのだろうか…とてもありがたい、が俺はもうすぐ死ぬから無意味だ。

 

(ああ…どうせなら最新刊読みたかった……)

 

薄れゆく意識の中であれがしたかった、こんなことがしたかったなど色々な事を思い返す。ああ、これが走馬灯というものかと思う青年。

 

(もし漫画や小説みたいに第二の人生があるなら…好きな漫画の世界に生まれ変わりたい…そうだな、どうせならあのヒーロー漫画(僕のヒーローアカデミア)の世界がいいな…)

 

青年が最後の願いごとのようにそう思っていると、無機質な声が突然青年の頭の中に響く。

 

《確認しました。転生先、僕のヒーローアカデミア……成功しました》

 

(なんだ?何か声がしたような……ああ、転生できるのならどうせ強い力…チートが欲しいな…そうだな、頭で想い描いた力を使えるとか強そうだ…)

 

《確認しました。個性【空想】を獲得…成功しました。ただし、世界の均衡を保つため制限が課せられます。能力などを作製する際、作製できない能力はメッセージが表示されます》

 

(なんか、ゴチャゴチャと声がうるさいなぁ…あぁ、あと顔とか身長はカッコよくて高いのがいいかなぁ…)

 

《確認しました。身体に関する情報を高レベルに設定します…成功しました》

 

(あー…もうダメだ…眠くなってきた…まぶたが重い…ここで終わりか…)

 

 

 

 

 

 

…っとまあこんな感じだ。ここで終わりかなんて思ったらこの世界に生まれ変わって、いや転生か?まあ別にどっちでもいい。まあ簡単にまとめれば事故死からのメチャ強い能力授かってこの世界(ヒロアカ)に誕生。それから生みの親と平和に暮らしていたんだけど、その親は少し前に車による事故で死んでしまった。俺もその車に乗っていたんだが奇跡的に助かった。まあ、無傷ではなかったけど。生みの親が死んだあと俺の親権は父の兄、つまり伯父が引き取ってくれたんだが…この伯父、なかなかぶっ飛んでいるというかいい加減と言うか基本放任である。2人で生活していくのかと思っていたら…

 

『野郎と一緒に生活はしたくねえから白郎!お前1人暮らししろ!今後の為にもなる!ああ、安心しろ!金とかその他いろいろはちゃんとするから!』

 

これ聞いたときはこの人マジかなんて思ったもんだ。父親は結構真面目な性格だったたから本当に兄弟なのかと疑ったよ。だが言葉の通り金とかその他いろいろはちゃんとしている。恐らく楽をするためには努力を惜しまないタイプなのだろう。まあこちらとしても1人暮らしは気楽だからいい。まあ掃除・洗濯・炊事は面倒だがな。さて、自己紹介はこのぐらいにしておこう。冒頭に言ったように俺はいま中学2年生である。そしてもうすぐ夏の休み…そう夏休みがくる。それにともなって学校では今後の進路を考えておくようにと担任を他の教師が俺たち2年生に言っている。一応俺の進路はヒーロー…つまり雄英高校への進学である。事故で死んだ親の最後の言葉も《白郎…あなたのその力は多くの人々の為に役立てなさい…頑張って…あなたなら…》、こんな言葉を言われちゃ目指さないわけにもいかないしな。そんなわけで俺はいま、勉学に励み個性の鍛錬を続けて充実した日々を送っている。

 

白郎がどこの誰に向けてか分からないがそう思い話していると授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。

 

教師「よーし、今日はここまでだ。忘れ物しないよう下校するんだぞー」

 

生徒「「「は~~い!」」」

 

教師「ああ、それと擬魅。後で職員室に来るように。進路どこにするのか聞くから。今日君の番ね」

 

擬魅「あっ、自分雄英です。これでいいすか?」

 

擬魅が職員室に行くまでもなくその場で答えるとその答えにクラスメイト達は驚いた。

 

生徒「擬魅くん雄英志望なの!?すごっ!!」「雄英って倍率ヤバいんだろ!?」「確か300倍じゃなかったっけ?」

 

生徒「でも擬魅、成績いいし納得」「それに個性も強いしねー」「確かに~!」

 

教師「おう、分かった。雄英だな。今んとこ成績は大丈夫だが怠るなよ?」

 

擬魅「了解でーす」

 

その後、ザワつく教室を後にする擬魅であった。そして、あれから数日が経ち学校は夏休みになり生徒達は各々の休みに入るのであった。

 

――街中(まちなか)――

 

擬魅「暑っつ…まだ7月だろ……」

 

当面の生活費を銀行でおろしてこようと自宅を出た擬魅は、7月とは思えない暑さに文句を言う。そんな暑いなか足を進めていると擬魅の進行方向の数m先で3人の男達が1人の女性に絡んでいた。

 

男①「彼女ひとり?おー結構可愛いじゃん。俺らとお茶しねぇ?」

 

男②「へー、ギターやるんだ。俺らに教えてくれよ~」

 

男③「俺らも君にいいこと教えてあげるからさ~♪」

 

