【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~OxT『UNION』~♪

とある本で見た『ツインテールは海老みたいな味がする!?』というネタを思い出したので、それを参考に書いたのがこちらの後半の話です。


第108話 夢と過去と現在

アカネ「……。」スゥ…スゥ……

 

 

 

『…ねちゃん?…アカネちゃん?』

 

アカネ「……?」

 

直喜『アカネちゃん!』

 

アカネ「…な、直喜君?」

 

直喜『次は移動教室だよ?早く行こう。』

 

アカネ「うん♪」

 

いつからだろう…私が彼に夢中になったのは……本来、私は響君を好きになっていて…響君が私の彼氏って設定になる筈だった。彼は、単なるのモブキャラの1人だった…クラスの中にいる、引き立て役のキャラクター……結構オドオドしてるから、まあ引き立て役として相応しいって思ってた。でも、彼も私とおんなじで…怪獣が大好きだってことが分かった。私のこともすぐに受け入れてくれて、彼と話をすることに……彼が話す怪獣雑談は分かりやすくて面白い…特に『ツインテール』の創作料理の話が私は好き。彼と話しているうちに、本当に自分を受け入れてくれる存在は彼しかいないと思った。

 

 

直喜君

 

 

神山 直喜君

 

 

私にとって、彼は…カミサマのような存在だった。でも…通り魔によって殺されちゃった……もう、私を受け入れてくれる人はいない…私は絶望して、この世界で生きるのが嫌になった。どんなに彼を復元しようとしても、全然上手くいかなくて……そんな時、オリシスと出逢って…直喜君とまた会えるようになるための、長い長い旅が始まった。ツミビトは想像以上に強くて、何度も負けちゃった……辛かった、苦しかった、痛かった…でも、大好きな直喜君に会えないのが、一番辛かった……胸が、心が痛い……息が苦しい……絶望に飲まれそうになった時、不思議な力が私に宿った。直喜君が大好きなウルトラマン達の力が、私に…まぁ、私の場合は主に悪トラマンの力なんだけどさw

 

 

 

色んな悪トラマンの技を使ってツミビトを倒せるようになった。最初は全く手も足も出なかったのに…今では圧倒できるようになったよ。六花と一緒に無茶な特訓を続けていた甲斐があったなぁ~。100年経っても500年経っても1000年経っても…私はツミビトと戦い続けた。

 

 

早く直喜君に逢いたい

 

直喜君

 

逢いたいよ

 

 

ツミビトとの戦いが終わった後、私はこっそり持ってきた直喜君の写真に話し掛けていた。

 

アカネ『直喜君…逢いたいよ…寂しいよ……もうずっと、直喜君と逢ってないんだよ……もしかして、隠れてるの?直喜君は隠れるのが上手だね…ねぇ、お願いだから……出て来てよ…降参するから、出て来てよ……』

 

話しているうちに、何だか泣けてきた。写真に写ってる直喜君の笑顔が切なくて……でも、泣いてる暇は無かった。

 

オリシス『アカネ、またツミビトが悪さをしている。退治して来るんだ。』

 

アカネ『…うん……うん……』

 

オリシス『どうした?六花にも来てもらうか?』

 

アカネ『…だいじょぶ……』

 

1000年経って、最初は厳しかったオリシスは優しくなってた。それで、現場に飛ばして貰ったんだけど……

 

ツミビト『うっほぉ~!!新条 アカネぢゃん!!君を退屈から、救ってあ・げ・る♪』

 

ツミビトは全員欲望丸出しでキモイ……だから、私は直喜君に会えないストレスをぶつけるように、ツミビトを攻撃した。このツミビト、光線を撃って来たりバリアを張ったり…面倒臭かったけど、私の相手にはならない♪私は『トリガーダーク』の必殺技『ダークゼペリオン光線』でツミビトをやっつけた。直喜君、褒めてくれるかなぁ?色んな悪トラマンの技を使ってツミビト達を倒して来て、更に数千年が経った頃……

 

 

 

漸く、直喜君と逢える日が来たんだ。直喜君には忘れられちゃったけど…また、友達になっちゃえばOKだし♪緊張しているのか、オドオドしていたけど…それが可愛いんだよねぇ~♪はぁ、ぎゅ~ってしたい!!そこから、まるで楽園にいるみたいだった。直喜君と過ごせるこの世界、直喜君と一緒にいる時間……不思議だなぁ、楽しい時間はあっという間に過ぎてっちゃう……この偽りの世界では、大好きな彼といつまでも一緒にいられる…でも、いつかは彼と…お別れの時が来ちゃう……私はそれが、怖い…もう2度と直喜君と逢えなくなっちゃう…そう思うと、急に寂しくなる……私は、どうしたら良いのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカネ「……?」パチッ…

 

アレクシス「やぁ、おはようアカネ君。」

 

アカネ「…ねぇ、アレクシス。」

 

アレクシス「…ん?」

 

アカネ「私さ…直喜君と、お別れしなくちゃいけないのかな?」

 

アレクシス「急にどうしたんだい?らしくないねぇ…直喜君とお別れしなくちゃいけない…どうしてそう思ったんだい?」

 

アカネ「だって、この世界は私が造った偽りの世界…元々私は、この世界の住人じゃない。だから、だから…」

 

今にも泣き出しそうなアカネに、アレクシスはこう言った。

 

アレクシス「それなら、ずっとここに居たら良いじゃないか。」

 

アカネ「…え?」

 

