【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~O×T『UNION』~♪


第101話 パジャマパーティー(後半)

時刻は午後8:00……

 

パジャマパーティーが始まり、直喜も段々雰囲気に慣れてきているようだ。その証拠に……

 

直喜「よし、レーザーで攻撃しよう!」

 

六花「OK、直喜隊長!アカネ、分離するよ!!」

 

アカネ「OK~♪」

 

なみこ「うわっ!?あっぶな!!」

 

はっす「この怪獣、中々の強敵だなぁ…」

 

ウルトラマンFENで盛り上がっていた。地球防衛軍モードで遊ぶ彼らは【ウルトラマン80】に登場する防衛組織『UGM』として戦闘機を操作して怪獣と戦っている。隊長の直喜は『スカイハイヤー』を操作し、六花は『シルバーガル(α号)』、アカネは『シルバーガル(β号)』、なみことはっすは『UNDA戦闘機』を操作している。中でも、UNDA戦闘機は、毎回撃墜されるという悲しいお約束があるのだが…直喜の的確な指示により、撃墜されることはなかった。

 

直喜「あっ!!80だ!!」

 

ある程度怪獣の体力を減らしたところで、ウルトラマン80が降臨した。

 

直喜「80を援護しよう!各隊、ミサイルで怪獣を攻撃して!」

 

4人「「「「了解♪」」」」

 

80が怪獣と戦う中、一同は80の援護に入る。直喜のスカイハイヤーは怪獣の気を逸らしながらミサイルを放つ。六花とアカネのシルバーガルとなみことはっすのUNDA戦闘機はミサイルで怪獣を攻撃する。

 

直喜「なみこちゃんとはっすちゃんは引き続きミサイルで、六花ちゃんとアカネちゃんはレーザー砲に切り替えて!」

 

スカイハイヤーとシルバーガルはレーザー砲で怪獣を攻撃、UNDA戦闘機は引き続きミサイルで怪獣を攻撃し、怪獣の体力を減らしていく。80は『サクシウム光線』を発射…見事怪獣を撃破し、地球防衛に成功した。

 

ハイタッチをして喜びを分かち合った後、バトルモードで戦うことに……ゼアスを選択した直喜は、ギマイラ相手に無双をし始める。

 

なみこ「この怪獣って、結構強い怪獣だったよね?」

 

アカネ「ギマイラは確か、イトウチーフを怪獣にしたり、吸血した人間を操ってUGMを襲ったりしたんだよね?」

 

直喜「うん!そんな怪獣を許すわけには行かないよ!!」

 

ギマイラは【ウルトラマン80】に登場した吸血怪獣であり、角からは光線を発射する。口からは霧を吐き出して、触れたら爆発するのだ。長い舌で生き血やエネルギーを吸い取るだけでなく、電流を流すこともできる。多彩な武器を使う怪獣であっても、ウルトラ博士と呼ばれる頭脳を持つ直喜の敵ではない。

 

直喜「ッ!!」カチカチッ!!

 

ゼアス『シェアッ!!』ドゴォッ!!

 

ゼアス・ドロップキックを受けたギマイラは、仰向けに倒れる。

 

はっす「おぉ、直君が圧してる!」

 

六花「直喜、頑張れ!」

 

フラフラゲージがMAXになったタイミングで、ゼアス・ニーキックを繰り出して吹っ飛ばし、エネルギーを貯める。

 

直喜「これで、トドメだ!!」

 

エネルギーが貯まると、直喜は必殺技を発動する。

 

ゼアス『ジェアッ!!』

 

ゼアスはバレエの『アティチュード』のような片足立ちの姿勢を取ると、超高速で回転しながらギマイラへと迫って行き…ギマイラを蹴飛ばした。ゼアスの『スーパーゼアスキック』を受けたギマイラは、体力ゲージが0になり、爆発した。

 

六花「良かった、直喜が勝ったよ…!」

 

アカネ「高い知能を持つ怪獣だって、直喜君の敵じゃないって♪」

 

なみこ「ねぇ直喜、もしギマイラが出てきちゃったらどうやって倒すの?」

 

直喜「頭の角を最初に壊すかな…その前に、長い舌を伸ばしてきたらそれを掴んで投げ飛ばしちゃう。尻尾だって投げ飛ばしやすいし、回って回って目を回しちゃおうかな?その間に角を壊して戦闘力を落とせば…」

 

はっす「それじゃあギマイラもノックアウトだ♪」

 

次に、六花の番がやって来る。『ウルトラマンアグル』を選択し、金属生命体『アルギュロス』と戦う。

 

六花「あっ、アルギュロスが…」

 

体力が残り7割程度になった時、アルギュロスは『にせウルトラマンアグル』になった。

 

直喜「これね…アグル対アルギュロスになった時にしか見られない特殊演出なんだよ?」

 

ウルトラマンFENでは、一定の条件を満たせば特殊演出を見ることができる。

 

