【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~ASH DA HERO『Everything(English ver.)』~♪


第25話 特・訓

直喜「ハァッ…ハァッ……夢芽ちゃん…ちせちゃん……お願い…!!」

 

夢芽「…ッ!!」ビシィッ!!

夢芽(本当は直喜を攻撃したくない……だけど…!!)

 

ちせ「くぅ…!!」ビシィッ!!

ちせ(直喜先輩の頼みなら…!!)

 

夢芽とちせの秘密の場所では…幻想的な景色をバックに、直喜が彼女達と手合わせをしていた。初めは…彼女達の攻撃を受けてばかりいた直喜だったが…次第に彼女達の動きを読めるようになり…

 

直喜「ふっ…それ!!」ドゴッ!

 

夢芽「がはっ!?」

 

直喜「ほっ…やぁっ!!」ガッ!

 

ちせ「ぐっ!?」

 

今では、彼女達を圧倒できるようになっていた。

 

夢芽「…あはっ、やっぱり直喜は強いね♪」

 

ちせ「スゴいですよ直喜先輩!!まるで、本物のウルトラマンみたいでした♪」

 

直喜「ゼェ…ゼェ……そ、そう…かな……?」

 

やっとのことで夢芽とちせに勝てた直喜は、ヨロけて転びそうになった。だが、ゴルドバーンが咄嗟に支えたことで、直喜は転ばずにすんだ。

 

直喜「あ、ありがとう…ゴルドバーン……」

 

ゴルドバーン「グルッ♪」

 

直喜が強くなったことを、ゴルドバーンも喜んでいるようだ。気が付くと、もう既に日が暮れ始めていた。

 

夢芽「よし…それじゃ、そろそろご飯にしよ♪」

 

ちせ「さんせ~い♪ささっ、直喜先輩こちらへ♪」

 

直喜「うん、ありがとう。」

 

ちせは直喜をツリーハウスに案内し、夢芽は地下室に向かって食事の準備を始めることに……

 

 

 

直喜「うわぁっ…まるで家みたい……って、ツリーハウスだから家だよね。」汗

 

ちせ「直喜先輩面白いこと言いますねw」

 

ツリーハウスで談笑する直喜とちせ。そこに、小さくなったゴルドバーンが入ってきた。

 

直喜「あっ、そっか…ゴルドバーンって確か……」

 

ちせ「自分の身体のサイズも自在に変えられるっす♪」

 

小さくなったゴルドバーンは、直喜の膝の上に降り立ち…その上で眠った。

 

直喜「ねぇ、ちせちゃん…?」

 

ちせ「ん?」

 

直喜「ゴルドバーンって、何でこんなに僕に心を許してるの?」

 

ちせ「…それはですね……直喜先輩が優しいからですよ♪」

ちせ(まぁ、ゴルドバーンも直喜先輩のこと…知ってるんだけど…)

 

実は、ゴルドバーンも直喜のことを知っているのだ。

 

 

直喜に心を開いたちせは、自身の相棒である『ゴルドバーン』を直喜に紹介した。その時の直喜は、目を輝かせていて……

 

直喜『スゴい!!顔が宇宙竜『ナース』にそっくり!!』

 

…と、声をあげた。直喜が命を落とした時、ゴルドバーンも悲しみ……本来の力を出せずにいた日々が続いていた。しかし、今では直喜と再会を果たしたことで…すっかり元気になっていた。

 

 

自分の姿を見ると、人々は逃げていくが…直喜だけは違った。ウルトラマンもウルトラ怪獣も大好きな彼は、ゴルドバーンを全く怖がらなかったのだ。そんな直喜を、ゴルドバーンは気に入り……今では、ちせ以上に忠誠心が強くなっている。

 

ゴルドバーン「……♪」Zzz~……

 

ちせ「ゴルドバーン、直喜先輩が困ってるから~!」

 

直喜「大丈夫だよ。」(苦笑)

 

直喜の膝の上で居眠りをするゴルドバーンに抗議するちせ…そんな彼女を、苦笑いしながら制止する直喜…抗議してくる主人に構い無く、直喜の膝の上で眠るゴルドバーン。

 

夢芽「お待たせ~♪」

 

そこに、夢芽がやって来る。彼女が作って来たのは、パンの器の中に入った熱々のビーフシチューだった。

 

ちせ「おぉ~!!さっすが南さん!!」

 

直喜「ぱ、パンが…お皿になってる…!?」

 

夢芽「ふふんっ、直喜を驚かそうと思って作ったんだ~♪さ、食べよ食べよ♪」

 

3人は、ツリーハウスの中で夕食を摂ることに……

 

 

 

ちせ「んふっ♪美味しいです…!」

 

夢芽「良かった♪」

 

直喜「……。」モグッ……

 

夢芽「どう直喜、美味しい?」

 