??「えっ、いや…うち用事あるんで」

 

男①「ちょっとでいいからさ?ほら行こうぜ!」

 

??「ちょっ!いや、はなして!」

 

3人のうちの1人が女性の腕を無理やり掴んでどこかに連れて行こうとする。女性は腕を振り払おうとするが力の差がありすぎて振りほどけない。

 

擬魅「あ~なんでこんな暑っちーんだよ…ん?」

 

男②「あん?」

 

暑さに対して1人愚痴っていると無理やりナンパしている3人の男の内の1人と目が合ってしまう擬魅。

 

男②「なんだよ兄ちゃん、なに見てんだよ?」

 

擬魅「……」

 

男②「無視かコラぁっ!!」

 

男③「おいどうした?」

 

男②「いや、なんかアイツが見てきたからよ、何の用だつったのに無視すんだよ」

 

男③「ほぉー…おい兄ちゃん、変な正義感だして邪魔すんなら容赦しねぇぞ?」

 

自分たちのしている行為が良くないことと認識しているのか、擬魅に対して釘を差す男。それに対して擬魅は…

 

擬魅「そっすね…痛い目にあいたくないし…」

 

??「なっ……!?」

 

男③「そこまで分かってんならとっとと失せ……」

 

擬魅「だが断る!!」

 

男③「な…あ˝あ゛!?」

 

擬魅「この擬魅白郎が最も好きな事の1つは、自分が強いと思っている奴にNOと断ってやることだ!!」

 

男③「あ˝あ˝ん!?だったら痛い目見させてやろうじゃねぇか!!」

 

男②「あーあ…ケンちゃんキレちゃったー」

 

男①「早く謝ったほうがいいよ~。ケンちゃんキレるとまじヤバいから」

 

男②「まっ、謝ったとしてもボコボコだろうけどなww!」

 

男①「違ぇねえ!ギャハハハハっ!!」

 

キレた男が擬魅にズンズンと近づき目の前までくる。女性はというとその様子を黙って見ているしか出来なかった。

 

男③「おうクソガキ、覚悟は出来てんだろうな?」

 

擬魅「女性にモテたいならまずは痩せたらどうですか?それにその体型じゃ暑いでしょ?」

 

男③「ブッ殺す!!」

 

男が右腕を後ろに引き上げ思いっきり力を込めて殴ろうとする。そして擬魅の顔面めがけて男の拳が放たれる。女性は思わず目を逸らしてしまう。

 

??「……(あれ?なんの音も…?)……!?」

 

男①「おいケンちゃん…なっ、何してんだ?」

 

男②「どうしたのさケンちゃん!なんで寸止めなんかしてんだ!?」

 

男の拳はまさに擬魅の顔面の約3㎝手前で止まっていた。その光景にその場にいる一同は驚く。だが一番驚いて…いや、理解が追いついていないのは拳を放った本人であった。

 

男③「てめぇっ!…一体…何を……しやがった!!?」

 

擬魅「どうしました?ああ、太っているから腕がつってしまったんですか?」

 

男③「ふざけんな!テメェが何かしたんだろーが!」

 

擬魅「ああ、1つ忠告しておきますね。このようなナンパのやり方は法に触れますのでやめた方がいいですよ。では、回れ右」

 

男③「お˝…かっ、体が勝手に……!!」

 

男の体が本人の意思に関係なく仲間たちの元へ向かっていく。それはまるで操り人形のようにぎこちない動きで。

 

男②「あ、あれケンちゃん…?なんでこっちに―きブっ!?」

 

男①「ちょっ!何してんだケンちゃん!!」

 

男③「ちっ、違う!俺じゃない!体が勝手に!!」

 

男①「何わけわかんねぇこと言ってやが―ってうおっ!」

 

??「……???」

 

ぎこちない動きで戻って来たかと思えばいきなり仲間に殴られる男たち。その目の前で起きていることに理解が追いつかない女性。

 

擬魅「ほら、今のうちに逃げよ…!」

 

??「えっ…あっ、う、うん!」

 

男たちが混乱している隙に女性の手を掴み、その場から駆け足で離れる擬魅と女性。

 

男①「なっ!てめぇ待ちやがれ!!」

 

擬魅「ああ、このままじゃいけない。はい解除」

 

男③「おっ…!?体が自由に!やっぱテメェが…!!」

 

擬魅「これはおまけだ…六輪咲き(セイスフルール)

 

男①「うお!?体から腕が…!!?」

 

擬魅「スパンダ!!」

 

ズパパパパパン!!!

