【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~Project.DMM『ウルトラマンナイス』~♪


後書きに、阿部 隆也の見た目を書きました♥️


第102話 隆也編『ナイスとの出会い』

ツツジ台の隣にある街『井荻』に住む少年『阿部 隆也』……彼は国立皇帝大学付属高等学校に通う高校生である。両親と暮らしており、家族仲も良好だ。そんな彼は『お節介』として街中ではちょっとした有名人になっている。

 

 

 

ある日の休日……

 

隆也「…お?」

 

ジョギングをしていると、公園で4~5歳ぐらいの男の子が泣きじゃくっているのを見かけた。

 

隆也「おーい、どうしたんだー?」

 

隆也はその子の元に向かい、事情を尋ねる…どうやら、母親とはぐれてしまったようだ。

 

隆也「成る程な、それじゃあ俺と一緒にお母さんを探そうぜ!あっ、俺は阿部 隆也ってんだ、こう見えて実は…ウルトラマンが大好きなんだよ!」

 

男の子「た、隆也お兄ちゃん…ありがとう!!」

 

こうして、隆也は男の子と行動し、母親を探すことに……色んな人に聞き回る中、漸く母親の元へたどり着いた。母親からは何度もお礼を言われ、一件落着……と、思いきや…何やら重そうな荷物を抱えたお婆さんを発見する。

 

隆也「おばあちゃん、良かったらその荷物運びますよ?」

 

お婆さん「え、良いんですか?」

 

隆也「任せてください!!」ニカッ!

 

お婆さん「ありがとうねぇ♪」

 

そして、駅まで一緒に歩き…お婆さんを見送った。その後も、困っている人を見てはすぐに駆け付け…力になっていた。これを毎日のように続けているため、隆也は街中の人達から好かれるようになったのだ。彼は、ウルフェスサポーターのリーダー的存在であり、持ち前のコミュニケーション力で色んな人達と交流している。

 

隆也母「あらお帰り隆也。今日も人助けしてきたの?」

 

隆也「おうよ!何せ俺は、自称:日本一のお節介だからな!!」

 

隆也父「隆也、人助けも良いが…自分も大事にするんだぞ?」

 

隆也母「そうよ。隆也が倒れたりしちゃったらもともこも無いからね?」

 

隆也「父ちゃんも母ちゃんも心配し過ぎだってwけど、あんがとな。」

 

自宅へ帰って来ると、ちゃっちゃと課題を終わらせ……親友とリモートで通話をすることに。

 

隆也「おっ、直喜聞こえるか?」

 

直喜『うん、聞こえるよ。』

 

彼の親友とは、ツツジ台に住む少年『神山 直喜』である。ウルトラマンフェスティバルで知り合い、ウルトラマンファン同士で意気投合し…今では心を許し合える仲になっている。

 

隆也「さてと…直喜、何か分からない科目とかあるか?」

 

直喜『うん、えっとね…数学なんだけど……』

 

直喜が問題を打ち込むと、隆也は解説をしながら図を描いていく。やがて、直喜も納得し…今度はウルトラマンFENで対戦することに。

 

直喜『あっ、しまった…!』

 

隆也「今度こそ、勝ああああつ!!」

 

ウルトラマンナイスを操作する隆也は、『ミレニアムクロス』で直喜が操作するウルトラマンゼアスに勝った。普段は直喜にボロ負けしてしまうのだが、このように勝つこともたまにあるのだ。

 

隆也「や、やっと勝った…!」

 

直喜『やるじゃん隆也君!もしかしてフェイントかけた?』

 

隆也「かけた!ベリーナイスと見せかけてミレニアムクロス作戦、なんつってwww」

 

勝っても負けても、直喜とこうして笑い合うのはお約束。その日の夜、いつも通り眠りにつく隆也…そんな彼の元に、1つの光が近付いて来ていることにも気付かず……

 

 

 

隆也「んが~、んごごご……」Zzz~……

 

???『こ、こんばんは~…』

 

隆也「んぐごっ?にゃ、にゃんだぁ…?」

 

どこからか声が聞こえてきたため、目を開くと……

 

隆也「んがっ!?えっ、えぇぇえええええ!?」

 

目の前には、眠っている自分を覗き込む者の姿が……それは、乳白色の複眼に、レッド&シルバーの体色が特徴だ。

 

隆也「ま、マジ!?ウルトラマンナイス!!?」

 

