【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~とんねるず『シュワッチ!ウルトラマンゼアス』~♪


第122話 大空の先に

ある日の休日……

 

 

ニュースキャスター『〜〜海で発生した台風は、現在ーー』

 

近くの海に、台風が発生したとニュースにて報道された。

 

直喜(台風かぁ…こっちまで来ないと良いんだけど……)

 

この日、直喜は外には出ておらず…自宅マンションで過ごしていた。ここ最近、ツツジ科では台風や地震等の自然災害は起きなかった。そもそも、この街では自然災害は一度も起こっていない。

 

ニュースキャスター『た、只今入りましたニュースです!!〜〜海で発生した台風が、突如消えました!!』

 

直喜「…えっ!?」

 

突然入ってきたニュースに、直喜はビックリする。何と、台風が忽然と姿を消したのだ。ニュースキャスターが混乱する中…

 

直喜(…も、もしかして…怪獣の仕業、なのかな……考えられるのは、あの怪獣しかいない…!)

 

…直喜は一つの仮説を考えた。消えた台風は、自然にできたのではなく…何らかの怪獣によって発生した。そしてそれは、またどこかで発生する。

 

 

 

 

 

レディベンゼン星人「フフフッ…ウルトラ怪獣ではあるけれど、ゼアスの光線技はきっと効かない筈…その上、この街自体も破壊できてWin-Winね。」

 

その頃、レディベンゼン星人は上空を見上げ…青空がみるみる曇っていく様子を見ていた。直後、竜巻が発生したと思うと…渦の中心に、クラゲのような何かの姿があるのが見えた。

 

レディベンゼン星人「…さ、いってらっしゃい。」

 

それを見たレディベンゼン星人は、その場から静かに姿を消していった。まもなく、渦は台風となり…街へと向かって行った。

 

 

 

やがて、ツツジ台は強烈な台風に包まれてしまった。

 

直喜(た、台風だ…戸締りも大丈夫、食べ物や飲み物も大丈夫、後は後は……)

 

予め飲食物や防災グッズを購入しておいた直喜は、迅速に対応できた。その時……

 

ゴンゴンゴンッ!!

 

玄関のドアをノックする音が聞こえてきた。

 

直喜(ん、誰だろう…?)

 

直喜は玄関に向かって、ドアを開けるとそこには……

 

 

亜子「あっ、なおちー!!突然ごめん!!」

 

蘭萌「ご、ごめんなおちん!!ちょっと避難させてくれる!?」

 

 

クラスメイトの亜子と蘭萌が立っていた。大風に吹かれ、大雨に打たれ…服装は乱れており、びしょ濡れになっていた。

 

直喜「ふ、二人共入って!!」

 

慌てた直喜は、亜子と蘭萌を部屋に上げた。すぐにタオルを渡し、ストーブをつけると、風呂を沸かし始めた。

 

直喜「こ、ここに…」

 

亜子「な、なおちーありがとー!!」

 

蘭萌「うぅ…さ、寒っ……」

 

亜子と蘭萌をストーブ前に座らせると、温かい飲み物を提供した。やがて、2人が落ち着いた時…直喜は2人に声を掛けてみる。

 

直喜「ふ、古間さんも丸佐さんも…一体、どうしたの……?」

 

亜子「あぁ、ウチね…学校に忘れ物しちゃって、取りに行ってたの。」

 

蘭萌「ウチはダンス部の練習があったの。帰りに亜子と合流して一緒に帰ってたら、急に天気が荒れちゃって…」

 

直喜「そ、そうだったんだ…た、大変…だったね……」

 

理由を聞いた直喜は、2人を労った。

 

直喜「え、えっと…ゆっくりしてって…?…せ、狭いけど……」

 

亜子「いやいやいやいや!全然狭くないって!!」

 

蘭萌「ホンっとにありがとうなおちん!!」

 

亜子「なおちー、君は救世主だよ…!!」

 

直喜に感謝した亜子と蘭萌は、ここで世話になる代わりに…家事や料理等を手伝うと言ってくれた。戸惑う直喜だが…

 

ゼアス(直喜君、ここは亜子ちゃんと蘭萌ちゃんの言葉に甘えておこう。時には誰かに頼ることも大事だよ。)

 

ゼアスの助言を聞き、ご行為に甘えることにした。やがて、風呂が沸いたので、直喜は亜子と蘭萌に風呂を使ってと言った。2人はそそくさと風呂に向かった。

 

直喜(あっ…古間さんと丸佐さん、着替えあるかなぁ……)

 

直喜が心配すると…彼の心配は的中した。

 

亜子『やばっ!?ウチら着替え無いじゃん!!』

 

蘭萌『ウチはある…って、雨に濡れちゃってた!!あっ、そうだ…なおちんに貸してもらう!?』

 

亜子『流石にそれは…って、言いたいとこだけど……』

 

案の定、2人は着替えが無く…風呂場でテンパっていた。

 

直喜(し、しまった…!!)

