【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~とんねるず『シュワッチ!ウルトラマンゼアス』~♪


第19話 超・獣

ビシッ…ビシッ…バリィィイイイイイインッ!!

 

 

突然夜の空が切り裂かれ……そこから1体の巨大生物が降りてきた。

 

???「グォォオオオオォォオオオオオオッ!!

 

ドクンッ…ドクンッ……

 

まず目を引くのは、青とオレンジの強烈なコントラストの体色。更に…造形的にも対照的で、首から腹部、四肢にかけての青い部分は蛇腹状になっていて、『芋虫』の面影を感じさせ、頭部から背中、尻尾にかけてのオレンジの部分は、鉱物や結晶を思わせる鋭角的なシルエットとなっている。それは、鼓動の音が鳴ると…点滅をする。柔らかそうな青い部分と、硬質なオレンジの部分から、生物的な印象と非生物的な印象を同時に受け、『地球生物と宇宙生物の合成獣』という成り立ちも一目でわかる。手も攻撃に特化したような奇妙な形で、生体兵器として生み出された超獣にふさわしい姿とも言える。

 

 

一角超獣『バキシム』

 

 

突如空を切り裂いて現れる『宇宙生物』と『芋虫』の合体超獣…【ウルトラマンエース】に登場し、少年の姿になっては、超獣攻撃隊『TAC(タック)』を欺き…基地を破壊しようとした。鼻や両手から発射するロケット弾の破壊力は凄まじく…たちまち辺りを、焼け野原にしてしまう程だ。しかし、このバキシムは…不完全な箇所があり、頭部の一角も、継ぎ接ぎされたような後が見られる。更に、両手のトゲも…針金状である。

 

バキシム「グォォオオオオォォオオオオオオッ!!」

 

バキシムは雄叫びを上げ、夜の街中を暴れまわる。

 

直喜「えっ!?あれって、一角超獣バキシム!?」

 

アンチ「何?」

 

その時…暴れまわるバキシムの前にエメラルドグリーンの光が現れたかと思うと、グリッドマンが姿を現した。

 

アンチ(あれは、グリッドマン!!)

 

グリッドマンを見たアンチは、突如姿を消し…夜の街に消えていった。

 

直喜「あっ、アンチ君!!」

直喜(もしかして…人々を助けに……だ、だったら…!!)

 

直喜は『ピカリブラッシャー』を取り出し…口内環境をキレイにする。そして、ブラッシャーを天に掲げ…目映い光へと包まれていった。

 

 

 

グリッドマン『裕太、あの怪獣…今までの怪獣とは、違う!!』

裕太(うん!!でも、倒さないことには代わり無いよ!!)

 

グリッドマンがバキシムと睨み合う中…グリッドマンの右隣に、赤い光がゆっくりと降りてきて……

 

ピカァァアアアアアアアアアアアッ!!

 

ゼアス「シェアッ!!」

 

その光の中から、ウルトラマンゼアスが姿を現した。

 

裕太(ウルトラマンゼアス!!)

グリッドマン『ゼアス、来てくれてありがとう!!』

 

グリッドマンの感謝に、ゼアスは「えへへ…」と照れる仕草を見せたが…

 

ゼアス「ッ!?」ハッ!?

 

すぐに切り替え、バキシムの方へ向きを変えると…構えを取った。

 

 

 

アンチ(あれは、ウルトラマンゼアス…!?まぁ良い、俺の相手はグリッドマンだ…今日こそ、お前を倒す!!)

 

アンチは雄叫びを上げ、本来の姿になった。

 

 

 

直喜(あれは、あの時の喋る怪獣!!)

 

バキシムとアンチ・怪獣態を交互に見るゼアス。

 

グリッドマン『ゼアス、あの怪獣は私に任せてくれ!!』

 

グリッドマンはそう言うと、『グリッドマンキャリバー』を装備し…アンチと激突する。

 

直喜(よぉし…来い、バキシム!!)

ゼアス「ジュアッ!!」

 

ゼアスはバキシム目掛けて走っていき…肉弾戦を挑む。

 

ゼアス「デヤッ!!ジュアッ!!」ドゴォッ!!ドゴォッ!!

 

バキシム「グオッ!?」

 

ゼアスは気弱な性格であるものの、天才的な才能が花開く時…真の力を発揮する。

 

アカネ「あっ、ゼアスだ!!」

 

ドローンからバキシムを見守っているアカネは、思わず外に出る。見ると…ウルトラマンゼアスとグリッドマンが、2大怪獣と戦っている様子が見られる。

 

アレクシス『アカネ君、『クリエイトバキシム』…どうするかい?』

 

アカネ「ゼアスにだったら、負けちゃっても良いかな~?そうすれば、直喜君は喜ぶだろうし♪」

アカネ(あの女…いつでも倒せるからいっか。)

 

ゼアスが現れたことで、夢芽よりも…ゼアスの勝利が優先となったアカネは、アレクシスと共にタイミングを伺う。

 

 

 

アンチ『死ねぇグリッドマン!!』

 

アンチは両腕の爪を振るい、グリッドマンと互角に戦っている。

 

裕太(は、速い!!)

グリッドマン『くぅ…!!』

 

流石のグリッドマンも、素早く重い一撃を放ってくるアンチに…苦戦を強いられていた。

 

 

 

ゼアス「ジュアッ!!」ドッゴォッ!!

 

クリエイトバキシム「グォォオオオオォォオオオオオオッ!!」ドドォォオオオオオオオッ!!