ナイス『その通り!私はTOY一番星から来たウルトラマンナイス!!夜分遅くにごめんね、阿部 隆也君。』汗

 

隆也「い、いやいやいやいや全然全然!!」

 

夢の中へ旅立っている時に、ナイスと出会った隆也。

 

ナイス『と、ところで隆也君。どうして私が君の元に来たのか、気にならない?』

 

隆也「めっちゃ気になる。」

 

ナイス『だ、だよね?んんっ…君は困っている人の元に誰よりも早く駆け付け、その人を笑顔にしてきた。そんな君の優しさに、私は…そう、一目惚れしたんだ!!そこで君に頼みがあってね。』

 

隆也「頼み?」

 

ナイス『そうそう。この地球(ホシ)ではゼアス君がベンゼン星人とレディベンゼン星人と戦っているからね…だから、私と一心同体になってこの地球を一緒に守って欲しいんだ。』

 

ナイスの言葉を聞いた隆也は……

 

 

隆也「ナイス、俺はやる…何せ俺は、日本一のお節介だからな!!皆が笑顔になれるなら、俺は喜んで引き受ける!!」

 

 

…と、了承した。

 

ナイス『交渉成立だね。』

 

すると、隆也の右腕に…何やら腕時計型のアイテム『ナイスドリーマー』が巻かれた。

 

ナイス『中をみてごらん?』

 

ナイスドリーマーの中には、チョコボールが入っている。

 

隆也「これを食べれば、ナイスに変身できるんだな?」

 

ナイス『その通り!但し、変身する時は…必ず1つだけ食べるんだよ?あんまり食べ過ぎると無くなっちゃうからね?』汗

 

隆也「オッケィ!!」

 

ナイスとのやり取りを終えると、隆也は目映い光へと包まれていった。

 

 

 

隆也「…んがっ!?」ガバッ!!

 

気が付くと、もう既に朝になっていた。

 

隆也(な、何だったんだ…夢、なのか……お?)

 

ふと、右腕に違和感を感じた隆也は自分の右腕を見てみると……そこには、ナイスドリーマーが巻かれていた。

 

隆也(や、やっぱ夢じゃなかったのか…?)汗

 

軽く混乱しながらも、隆也はベッドから起き上がり…下へ降りていく。

 

隆也母「おはよう隆也。」

 

隆也「お、おはよう…」

 

隆也母「どうしたの、変な夢でも見た?」

 

隆也「まぁな…でも、大丈夫だから。」

 

隆也母「…そう、無理しないでね?」

 

隆也「おうよ!!」

 

隆也母「って、隆也…その腕時計どうしたの?」

 

隆也「えっ!?あ、あぁこれか…ウルフェスで買ったんだ。」

 

隆也母「へぇ~、それってナイスの変身アイテムよね?それを再現するなんて、流石はウルフェスねぇ。」

 

隆也は何とか誤魔化し、朝食を食べて家を出た。向かったのは隆也が通っている学校『皇帝大学付属高等学校』だ。いつものように授業を受け、友人と会話をしていると……

 

生徒1「ねぇ、何あれ?」

 

生徒2「もしかして、UFO?」

 

何やら上空に、桃色の光がフワフワと漂っていた。それは、ゆっくりと地上に降りると…段々形が変わっていく。

 

 

???「ザッゴ~ン!!

 

 

それは、白いメインカラーに大きな耳を持ち、黄色い複眼を光らせる人型の宇宙人だった。猛毒宇宙人『ザゴン星人』だ。

 

ザゴン星人「ウルトラマンナイス、いることは分かっているザゴン!出てこなければ、この学校を破壊するザゴーン!!」

 

ザゴン星人がそう言うと、生徒達は大慌てで逃げ出す。

 

隆也(この学校を壊すだと!?そんな真似させるかっての!!)

 

隆也は逃げ惑う生徒達をくぐり抜け、トイレに入ると…ナイスドリーマーから秘密のチョコボール『シークレット・チョコ』を1つ取り出して食べる。

 

 

ウルトラマンナーイス!!

 

 

隆也は七色の光に包まれながら回転し、光の戦士『ウルトラマンナイス』へと変身した。

 

 

 

生徒達が大騒ぎする中、皇帝大学付属高校の校庭に…何やら乳白色の光が発生し、そこから1人の巨人が姿を現した。

 

生徒3「おい、あれって……」

 

生徒4「ウルトラマンだ!!ウルトラマンが来てくれたぞ!!」

 

ザゴン星人の前に、ウルトラマンナイスが現れ…生徒達は安心する。

 

ザゴン星人「とうとう現れたザゴンな、ウルトラマンナイス。」

 

ナイス「ナッ…!!」ビシッ!