 

直喜は慌ててタンスを開けると、急いで良さそうな着物を探す。

 

直喜(な、何か…何か無いかな…!?)ゴソゴソ…

 

しかし、どれもこれもウルトラマンのロゴやウルトラ怪獣のシルエットが描いてある服や、ダサいTシャツぐらいしかない。

 

直喜(ずっとお風呂にいると風邪引いちゃうし……こ、こうなったら…僕の独断と偏見になるけど、2人に似合いそうな物を…!!)

 

直喜は亜子と蘭萌に似合いそうな服を選び、それをカゴに入れると…そっと脱衣所前に置いた。

 

直喜(…ふぅ、これで……)

 

ホっとしたのも束の間…さらなる問題が……

 

亜子『ちょっ、蘭萌…ブラとパンツどうする?』

 

蘭萌『ちょいちょい!!なおちんが居るんだから!!』

 

直喜(ぱ…ぱ…パ!!??)オロオロ

 

亜子と蘭萌の下着についてだ……しかし、ここには女性用の下着は1つも無い。彼女らの会話が聞こえてしまった直喜は、顔を真っ赤にし、オロオロしてしまう。しかし、今それどころではない。

 

直喜(えっと、えっと……!!)

 

またまたタンスへと向かった直喜は、新品で未使用の下着を探した。

 

直喜(あっ、あった!!よし…これなら……!!)

 

直喜は2人の着替えの中に、新品未使用の肌着とボクサーパンツを入れた。

 

直喜(…流石に使ってるのを渡したら、マズいよね?)汗

 

考え事を始めると、風呂場のドアが開く音が聞こえたため…直喜はそっとリビングへと戻って行った。

 

 

 

亜子「…はぁ、気持ち良かった〜。」

 

蘭萌「てか、亜子声大きいって…!なおちんに聞かれたらどーすんのさ!?」

 

亜子「ごめんごめん…!」汗

 

身体にバスタオルを巻いた2人は、脱衣所の出入り口のドアをそっと開ける。

 

蘭萌(…!!…もしかしてなおちん、用意してくれたの?)

 

亜子(き、着替えだ…!!)

 

そして、着替えの入ったカゴをそっと持っていくと…着替え始める。

 

蘭萌「…ん?何これ…?」

 

亜子「これって、下着じゃね?」

 

蘭萌「って、値札が着いたままだ…もしかしてなおちん、そこまで考えてくれたの?」

 

亜子「うおおお…なおちー、救世主を通り越して神だ…!!」

 

蘭萌「まぁ、レディースのボクサーパンツもあるからね。ウチらが身に着けても不自然じゃないよね?」

 

亜子「あるある、不自然じゃない!!」

 

安心して着替えを終えた2人は、ドライヤーで髪を乾かした後…リビングへと向かった。

 

 

 

直喜(あっ!?し、しまった…ね、値札切るの忘れてた…!!や、やっちゃった……)

 

直喜が新品の下着の値札を切り忘れていたことに気付いた頃、亜子と蘭萌が風呂から出てきた。

 

亜子「なおちーありがとー!!マジで感謝しか無いわ!!」

 

蘭萌「色々考えてくれたんだよね?ありがとうなおちん!!」

 

直喜「へっ!?あ、あぁ…う、うん……」

直喜(あの会話、聞かなかったことにしとこ…)汗

 

今回は、値札を切らなかった事が正解だった。

 

亜子「ね、ねぇなおちー…ウチらの話、もしかして聞こえてた?」

 

蘭萌「ちょっ、亜子…!!」アセアセ

 

直喜「…えっ、何のこと?」

 

亜子「…あ、ううん何でもない!!」

亜子(よ、良かったぁ…聞こえてなかったみたいだ……)ホッ…

 

蘭萌(よ、良かったぁ……)ホッ…

 

ちょっぴり破廉恥な会話が直喜に聞こえなかったことを知るや否や、ホッと胸を撫で下ろす亜子と蘭萌。

 

直喜(本当は聞こえてたけど、それじゃあ古間さんと丸佐さんにも失礼だし…な、何より…ぷ、ぷらいばしーを守んないと…!!)

