【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~オーイシマサヨシ『インパーフェクト』~♪


第116話 怪獣優生思想と遊ぼう!

ツツジ台高校だが、今日も休校である。

 

直喜(うーん、今日は何をしようか……)

 

学校が無いため、直喜には何も予定が無い。そのため、退屈な時間を過ごすことに……そんな時……

 

ピンポーン♪

 

インターホンが鳴った。

 

直喜(ん、誰だろう?)

 

直喜は玄関に向かい、覗き穴から来訪者を見る。

 

 

直喜(あっ、シズム君だ…ムジナちゃんとオニジャ君、ジュウガ君もいる。)

 

 

玄関前には、怪獣優生思想のメンバーが立っていた。直喜は玄関を開け、顔を出す。

 

直喜「はい…?」

 

シズム「あ、直喜?突然訪ねて来てごめん…今日って空いてる?」

 

直喜「う、うん…空いてるけど……」

 

シズム「それならさ、俺達とどこか遊びに行こうよ。もちろん、直喜が良かったらの話だけど。」

 

直喜「えっ…?」

 

ジュウガ「シズムからの誘いなんて、珍しいですね。」

 

シズム「ツツジ台高校はしばらく休校だって聞いたし、それじゃあ直喜が退屈しちゃうと思うからね。」

 

ツツジ台高校が休校であるという情報をどこから得たのかは知らないが…彼らは退屈している直喜を楽しませたいと思い、こうして遊びに誘って来たのだ。

 

オニジャ「つーわけだ、直喜…どうだ、行けるか?」

 

直喜「う、うん…行く…!」

 

直喜の言葉を聞いた怪獣優生思想はニッコリ笑った。

 

直喜「それで、どこに行くの?」

 

オニジャ「あぁ、グラウンド・ワンっていう場所だ!中々面白そうな場所だぜ?」

 

直喜「グラウンド・ワン…あぁ、スポッチャとかがあるあそこか。」

 

グラウンド・ワン…それは、ボウリング・アミューズメント企業のことであり…ボウリングは勿論、バスケットボールやテニス、ゴルフやサッカー等々、豊富な種類のスポーツコートもある。更に、ゲームセンターやカラオケ、コミックコーナーまでも完備している娯楽施設である。

 

ムジナ「直喜と一緒なら絶対楽しいって!!早く行きたい!!」

 

シズム「待ってムジナ、直喜の準備が終わってから。」

 

直喜はすぐに出かける準備をした。動きやすい服装に着替え、財布とゲーム機等を持って身支度を整えている。

 

ジュウガ「……。」

ジュウガ(直喜は学校が休みで辛い思いをしているはず…連れ回して大丈夫だろうか……)

 

考え事をするジュウガは、直喜の最善を常に考えている。そんな彼に、ムジナとオニジャは言う。

 

ムジナ「直喜を連れ回して大丈夫なのかって?」

 

ジュウガ「…?」

 

オニジャ「お前堅いんだよ。」

 

ジュウガ「…そんなに仲良かったでしたっけ?」

 

ジュウガの言葉に…

 

ムジナ&オニジャ「「いや全然?」」

 

…と、同時に即答するムジナとオニジャ。

 

直喜(えっ、皆はあんまり仲良しじゃないの?そんな事は無いと思うんだけどなぁ……)

 

それを聞いていた直喜は、意外そうな顔をするのであった。やがて、直喜が身支度を終えると、一同はグラウンド・ワンへと向かった。

 

 

 

やがて、グラウンド・ワンに到着すると…一同は入場料を支払うことに。直喜が財布を出すと、オニジャが慌てて言う。

 

オニジャ「あ、直喜直喜!!俺が出すぞ?」

 

直喜「えっ!?さ、流石にそれは…わ、悪い気が……」汗

 

シズム「まぁそう言わずに、直喜をこうして連れ出しちゃったんだし…」

 

直喜「で、でも……」

 

オニジャ「頼む直喜!!ここは俺に出させてくれ…!!」

 

遠慮し続けた直喜だったが、結局最後は折れてしまった。普段は4人で行動している怪獣優生思想…彼らの料金は、全てオニジャが負担しているのだ。ちなみに、直喜の入場料もオニジャが支払った。

 

直喜「…!!」ソワソワ…

直喜(こ、ここがグラウンド・ワンかぁ…色んなのがある、どれからやろうか迷うなぁ~!!)

