【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~OxT『UNION』~♪



南 夢芽のフィギュア、最近漸く届きました♪


第119話 この気持ちって、何だろう?

アカネの家から帰っている途中、直喜は悩んでいた。

 

直喜(ど、どうしよう…)

 

夏祭りの時、ヒロイン4人から想いを告げられたことを思い出していた。

 

 

六花『私、直喜のことが好き。結婚して幸せになりたい♪』

 

アカネ『直喜君、私は君が好きだよ♪』

 

夢芽『私は直喜が好き、愛してるよ♪』

 

ちせ『私、直喜先輩のことが好きです。』

 

 

夏の終わりに、告白されたが…誰を選ぶか、決められずにいたのだ。

 

直喜「あぁ、どうしよう…決められない……」

 

夢芽「決められないって何が?」

 

直喜「えっとね、誰を受け入れるか…って、うひゃあっ!?ゆ、夢芽ちゃん!!?」

 

いつの間にか近くにいた夢芽にビックリする直喜。

 

夢芽「どうしたの、私で良ければ話聞くよ?」

 

直喜「あぅ…え、えっと……」

 

中々悩みを言えない直喜は、オロオロするばかりであった。そこに…

 

六花「ねぇ、直喜に何してんの?

 

六花がやって来た。直喜の顔を覗き込む夢芽を見るなり、ハイライトが消え…怒りを露わにしている。

 

夢芽「話を聞こうとしてるだけ、やましい事なんてしてないけど?」

 

六花「いやいや、直喜が嫌がってんじゃん…」

 

夢芽「嫌がって無いよ。ね、直喜?」

 

六花「ほら、そういうとこ…直喜の気持ちを尊重してよね?」

 

夢芽「はっ?

 

六花「あっ?

 

2人がギスギスしてきた時、直喜は漸く声を出せた。

 

直喜「け、ケンカはダメ!!」

 

六花&夢芽「「ごめんなさい!!」」

 

直喜が声を上げた途端、あのギスギスした雰囲気は嘘のように消えた。

 

六花「てか、直喜…一体どうしたの?何か悩み事?」

 

直喜「う、ううん…だ、大丈夫…!!」ダッ!

 

六花「あっ、直喜…!!」

 

結局直喜は、彼女達に悩みを打ち明ける事なく…逃げるように走り去ってしまった。残された六花と夢芽は、ただ2人で見つめ合うだけだった。

 

 

 

直喜(だ、ダメだ…絶対に、言えないよぉ……!)

 

自宅マンションに帰ってきた直喜は、モヤモヤしていた。頬は赤く染まっており、胸の奥が熱いのを感じていた。

 

直喜(何なんだろう、この気持ち…なんだか、苦しい……)

 

この日、直喜は結局眠れずに…次の日を迎えた。

 

 

 

この日は、学校がある日であり…直喜にとって、久しぶりの登校になった。いつも通り、教室に着くと…自分の席に着く。

 

六花「おはよ〜。」

 

なみこ「おっ、おはよ六花!!」

 

はっす「姉御、おはようごぜいやす。」

 

六花「ちょいちょい、それ何弁?w」

 

そこに六花が来て、なみことはっすと会話を始める。

 

直喜(あ、六花ちゃん……)

 

思わず六花を見る直喜…すると、不意に彼女と目があった。

 

直喜「…!……。」

 

目があった途端、視線をそらしてしまう直喜。その後の授業でも、中々集中ができず、教員からも心配されてしまった。

 

 

 

その日の昼休み……

 

直喜は今日も、屋上で1人…弁当を食べている。

 

直喜(まだ胸が熱い…それに、ちょっと息が苦しい……)

 

なみこ「お、いたいた。」

 

はっす「やぁやぁ直君♪」

 

そこに、なみことはっすがやって来る。

 

はっす「って、直君…顔赤いよ?」

 

なみこ「ホントだ、具合悪いの?」

 

直喜「あ…えっと、その……」オロオロ…

 

なみこ「あぁ、ゴメンゴメン!ウチらの聞き方が悪かったかな?」

 

直喜「ち、違う…!」

 

直喜は2人に、悩みを打ち明けることにしたのだが……

 

直喜「えっと、他の人には言わないで欲しい…しゅ、しゅひぎむで……」

 

はっす「うんうん、分かったよ直君。」

 

なみこ「珍しいな、直喜が守秘義務を頼むとは…あ、初めてか。」

 

直喜「えっとね…んっとね……!」

 

はっす「よしよし、ゆっくりで大丈夫だよ?」

 

直喜は、最近胸が熱いこと…息が苦しいこと…特に具合が悪い訳では無いが、中々眠れないことを話した。

 

なみこ「フムフム、成程…直喜、それってつまり……」

 

直喜「な、何か分かったの…?」

 

なみこ「もちろん!!それはズバリ…

 

 

 

 

だよ!!」ドヤァッ!!

 

ドヤ顔で言うなみこだが、直喜には恋が何なのか分からなかった。

 

直喜「こ、こいって…何?」

 

はっす「つまり直君は、ある人のことが好きなんだってことだよ。恋ってのはさ、胸が熱くなって、息も苦しくなって来るし…頬も赤くなる。まさに、直君の症状がそうなんだよ。」

 

直喜「だ、誰かを…好きに……う、ウルトラマンは好きだけど…」

 

なみこ「そっちの好きじゃなくてね、例えばそうだな…将来結婚して幸せになりたい〜、とかね?」

 

直喜「け、けけけ結婚んんんん!!??」アワアワ

 

なみこの言葉を聞いた直喜は、顔を真っ赤にしては目に渦巻きを作る。

 

なみこ「あはは、直喜ったら…ウブだねぇ♪」

 

はっす「誰が好きなんだろ、教えられる?」

 

直喜「ま、ままままだ…お、おし…教えない…!!」

 

はっす「そっかぁ…」

 

直喜「で、でもでもでもでも!!ど、どうしたら良いのか…!!」

 

なみこ「焦るな焦るな?ウチらは直喜の味方なんだから、どんどん頼ってよ♪」

 

はっす「そーそー、どんなときでも良いからさ♪」

 

直喜「な、なみこちゃん…はっすちゃん…!!」キラキラ…!

 

なみことはっすの言葉に安心した直喜は、思わず目を輝かせていた。

 

 

なみこ(直喜可愛過ぎだって!!)

 

はっす(六花に見せたら卒倒しそう♪)

 

 

そんな2人がスマホのカメラを連写していたのは、流石に気づかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

六花(な、直喜が恋…!?うそ、誰に!?)




ED~ASH DA HERO『Everything』~♪
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