 

本当は聞こえてしまっていた直喜だったが、彼女らの羞恥心に配慮し…優しい嘘をついたのだ。『亜子と蘭萌のプライバシーを守らないと』と思っていた直喜だが、正しくは『亜子と蘭萌の羞恥心に配慮しないと』である。

 

亜子「てかさぁ…蘭萌のその格好めっちゃ似合う、カッコいい。」

 

蘭萌「そういう亜子も、よく似合ってるよ?」

 

現在、亜子が着ている服装は…初代ウルトラマンや登場したウルトラ怪獣が白黒イラストとして描かれている黒いTシャツだ。一方の蘭萌は…初代ウルトラマンのぐんぐんカットが描かれたTシャツを着ている。2人共、今の服装を気に入ったようだ。

 

直喜「あ、それ…よ、良かったらあげる。」

 

亜子「えぇっ!?流石にそれは悪いって!!」

 

蘭萌「そうだよなおちん!!これ、高いでしょ!?」

 

直喜「ううん、そんな事無いよ?」

 

直喜は和室にあるタンスを開け、ウルトラマンのTシャツを取り出す。

 

直喜「これね、ウルフェスで買えるんだ。値段も5000円未満で買えるヤツが多いから、古間さんのも丸佐さんのも…大体1500円程度で買える、結構安いんだよ?」

 

直喜の言葉に、「「へぇ〜!!」」と感心する亜子と蘭萌。

 

直喜「それに、僕はウルトラマンのTシャツいっぱい持ってるし…それ、新品未使用だから、良かったら使って?要らなかったら捨てちゃっても良いんだけど…」

 

亜子「いやいや、これ絶対捨てないわ!!ウチ、これ気に入ったしさ♪」

 

蘭萌「ウチもこれ好き、何か力が湧いてくる気がするし…練習着として使えるよね。」

 

直喜「だったら尚更貰ってよ。僕もバイトしてお金貯めてるし、欲しくなったらまた買えるから。」

 

直喜からウルフェス限定の服を貰った亜子と蘭萌は、これでもかと思う程直喜に感謝をした。

 

亜子「あっ、シャツとパンツどうしよっか…」

 

蘭萌「あ、亜子…!!…あー、なおちん……何か、ごめんね…?」汗

 

直喜「だ、だ、だいじょーぶ……ソレモ、アゲル……」汗

 

亜子がうっかり口を滑らせ……二人は新品未使用のシャツとボクサーパンツも、結局貰うことにした。

 

 

 

外を見ると…台風は更に勢いを増し、轟々と音を立てていた。

 

直喜「…!!」

直喜(あ、あれは…!!)

 

上空には、何やらクラゲのようなシルエットが見える。

 

亜子「えっ、あれ何?」

 

蘭萌「もしかして、UFO?」

 

亜子と蘭萌も、上空にいるシルエットを見た。

 

直喜「ううん、あれはUFOじゃない……台風怪獣『バリケーン』…頭の傘を回して台風を生み出してるんだ。」

 

ウルトラ博士と呼ばれる直喜は、ウルトラ怪獣を知り尽くしている。どうやら、この台風は…怪獣が起こしていたようだ。

 

亜子「か、怪獣!?」

 

蘭萌「なおちん、あれどうやって倒すの…?」

 

直喜「もう攻略プランは思い付いた、行ってくるよ。」

 

直喜はピカリブラッシャー2を取り出すと、歯磨きを開始する。

 

亜子(そっか…なおちーはウルトラマンなんだ。)

 

蘭萌(なおちん、お願い…!)

 

亜子と蘭萌も、直喜がゼアスであることを知っている。直喜は歯磨きを終えると…

 

直喜「ゼアス!!ピカァァアアアアアアッ!!

 

ブラッシャーを高く掲げ、目映く優しい光へと包まれていった。やがて、外にウルトラマンゼアスが出現…台風の目へ向かって飛び立って行った。

 

 

 

上空へと飛び立ったゼアスは、台風怪獣『バリケーン』を見つけると、縦に勢い良く回転し…『ウルトラかかと落とし』を繰り出した。

 

ドゴォッ!!ドゴォッ!!ドッゴォォオオオオッ!!