 

構えを取るナイス。

 

生徒5「って、あれってウルトラマンナイスじゃね?」汗

 

生徒6「何か頼り無さそう…」汗

 

生徒6の発言を聞いたナイスは…

 

ナイス(えぇっ!?そ、そんなぁ……)

 

思わず落ち込んでしまう。しかし…

 

隆也(おいおい、俺の大好きなウルトラマンなのに…頼りねぇとは失礼な!!)

 

ナイス(た、隆也君…!!)

 

隆也(ナイス、見返してやろうぜ!!ウルトラマンナイスは頼もしいってなぁ!!)

 

ナイス(よし!!)

 

隆也に励まされ、すぐに元気を取り戻した。隆也の推しのウルトラマンは、ウルトラマンナイスである。生徒達を見返すため、ナイスに変身した隆也はザゴン星人に立ち向かう。

 

隆也(どおりゃあああぁぁっ!!)

ナイス「ナアアァァッ!!」ドゴォッ!!

 

まず、ザゴン星人に飛び蹴りを放ち…仰向けに倒れたザゴン星人をジャイアントスウィングで投げ飛ばす。

 

ザゴン星人「ザゴ~ン!!?」ドドォォオオオオオオオオッ!!

 

背中から地面に打ち付けられたザゴン星人は、目を回していた。

 

ナイス(流石は隆也君。)

 

隆也(いや、待てナイス…多分ザゴン星人は油断させようとしているかも知れねぇ。ちっと警戒するか…)

 

フラフラしているザゴン星人を観察するナイス。

 

ザゴン星人(えっ、何でこっちに来ないザゴン?もしかして、作戦読まれてる…!?)汗

 

中々近付いて来ないナイスに困惑するザゴン星人。どうやら、隆也の予想は的中したようだ。目を回したフリをして、形成逆転しようとしていたのだった。

 

ザゴン星人(こうなったら、やけくそザゴン!!)

 

すると、ザゴン星人は3人に分身し…ナイスを囲んだ。そして、両手から光線を放ってきた。

 

ナイス「ナナナナナ!?」ビリビリビリビリッ!!

 

ピコンッ、ピコンッ……

 

光線を浴びてしまったナイスは、左胸のカラータイマーが青から赤へと変わり、点滅を始めた。

 

 

カラータイマーが青から赤へ変わると危険信号…ウルトラマンは地球大気中に3分以上居ることができないのだ。

 

時間は、残り少ない……

 

 

生徒「やられそうだぞ!!」「が、頑張れウルトラマン!!」

 

生徒達は必死にナイスを応援する。すると、3体いるザゴン星人の、一番左にいるザゴン星人が生徒達に一瞬振り向いた。

 

隆也(そこかっ!!)

ナイス「ナッ!!」ドゴォッ!!

 

それを見逃さなかったナイスは、その星人にチョップ攻撃をした。すると、分身が消え…ザゴン星人本体だけが残った。すかさずナイスは、親指ポーズを決めると…両腕をNの字を表すように広げ、腕をクロス型に組む。

 

ナイス「ナッ…ナッ?」

 

首を傾げた直後、ナイスの腕からは七色に輝く光線が発射された。必殺技『ベリーナイス光線』だ。

 

ザゴン星人「ザッゴ~ン!!」

 

ナイスの光線を受けたザゴン星人は、姿を消していった。ナイスの勝利だ。

 

生徒「ウルトラマンが勝ったぞ!!」

 

その瞬間、学校中が大歓声へと包まれた。その後ナイスは、大空へと飛び立って行った。ナイスに変身できるようになった隆也は、初めての戦いで勝つことができた。

 

 

 

隆也「ふぅ…勝てた勝てた。」

 

ナイス(お疲れ様、隆也君!!)

 

隆也(おっ、ナイスお疲れ~。)

 

どうやら、コミカルな2人は息ピッタリのようだ。こうして、隆也はウルトラマンナイスとしてこの地球を守ることを決意するのであった。




ED~ASH DA HERO『Everything(English ver.)』~♪


阿部 隆也の見た目…モチーフは【青の祓魔師】の主人公『奥村 燐』。耳は尖っておらず、尻尾は無い(普通の人間ですから)。
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