【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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第137話 きっと何でもできる筈だよ

グリッターゼアス、電光超人グリッドマンは…最強の敵、アレクシス・ケリヴとベンゼキングに向かって構えを取った。

 

アレクシス「フン…ならばもう一度終わりを与えよう、グリッドマン!!」

 

ベンゼキング『今更パワーアップしたって、アタシには敵わないんだよ!!

 

 

 

BGM〜OxT『UNION』~♪

 

 

アレクシスとベンゼキングと同時に、ゼアスとグリッドマンも走り出す。グリッドマンは空中に飛び上がり、アレクシスと空中戦を繰り広げる。

 

グリッドマン「せやっ!!」ドゴォッ!!

 

アレクシス「むぅっ!?」

 

グリッドマン「はぁっ!!」バキィッ!!

 

アレクシス「ぐわああぁぁっ!!」

 

グリッドマンの攻撃を受け、アレクシスの身体は勢いよく地上に叩き付けられた。すると、グリッドマンの胸部にある『トライジャスター』から光が零れ落ちると、落ちた場所が光を取り戻していく。

 

グリッドマン(そうか…私の力は倒すだけの力ではなく……私の本当の力は…!!)

 

アレクシス「…うぐっ…!?」

 

グリッドマンは、胸部の前で腕を合わせると…

 

 

グリッドオオオオォォッ!!

 

フィクサァァアアアアッ!!

 

ビィィイイイイイイム!!

 

 

両腕を広げ、胸部全体から温かい光の光線を発射した。必殺技『フィクサービーム』だ。

 

アレクシス「ぐああああぁぁっ!?

 

フィクサービームは、アレクシスの全身を包み込んでいく。

 

アレクシス「フィクサービームだと!?何だ、この力はぁ!?」

 

すると、辺り一面がみるみる内に元に戻って行く。

 

グリッドマン「フィクサービームとはこの世界を修復する力…この世界を造った『新条 アカネ』の心を救う力だ!!」

 

 

 

『新条さん!!』『アカネ!!』

 

アカネ「……無理、私はもう…行けない……」

 

六花『大丈夫、アカネは1人じゃないから。』

 

アカネ「……。」

 

将『皆万能じゃないから、他人を必要とするんだ。新条さんが誰かを必要とすれば、このことだってきっと広がって行く!』

 

アカネ「……。」

 

裕太『この街だけじゃない…きっと新条さんの世界も!!』

 

アカネ「私に!!広い世界なんて無理だよ!!!!」

 

六花『だから私達を頼って欲しいし、信じて欲しい…その為の関係だから。』

 

アカネ「私との、関係…?みんな私の、私の…友達……ここは私の造った世界だから、この世界に私は居ちゃいけないんだ…自分の世界に帰らなきゃいけないんだ…私の場所に、でも怖い……」

 

直喜『アカネちゃん、失敗したって良い…空回りしたって良い……またやり直せば良いんだから…精一杯生きていれば、いくらでもやり直せるんだよ。焦らなくたって良い、少しずつで良いんだから…そうやって、人は大きくなっていくんだよ?』

 

アカネ「…!!…直喜、君……ッ!!」

 

アカネが目の前の扉を開いた瞬間……

 

 

 

グワアアアアアアァァッ!!!!

 

アレクシスが絶叫がこだました。

 

アレクシス「ま、まさか…アカネ君の心を治したと言うのかぁ!?」

 

グリッドマン「それだけではない!!人間の持つ可能性を力を、私は…私達は信じる!!」

 

アレクシス「そんな力がああぁぁっ!!」

 

アレクシスは右手の拳を振り上げる。それに対抗するため、グリッドマンはブースターを噴かせ、高速でアレクシスに向かって突進していく。

 

 

これが!!

 

生命あるモノの!!

 

力だああああぁぁっ!!

 

 

そして、アレクシスの顔面目掛けて強烈な右ストレートを放った。

 

 

ドッゴォォオオオオオオ!!

 

アレクシス「があっ!?これが…限りある生命の、力か……」

 

アレクシスが撃破されると、辺りが光に包まれ…壊れた街並みがどんどん元に戻って行く。電脳世界が曇り空になって行き…転がっているゼッガーの身体も消え…この世界全体が修復され、新たな地球へと生まれ変わったのだ。

 

 

 

BGM〜とんねるず『シュワッチ!ウルトラマンゼアス』~♪

 

 

 

ベンゼキングと地上で戦うグリッターゼアスは、両腕を広げて胸の前に持ってくると…

 

ゼアス「へアッ!!」

 

パンチと共に黄金の衝撃波『グリッターボンバー』を放った。

 

 

ドゴォッ!!

 

 

ベンゼキング『ぐはぁっ!?

 

ゼアスが放ったグリッターボンバーは、ベンゼキングの巨体をいとも簡単に吹き飛ばした。ゼアスは吹き飛ばしたベンゼキングに向かって助走を付けると、空中に飛び上がり…

 

ゼアス「デヤッ!!」ドゴォォオオオオンッ!!

 

ベンゼキング『ギャアアァァッ!?