 

グラウンド・ワンに入るのは初めての直喜は、早速ソワソワし始める。

 

直喜「ど、どこから行こうかな…?」

 

ムジナ「ここはさ、ボウリングでしょ♪」

 

ムジナがそう言うと、一同はボウリング場に向かった。

 

 

 

ドオオォォン……カココォォォンッ!!

 

ムジナ「フゥ~♪」

 

初球からストライクを取り、ガッツポーズを決めるムジナ。オニジャも一緒に喜び、ジュウガと直喜は拍手をした。続くオニジャもストライクを取り、シズムとジュウガはスペアを取った。

 

直喜(つ、次は僕か……)

 

人生初のボウリング…直喜は両手でしっかりボールを持ち、助走をつける。そして、投げると同時に…

 

直喜「わぁっ!?」ステンッ!!

 

足を滑らせて尻餅をついた。

 

オニジャ「直喜、大丈夫か!!?」

 

直喜「いててて…う、うん…だいじょうぶ……」

 

シズム「直喜直喜、あれ。」

 

直喜「…ん?」

 

身体を起こした直喜は、シズムが指差す方を見る。直喜が投げたボールはゆっくりではあるが真っ直ぐ進み、全てのピンを倒した。

 

直喜「ぜ、全部倒れた…」汗

 

ムジナ「スゴいじゃん直喜!ストライクだよ♪」

 

ジュウガ「初めてでストライクを取るとは、貴方は天才です。」

 

ムジナとジュウガからべた褒めされ、思わず顔を赤くして照れる直喜。

 

 

続くバッティングセンターでは……

 

オニジャ「直喜ィ、思いっきりバットを振れ!!」

 

直喜「う、うん…!」

 

ムジナ「かっ飛ばせ~な・お・き♪かっ飛ばせ~ホームラン♪」

 

オニジャとムジナからの声援を受け、バットを構える直喜。やがて、マシンからボールが飛んできた。直喜は思いっきりバットを振るったが……

 

直喜「っ!!うわっ、わああぁぁ!?」ギュルルルル~!!

 

まるでコマのようにスピンし、目を回してしまう。しかし、ボールは打てたようで…ホームランの的に命中した。直喜がホームランを打つと、怪獣優生思想の4人とちゃっかり居たバーナドドンのピカリは自分のことのように大喜びした。

 

 

 

次のテニスでは、怪獣優生思想によるデスマッチが繰り広げられていた。その理由は…

 

((((ベストフレンドの隣で昼食(飯)を食う(食べる)ため!!))))

 

昼食で直喜の隣に座る権利を賭けているからだ。オニジャはクセの強い雄叫びを上げ、フラットサーブを打つ。それに反応しようとラケットを伸ばしたジュウガだったが、ボールは彼を通り過ぎていった。

 

直喜「みんな…結構仲良しだね、ピカリ。」

 

ピカリ「キャオオォォッ♪」

 

疲れた直喜は、ピカリと一緒に休憩していた。彼から見た怪獣優生思想の4人は、思いの外仲睦まじく見えた。仲の良い彼らを、ピカリと共に見守る直喜。

 

 

オニジャ「おんどりゃああああぁぁぁぁっ!!バコォッ!!

 

ジュウガ「甘い!!」ビシッ!!

 

ムジナ「はっ!!」ボコッ!!

 

シズム「…。」パシッ!