 

バキシム改めて『クリエイトバキシム』は、ゼアスの回し蹴りを顔面に受け…地面に倒れる。その隙に、ゼアスはツノや耳、目を使って…クリエイトバキシムによって生み出された炎に苦しむ動植物の苦しむ声を聞き取った。

 

ゼアス(大変だ…動物が、植物が泣いてる!!)

 

直喜(ゼアス!あのバキシムは、普通のバキシムよりは強くない!!手の形を見るからに…ミサイルや火炎は撃てない!!)

 

ゼアス(分かった!!)

 

ゼアスは構えを取ると、起き上がったクリエイトバキシム目掛けて走っていき…ジャンプすると……

 

ゼアス「デヤアアァァッ!!」ドッゴォォオオオオオオオッ!!

 

電撃を発生させた右膝で、クリエイトバキシムを蹴った。必殺技『ゼアス・ニーキック』だ。ゼアスに蹴られたクリエイトバキシムは、宇宙の彼方まで勢いよく吹っ飛んでいった。その後、ゼアスは右手から浄化作用を持つ特殊なエネルギー波を放ち…燃えている木々を消火し、元の姿に戻した。

 

グリッドマン『ぐわっ!?』ドドォォオオオオオオオッ!!

 

その後、アンチに追い詰められるグリッドマンを助けるべく…マッハ5.55のスピードでアンチに向かって走っていくと……

 

ゼアス「ジュアッ!!」

 

『ゼアス・キック』を繰り出した。アンチは咄嗟に両腕の爪でガードするも……

 

バキィンッ!!ドッゴォォオオオオオオオッ!!

 

アンチ『ぐわっ!?』ドドォォオオオオオオオッ!!

 

爪が破壊され、ゼアスのキックを諸に受け…地面に倒れた。

 

アンチ『ぐぉ…き、効いた……』

 

そして…紫色の光に包まれ、姿を消した。

 

直喜(えぇっ!?や、やっつけちゃった…!!)

 

 

 

アンチ(くそ…やっぱり、ウルトラマンゼアスは…強いな……)

 

アンチは人間態になり、意識を失って倒れた。

 

アカネ「流石のアンチも…ゼアスには敵わないか……これじゃあ、失敗作だよ。」

 

アカネはアンチを抱えると、自宅アパートに入っていった。

 

 

 

その後、ゼアスは…周囲の水、空気の汚染状況を瞬時に解析し、ミクロサイズのバイ菌をこれまた瞬時に発見し…エネルギーをチャージする。そして……

 

ゼアス「シェアッ!!」ピカァァアアアアアアアッ!!キラキラキラキラ…

 

必殺技『ゼアスキャン』を放ち…周囲のバイ菌を浄化し、空気や水を綺麗にした。

 

裕太(スゴい…空気が、綺麗になっていく…!!)

グリッドマン『これが…ウルトラマンの奇跡…』

 

ゼアス「ジュッ!!」コクッ…

 

無菌状態にしたゼアスは「よしっ!」と言うように頷き…大空へと飛び立って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直喜「アンチ君?どこにいるの?」

 

直喜は、いなくなったアンチを探し回っていた。

 

直喜(おかいしなぁ…どこ行っちゃったんだろう?)

 

六花「直喜~?」

 

その時…アンチを探す直喜の元に、六花がやって来た。

 

六花「どうしたのこんな時間に?」

 

直喜「あっ、六花ちゃん…と、友達が…いなくなっちゃって…」

 

六花「えっ、マジ!?だったら、私も一緒に探すよ!!」

 

そして、六花と共にアンチを探すが…どこを探しても、アンチの姿はどこにも見当たらない。

 

六花「いないね…」

 

直喜「そ、そうだ…アカネちゃんに、聞いてみよう…!!」

 

直喜はスマホを取り出すと、アカネに電話をかけ始める。

 

直喜(お願い…出て!!)

 

 

 

その頃、アンチを布団に寝かせたアカネは…

 

アカネ「…ん?誰だろう?」

 

スマホが鳴ったので、見てみると…

 

アカネ「直喜君だ!!アレクシス、直喜君から電話が来たよ!!」

 

アレクシス『これは出るしか無いね?』

 

直喜からの電話だったため、大喜びし…応答する。

 

アカネ「もしもし直喜君♪」

 

直喜『あっ、アカネちゃん!?えっとね、えっと……あ、アンチ君が…アンチ君が居なくなっちゃったんだ…!!…ど、どこに行ったか知ってる!?』

 

電話の向こうからは、慌てた様子の直喜の声が聞こえてくる。

 

アカネ「落ち着いて直喜君?アンチなら、私の家にいるから。今はベッドで寝てる。」

 

直喜『えっ!?』

 

アカネ「大丈夫、疲れて眠ってるだけだから。」

 

アカネがそう言うと、直喜は『よ、良かったぁ…!』と、ホッとした。

 

アカネ「それより、直喜君今一人?」

 

直喜『ううん…り、六花ちゃんと…いるよ。』

 

アカネ「OK、車に気を付けてね?後、知らない人に声を掛けられても着いていっちゃダメだよ?車に乗れって言われても、絶対に乗らないでね?」

 

直喜『う、うん…分かった……』汗

 

そして、通話を終える。

 

 

アカネ(六花と一緒なら別にいっか…でも……

 

六花にちょっと、嫉妬しちゃうなぁ……)




ED~ASH DA HERO『Everything(English ver.)』~♪
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