【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~OxT『UNION』~♪


第13話 嫉・妬

やがて、直喜の元に…水着に着替えた六花達が戻って来た。

 

直喜「あっ、お…おかえり……」

 

六花「ふふっ、ただいま直喜♪」

 

直喜に笑顔を見せる六花。すると…

 

 

アカネ「…?」スンスンッ…

 

 

突如、アカネが匂いを嗅ぎ始めた。そして、直喜に黒ぉ~い笑顔を見せる。

 

 

アカネ「ねぇ、直喜君?

 

怒らないから…

 

正直に話してごらん?

 

他の女に、何かされた?

 

 

アカネは満面の笑顔で直喜に問い掛けるが…目が笑っていない。

 

六花「アカネ、やめなって…ほら、直喜が怖がってるじゃん?」

 

アカネの黒い笑顔に、恐怖を感じた直喜は…なみことはっすの後ろに隠れ、震えていた。

 

アカネ「あぁごめんごめん…それより、早く遊ぼ♪」

 

こうして、直喜とプールで遊ぶことにするのだが……

 

 

直喜「……。」

直喜(ど、どうしよう…僕が、カナヅチであること…言えない……)汗

 

 

運動音痴な直喜はカナヅチである…つまり、泳げないのだ。

 

六花「直喜、もしかして泳げない?」

 

直喜「ギクッ!?」

 

なみこ「いや、隠すの下手か!!」

 

はっす「ウチも泳ぐのは得意じゃないんだよね~…」

 

アカネ「私も泳げない。」

 

六花「それなら、私が教えてあげる♪私に任せて♪」

 

そして、六花は直喜に泳ぎを教えることに…アカネとなみことはっすが羨ましがったが……まぁ、仕方がないと思った。

 

直喜「ハァッ…ハァッ……」バシャバシャ…!

 

六花「そうそう♪上手いじゃん直喜♪」

 

六花の教えは分かりやすく、直喜は次第に泳ぎが様になってきた。そして、クロールで10m程は泳げるようになった。

 

六花「よしよし、頑張った直喜にご褒美♪」チュッ♥️

 

直喜「はわっ!?///」

 

六花は直喜の頬にキスをし、直喜は顔を真っ赤に染めた。

 

 

 

アカネ「…!!」ウググググ…!!

 

なみこ「ちょっ、アカネ!?顔!!顔!!」

 

はっす「女の嫉妬は怖いなぁ~…」

 

六花に泳ぎを教えて貰う直喜を見て、アカネは凄い表情を浮かべ、嫉妬していた。その後、プールから上がり…ウルトラマンのゲームで遊ぶことに……

 

 

 

アカネ「今日はありがとう!じゃあ直喜君、一緒に帰ろ♪」

 

直喜「う、うん……」

 

直喜はアカネに、自宅マンションに送って貰うことになった。夢芽とやり取りを問い詰められると思っていた直喜だったが…アカネがそれを問い詰めて来ることは無かった。

 

転生者 B「ゼェ…ゼェ……や、やっと戻って、来れた…!!」

 

彼らの近くに、Bの姿が……

 

転生者 B「あっ!?てめぇ神山ァ…何で俺のアカネといんだよ!?」

 

そして、アカネと一緒に歩く直喜に文句を言う。彼にビックリした直喜だが…

 

チーンッ!!

 

転生者 B「ッ!?」

 

アカネがBの股関を蹴りあげ…

 

アカネ「直喜君♪あの化け物とバイバイしようね~♪」

 

…と、怯える直喜を子どもをあやすお母さんのような対応をする。

 

転生者 B「あ、アカネ…ま、待ってくれ…!!」

 

アカネ「…チッ。

アカネ(いい加減しつこいなぁ……)

 

しつこく言い寄って来るBに、次第にイライラしてきたアカネは…

 

アカネ「直喜君、目を閉じて?」

 

直喜「えっ?…こ、こう?」

 

アカネ「そうそう上手♪後、後ろを向いて~…耳も防いでおこっか?」

 

直喜「わ、分かった…」

 

アカネの指示に素直に従った直喜を見て、Bの元へ向きを変える。

 

転生者 B「あ、アカネ…?」

 

アカネ「何回言わせんの?

 

気安く名前呼ばないで?