六花「よし、これで終わりかな?」

 

フラフラゲージがMAXになったにせアグルを吹っ飛ばし、エネルギーを貯めた六花は『フォトンクラッシャー』を発動する。すると、にせアグルも同じようにフォトンクラッシャーを放とうとしてくる。

 

はっす「おっと、六花さんどうする~?」

 

なみこ「多分ボタン連打って表示されるよね?マルボタンかな?」

 

直喜「ボタン連打って出たら、マルボタン連打だよ?」

 

アカネ「あっ、始まった。」

 

画面に『ボタン連打』と表示された時、六花は必死でマルボタンをカチカチ連打する。結果…六花のアグルがにせアグルのフォトンクラッシャーを押し退け、にせアグル(アルギュロス)の撃破に成功した。

 

直喜「よし、六花ちゃんの勝ちだ!」

 

六花「直喜…♪」

 

自分の勝利を喜ぶ直喜を見て、思わず笑みがこぼれる六花。次はアカネの番なのだが、アカネはウルトラマンではなく怪獣を選択した。選んだのは宇宙忍者と呼ばれる宇宙人『バルタン星人』だ。

 

アカネ(直喜君のために、たっくさん練習したんだ~♪まぁ課題をやり忘れて先生に怒られちゃったけど…)

 

バルタン星人を巧みに操り、圧倒的な勝利をおさめたアカネ。

 

直喜「アカネちゃんうまいね!!」

 

アカネ「ありがと~♪でもぉ、直喜君には敵わないって~w」

アカネ(直喜が褒めてくれた褒めてくれた褒めてくれた褒めてくれた!!キャー♪)

 

心の中で直喜から褒められたことを大喜びするアカネ。なみこは『ウルトラマンナイス』を選択し、ザゴン星人に苦戦しながらも勝利した。はっすはブラックテリナを選択し、ちょっぴりセコい戦法で勝利をもぎ取った。

 

 

 

ウルトラマンFENで遊んだ後、布団に入って噂話をすることに……

 

なみこ「ねぇねぇ六花さんさぁ?」

 

六花「何?」

 

はっす「前にウチらと遊びに行った時なんだけど、炭酸苦手だったりする?」

 

六花「な、何でそう思うの?」

 

なみこ「炭酸飲む?って聞いた時、拒否してたじゃん?あっ、そうだ直喜は?直喜は炭酸いける?」

 

直喜「ぼ、僕…!?えっと…僕、炭酸はウルトラサイダーぐらいしか飲まないなぁ……」

 

アカネ「私もウルトラサイダー大好き♪行き詰まっちゃった時とかに飲むと、何だかスッキリするからねぇ~♪」

 

直喜「それはすっごく分かる。勉強で解かんない所があって、ウルトラサイダー飲んだら頭が回るようになったりするし…」

 

六花「えっ、何々?ウルトラサイダーって、飲むと学力上がるの?」汗

 

直喜「ウルトラサイダーは普通のサイダーとあんまり変わんないよ?」

 

直喜は真顔で六花にやんわりとツッコミを入れる。六花は思わず顔を赤くそめた。

 

六花(そんなに真顔でツッコまれると恥ずかしいって…!!///)

 

アカネ「六花ってば変なの、普通のサイダーなのに…」

 

なみこ「結論、六花は炭酸飲料が苦手だと考えられる。」ウンウンッ

 

六花「いや納得しないで!!」大汗

 

テンパり始めた六花は、ウルトラサイダーを1つ手に取ると、缶を開けて…

 

六花「私だって飲めるから!」

 

なみこ「やめときなって!!」

 

サイダーを一気に飲み干した。その結果…

 

六花「うぅ…き、気持ち悪い……」

 

ベッドに寝込み、ダウンしてしまった。

 

なみこ「あ~あ、言わんこっちゃない…」汗

 

直喜「り、六花ちゃん…だ、大丈夫…?」

 

直喜が声をかけた途端、六花はガバッと布団から起きた。

 

六花「心配してくれたんだ、全然へっちゃら♪」

 

直喜「よ、良かったぁ…」

 

はっす「復活早っ…」汗

 

六花が復活したタイミングで、噂話は再開する。

 

なみこ「そういやさ、風の噂で聞いたんだけど…ウチらのクラスにいたAって奴、引っ越してったらしいよ?」

 

はっす「あぁ…いっつも直君を睨んでたアイツねぇ……」

 

直喜「知って……ううん、それは知らなかった…残念だなぁ、仲良くなりたかったのに……」

 

アカネ「直喜君、心広すぎだって~…あんなに酷いことされたのに……」

 

なみこ「えっ?アイツ直喜に何をしたの?」

 

アカネ「直喜君にプレゼント渡したら、ソイツが直喜君に文句言ってきたの!!マジで最悪だった、折角直喜君が喜んでたのに…」

 

六花「私も似たようなことあった。隣のクラスのCって奴、直喜にあげたプレゼントを盗ろうとしたんだよ?マジで最低だよね?」

 

