【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話 作:やさぐれショウ
第1話 困・惑
俺の名は『転生者 A』……
俺は今、猛烈に困惑している…それは……
六花「
なみこ「おはよう直喜♡昨日はよく眠れた?夜更かししてない?」
はっす「直く~ん、今日も可愛いね~♡」
直喜「えっ、あっ…ちょっ、ちょっと!?///」
何故かヒロイン達から全く相手にされてないからだ。俺は超絶イケメンで金持ちだってのに…女の子からもモテモテの筈なのに……
なのに……なんで、なんで…
なんで、あんな奴が…女の子から好かれてんだ!?
この物語の主人公は転生者 Aではない…記憶を失った1人の少年『
その昔…両親からは虐待まがいなことをされ、ろくな物が食べられず…よく体調を崩して入退院を繰り返していたため、学校にはあまり通えなかった。結局、両親からは『出来損ない』・『役立たず』・『ゴミ』と罵られ…捨てられてしまった。その後は祖父母に引き取られ、小学校中学校を卒業することができたが…その祖父母も亡くなってしまい、独り身となり…安いマンションを借りて自立した生活をおくっている。東京都立ツツジ台高校には、ギリギリ合格したのだが…どういうわけか、グリッドマン同盟のメンバーやクラスメイト達から好かれており、人気者となっている。
ちなみに、直喜は…小さい頃から『ウルトラマン』が大好きで、入院していた時は…祖父母が借りてきたウルトラマンのDVDをよく見ていた。中でも、1番大好きなのは『ウルトラマンゼアス』だ。貧弱な戦士として注目されてしまうこともあるが…自分の弱さと向き合い、時には無茶な特訓をしたりと…必死で努力し、周囲の者達と関わって行く中で、一人前のウルトラマンとなっていく姿に一目惚れしたのだ。
ウルトラマンを愛する心は、高校生になっても尚…変わっていない。
将「神山、ちゃんと宿題はやってきたか?」
直喜「あっ…ま、まだ…」汗
将「おいおい、またかよ~(笑)。俺のノート写せよ?」
直喜「あっ、うん…あ、ありがとう……」
直喜は鞄からノートを取り出そうと、右手を突っ込む。
直喜「…あ、あれ…?ノート…あれ、ノートは…!?」ゴソゴソ…
しかし、いくら中を探っても…ノートらしき物はない。
はっす「バッグ裏返してみたら?ワンチャン出てくるかもよ?」
はっすの提案を聞いた直喜は、鞄を裏返す。すると……
バラバラバラバラ……バサッ……
鞄からは大量のウルトラマンや怪獣等のソフビやウルトラマンの変身アイテム、1台のゲーム機が出て来た。その後に、教科書とノートがバサバサと落ちてきた。当然、クラスメイト達は「またか~!」と言わんばかりに大笑いし、直喜は顔を真っ赤に染め…恥ずかしそうにしていた。
女教員「おーいお前ら、席につけ!!…って、神山…お前はいつも通りか…ほらほら、ホームルーム始めるぞ~!」
転生者 A(くっそぉ、なんであんなグズでノロマな奴が…女の子からキャピキャピされてんだよぉ!!)
ED~ASH DA HERO 『Everything』~♪
※…使用楽曲コードはOxT『UNION』です。