【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話 作:やさぐれショウ
街中に突如現れた怪獣は、濃い霧に紛れながら…破壊活動を開始する。
やまと「な、何だよ…あれ…!!」
怪獣「グルルル…」
怪獣はやまとに気付くと、彼の元へ向かって来る。
やまと「う、うわぁっ!!あぁ、ああああああ!!」
自身の元へ向かって来る怪獣に恐怖し、逃げ始めるやまとだが…足元の石に躓き、転んでしまった。そんな彼を、踏み潰そうと足を降ろしてくる怪獣。
やまと「う、うわぁぁぁああああ!!」
その時…怪獣の元に、黄金と黒のカラーリングが施された大剣が飛んできて…独りでに攻撃を開始した。
やまと「えっ、今度は何…!?」
六花「早く逃げて!!」
やまと「へっ…り、六花ちゃん…?」
六花「2回も言わせないで、ほら早く!!」
やまと「あっ、う、うん…!!」
六花が怒鳴り声を上げると、やまとは逃げていった。
六花「さぁて…それじゃ、グリッドマンが来るまで足止めと行きますか!!」
六花はそう言うと、上半身を左に大きく捻った後…腕をL字型に組み、7色の光を放つ光線を発射した。『ウルトラマンエース』の必殺技『メタリウム光線』だ。『ウルトラセブン』の『ワイドショット』や『ウルトラマンジャック』の『シネラマショット』よりも強力かつ高威力な光線は、怪獣の足止めには十分過ぎた。そこに、グリッドマンが現れ…怪獣と戦闘を始める。だが、グリッドマンへの対策なのか…触手でグリッドマンの動きを封じたり、鞭のように振るったする等、善戦している。
直喜「あっ、グリッドマン!!それに、何だ…あの怪獣…?」
直喜がマンションから戦いを見ていた時、そこにアンチ怪獣態が現れ…怪獣を攻撃し始めた。戦いを妨害された怪獣は、アンチに攻撃を始める。所謂…仲間割れである。
直喜「グリッドマンを助けるなら、今しかない!!」
それを見た直喜は、『ピカリブラッシャー』を取り出し…歯磨きを開始する。頭を高速で左右に振りながら、自身の口内環境をキレイにすると……
直喜「ゼアアァァス!!」ピカァァアアアアアアッ!!
雄叫びと共にブラッシャーを天に掲げた。ブラッシャーから発生した目映く優しい光に包まれ…大好きなウルトラマン『ウルトラマンゼアス』へと姿を変えていった。
その頃…2体の怪獣に対抗してアシストウェポン(新世紀中学生)が全員で出撃するが…ジャンクが処理落ちを起こし、グリットマン側が全員動けなくなってしまった。動けなくなったグリッドマンにアンチが怪獣『ゴングリー』をジャイアントスイングで投げつけて攻撃し、グリッドマンを追い詰める。そんなグリッドマンに、救いの手が舞い降りて来る。
ゼアス「シェアッ!!」
ウルトラマンゼアスだ。
アンチ『むっ!?ウルトラマンゼアス…また来たのか!!』
ゼアス「ッ!?」
直喜(えっ、その声…アンチ君!?…今すぐ元に戻さないと…!!)
2大怪獣が暴れ、混乱する街中に現れたウルトラマンゼアス…しかし、1体の怪獣が友達のアンチであることに気付き…混乱していた。
直喜(グリッドマンが復活するまで、僕が時間を稼ごう…よし、行くぞ!!)
ゼアス「ジュアッ!!」ビシッ!!
ゼアスは構えを取ると、ゴングリーとアンチに向かって走り出す。
直喜(アンチ君、ごめんっ!!)
ゼアス「デヤッ!!」ドゴォッ!!
アンチ『んがっ!?』
まず、アンチに蹴り技を入れ…ゴングリーにチョップ攻撃を繰り出す。
ゴングリー「ギャァァオオオオッ!!」
ゼアス「ッ!?」サッ!
ゴングリーがゼアスの足に噛み付こうとしたが、それを見抜いたゼアスはジャンプして、ゴングリーから距離を取る。
直喜(あの怪獣…『ツインテール』みたい…あっ、そうだ!!)
作戦を思い付いたゼアス(直喜)は、ゴングリーに向かって助走を着け、空中へ飛び上がると……
ゼアス「タァァアアアアッ!!」
まるで落ちてくる流れ星のようなキックを放った。これは、『ウルトラマンジャック』が怪獣『キングザウルス三世』のバリアを破った必殺技『流星キック』だ。
ドゴォッ!!
