【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~とんねるず『シュワッチ!ウルトラマンゼアス』~♪


第14話 乱・入

アカネ『さて、じゃあ…暴れて良いよ?』

 

アンチ「俺の目的は、グリッドマンを倒すことだ。言われなくたってそうする。」

 

アカネ『待った。』

 

アンチ「…何だ?」

 

アカネ『彼…直喜君を殺したら、許さないからね?』

 

アンチ「……誰だソイツ?」

 

アカネ『優しい人!!私の大好きな人だから!!』

 

アンチ「分かった分かった…」

 

アカネの大声に、アンチはスマホを耳から離すと…雄叫びを上げて、怪獣に変身した。いや、正確には…本来の姿に、戻ったと言った方が良いだろう。

 

転生者 C「…いてて…って、おっ?あれって、アンチじゃね?」

 

アンチが現れ、逃げ惑う人々達とは対照的に…Cだけは、落ち着いていた。

 

転生者 C(確か…アイツがグリッドマンを倒して、アカネがアイツの上で高笑いする……その隙に、アンチを洗脳してアカネを拐うか。)ニヤッ…

 

Cが取り出した注射器の中には…緑と黒のおどろおどろしい色合いをした、得たいの知れない液体が入っていた。そして、暴れまわるアンチの元に…歩いて向かった。

 

 

 

アンチ『出てこい!!グリッドマン!!俺と戦えェ!!』

 

派手に暴れるアンチの前に…グリッドマンが姿を現す。

 

アンチ『やっと来たか…死ねぇ!!』

 

素早い動きでグリッドマンを翻弄しながらと戦うアンチは、身体中にある黄色い発光体から紫色の光弾を発射する。

 

グリッドマン『ぐっ!?ま、マズイ…!!』

 

光弾を受けたグリッドマンは、残りエネルギーが少ないのか…額のランプが点滅をはじめた。

 

直喜「…!!ぐ、グリッドマン…た、助けなきゃ!!」

 

グリッドマンが負けそうになるのを、自宅マンションから見た直喜は、洗面台に向かうと…高速で首を左右に動かしながら、『ピカリブラッシャー』で歯磨きを開始…歯磨きが終わると……

 

 

直喜「よし、シュワッチ!!ピカァァアアアアッ!!

 

 

ブラッシャーを天に掲げ…目映く、優しい光へと包まれて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンチ『終わりだ、グリッドマン!!』

 

アンチが光線を放とうとしたその時……

 

 

ゼアス「シェアッ!!」ドゴォッ!!

 

 

ウルトラマンゼアスが現れ、アンチに飛び蹴りを繰り出した。

 

アンチ『どわっ!?』ドドォォオオオオオオオオオッ!!

 

蹴られたアンチは、地面に倒れる。

 

グリッドマン『ッ!?』

裕太(あれって…直喜君の大好きな……!?)

 

ゼアス「ジュアッ!!」ビシッ!!

 

ゼアスは構えを取り、アンチをじっと見つめる。

 

アカネ「あっ、ゼアスだ!!」

 

アレクシス『アカネ君…アンチくんは多分、ゼアスにも容赦しないと思う。どうする?』

 

アカネ「うーん…ま、そうなったらゼアスが攻撃したタイミングで、電流を走らせれば良いよ。ゼアスが勝てば、直喜君も喜ぶと思うし♪」

 

アレクシス『はいはい♪それじゃあ、ゼアスを応援しに行くかい?』

 

アカネ「うん、行ってくる!!」

 

アカネは瞬間移動を繰り出し、アレクシスの前から姿を消した。

 

 

 

アンチ『なんだお前!?グリッドマン討伐を邪魔するつもりか!?』

 

現れたゼアスに文句を言うアンチだが…ゼアスは構えを取ったまま、アンチの動きを観察する。

 

直喜(ねぇゼアス…怪獣の中にも、ああやって喋れる怪獣って居た?)

 

ゼアス(ううん、僕が今まで戦ってきた怪獣は殆ど喋らなかったよ?)

 

直喜(そうなんだ…後、あの怪獣…相手をコピーできる能力があるかも。グリッドマンと全く同じ攻撃が多かったから…強敵かもしれない。)

 

ゼアス(うん、分かった!!)

 

怪獣を知り尽くしている直喜と、戦いができるゼアスは、何気に息がピッタリであった。

 

アンチ『邪魔する奴は、こうだぁ!!』

 

アンチは手の甲に刀のような部位を形成し…ゼアスに襲い掛かって来る。

 

ゼアス「ッ!?」サッ!

 

間一髪でアンチの攻撃を避けたゼアスは、反撃の機会をうかがう。

 

アンチ『オラァッ!!』ブゥンッ!!

 

ガシッ!

 

ゼアス「デヤアアァァッ!!」ブォンッ!!

 

アンチが振り下ろしてきた腕を掴んだゼアスは、背負い投げでアンチを投げ飛ばした。

 

直喜(ウルトラマンの技を見てきて良かった~……)

 

ゼアス(流石直喜君、よく投げ飛ばせたね。)

 

それは、直喜が予めウルトラマンを見てきて…戦い方を見よう見まねで披露したのだ。

 

アカネ「よっと…」スタッ…

 

アカネは高層ビルの屋上に降り立つと…

 

 

アカネ「ゼアスー!!頑張れー!!