アレクシス「アカネ君、前に言ってたよね?直喜君には幸せで居て欲しいって…君がこの世界を去って行ったら、直喜君はきっと悲しむよ?」

 

アカネ「……。」

 

アレクシス「お別れだなんて…そこまで考えなくても良いんじゃないかな?私はそう思うよ?それともアカネ君…もしかして、直喜君と一緒にいても退屈になっちゃったのかな?」

 

アカネ「そ、そんなわけ無いじゃん!!直喜君と一緒にいられて、退屈なわけ無い!!楽しいし幸せだもん!!それに、直喜君は私にも優しくしてくれるから…すっごく幸せ!!」

 

アカネがそう叫ぶと…

 

アレクシス「それが聞きたかったんだよアカネ君。意地悪してごめんよ?」

 

…と、アレクシスは満足そうに言った。

 

アカネ「んもぉ~、アレクシスぅ!!シャドリウム光線撃っちゃうよぉ?それか擽るよ?」

 

アレクシス「シャドリウム光線はまだ良いんだけど…擽られるのは勘弁して欲しいなぁ~。」

 

 

 

アレクシスに相談してから、アカネは少しずつ元気を取り戻して来ていた。ツツジ台高校では、友達の亜子と蘭萌と一緒に雑談を挟む。

 

アカネ「……。」チラッ…

 

ふと、直喜の方を見ると……

 

タツミ「なぁなぁ神山、怪獣の中にはさ…ほら、俺らが普段から食ってる生き物みてぇな奴もいるだろ?例えば、レイキュバス…アイツは海老みてぇだから、美味く食えるのかな?」

 

直喜「確かに海老に似てる。そうだ、タツミ君もウルフェスに行ってみるのはどう?中に怪獣酒場っていう居酒屋さんみたいなお店があるんだけど…そこに、怪獣をモチーフにした料理を食べることができるんだよ。」

 

タツミ「マジ!?今度行ってみるわ。」

 

ユタカ「確かツインテールって、食べると海老みたいな味がするって聞いたことある。」

 

直喜「あぁ~、それ結構有名な話だね。」

 

クラスメイトのタツミとユタカと一緒に、ウルトラ怪獣に関する雑談をしていた。

 

直喜「ツインテールを捌いてお寿司にして食べられるかも知れないねw」

 

ユタカ「あはは、確かにwww」

 

楽しそうにする彼らを羨ましいと思うアカネ。

 

蘭萌「ユタカ~、こっち来て話そうよー!あっ、なおちんとタツミも~!」

 

アカネ「…へっ?」

 

亜子「アカネェ~、ウチらにバレてないと思った?ずっとなおちーのこと見てたからさ~♪」

 

アカネ「あっちゃ~、バレてたか~www」

 

やがて、直喜がタツミとユタカと共にこちらへやって来た。

 

亜子「ねぇねぇなおちー、ウチらにも食べると美味しそうな怪獣の話聞かせてよ~♪」

 

直喜「も、勿論!!」

 

直喜は早速、怪獣雑談を始める。

 

直喜「さっきまでは怪獣の話だったけど、僕が気になってるのは…ウルトラマンエースに登場した超獣にも、食べられそうなのがいるのか…なんだよね。」

 

蘭萌「怪獣と超獣って、何が違うの?」

 

アカネ「超獣は怪獣と違って、ゴテゴテしたサイケデリックな外見をしているのが特徴だよ。後、怪獣よりも戦闘力が高いって設定がある。まぁ、改造怪獣って考えて良いかもね~♪」

 

アカネの説明を聞き、「へぇ~」と言う蘭萌。

 

亜子「それでそれで?食べられそうな超獣って、どんくらいいるの?」

 

直喜「そうだなぁ~…怪魚超獣ガランとかはどうだろう?古代魚がモチーフの超獣だし、外国ではピラルクだったかな?それを食べてるってこの間テレビでやってたから。」

 

メンバー「「「「「あぁ~!」」」」」

 

アカネ「エースに頼んだら焼いてくれるかな?」

 

直喜「多分エースファイヤーで美味しく焼いてくれるかもw」

 

直喜のコメントに、メンバー達は笑う。

 

ユタカ「大鳩超獣ブラックピジョンはどうだろう?一応鳥だし、唐揚げにすると美味しいかも知れない。」

 

タツミ「ならさ、変身超獣ブロッケンはどうだ?ワニ肉って食べられるし。」

 

亜子「ブラックピジョンは分かるかも知れないけど、ブロッケンってどうやって捌くよwww」

 

タツミ「そりゃあ、包丁で?デケェんだしさ、食えそうなとこ結構あるんじゃね?特に腹辺りが美味そう。」

 

アカネ「ちょっと冒険してさぁ…一角超獣バキシムとかは?芋虫の超獣でもあるしさ…ほら、食用虫ってあるし?芋虫って、クリーミーな味がするって聞いたことあるよ?」

 

蘭萌「てかさてかさw超獣美味しそうって話しててさ、ヤプールはどう思ってんだろうねwww」

 

直喜「多分こう言うんじゃないかな…『超獣が美味そうだと?人間共は何を考えているのだ…』って、引いてる感じでw」

 

直喜の言葉に、メンバー達は大笑いしていた。

 

 

アカネ(あぁ~楽し~!!直喜君といると退屈しないし…もうちょっとここに居よっかな~?)




ED~ASH DA HERO『Everything』~♪

食べると美味しそうな怪獣や超獣、皆さんは考えたこと…ありますか?なんてね。
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