 

ゼアスの攻撃を受けたバリケーンは、地上へと落下していく。それを追ってゼアスも、地上へと降り立つ。ゼアスが降り立った直後…

 

バリケーン「キュルキュルキュルキュル!!」

 

バリケーンが急速に接近し、両足でゼアスを挟んだ。次の瞬間…

 

 

ビリビリビリビリッ!!

 

 

放電を繰り出し、ゼアスに強力な電気を流した。

 

ゼアス「グッ!?」

 

ゼアスはバリケーンにチョップ攻撃を繰り出すと、拘束から逃れた。そんなゼアスに、バリケーンは口からガスを吐き出した。

 

ゼアス「ッ!?」

 

咄嗟に避けたゼアスは、近くにある煙突を引き抜く。

 

直喜(バリケーンに光線技は効かない…ジャックのスペシウム光線を食べちゃう程だもん…それならこれで…!!)

 

引き抜いた煙突から鎖が伸びると、持ち手が青い光を放ち始める。これは、ゼアスの新武器『ゼアスヌンチャク』だ。光線技が通用しないバリケーンに、武器を使って戦おうと考えたのだ。

 

ゼアス「!!」ヒュンヒュンッ!

 

ヌンチャクを振り回し、バリケーンを威嚇するゼアス。バリケーンは触手を伸ばして来た。

 

ゼアス「デヤッ!!ジュアッ!!」バシッ!!バシッ!!

 

ゼアスはヌンチャクで触手を弾き、バリケーンに急接近する。

 

ゼアス「へアッ!!」ドゴドゴドゴドゴォッ!!

 

そして、ヌンチャクを振るって連続攻撃をバリケーンに浴びせる。

 

バリケーン「キュルキュルキュルキュル!!」ピカァッ!!

 

しかし、バリケーンが頭部の発電器官を発光させ、ゼアスに触手を伸ばした。

 

ドカッ!!

 

ゼアス「グアッ!?」

 

足元を攻撃されたゼアスは転倒してしまう。そんなゼアスに、バリケーンは触手で攻撃を仕掛けてくる。ゼアスは後転で距離を取ると、大空へ飛び立つ。しかし…

 

シュルッ…パシッ!!

 

ゼアス「ッ!?」

 

足がバリケーンの触手に捕まってしまい、地上へと引き摺り戻された。背中から地面に落ちたゼアスは、泥まみれになってしまう。

 

直喜(ゼアス、大丈夫!?)

 

ゼアス(大丈夫!!今の僕に、泥の汚れなんて何ともないよ!!)

 

幸い、潔癖症を克服しているゼアスにとって、汚れはへっちゃらだった。バリケーンはゼアスに攻撃を仕掛け、地面に転がす。やがて、触手を伸ばすと…ゼアスの首を締め始める。

 

ゼアス「グッ!?」

 

ゼアスはゼアスヌンチャクを落としてしまうが、バリケーンの触手を振り払い、拘束から逃れた。バリケーンの触手を払った後、ゼアスは『ゼアスラッシュ』を放ったが…バリケーンは口を開けてゼアスラッシュを食べてしまう。

 

直喜(これも効かない…こうなったら、バリケーンを上空に上げて倒すしか無い…!!)

 

バリケーンは頭の傘を回し、突風を起こそうとする。それを見たゼアスは…

 

ゼアス「ジェアッ!!」ビシィッ!!

 

バレエの『アティチュード』のような片足立ちの姿勢を取り、超高速で回転し始める。そのまま回転しながらバリケーンに向かって行くと、バリケーンを遥か彼方の上空へと蹴り飛ばした。必殺技『スーパーゼアスキック』だ。

 

直喜(よし…!!)

 

ゼアスは大空へ飛び立ち、バリケーンに最後の勝負を仕掛けて行った。

 

 

 

バリケーンは空中で台風を起こしており、竜巻に包まれていた。

 

直喜(簡単には勝たせてくれないか…それなら、こっちも全力で行くよ!!)

