【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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原作『SSSS.GRIDMAN』とは異なる展開で、物語を進めていきます。


第130話 新たな戦士と星人の魔の手

レディベンゼン星人(ちっ…どいつもこいつも使い物にならな過ぎ……まぁ良いわ、ゼアスは活動出来なくなった訳だし……)ギラッ!!

 

レディベンゼン星人が目を光らせると、先程ゼアスが倒した筈の再生怪獣達がまた出現した。だが、今度はグリッドマンが現れ…再生怪獣達と戦闘を始める。

 

レディベンゼン星人「グリッドマン…あんたも邪魔なのよね、精々エネルギー切れでも起こしてバテなさい?」

 

レディベンゼン星人はそう言うと、右手を前に突き出す。すると、右手から黒い霧のようなモノが発生し…再生怪獣達の元へ飛んで行く。再生怪獣達がそれを吸収すると、目が禍々しい赤色に変化し、更に凶暴化した。

 

グリッドマン「ぐっ!?ぐわっ!!」

 

凶暴化した再生怪獣達に追い詰められるグリッドマン。

 

将「マズイ…グリッドマンが、やられる…!!」

 

ジャンクの前で見守る将は、危機感を感じる。その時、紫色の光が出現したと思うと…怪獣形態になったアンチが姿を現した。アンチは両手から鋭い爪を出すと、再生怪獣達に向かって走って行く。爪を振るい、再生怪獣達を薙ぎ倒していくアンチは…グリッドマンの前に立つ。

 

グリッドマン「何故…私のために、戦う?」

 

アンチ「俺に与えられた命の意味を…俺は探す。」

 

 

俺は…お前を倒す為に産まれ……

 

お前を倒す為に生きている!!

 

 

再生怪獣達を攻撃するアンチが、段々紫色の光に包まれて行く。

 

 

お前を倒す為に…俺は……!!

 

お前と…共に戦う!!

 

 

やがて、光が消えると…そこには、グリッドマンに酷似した姿の戦士が立っていた。

 

レディベンゼン星人「…は?」

レディベンゼン星人(何なの、アイツ…グリッドマンをコピーしたって言うの…?)

 

もう一人のグリッドマンを見て、困惑するレディベンゼン星人。グリッドマンを倒す為、グリッドマンと共に戦うことを選んだアンチは…グリッドマンの姿そのものをコピーしたのだ。

 

マックス「グリッドマンをコピーした…?」

 

ヴィット「もう一人のグリッドマン…?」

 

ボラー「偽物だろ?」

 

キャリバー「いや、今のアイツは…本物だ。」

 

それは、グリッドマンの偽物では無い…倒すべき存在のグリッドマンを倒す為、グリッドマンを守るために生まれた戦士…その名は……

 

グリッドナイト

 

…である。グリッドナイトは、背中のジェットエンジンを吹かしながら高速で飛んで行く。そして、再生怪獣達を次々と地面に倒していく。素早い動きで、再生怪獣達を圧倒するグリッドナイト。

 

直喜「…ん?」

 

その頃…気を失っていた直喜は、漸く目を覚ましていた。

 

直喜(あ、あれって……ナイトさん?)

 

そして、再生怪獣達と戦うグリッドナイトを目の当たりにする。

 

グリッドナイト「ッ!!」

 

すると、グリッドナイトが直喜に気付いた。

 

グリッドナイト「聞こえるか、直喜…」

 

直喜「…えっ?その声…アンチ、君……?」

 

直喜の問い掛けに頷くグリッドナイト。

 

グリッドナイト「グリッドマンを倒してその後の事だが…結局、分からないままだった……だから、俺は…グリッドマンを倒すために、奴と共に戦うことを選んだ。」

 

直喜「…あ、アンチ君…!!」

 

グリッドナイト「見ていてくれ、直喜…!!」

 

やがて、グリッドナイトは右腕にエネルギーを纏うと…それを、丸ノコ状にし、再生怪獣達目掛けて飛ばした。グリッドナイトが放った技は、次々と再生怪獣達を真っ二つに斬って行く。そして、再生怪獣達はあっという間に爆散した。再生怪獣達が爆散すると、曇り空が晴れ…都市の様な何かが見えた。

 

 

 

レディベンゼン星人「……。」

レディベンゼン星人(やっぱり、あの娘が作った怪獣達じゃ無理ね……こうなったら、奥の手を使うしか……)

 

レディベンゼン星人は姿を消し、どこかへ瞬間移動した。その頃…六花の実家であり、リサイクルショップの前にて……

 

アカネ「……。」

アカネ(成る程、そういうことだったんだ……)

 

アカネがアレクシスと共にいた。グリッドマンがどのように変身し、どのように姿を現すのか…見破ったようである。だが、何もせず…そのまま立ち去って行く。

 

