【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~Project.DMM『ウルトラマンナイス』~♪

久しぶりの隆也編~♪


第115話 隆也編『どっしん!!怒りん坊怪獣!!』

その頃、ツツジ台の隣にある井荻では……

 

隆也「あ~あ…暇だなぁ……」

 

こんなことをボソッと呟きながらバイトに精を出す隆也。彼のバイト先は、どこにでもあるファミリーレストランである。

 

店長「隆也君、もうそろそろ上がって良いよ~!!」

 

隆也「あっ、はい!!」

 

夢中で仕事をしている内に、もう上がる時間になっていた。週4日で入っており、最近は(月)、(火)、(木)、(金)で入っているそうだ。前までは日曜日でも、バイトをしていたが……

 

隆也(ウルフェスは日曜しかやってないからなぁ…それだけは存分に楽しみてぇや。)

 

日曜日限定のウルトラマンフェスティバルを楽しみたいと思ったため、店長に頼んでシフトを変えてもらったようだ。

 

ナイス(アルバイトお疲れ様、隆也君。)

 

隆也(おっ、ナイス。いやぁ、大好きなウルトラマンからお疲れ様って言って貰えるのは嬉しいモンだなぁ~♪)

 

ウルトラマンナイスの大ファンである隆也は、そのナイスと一心同体になっている。そして、井荻に現れるザゴン軍団からこの地球を守っているのだ。

 

隆也(…ん、何だコレ?)

 

ふと、隆也にホビーショップの貼り紙に目が入る。

 

隆也「何々…新怪獣『タブザゴン』だと?待て待て、コイツって……」

隆也(ナイス、この怪獣と戦ったことあるよな?)

 

ナイス(もちろん、こんなに変な見た目してるけど…ベリーナイス光線が通用しない強敵なんだ。)

 

隆也(アイツが出てきたら厄介だよなぁ…どーすっか……)

 

ナイス(大丈夫!私と君がいる限り、この怪獣には負けないさ!!)

 

ナイスは明るく振る舞い、隆也を励ます。タブザゴンの貼り紙を見た後、帰路を歩いた隆也だったが…心の中のモヤモヤが晴れずにいた。

 

 

 

次の日…

 

隆也(直喜の学校が休校になっちまったのか…結局、帝高祭に直喜を呼べなかったし……)

 

井荻とツツジ台を結ぶ鉄道が止まってしまったため、親友を文化祭に招待することが叶わなかった隆也。

 

隆也(ったく、やんなっちまうなぁ…)

 

いつもポジティブな隆也だが、この日は珍しくネガティブになっていた。しかし、今日は平日で学校がある…彼は医者になる夢を叶えるべく、学校に行かなければならない。朝食を食べ、いざ学校へ行こうと思ったその時……街中に、何やら光るモノが現れ…段々形を整えていく。

 

タブザゴン「ンボッ!!ボッボッ!!」

 

豚に酷似し、巨大な耳に顔を覆われているのが特徴の怪獣だ。

 

隆也「あ、アイツは…!!」

 

ナイス(あぁ、タブザゴンだ!!)

 

タブザゴン…別名:怒りん坊怪獣、ザゴン星人の配下の怪獣だ。隆也はタブザゴン目掛けて走って行き、ナイスドリーマーを開く。

 

 

ウルトラマンナーイス!!

 

 

そして、七色の光に包まれ…光の巨人『ウルトラマンナイス』へと姿を変えた。

 

ナイス「ナッ…!!」ビシッ!!

 

ナイスが構えを取ると、タブザゴンは四股踏みを行った。

 

タブザゴン「ボッボッボッ!!」ドォォオオオオンッ!!

 

ナイス「ナナッ!?」

隆也(うぉっとと!!)

 

タブザゴンが四股を踏むと、地面が揺れ…ナイスはよろけ、一般市民達がたちまち転倒した。タブザゴンの体重は、8万8千tもあり…ザゴン星人軍団の中で、最も重い怪獣なのだ。

 

OL「きゃっ!?」ドテッ!!

 

サラリーマン「いってぇ~…!!」

 

彼女「もう何なのあの怪獣…!!」

 

彼氏「けど、ウルトラマンがいる…!!」

 

子ども「ナイスがんばれー!!」

 

人々「ウルトラマン、怪獣を倒してくれ!!」「俺達の街を、守ってくれ!!」「いけぇウルトラマーン!!」

 

転倒した人々は、ウルトラマンナイスの応援に力を入れ始める。

 

隆也(こんなに応援してくれてるのか…なら、それに応えねぇとな!!)

 

ナイスはタブザゴン目掛けて走って行く。すると、タブザゴンは耳を開き…

 

タブザゴン「ボッボッ!!」ビリビリッ!!

 

身体に電流を流したが、ナイスはタブザゴンの目の前で停止…チョップ攻撃を繰り出した。

 

ナイス「ナッ!!」ドゴッ!!