 

右手に黄金のエネルギーを纏ったチョップ『グリッターゼアスチョップ』をベンゼキングの頭に叩き付けた。

 

直喜『マシンガンキックをやろう!!』

 

ゼアスの光となったクラスメイト達は、直喜の号令を聞き…彼と共に連続回転飛び蹴りを放つ。

 

 

ドゴォォオオオオンッ!!ドゴォォオオオオンッ!!

 

『『『ハアアアアァァッ!!』』』

 

ゼアス『デヤアアアアァァッ!!

 

ドッゴォォオオオオオオン!!

 

 

ゼアスのマシンガンキックと共に黄金の衝撃波『グリッターバニッシュ』が連続で放たれる。

 

ベンゼキング『がはっ!?ごぼっ!?ゴエエェェッ!!

 

ベンゼキングの巨体が地面に倒れる。

 

 

 

なみこ『直喜、凄いよ!!』

 

はっす『怪獣を圧倒してる…!!』

 

圧倒的な力でベンゼキングをねじ伏せるゼアス。そこには、クラスメイト達の直喜に対する信頼や好意が1つになっていた。

 

アカネ『…!!』

 

そこに、アカネが姿を見せた。彼女も、ゼアスの光となったのだ。

 

直喜『あっ、アカネちゃん!!』

 

アカネ『…な、直喜君。』

 

直喜『アカネちゃんも、僕達と一緒に戦おう!!』

 

直喜がアカネに手を差し伸べると、クラスメイト達も頷いて見せる。

 

アカネ『…うん!!』

 

アカネは直喜の手を取り、クラスメイト達の元へ降り立った。

 

直喜『皆!スペシュッシュラ光線を撃とう!!今の僕達なら、何者にも負けない…きっと、何でもできる筈だよ!!』

 

亜子『オッケー!!』

 

蘭萌『うん、わかった!!』

 

将『おう!燃えてきたぜ!!』

 

直喜と共に、クラスメイト達はまるで何かを大事に抱えるような独特の動作を行い、両腕を広げると…腕を逆十字型に組んだ。

 

『『『ヤアアアアァァッ!!』』』

 

 

 

ゼアス「シェアッ!!ビィィイイイイイッ!!

 

ゼアスの腕からは、黄金に光る必殺技『グリッタースペシュッシュラ光線』が発射される。

 

 

ドカァァアアアアアアンッ!!

 

 

ベンゼキング『ギャアアアアァァッ!!

 

 

ベンゼキングには、ウルトラマンゼアスのありとあらゆる技が通用しない…しかし、グリッター化した事で、光線の威力が爆発的に上昇し、ベンゼキングに大ダメージを与えた。

 

ベンゼキング『あ、アタシは…こんな、ところ…で…がぁっ!?

 

ゼアスを倒すために装備した自慢の装甲が完全に無力となり、ベンゼキングは弱っている。

 

 

 

直喜『よし、トドメだ!!皆、次は“アレ”を撃とう!!』

 

六花『うん、“アレ”だよね!!』

 

アカネ『んふふっ、シャドーを倒したアレだね♪』

 

直喜と共に、クラスメイト達はもう一度スペシュッシュラ光線の構えを取ると、再び腕を逆十字型に組んだ。ゼアスの腕からは再びグリッタースペシュッシュラ光線が発射された。

 

直喜『レディベンゼン星人!!これが…僕達が育んできた絆の力だ!!!!』

 

直喜は雄叫びを上げながら、腰をどっしりと落とし…初代ウルトラマンのスペシウム光線を彷彿とさせる構えとなる。そして…

 

 

直喜『シュワァァアアアアッチ!!

 

『『『シュワァァアアアアッチ!!』』』

 

 

クラスメイト達と共に、ウルトラマンの掛け声を力強く放った。

 

 

 

ゼアス『シュワァァアアアアッチ!!

 

キランッ…ビィィイイイイイイイイッ!!

 

 

ゼアスも口を開けて力強い掛け声を放つと、腕を逆十字型からクロス型に組み、黄金に輝く太い光線を発射した。グリッター化したことでクロススペシュッシュラ光線が強化された究極最強必殺技…

 

 

『グリッタークロススペシュッシュラ光線』

 

 

だ。すかさずナイスもミレニアムクロスを発射する。ゼアスとナイスが放った光線は、ベンゼキングの身体を貫いた。途端にベンゼキングの全身から火花が発生する。

 

ベンゼキング『そ、そんな…この力を持っても、アタシは…ゼアスに敵わないっていうの…!?そんなの、絶えられるわけ無いじゃない!!受け入れられないわ!!

 

消滅しようとするベンゼキングの前に、オリシスとマートが姿を現した。

 

 

言ったはずよ?貴女はゼアスに負けるって…

 

どれだけ強力な力を持っていたって…

 

運命から逃れることはできない。

 

 

私利私欲の為に多くの罪無きモノの生命を奪い…

 

悲しむモノを嘲笑って来た貴様には相応しい最期だな。

 

愛するベンゼン星人と、ツミビトの怨念と共に…

 

永遠の地獄へ墜ちて行くと良い。

 

 

ベンゼキング『〜〜〜ッ!!!!

 

 

オリシスとマートからの言葉を聞き、ベンゼキングは声にならない程の断末魔を上げながら大爆破した。ベンゼキングが撃破されると、空を覆っていた雲が晴れていき…快晴の青空が世界中に広がっていった。

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