はっす「そりゃあ最低だねぇ?直君、大丈夫だった?」

 

直喜「だ、大丈夫…」

 

アカネと六花が直喜にプレゼントを渡したところ…Aは直喜に文句を言い、Cはプレゼントを盗ろうとしたのだ。そんな彼らは、六花とアカネによって成敗されたのだが……

 

直喜(どこに引っ越したんだろう…でも、マートさんは……)

 

直喜は最後まで、彼らとも打ち解けたいと思っていた。しかし、それは叶わない夢……そもそも、彼らは直喜と仲良くなることを拒んでいたのだから尚更だ。

 

アカネ「話変わるんだけど…直喜君には、好きな人っていないの?」

 

直喜「っ!?」

 

アカネの言葉に、ビックリする直喜。

 

直喜「ま、ままま…まだ、お付き合いは…ちょっと……」オロオロ

 

六花「そっか。焦んなくても良いと思うよ?」

六花(ま、直喜にはちゃんと伝えられたし…後は、直喜の答えを待つだけ……)

 

アカネ(流石にすぐには決められないよね~?あーあ、一夫多妻制だったら良いのに…)

 

なみこ「この際さ、皆で朝まで語り合わない?」

 

はっす「良いねぇ♪」

 

直喜「こ、恐い話じゃ…な、ないよね…?」

 

六花「私らまで寝られなくなっちゃうよw」

 

アカネ「安心して?思い出話とかだから♪」

 

このまま眠っても良いが…それでは勿体無いと思った女性陣は、語り合いをすることに…勿論、直喜も一緒だ。

 

なみこ「そうだ。直喜ィ、校外学習の時六花とアカネとどっか行ってたよね?一体どこに行ってたのかなん?」

 

直喜「あぁ、えっとね…ひ、秘密の場所に……」

 

はっす「ほほぉ…こりゃまたファンタジックな返答ですなぁ。」

 

六花「ね~♪秘密の場所に行ったよね♪」

 

アカネ「私が事前に見つけたんだよ♪」

 

はっす「あっ、校外学習といえばさ…直君、六花を助けた時めっちゃカッコよかったよね~♪」

 

なみこ「それな!!ウチだけじゃなくて、クラス中が直喜に惚れた瞬間だったよね♪」

 

直喜「そ、そこまで言われると…は、恥ずかしい……」

 

アカネ「恥ずかしがらなくても良いのに~♪」

 

六花「んもぅ、直喜ったら…恥ずかしがり屋さん♪」

 

その後も、思い出話を話すメンバー。最近あった台校祭では、最優秀賞を取ったのは直喜達E組だった。何でも、直喜の『スマイルスマイル』が響いたようだった。

 

直喜「……。」ウトウト…

 

話をしているうちに、次第にウトウトし始める直喜。

 

アカネ「直喜君、もしかして眠い?」

 

直喜「…ハッ!?だ、大丈b…はわぁ……」コクン…

 

六花「我慢しなくて大丈夫だよ。」

 

六花は母親のような優しい笑みを浮かべると…

 

 

六花「ゆ~りかご~の~う~~たを~♪

 

カ~ナリヤ~が~う~たうよ~♪

 

ね~んね~こ~ね~んね~こ♪

 

ね~んね~こ~よ~~♪」~♪

 

 

直喜の背中を優しく叩きながら、子守唄を歌い始める。間も無く、直喜は目を閉じると…スヤスヤと寝息を立てて眠った。

 

なみこ「やっぱ眠かったんだ…♪」

 

はっす「普段はカッコいいけど、寝顔は可愛いなぁ…♪」

 

眠っている直喜に癒され、優しく微笑むなみことはっす。

 

六花『アカネ、この家の護衛っている?ベンゼン星人の手先が来たら…』

 

アカネ『カオスロイド達とカオスウルトラマンをスタンバイさせたから大丈夫。』

 

テレパシーで会話をする六花とアカネ。レディベンゼン星人が放った刺客が再来するリスクを考え、アカネは力を発動…いつの間にかカオスウルトラマンと3体のカオスロイドを護衛として六花宅の警備を任せたのだ。今のところ、レディベンゼン星人の襲撃は無い。

 

六花「ホント、直喜は可愛いなぁ…♪」

 

アカネ「んふふふ、写真写真♪」パシャパシャッ!

 

直喜の寝顔を写真に納めるアカネと、眠っている直喜をみて微笑む六花。

 

六花(もしも……もしも願いが叶うのなら…直喜の声を、直喜の話を…一晩中聴いていたい…)

 

アカネ(もし、願いが叶うんだったら…直喜君と一晩中話をしていたいなぁ……)

 

そんな彼女達の胸の奥底には、いくつもの願いが込められている。

 

 

こうして、パジャマパーティーは何事も無く…進んだのであった。




ED~ASH DA HERO『Everything』~♪
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