 

 

数分間のラリーが続いたが、シズムが放ったドロップショットをオニジャとムジナは拾えず…点を取られた。ピカリがスコアボードをめくり、現在『10対10』である。先に11点取った方が勝ちというルールだ。その後は10分以上のラリーが続き、勝ったのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムジナ「直喜、何食べる?」

 

オニジャ「おいおい、どれもこれも美味そうなのばっかじゃねぇか!」

 

ムジナとオニジャだった。彼らの真ん中に直喜がちょこんと座っている。

 

ジュウガ「……。」

 

シズム「次は勝とう、ジュウガ。」

 

ランチ後、室内にあるバランススクーター(セグウェイ)に乗るとこにした。同意書を書き、ヘルメット、肘当て、膝当て、グローブを装着し…いざ、バランススクーターに乗る。体重を掛けた方向へ進むため、バランスを保つのが難しい。

 

オニジャ「おっ、ヤベッ!?」

 

ムジナ「www、ちょっ、ちょっと待って待って待ってってばwww」

 

オニジャ「おぉ、おい押すなバカ…!」

 

オニジャとムジナがはしゃぐ中……

 

ジュウガ「その調子ですよ、直喜。」

 

直喜「うわわわ…こ、これどうなってるの…!?」

 

シズム「体重を掛けた方に進むんだよ。こんな感じにね?」

 

ジュウガとシズムは、初めてのセグウェイに戸惑う直喜をサポートしていた。ちなみにピカリは、オニジャに肩車をされた状態で楽しんでいた。その後はポケバイクやゴーカート、ゲームセンターで遊び尽くした。

 

 

 

オニジャ「ふあ~ぁ……もうこんな時間か…」

 

ムジナ「ねっむ……」

 

沢山遊んでいる内に、気が付くと夜の8:00となっていた。既に夕食を済ませていた彼らだが…問題なのは……

 

ムジナ「どこで寝る?」

 

オニジャ「それもそうだけどよぉ…直喜、帰んなくて大丈夫か?」

 

寝る場所と直喜についてだ。しかし……

 

 

直喜「なんだろう…まだ帰りたくないな……みんなと一緒に、こうして遊んで…今、すっごく楽しい…」

 

 

怪獣優生思想と遊んで楽しかったのか、まだ帰りたくないと口にした。いつもは自宅マンションに帰るが、帰りたくないと言うのは珍しい。

 

ジュウガ「直喜が帰りたくないと言うのは、なんだか珍しいですね。」

 

シズム「良いじゃん、直喜と寝泊まりできるなんて滅多に無いことだよ?」

 

ムジナ「確かに…寝るのが惜しくなってきた。」

 

オニジャ「へへっ、そんじゃ寝床でも探すか。」

 

一同は眠れそうな場所を探すことに…そして、たどり着いたのは……

 

オニジャ「ここ良さそうだな。」

 

ムジナ「だね、横になるには最適。」

 

キッズコーナーだった。回転ドラムやくるくるだるま、ふっくらまんじゅう等の柔らかい素材で出来た遊具があるのが特徴だ。ベッド代わりには最適であると言える。ムジナは回転ドラムで、オニジャとジュウガは床で、シズムは床で座って、直喜はピカリと一緒にふっくらまんじゅうの上で眠った。

 

 

 

直喜「……。」スヤスヤ……

 

シズム「直喜、朝だよ?」

 

次の日の朝、シズムの声で目が覚めた直喜。彼が目覚める頃には、怪獣優生思想もピカリも既に起きていた。生まれて初めて、友人達とオールした直喜はとても満足していた。

 

直喜「み、みんな…昨日と今日は、ありがとう…!!」

 

ジュウガ「こちらこそありがとうございました。」

 

オニジャ「良いってことよ!」

 

シズム「楽しかったよ、直喜。」

 

ムジナ「また遊ぼうね♪」

 

ピカリ「キャオオォォッ♪キャオオォォッ♪」ピョンッ!ピョンッ!

 

直喜は自宅マンションに帰ったのだが…六花やアカネらに心配されたのは言うまでも無かった。




ED~ASH DA HERO『Everything』~♪
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