 

怒ったアカネは、拳を握りしめ、腕をL字型に組んで赤い光を放つ光線を放った。これは、『ウルトラマンシャドー』の必殺技『シャドリウム光線』だ。

 

転生者 B「うわっ!?ちょっと待っ」

 

ドガァァアアアアアアアアアアアンッ!!

 

Bが爆発に包まれたことを確認したアカネは、直喜に声をかける。

 

アカネ「直喜君、もう良いよ♪」

 

直喜「…あ、あれ…?さ、さっきの…人は……」

 

アカネ「私が追い払ったから大丈夫だよ~♪」

 

Bをぶっ倒したアカネは、直喜をマンションに送るため…直喜の帰路を、彼と共に歩く。

 

直喜「ね、ねぇ…し、新条さん?」

 

アカネ「アカネ。」

 

直喜「ふ…ふぇっ?」

 

アカネ「六花だけ名前で呼ばれてて羨ましい…だから、私のことも名前で呼んで?」

 

直喜「う、うん…あ、アカネ…ちゃん…?」

 

アカネ「っ!?なぁに直喜君!!」

 

直喜「う、うわぁっ!?」

 

自分の中の名前(しかもちゃん付け)で呼ばれ、アカネは嬉しそうな反応を見せた。

 

直喜「え、えっとね…ま、前にさ…この街に……あ、現れた怪獣を、倒してくれた…きょ、巨人のこと…知ってる?」

 

アカネ「えっ?あぁ、もしかして『グリッドマン』のこと?それとも、『ウルトラマンゼアス』のこと?」

 

直喜「ぐ、グリッドマン……?」

 

アカネ「うん、グリッドマン。あっ、そうそう!ゼアスも来てくれたんだよ!?」

 

直喜「え、えっ!?そ、そうなの…?」

 

必死に演技をする直喜…何故なら、ゼアスに変身しているのは…直喜本人だからである。

 

アカネ「……。」

 

直喜「……。」ドキドキ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカネ「…直喜君?」

 

直喜「は、はいっ!?」ビクッ!

 

アカネ「ひょっとして、私…直喜君に悪いこと、しちゃったかな?」ウルッ…

 

アカネは、直喜に怖い顔をして詰め寄ったことを思い出し…涙目になった。

 

アカネ「わ、私…な、直喜君を……」シクッ……

 

直喜「…!!」

 

今にも泣き出しそうなアカネを見た直喜は咄嗟に……

 

 

ギュッ!!

 

 

アカネ「…!!」

 

アカネを抱き締めた。そして、自分のことを少し話し始める。

 

直喜「ぼ、僕…昔ね……お父さんと、お母さんから…怒られてばっかり、いたんだ…何をしても怒鳴られて、叩かれたり…蹴られたり……それでね…僕が、泣いてる時……おじいちゃんと、おばあちゃんが…こうやって、抱き締めてくれたんだ……」

 

アカネ「…な、直喜君…」

アカネ(それは知ってるんだよね…あのクズ2人、自分の子どもに暴力振るうとか、ホント最低……)

 

アカネは…直喜の過去を知っている。だが、その理由は…まだ、闇の中に眠っている。

 

アカネ「あっ、もう着いたね♪」

 

直喜「う、うん…ありがとう、アカネちゃん……ま、また……」

 

アカネ「…?」

 

 

直喜「ま、また遊ぼうね!!///」

 

 

直喜は精一杯の大きな声で、アカネに言った。

 

アカネ「うん!また遊ぼう、直喜君♪じゃ、バイバイ♪」

 

アカネは直喜のマンションから去って行き、スキップをしながら自宅へと帰って行った。

 

 

 

アカネ宅前にて……

 

???「……。」

 

銀髪と三白眼、身長133㎝、体重30㎏と小柄な体型が特徴的な少年が、アカネを待っていた。首に長いマフラーを巻き、紫色の炎の模様で彩られた学ランのような服を着ている。

 

アカネ「あっ、『アンチ』くんいたの?」

 

アンチ「…ずっといたぞ?」

 

この少年の名前は『アンチ』…人間の見た目をしているが……

 

アンチ「俺も『怪獣』なのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカネ「うん、怪獣。

 

一緒に朝ごはんを食べてくれる怪獣だよ?




ED~ASH DA HERO『Everything』~♪
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