 

チョップはタブザゴンの頭に命中した。すると、怒ったタブザゴンは口からリング光線を放ってきた。

 

タブザゴン「ボッボッボッ!!」ピヨピヨピヨピヨッ!!

 

ナイス「ナナナナッ!?」

 

リング光線はナイスに命中。

 

隆也(なんのなんのォ!!)

ナイス「ンナッ!!ナァッ!!」ドッ!ゴスッ!

 

ナイスは反撃を試みるが、タブザゴンは耳を閉じてガードした。

 

隆也(かってぇなぁ…!!)

 

タブザゴン「ボッボッ!!」ドスンッ!ドスンッ!

 

ドッゴォォッ!!

 

タブザゴンはナイスにタックルを繰り出し、鼻から白いガスを放った。

 

ナイス「ナッ!?ナッナッナッナッナッ!!www」

 

人々「あっははは!!何だこれwww」「何か知らないけど、笑っちゃうwww」

 

それは、『笑気ガス』と言い…浴びた者はいかなる場合でも、笑ってしまうという…タブザゴンの嫌らしい武器である。その効力は、ウルトラマンナイスまでも笑わせてしまうほどだ。

 

ナイス「ナッナッナッナッナッwww」

隆也(ギャハハハwwwわ、笑ってる場合じゃねぇのにwww)

 

笑っているナイスに、タブザゴンは突進してきた。

 

ドッゴオオオオォォッ!!

 

ナイス「ナアアァァッ!?」トドォォオオオオッ!!

 

タブザゴンに吹っ飛ばされたナイスは、背中から地面に倒れた。やがて……

 

 

ピコンッ、ピコンッ……

 

 

ナイスのカラータイマーが、青から赤へと変わって点滅を開始した。

 

 

カラータイマーが青から赤へ変わると危険信号…ウルトラマンは地球大気中に3分以上居ることができないのだ。

 

時間は、残り少ない……

 

 

隆也(くっそぉ…何か作戦は…)

 

ナイス(隆也君、鼻の穴を狙うんだ!!あそこだけは耳に覆われていない!!)

 

隆也(鼻の穴…あぁ、そういうことか……分かったぜ、ナイス!!)

 

タブザゴン攻略法が分かったナイスは、空中へ飛び上がり…急降下キックを放った。

 

ドゴオオォォッ!!

 

タブザゴン「ボッ!?ボッボッ!!」

 

その後、タブザゴンの背後に降り立つと…反撃を仕掛ける。

 

ナイス「ナァッ!!ナッ!!」ドゴォッ!!ドゴォッ!!

 

キックやパンチをある程度打ち込んだ後、タブザゴンと距離を取る。タブザゴンが振り向いた瞬間…

 

ナイス「ナァッ!!」ズギュンッ!ズギュンッ!

 

ナイスは右手をカラータイマーに置いてから前に突き出す事で、指先から七色の光を放つ小さな光線を連続発射した。必殺技『ミレニアムショット』だ。ナイスが放った小さな光線は、タブザゴンの鼻の穴に入っていった。

 

タブザゴン「ボッ!?ボッボッボッ……」

 

タブザゴンは光に包まれ、消滅した。この戦い、ナイスが勝ったのである。

 

子ども「ナイス♪」

 

サラリーマン「ナイス!!」

 

OL「ナイス♪」

 

人々「「「ナイス!!」」」

 

人々が親指ポーズを決めると、ナイスはゆっくりと頷く。

 

 

ナイス「ナッ…!!」(^^b)

 

 

そして、トレードマークの親指ポーズを決めると、大空へと飛び立って行った。

 

 

 

隆也(よぉし、何とか勝てたぜ…!)

 

戦いを終え、ホッと一息つく隆也。だが……

 

隆也「あっ、ヤバい!!もうそろそろ行かねぇと遅刻するぅぅうううう!!」

 

時計を見て、全力疾走で学校へと向かった。全力で走ったことが吉と出たのか、学校には間に合った。学校では、ウルトラマンナイスの話で盛り上がっている。

 

女生徒1「ねぇねぇ、今朝のニュース見た?ウルトラマンナイス!!」

 

女生徒2「見た見た!!この街に出た怪獣を全部やっつけたんだって!?スゴいよねぇ~!!」

 

男生徒1「隆也が言ってた通り、1回も負けてねぇんだってな!!」

 

男生徒2「あぁ!!最後のサムズアップ、あれマジで好き。カッケェ…!」

 

ザゴン星人の怪獣軍団を次々と撃破したナイスは、井荻の人達から信頼を得ることに成功したのだった。

 

ナイス(いやぁ、嬉しいなぁ~♪頑張って良かったぁ~♪)エヘヘヘ…

 

隆也(これからも頑張ろうぜ、ナイス!!)

 

ナイス(あぁ、そうだね!!)




ED~ASH DA HERO『Everything(English ver.)』~♪
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