【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~OxT『UNION』~♪


第12話 結・成

ある日の休日…とある高級マンションのロビーにて……

 

A、B、Cの3人が対面式で集まっていた。

 

 

転生者 A「単刀直入に言う。俺達で手を組まねぇか?」

 

 

転生者 B「…は?」

 

転生者 C「何言ってんだお前?」

 

Aの一言に、BとCは困惑していた。そんな彼らに、Aは語りかける。

 

転生者 A「まぁ聞けって…今までの俺達はさ、何もかもが上手く行ってたろ?」

 

転生者 B「…言われてみれば、確かに……」

 

転生者 C「…そうだな。今まではな……」

 

Aの話に耳を傾け始めるBとC。

 

転生者 A「何故こうなったか…原因は、アイツ…神山だ。」

 

転生者 B「六花達と楽しそうに話していたあのガキか…」

 

転生者 C「そうか…あの野郎が原因ってのか?」

 

転生者 A「そうだ。アイツ、六花とアカネだけじゃなく…なみことはっすまで洗脳してやがる。だから…」

 

Aは椅子から立ち上がると、BとCにこんなことを言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転生者 A「俺達で、六花達を救うんだ!!」

 

まるで正義のヒーローを気取るかのように、Aは続ける。

 

転生者 A「六花達は神山の奴に洗脳され、助けを求めている!!だから、俺達で六花達を救いだして…あんなことやこんなことをなァ♪」

 

転生者 B「よぉし、乗った!!俺も賛成する、だが…神山をすぐに殺しちゃあ詰まんねぇから、アイツが見てるとこで六花達を襲ってやろうぜ?」

 

転生者 C「ヒヒヒヒ…良いねぇ、神山の泣き叫ぶ姿が目に浮かぶぜェ♪」

 

こうして、3人の転生者達は…手を組むことにし、六花達を救う(?)ために…行動を開始しようとしていた。

 

 

 

そして、どこから入手したのか…とある水上公園にやって来た。その理由は……

 

転生者 A「よし、ここに神山と六花達が来るみてぇだ…」

 

転生者 B「うほほほ…六花達の水着姿を拝めるなんて、最高だぜ♪」

 

転生者 C「後は…神山の泣き叫ぶ姿が見れりゃ、もっと最高だぜ♪」

 

どうやら、ここに六花達が来るようだ……実は、六花とアカネは直喜とのプールデートをかけて、亜空間で勝負し…六花が勝った。そこで、直喜をプールデートに誘ったところ…「なみこさんとはっすさん、新条さんも誘っても良いかな?」と、直喜が提案した。六花は喜んで彼の提案を飲んだのだ。

 

転生者 A「おっ、来たぞ。」

 

転生者 B「んじゃ、作戦開始だ。」

 

彼らが考えた作戦は…題して、『トリプルイケメンスマイル作戦』である。センスねぇなぁおい……

 

失敬…具体的に、何をするのかと言うと……偶然を装って六花達に近づき、持ち前の『イケメンオーラ』と『イケメンスマイル』を全快にし、直喜を仲間外れにするというモノだ。やがて、直喜と歩く六花達が水上公園に入ってくると、3人はそれを待ってたかのように出て来て…

 

 

転生者 A「やぁっ!!奇遇だね!!」

 

転生者 B「こんにちは!」

 

転生者 C「六花ちゃん、アカネちゃん、なみこちゃん、はっすちゃん、俺らと良かったらお茶でもしない?」

 

 

…と、イケメンスマイルで声を掛けた。しかし……

 

 

なみこ「直喜、誘ってくれてありがとうね♪」

 

はっす「直く~ん、超優しいじゃ~ん♪」

 

六花「まぁ、本当は直喜と2人きりが良かったけど…でも、直喜が言うなら仕方ないか♪」

 

アカネ「えへへ~、直喜君とプールデートだ~♪」

 

 

ヒロイン達は3人に目もくれず、完全スルーしていた。

 

転生者「「「んなっ!?」」」

 

3人の転生者は混乱した。3人の力を結集しても、ヒロイン達は誰一人こちらに振り向かなかったのだ。この状況に、焦り出した3人は…強行手段に出ることに……だが、その判断が仇となってしまうことを、この時の3人は知るよしも無かった。

 

 

転生者 A「おいおい、無視するのは良くないじゃないか。」

 

転生者 B「そうだ、こっちは折角君達の為に話し掛けてあげているのに!!」

 

転生者 C「俺達と来いって!!」

 

 

その時、六花とアカネが足を止め…嫌そうな顔を、3人に向ける。漸く振り向いてくれたことで、3人の転生者は嬉しそうな顔をする。

 

六花「なみこ、はっす…先に行ってて?

 

六花の低く、ドスの効いた声を聞いたなみことはっすは…直喜を連れて、先に行く。

 

 

アカネ「折角直喜君とのデートなのに…

 

また邪魔しに来たんだ?