アカネ(オリシスとの約束…直喜君にずっと一緒に居る為に、人を殺してはいけない……もし、殺せば…もう二度と、直喜君と逢えなくなる……そんなの、嫌……)

 

アレクシス(アカネ君…だいぶ心が弱っているみたいだねぇ……直喜君が彼女を受け入れていれば…いや、それは直喜君自身が決めること……)

 

今まで何もかもが上手くいっていたアカネだったが…直喜と恋人になれなかったショックからか、何をするにも億劫になっていた。アレクシスは近くで見守ることしかできない。どうすることも出来ず…ただ、見守ることしか…今の彼にはできなかった。

 

アカネ(元々、直喜君は…私の勝手な理由で、生まれてきた存在……私が、ワガママだったから…ズルかったから……だから、きっと……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レディベンゼン星人(…見つけた。)

 

アカネとアレクシスの後を、遠くから尾行するレディベンゼン星人。

 

レディベンゼン星人(あの娘じゃなくて…アイツに何か細工すれば、きっと上手く行く……まぁ、最後にゼアスを倒すのは…この私♪)

 

そうして、また姿を暗ますレディベンゼン星人。彼女による、ウルトラマンゼアス抹殺計画は…着実に、進んでいる……

 

 

 

その頃…直喜は……

 

直喜(そうだった…ナイトさんは、未来のアンチ君……でも、それじゃあ何で…未来のアンチ君が、この世界に……?それに…この世界はもう……僕の知ってる、ツツジ台じゃ……)

 

すっかり変わり果てたツツジ台を目の当たりにし、更にはグリッドナイトに覚醒したアンチを見て…状況が上手く飲み込めずにいた。そんな彼の元に…

 

アカネ「…直喜、君…?」

 

アカネとアレクシスが、姿を見せた。

 

直喜「あ、アカネちゃん…それに、アレクシスさん…!?」

 

アカネ「久しぶりだね…あ、Mydoスーツ…似合ってたよ?」

 

アレクシス「久しいね直喜君、元気にしてたかい?」

 

直喜「……。」

 

アカネとアレクシスの言葉に、返答出来なかった直喜はずっと黙り込んでいる。そして、漸く口を開く。

 

直喜「ねぇ、アカネちゃん…教えて欲しいんだ……」

 

 

僕が一体、何の為に産まれて

 

何の為に、存在しているのか

 

 

真剣な眼差しを向ける直喜。アカネはもう隠せないと思ったのか、全てを語ろうとする。そこへ……

 

レディベンゼン星人「アレクシス・ケリヴ…アンタの身体、貰うわよ?」

 

黒霧と化したレディベンゼン星人が、アレクシスの身体を包んで行く。

 

アレクシス「むっ!?ぐぅっ…!!」

 

アカネ「…えっ?」

 

直喜「あ、アレクシスさん!?」

 

突然の出来事に、混乱するアカネと直喜。

 

アレクシス「ま、マズい…このままじゃ、私が…私でいられなくなる……な、直喜君…アカネ君……に、逃げるんだ…!!」

 

苦しむアレクシスは、やがて全身が黒霧に包み込まれて行き…

 

レディベンゼン星人『あっはっはっはっは!!良いわ、すっごく良いわ!!この身体…物凄い力が込み上げて来る!!

 

やがて、アレクシスでは無くなった。姿はアレクシスそのものだが…胸部にはレディベンゼン星人の顔が出ていた。ウルトラマンゼアスを抹殺する為、レディベンゼン星人はアレクシスに寄生し、その脳を支配したのだ。

 

レディベンゼン星人『フフフ…神山 直喜、いやウルトラマンゼアス……今から楽しいショーを始めるわ。きっと、良いショーになる……はっ!!

 

アカネ「ッ!?」

 

アレクシスを乗っ取ったレディベンゼン星人は、右手を前に出し…アカネを空中に浮かせ、ツツジ台高校へと向かって行く。

 

直喜「あ、アカネちゃん!!」

 

 

 

さきる「あれ、アカネじゃない?」

 

亜子「ほ、ホントだ…!!」

 

蘭萌「何、あれ…アカネ、もしかして捕まってるの…!?」

 

突如として空中に現れたレディベンゼン星人とアカネに、混乱するツツジ台高校の生徒達。

 

レディベンゼン星人『愚かな貴方達に教えてあげるわ…この娘、この街に怪獣を放っていた張本人よ?気に入らないモノを無くすためという身勝手極まりない理由で…多くの人の幸せを奪って来た。そんな悪い娘に、お仕置き…今からこの娘を、怪獣にしてあげる!!

 

レディベンゼン星人は全身を赤く光らせ…

 

 

インスタンス・ベンゼネーション!!

 

 

新条 アカネを怪獣へと変えたのだった。

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