ゴングリー「ギャオンッ!?」
ゼアスのキックはゴングリーの頭に命中…ゴングリーは目に渦巻きを作り、気絶してしまった。
六花「って、ウルトラマンゼアス!?」
将「えっ!?マジ!?って、それより…ジャンクがおかしくなったぞ!!やっべぇ、このままじゃグリッドマンが活動できなくなる!!どうしよぉぉおおおおおお!!」
その頃、おかしくなったジャンクを治そうと…将が頭を抱えていた。しかし、六花だけは冷静であり…プラグの元へ歩いて行くと、プラグを引っこ抜いた。
将「へっ!?」
ジャンクの画面が消え、混乱する将。そんな彼に、彼女は言う。
六花「一旦切れば良いじゃん。」
将「うぉぉおおおおおおおおい!!」
六花に叫ぶ将だが…彼女はもう1度、プラグを差し込む。将はキーボードを操作し、ジャンクを治そうと試みるも…中々治らない。六花はこれまた冷静に、ジャンクを足で蹴って衝撃を与える。
六花「せいっ。」ガツンッ…
将「うおぉいっ!!蹴るなよ!!昭和の家電じゃないんだから!!」
そんな彼女に抗議する将。すると、ジャンクが再起動し…その中から、裕太と新世紀中学生のメンバー達が出てきた。
裕太「あいったたたた……」
将「ええぇぇええええええ!?」
まさかの出来事に、驚く将。
裕太「えっ!?か、怪獣は!?」
六花「ゼアスが戦ってくれてる。」
マックス「な、何と!?」
新世紀中学生のメンバーが外を見ると、そこには…
ゼアス「ジュア…ッ!!」ビシッ!!
アンチ『……。』
構えを取り、アンチと睨み合うゼアスの姿があった。
ボラー「おぉウルトラマンゼアス!!良いところで来てくれんじゃねぇか!!」
ヴィット「あれ、怪獣が1体戦闘不能になってる気が…?」汗
ボラー「あっ、起きた…」
ゴングリーは起き上がったのだが…
ゴングリー「ギ、ギャオ……」フラフラ…ドドォォオオオオオオオオッ!!
余程ゼアスのキックが痛かったのか、フラフラしており…再び地面に倒れた。
キャリバー「…倒れたな。」
将「おいおい!!ゼアスがチャンスを作ってくれたんだぞ!!倒すなら今しかねぇだろ!!」
将の言葉を聞き、慌ててグリッドマンに変身する裕太。
その頃、ゼアスはと言うと…
アンチ『なぁゼアス…俺と勝負しろ。』
ゼアス「…?」汗
直喜(しょ、勝負…?)
馴れ合いのように話し掛けてくるアンチに、困惑していた。
アンチ『…相撲をする、どうだ?』
ゼアス「ジュ…ジュア。」汗
アンチの提案に頷くゼアス。アンチはしこを踏もうと、足を上げるが…
ゼアス「ジュアッ!!」サッ!
ゼアスがすかさず待ったをかける。
アンチ『何だ?』
ゼアス「ジュアッ!」
アンチ『もしかして、違う場所が良いのか?』
アンチの言葉に頷くゼアス。そして、アンチと共に街中から離れた山の方へと飛んでいった。彼らが飛び去った後、グリッドマンが出現し、気絶したゴングリーの始末に取り掛かる。ゴングリーはバトルトラクトマックスと合体した『マックスグリッドマン』の『超電撃キック』を受け爆死した。
一方…人気の無い山脈ステージにやって来たゼアスとアンチは、相撲で勝負することになった。ルールは至ってシンプル…先に地面に倒れた方が負けである。構えを取り、取っ組み合いを始めるゼアスとアンチ。
アンチ『っ!!』ブゥンッ!!
アンチはゼアスを投げ飛ばすが…ゼアスは宙返りをし、地面に着地した。
アンチ『お前…中々やるな…!』
ゼアス「!!」
ゼアスは正面からパワー勝負を仕掛ける。
アンチ『ふんぐぐぐぐぐ…!!』
パワーはゼアスの方が強く、アンチは徐々に押され始める。やがて、お互い時間が無いのか…ゼアスのカラータイマーが点滅を始め、アンチも額のランプが点滅を開始した。
直喜(今だっ!!)
ゼアス「シェアッ!!」
一瞬だけ隙を見せたアンチを見逃さなかったゼアスは、アンチの懐に素早く入り込み、内側からアンチの足を刈ってバランスを崩し、後ろ側へ倒した。これは、柔道の技の1つ『大内刈』だ。
アンチ『うおっ!?』ドドォォオオオオオオオオッ!!
アンチはバランスを立て直せず…とうとう地面に倒れた。この勝負…ゼアスの勝ちだ。アンチは怪獣の姿から人間の姿になり、意識を失った。
直喜(あっ、元に戻った……でも、気絶しちゃったからな……)
ゼアスは気絶したアンチを右手に乗せ、街へと飛んでいく。
マックスグリッドマン『あれは…ウルトラマンゼアス。』
街へ戻って来たゼアスは、意識を失ったアンチを…ベンチの上に降ろした。
マックスグリッドマン『ありがとう、ウルトラマンゼアス。』
ゼアス「……。」コクッ…
ゼアスは壊れた街を修復すると…上を見上げ、大空へと飛び立って行った。
アカネ「あ~あ…やっぱりゼアスは強いなぁ。」
アレクシス『流石、直喜君の大好きなウルトラマンだねぇ。』
アカネ「ま、でも…グリッドマンじゃなくてゼアスに倒されるなら、別に良いや。」
アレクシス『直喜君もきっと喜ぶだろうね。』
アカネ「…そうだね。直喜君の笑ってる顔が見られれば良っか。」
ED~ASH DA HERO『Everything(English ver.)』~♪