 

 

アカネは闇のオーラを剥き出しにした状態で、3人の転生者にブチギレていた。

 

六花(あ~あ…アカネはこうなったら、中々止められないんだよね~……)

 

直喜とのプールデートに水を差されたことにキレた六花とアカネは、亜空間を形成……『メタフィールド』と『ダークフィールド』を合わせた『ダークメタフィールド』に3人の転生者を引きずり込んだ。

 

 

 

直喜「あ、あれ…?六花ちゃんと、新条さん…お、遅いね…?」

 

なみこ「多分飲み物でも買いに行ったんじゃない?」

 

はっす「そうだ、待ってる間にさ…これ、やっちゃう?」

 

はっすは自分のゲーム機を出す。それを見た直喜は、すぐに『ウルトラマンFEN』を起動した。六花とアカネを待つ直喜達は…ウルトラマンのゲームで対戦することにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

六花「はぁっ!!やぁっ!!」ドゴォッ!!ドゴォッ!!

 

転生者 A「ぐあっ!?がはっ!!」

 

アカネ「死ねシネシネェェエエエエエエ!!

 

転生者「「「うわぁぁああああああああ!!」」」

 

ダークメタフィールドの中では、3人の転生者が…目当てのヒロインにボコボコにされていた。圧倒的な強さを見せる六花とアカネに、転生者達は全く歯が立たず…終始やられっぱなしであった。

 

 

六花&アカネ「「消えろ…!!」」

 

 

六花とアカネは、腕を十字に組み…光線を発射した。六花は『ウルトラマンダイナ』の必殺技『ソルジェント光線』を…アカネは『にせウルトラマンダイナ』の必殺技『ダークソルジェント光線』だ。

 

ドガァァアアアアアアアアアアアンッ!!

 

転生者「「「ギャァァアアアアアアアア!!」」」

 

六花とアカネの光線を諸に受けた3人の転生者は…全身黒焦げになり、ボロボロにされ…行動不能となった。

 

 

六花「はぁ、ほんっとムカつく…

 

アカネ「本当は殺したいけど…

 

それじゃ直喜君に嫌われちゃうから…

 

オリシスに頼んで、適当に捨てて貰おっか?

 

 

六花とアカネがそう言ってすぐ…彼女達の近くに、オリシスが姿を現す。

 

オリシス「おぉ…派手にやったな……」

 

オリシスはボロボロになった3人の転生者と共に姿を消した。その後、六花とアカネは誰にも気付かれることなく元の世界に戻り、直喜達の元へ向かった。

 

 

 

オリシス「……。」

オリシス(直喜に、ウルトラマンが宿っているな…だが、それは黙っておこう。)

 

そう思ったオリシスは、河川敷に3人の転生者を投げ捨て…姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

六花「お待たせ~!」

 

あの後、何事も無かったように戻って来た六花とアカネ。直喜はなみことはっすと一緒にゲームをしていた。

 

なみこ「おっ、お帰り~♪」

 

アカネ「ムゥッ…なみことはっすズルいよ~!!」プンスカッ!

 

はっす「ふふん、これは特権なのだ♪」

 

直喜「と、特権…」汗

 

はっすの言葉に、困惑する直喜。女性陣は、水着に着替えてくると告げ…

 

六花「直喜、ここで待っててね?」

 

アカネ「何かあったら電話してね?すぐに駆け付けるから♪」

 

直喜「う、うん…わ、分かった……」汗

 

六花とアカネが保護者の如く、言い付けをしたが…直喜はそれを素直に飲み込み、ここで待機することに……ちなみに、直喜は既に水着に着替えており…パーカーを羽織っていた。

 

直喜(パーカー持ってきて正解だったなぁ…だらしないお腹見せられないし……)

 

直喜の体型は、標準体型であり…特に、腹筋とかが割れている訳では無いのだ。他者から身体を見られることに抵抗がある彼は、予め適当なパーカーを購入し…それを持参してきたのだ。

 

直喜「……。」

 

待っている間、暇だと感じた直喜は…『ウルトラマンFEN』をやり、時間を潰していた。

 

直喜(やっぱり、ゼアスはカッコいいなぁ……まぁ、ドジなところがあるけど、僕はそっちの方が好きなんだよね~。)

 

ゲームに集中し、周りが見えなくなっていく直喜。そんな彼に、とある人物が声を掛けて来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ゼアス良いよね♪私は、ネクサスが好きだな~?」

 

 

直喜「えっ…?」

 

直喜が後ろを振り向くと、そこには…赤みがかった栗色のセミロングにアーモンド目で緑色の瞳を持つ少女の姿があり、直喜に優しく微笑んでいた。彼女はピンクのビキニに、白いトップスとショートパンツを身に付けている。

 

直喜「え、えっと……ど、どちら様…で、しょうか……?」

 

困惑する直喜に、少女は自己紹介をする。

 

 

夢芽「(みなみ) 夢芽(ゆめ)…好きなのは、古代海洋古生物とウルトラマン…特技は~…ふ・い・う・ち♪」

 

 

直喜に自己紹介した少女『南 夢芽』は、彼に近づくと…頬にキスをした。

 

直喜「ひゃっ!?///」

 

驚いて顔を赤くし…固まった直喜を見て、夢芽は満足したのか…

 

夢芽「また会おうね、直喜♪」

 

…と、彼に手を振り…去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢芽「……。」

夢芽(やっぱり、忘れられちゃってたか…ま、直喜に会えただけでも…嬉しかったな……)

 

水上公園から去っていく夢芽は…どこか、寂しそうな表情を見せていた。

 

夢芽(直喜に悪い虫が付いてるのは…

 

流石に目を瞑れないなぁ……

 

ま、最後に勝つのは…私だけどね♪)

夢芽「ふふっ、スマイルスマイル…♪」




ED~ASH DA HERO『Everything』~♪
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