 

男①③「「ほげぶばばばっ!!?」」

 

突然自分の体から腕が生えてきたかと思えば次の瞬間には頬に強烈なビンタをお見舞いされる男たち。

 

??「……すご…」

 

擬魅「ほら、騒がしくなる前に逃げるぞ…!」

 

??「あっ、う…うん!」

 

騒がしくうなると色々面倒くさいことになるので2人は駆け足でその場を後にする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――公園――

 

??「はあっ…はあっ…いろいろ疲れた…」

 

擬魅「はいこれ」

 

??「えっ、あ…ありがとう…」

 

ギターケースを背負って走ったため女性は息を切らしながらベンチに座り込む。そのベンチの隣にある自販機で飲み物を購入し手渡す擬魅。そして擬魅も飲み物を購入し女性が座っているベンチに一息つきながら座る。

 

擬魅「はあ~…暑いからその分疲れた…あちぃ…」

 

??「あの…」

 

擬魅「ん、なに?」

 

??「助けてくれて…ありがとう…!」

 

擬魅「ああ、気にするな。俺が勝手に助けただけだ…まあ一応…どういたしまして…♪」

 

??「あはは、なにそれ(笑)…!」

 

擬魅「えーと、一応自己紹介しとくは、俺は…」

 

??「まがみ…はくろうだっけ?」

 

擬魅「……俺、名前言った?」

 

??「あの男たちの前で堂々と名乗ってじゃん」

 

擬魅「そういやそうだったな…まあ改めまして、俺は擬魅白郎。出須多(ですた)中学の2年だ」

 

耳郎「えっ!同い年だったの!?あ、うちは耳郎響香。辺須瓶中学の2年だよ」

 

擬魅「辺須瓶っていうと確か隣の区にある学校だったけ?(うおぉぉ…まさかと思ってたら本当に耳郎だったとは…しかも距離は一駅で行ける距離…まあそれでもだいぶ広いけど…)」

 

耳郎「そうだよ。今日はこの街にある行きつけのギターショップに用があったんだけど、運が悪いことに変な輩につかまっちゃって、どうするか困ってる所にアンタが助けてくれたってわけ。あれは本当に助かったよ!ほんとありがとう!!」

 

擬魅「そりゃ災難だったな。いやまあ、一応ヒーローを目指す者として出来る事を俺はしたまでだ」

 

耳郎「!…そっか、擬魅はヒーロー目指してんだ…すごいな…」

 

この言葉を聞いた擬魅はなにかが引っ掛かり耳郎に問いかける。

 

擬魅「……耳郎は、ヒーローを目指してないのか?」

 

耳郎「…………迷ってんだよね…。ほら、見ての通りうちって音楽好きだからさ、音楽かヒーローどっちの道に進もうかなって……」

 

擬魅「なるほど…。じゃあどっちもすればいいじゃね?」

 

耳郎「えっ…!?」

 

擬魅「どっちもすればいい。音楽も、ヒーローも」

 

耳郎「そんな…いいのかな…?。どっちもだなんて…。それにうちの個性そんなに強くないから…」

 

擬魅「周りが気になるか?」

 

耳郎「……うん」

 

擬魅「まあ、人を凌ぐってのも楽じゃねぇしなぁ…」

 

耳郎「……」

 

擬魅「だが…笑われていこうじゃねぇか(笑)」

 

耳郎「えっ…?」

 

擬魅「高みを目指せばその高みを馬鹿にする奴も出てくるもんだ!笑いたい奴は笑わせとけばいい!いちいちそんな奴を相手にしていたら時間の無駄だ!そしてそんな奴を黙らせるには結果を突きつけてやるしかねぇ!!」

 

耳郎「…!!」

 

擬魅「ダハハハハっ!!夢は1つだけだと誰が決めた?神か?仏か?悪魔か?んなもんねぇんだよ!自分がやるって決めたんならやるまでだ!……っといけないいけない。つい熱くなっちまった」

 

擬魅はつい熱くなり持論を語ったことを謝りながら耳郎の方を振り向く。すると…

 

耳郎「……そう…だよね!…うん決めた!擬魅、うち目指すよ。ヒーローを…!」

 

擬魅「そんな簡単に決めちまっていいのか?」

 

耳郎「いい!あんたの言葉聞いてさ、上手く言葉に出来ないけど気持ちが晴れたんだよね!ありがとね擬魅!」ニカッ!

 

擬魅「……お、おお。そりゃあよかった…//(やべぇ…笑顔めっちゃカワイイ…)」

 

不意を突かれた笑顔に思わず照れてしまう擬魅。

 

耳郎「…?どうしたの?なんか顔赤くない?」

 

擬魅「うぇ…!?あ、ああ!大丈夫だ!」

 

耳郎「あっ、そうだ。連絡先交換しない?せっかく知り合ったんだし!」

 

擬魅「お、まじで?」

 

耳郎「うん。それにこれからヒーロー目指すからその…擬魅がいるとその…心強いし!…//」

 

擬魅「ありがとよ!俺で役に立てるなら光栄だ」

 

その後、2人はスマホを取り出し互いの連絡先を交換し、各々の用事を思い出したためその場を解散した。

 

??「………………中坊のガキのくせに…!調子に乗りやがって…今に見てろよ…………!!」

 

そして、身勝手な人間が2人のどちらかに悪意を向ける……。

 

 

 

 

 




ヒロアカの世界はスターウォーズの地名が用いられているのでオリ主の学校もそれっぽくしました。出須多(ですた)中学校/デス・スター
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