直喜「…うん、とっても美味しい…!!」

 

夢芽「ふふっ、良かった♪」

 

夢芽が作ったビーフシチューに、ちせと直喜は舌を巻いていた。その後、ちせが準備してくれたドラム缶風呂に入って疲れを癒す直喜。

 

直喜「…ふぅ~……」

直喜(スゴいなぁ…ドラム缶に、こんな使い道があったなんて……まるで冒険してるみたいだよ。)

 

初めてのドラム缶風呂に戸惑っていた直喜だったが…数分後には、落ち着きを取り戻していた。

 

直喜(今頃…六花ちゃん達、僕を探してるのかな?…戻ったら、ちゃんと謝らないといけないな……)

 

夜空を見上げながら考え事をする直喜の元に……

 

 

夢芽「直喜♪」

 

ちせ「直喜先輩♪」

 

 

直喜「…えっ?う、うわぁっ!?」ザパッ!!

 

夢芽とちせがやって来たため、直喜は慌てて湯船に潜った。

 

夢芽「大丈夫大丈夫♪ちゃんと水着着てるから♪」

 

ちせ「全く、直喜先輩ったら~♪」

 

夢芽「直喜の慌てん坊さん♪」

 

直喜「ぷはっ!!」ザパァッ!!

直喜(何で両サイドにドラム缶風呂があるのかと思ったら…このためだったんだ……)汗

 

直喜の両サイドには、何故かドラム缶風呂があった。それは、夢芽とちせが入るために用意された物であったのだ。夢芽とちせもドラム缶風呂に入り、直喜に声を掛ける。

 

ちせ「お湯加減どうっすか、直喜先輩?」

 

直喜「えっ?あぁうん…ちょ、丁度良い…」

 

ちせ「それは良かったっす♪いやぁ、頑張って用意した甲斐がありましたよ♪」

 

直喜「えっ!?こ、これ…ちせちゃんが、用意してくれたの…!?」

 

ちせ「そっすよ?後、ゴルドバーンも♪」

 

ゴルドバーン「グルルルッ♪」

 

ちせ「シャワーもあれば良かったんすけど…残念ながら、用意できませんでした…」汗

 

夢芽「まぁ、それは残念だったけどさ…直喜とこうして入れれば十分だって♪」

 

夜空を見上げると、そこには…満天の星空が広がっていた。

 

直喜(六花ちゃん達に、なんて謝ろう……)

 

夢芽「直喜、もしかして悩み事?」

 

直喜「…えっ!?な、何で分かったの!?」

 

夢芽「だって、表情に出てるよ?」

 

直喜の表情を伺った夢芽は、彼には何か悩み事があると見抜いたのだ。直喜は、夢芽とちせに…病院で入院していた時のことと、ここに来ようと思った理由を話し始めた。

 

 

 

夢芽「…そうだったんだ。」

 

直喜「うん……それで、僕…何もかもが嫌になっちゃって……」

 

夢芽「まぁ…生きていけば、嫌なことだってあるよね……でもさ、楽しいこともあるって思わない?」

 

ちせ「例えば…私と南さんは、今…スッゴく楽しいですよ♪直喜先輩とこうして話ができてますし♪」

 

直喜「楽、しい……」

 

直喜は、今まで六花達との関わって来た出来事を思い出していた。彼女達と過ごす時間は、直喜にとっては…とても楽しい時間だった。否定をせず、ありのままを受け入れてくれる…自分のペースに合わせてくれる……そして、迷わず自分に声をかけてきてくれる……

 

直喜(僕、六花ちゃん達が声をかけてくれなかったら…ずっとひとりぼっちだったかもしれないなぁ……)

 

夢芽「直喜にはさ、しっかり謝りたいって言う気持ちがあるんでしょ?」

 

直喜「…う、うん。」

 

夢芽「じゃあそれで良いじゃん、素直に謝ろ♪」

 

ちせ「そうっすよ♪直喜先輩の気持ちは、きっと…ちゃんと伝わりますって♪直喜先輩は優しいですし♪」

 

直喜「…夢芽ちゃん…ちせちゃん……」

 

夢芽とちせに背中を押してもらい、直喜は勇気を持てるようになっていた。

 

 

直喜「ありがとう…!僕…ちゃんと謝るよ…!!」

 

夢芽「うん♪」

 

ちせ「はい♪」

 

 

その後、寝室になった地下室で…直喜は夢芽とちせとゴルドバーンと共に、眠りについたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レディベンゼン星人「フフフッ、ゼアスが負けて…人間達は絶望してるわ♪」

 

ベンゼン星人「へへっ、ざまぁみろ!!」

 

レディベンゼン星人「もうすぐ地球は終わり…明日、またシャドーを出撃させるわよ?」

 

ベンゼン星人「ガッテン承知の助!!」




ED~ASH DA HERO『Everything』~♪
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