 

 

…と、ゼアスにエールを送った。

 

ゼアス「…!」コクッ

 

ゼアスはアカネに頷き、再び構えを取る。

 

グリッドマン『…ゼアス…?』

裕太(思い出した、ウルトラマンゼアスだ!!)

 

グリッドマン『う、ウルトラマンだって…?この世界に、ウルトラマンはいない筈じゃ……?』

 

裕太と一体化しているグリッドマンは、少し混乱していた。そんな中、ゼアスはアンチを持ち上げると…

 

ゼアス「ッ!!」ブゥンッ!!

 

ウルトラマンが怪獣『ベムラー』を湖に投げ飛ばした時と同じ投げ技で、アンチを投げ飛ばした。

 

アンチ『くそがぁ…邪魔をするなぁ!!』

 

怒ったアンチは、身体中の発光体を光らせ…光弾を発射しようとする。

 

アカネ(アレクシス。)

 

アレクシス(よし。)

 

その時……

 

 

バチバチバチバチッ!!

 

アンチ『ぐわぁぁああああああああ!?』

 

アンチの身体中に、紫色の稲妻が走った。すると…アンチの額のランプが点滅を開始した。

 

直喜(あの怪獣…もしかして、制限時間があるんだ…!!)

 

突然のことに、ゼアスと一体化している直喜は驚いた。

 

アカネ「ゼアス、今だよ!!」

 

アカネの声を聞き、すかさずゼアスは…まるで、何かを大切に抱えるような独特の動作の後に、腕を逆十字型に組み、アンチに赤い光線を放った後……

 

ゼアス「シェアッ!!」ビィィイイイイイイッ!!

 

赤い光線をたどる形で、青い強力な光線を発射した。必殺技『スペシュッシュラ光線』だ。

 

アンチ『ッ!?』

 

ドゴォッ!!ドガァァアアアアアアアアアアアンッ!!

 

アンチ『ぐわああああぁぁぁぁ…!!

 

ゼアスの光線を受けたアンチは、雄叫びと共に大爆発に包まれていった。

 

アレクシス(アカネ君、ゼアスがアンチを倒したよ♪)

 

アレクシスの言葉を聞き、ゼアスが勝ったことを確信したアカネは…

 

アカネ「ィヤッタァァアアアアアアア!!

 

…と、思わず大喜びした。グリッドマンを敗北寸前に追い詰めたアンチは…乱入してきたウルトラマンゼアスにより倒された。

 

グリッドマン『ウルトラマンゼアス…』

 

ゼアス「…。」

直喜(わぁ、グリッドマン…ゼアスよりも身長大きいなぁ……)

 

身長60mのゼアスだが…グリッドマンは身長70mで、ゼアスよりも10m高い。

 

ゼアス「……。」コクッ…

 

ゼアスはグリッドマンにゆっくり頷くと、上空を見上げ……

 

 

ゼアス「シェアッ!!」

 

 

大空へと飛び立って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転生者 C「えっ!?う、ウルトラマンゼアス!?」

転生者 C(どういうことだ!?この世界に、なんでウルトラマンが…!?)

 

グリッドマンが負けると思っていたCだったが、この世界にいない筈のゼアスが現れたことに、混乱していた。

 

六花「……。」

六花(うわっ、最悪…折角のいい気分が台無しじゃん……)

 

彼の背後に、六花の姿があった。六花はまるで、何かを大切に抱えるような独特の動作の後に、腕を逆十字型に組み、Cに赤い光線を放った後……

 

六花(スペシュッシュラ光線!!)

 

…その光線をたどる形で、青く光る光線を発射した。それはまさに、ウルトラマンゼアスの必殺技『スペシュッシュラ光線』だった。

 

転生者 C「えっ?はにゃぁぁあああああああああ…!!」

 

ドガァァアアアアアアアアアアアンッ!!

 

Cをぶっ飛ばした六花は、街を歩き出す。そこに…

 

直喜「あれ…六花、ちゃん?」

 

直喜がヒョコッと姿を現した。

 

六花「!!…直喜~♪」

 

六花は嬉しそうに直喜に駆け寄り、彼を抱き締める。

 

直喜「えっ?う、うわぁっ!?」

 

突然抱き締められ、困惑する直喜。

 

六花「会いたかったよ~、直喜ぃ~♪」

 

直喜(り、六花ちゃん…何か、あったのかな……?)汗

 

六花から話をうかがうと…どうやら最近、六花の実家であるリサイクルショップに、黒いスーツ姿の男女4人がやって来て…彼女の家をたまり場にしているようだ。それに困っているみたいなので…直喜は、六花を散歩に誘った所…彼女はあっさり了承し、直喜と散歩を楽しんだのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「おっ、あれって…直喜先輩じゃん。」

 

上空に、赤い複眼を光らせる金色の翼竜の姿があった。その竜の背中に、短い三つ編みおさげでタレ目の左側の口元に艶ぼくろがあるのが特徴の少女が、六花と歩く直喜を見下ろしていた。

 

???「身に付けているウルトラマンゼアスのキーホルダーで、すぐに分かったな~…よし、『ゴルドバーン』…あの女に気付かれないよう、尾行するよ?」

 

少女がそう言うと、金色の翼竜『ゴルドバーン』は…六花と直喜に気付かれないように、彼らの尾行を開始した。




ED~ASH DA HERO『Everything(English ver.)』~♪
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