 

ゼアスはバリケーンを包む竜巻に向かって飛んでいく。その時……

 

グリッドマン『ウルトラマンゼアス!私も共に行こう!!』

 

グリッドマンが駆け付けてくれた。

 

直喜(グリッドマン!!あれ、グリッドマンって空も飛べるんだ。)

 

今のグリッドマンは、背中に翼がついており、足からジェットを噴射している。これは、グリッドマンとスカイヴィッターが合体した姿『スカイグリッドマン』という形態だ。高い飛行能力を発揮する他、両手が空いているため、スカイグリッドマン固有の能力とグリッドビームを同時に使用することができるのだ。スカイグリッドマンはバリケーンを覆う竜巻の風武きと逆の方向に旋回し、竜巻を弱めていく。ゼアスは左手を右肘に乗せ、右手の先からマシンガンのように光弾を連続で発射した。ウルトラマンジャックの技の1つ、ウルトラロケット弾を参考に考案した新必殺技『ゼアスロケット弾』である。

 

チュドンッ!ドカァアアンッ!!

 

バリケーン「キュルキュルキュルキュル!!」

 

ゼアスロケット弾は、バリケーンに効いているようだ。ゼアスは再びバリケーン目掛けて、ゼアスロケット弾を発射した。スカイグリッドマンが竜巻を弱くしたおかげで、バリケーンは飛行能力を失い、地上へと落下していく。ゼアスは素早くバリケーンの下に潜り込み、上空へと上昇していく。やがて、雲の上へと到達すると…ゼアスはバリケーンを更に上空へと運んでいく。そのまま大気圏に突入する……と、思っていたら……

 

ゼアス「ッ!?」

直喜(な、何あれ…!?)

 

ゼアスの視線の先には、何やら高層ビル群のような何かが見える。ふと、アノシラスの言葉が脳裏に浮かんだ。

 

 

この街の外には…

 

何も無いよ?

 

 

直喜(も、もしかして…アノシラスが言ってたことは……!!)

 

ゼアス(直喜君!!)

 

直喜(…はっ!?)

 

やがて、ゼアスに持ち上げられたバリケーンが、ジタバタと暴れ始めた。すかさずゼアスは、バリケーンを投げ飛ばし…空中でスーパーゼアスキックを発動、バリケーンを撃破した。

 

直喜(天井にある街…あれは一体……)

 

そこに、スカイグリッドマンも到着…天井に広がる街のような物を目の当たりにする。

 

直喜(ねぇゼアス…ここからどうやって宇宙に帰ってるの?)

 

ゼアス(亜空間を生み出してそこから宇宙に向かったよ。)

 

直喜(だとすると…ゼアスはここに来た時から、これを知ってたの?)

 

ゼアス(黙っててごめん…いつ言おうかと悩んでいたんだ。言ってしまえば直喜君を混乱させてしまうし……)

 

直喜(…そうだったんだ。じゃあ、ゼアスは僕が混乱しないよう、配慮してくれてたんだね。)

 

ゼアス(そう言って貰えると、気が楽になるよ…)

 

凶悪怪獣を倒した2人のヒーローは、ツツジ台へと戻って行った。

 

 

 

バリケーンが居なくなったツツジ台には、曇1つ無い晴れ空が広がっていた。

 

直喜「……。」

 

自宅マンション前に降り立った直喜は、思わず空を見上げる。

 

直喜(あの街みたいなのは、一体何なんだろう…あそこに誰か居るのかな、もしそうだとしたら……)

 

ガチャッ…

 

亜子「あっ、なおちーおかえり♪」

 

蘭萌「なおちん、やっつけたんだよね?」

 

直喜「……。」

 

亜子「ん?なおちー、どうしたの?」

 

直喜「…あ、古間さん、丸佐さん……うん、バリケーンは倒したよ……」

 

蘭萌「良かった、これで安心して帰れるね。なおちん、近々今日のお礼するね。」

 

直喜「ううん、大丈夫…その気持ちだけで十分だよ。」

 

亜子と蘭萌を見送った直喜は、自宅マンションへと入って行くと…また、考え事を始めた。

 

直喜(やっぱり……この街は何かがおかしい…今日のような上空都市に岩やガスだらけの何も無い空間…それに、あちこちにいる謎の怪獣の影……これらを…アカネちゃん1人がやったなんて、考えられない……)

 

考えれば考える程、この街の謎は深まるばかりであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レディベンゼン星人「今回は、新技と新武器を使ったみたいね……でも、まだまだだわ……次は、あの4人組をターゲットにしようかしら?ウフフフ♪」

 

レディベンゼン星人は、次の作戦へ向けて…再び、行動を開始した。




ED~ASH DA HERO『Everything(English ver.)』~♪
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