【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~とんねるず『シュワッチ!ウルトラマンゼアス』~♪


第28話 乱・闘

街中に突如現れた怪獣は、濃い霧に紛れながら…破壊活動を開始する。

 

やまと「な、何だよ…あれ…!!」

 

怪獣「グルルル…」

 

怪獣はやまとに気付くと、彼の元へ向かって来る。

 

やまと「う、うわぁっ!!あぁ、ああああああ!!」

 

自身の元へ向かって来る怪獣に恐怖し、逃げ始めるやまとだが…足元の石に躓き、転んでしまった。そんな彼を、踏み潰そうと足を降ろしてくる怪獣。

 

やまと「う、うわぁぁぁああああ!!

 

その時…怪獣の元に、黄金と黒のカラーリングが施された大剣が飛んできて…独りでに攻撃を開始した。

 

やまと「えっ、今度は何…!?」

 

六花「早く逃げて!!」

 

やまと「へっ…り、六花ちゃん…?」

 

六花「2回も言わせないで、ほら早く!!」

 

やまと「あっ、う、うん…!!」

 

六花が怒鳴り声を上げると、やまとは逃げていった。

 

六花「さぁて…それじゃ、グリッドマンが来るまで足止めと行きますか!!」

 

六花はそう言うと、上半身を左に大きく捻った後…腕をL字型に組み、7色の光を放つ光線を発射した。『ウルトラマンエース』の必殺技『メタリウム光線』だ。『ウルトラセブン』の『ワイドショット』や『ウルトラマンジャック』の『シネラマショット』よりも強力かつ高威力な光線は、怪獣の足止めには十分過ぎた。そこに、グリッドマンが現れ…怪獣と戦闘を始める。だが、グリッドマンへの対策なのか…触手でグリッドマンの動きを封じたり、鞭のように振るったする等、善戦している。

 

直喜「あっ、グリッドマン!!それに、何だ…あの怪獣…?」

 

直喜がマンションから戦いを見ていた時、そこにアンチ怪獣態が現れ…怪獣を攻撃し始めた。戦いを妨害された怪獣は、アンチに攻撃を始める。所謂…仲間割れである。

 

直喜「グリッドマンを助けるなら、今しかない!!」

 

それを見た直喜は、『ピカリブラッシャー』を取り出し…歯磨きを開始する。頭を高速で左右に振りながら、自身の口内環境をキレイにすると……

 

 

直喜「ゼアアァァス!!ピカァァアアアアアアッ!!

 

 

雄叫びと共にブラッシャーを天に掲げた。ブラッシャーから発生した目映く優しい光に包まれ…大好きなウルトラマン『ウルトラマンゼアス』へと姿を変えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃…2体の怪獣に対抗してアシストウェポン(新世紀中学生)が全員で出撃するが…ジャンクが処理落ちを起こし、グリットマン側が全員動けなくなってしまった。動けなくなったグリッドマンにアンチが怪獣『ゴングリー』をジャイアントスイングで投げつけて攻撃し、グリッドマンを追い詰める。そんなグリッドマンに、救いの手が舞い降りて来る。

 

 

ゼアス「シェアッ!!

 

 

ウルトラマンゼアスだ。

 

アンチ『むっ!?ウルトラマンゼアス…また来たのか!!』

 

ゼアス「ッ!?」

直喜(えっ、その声…アンチ君!?…今すぐ元に戻さないと…!!)

 

2大怪獣が暴れ、混乱する街中に現れたウルトラマンゼアス…しかし、1体の怪獣が友達のアンチであることに気付き…混乱していた。

 

直喜(グリッドマンが復活するまで、僕が時間を稼ごう…よし、行くぞ!!)

ゼアス「ジュアッ!!」ビシッ!!

 

ゼアスは構えを取ると、ゴングリーとアンチに向かって走り出す。

 

直喜(アンチ君、ごめんっ!!)

ゼアス「デヤッ!!」ドゴォッ!!

 

アンチ『んがっ!?』

 

まず、アンチに蹴り技を入れ…ゴングリーにチョップ攻撃を繰り出す。

 

ゴングリー「ギャァァオオオオッ!!」

 

ゼアス「ッ!?」サッ!

 

ゴングリーがゼアスの足に噛み付こうとしたが、それを見抜いたゼアスはジャンプして、ゴングリーから距離を取る。

 

直喜(あの怪獣…『ツインテール』みたい…あっ、そうだ!!)

 

作戦を思い付いたゼアス(直喜)は、ゴングリーに向かって助走を着け、空中へ飛び上がると……

 

ゼアス「タァァアアアアッ!!

 

まるで落ちてくる流れ星のようなキックを放った。これは、『ウルトラマンジャック』が怪獣『キングザウルス三世』のバリアを破った必殺技『流星キック』だ。

 

ドゴォッ!!

 

ゴングリー「ギャオンッ!?」

 

ゼアスのキックはゴングリーの頭に命中…ゴングリーは目に渦巻きを作り、気絶してしまった。

 

 

 

六花「って、ウルトラマンゼアス!?」

 

将「えっ!?マジ!?って、それより…ジャンクがおかしくなったぞ!!やっべぇ、このままじゃグリッドマンが活動できなくなる!!どうしよぉぉおおおおおお!!」

 

その頃、おかしくなったジャンクを治そうと…将が頭を抱えていた。しかし、六花だけは冷静であり…プラグの元へ歩いて行くと、プラグを引っこ抜いた。

 

将「へっ!?」

 

ジャンクの画面が消え、混乱する将。そんな彼に、彼女は言う。

 

六花「一旦切れば良いじゃん。」

 

将「うぉぉおおおおおおおおい!!

 

六花に叫ぶ将だが…彼女はもう1度、プラグを差し込む。将はキーボードを操作し、ジャンクを治そうと試みるも…中々治らない。六花はこれまた冷静に、ジャンクを足で蹴って衝撃を与える。

 

六花「せいっ。」ガツンッ…

 

将「うおぉいっ!!蹴るなよ!!昭和の家電じゃないんだから!!

 

そんな彼女に抗議する将。すると、ジャンクが再起動し…その中から、裕太と新世紀中学生のメンバー達が出てきた。

 

裕太「あいったたたた……」

 

将「ええぇぇええええええ!?

 

まさかの出来事に、驚く将。

 

裕太「えっ!?か、怪獣は!?」

 

六花「ゼアスが戦ってくれてる。」

 

マックス「な、何と!?」

 

新世紀中学生のメンバーが外を見ると、そこには…

 

 

ゼアス「ジュア…ッ!!」ビシッ!!

 

アンチ『……。』

 

 

構えを取り、アンチと睨み合うゼアスの姿があった。

 

ボラー「おぉウルトラマンゼアス!!良いところで来てくれんじゃねぇか!!」

 

ヴィット「あれ、怪獣が1体戦闘不能になってる気が…?」汗

 

ボラー「あっ、起きた…」

 

ゴングリーは起き上がったのだが…

 

 

ゴングリー「ギ、ギャオ……」フラフラ…ドドォォオオオオオオオオッ!!

 

 

余程ゼアスのキックが痛かったのか、フラフラしており…再び地面に倒れた。

 

キャリバー「…倒れたな。」

 

将「おいおい!!ゼアスがチャンスを作ってくれたんだぞ!!倒すなら今しかねぇだろ!!」

 

将の言葉を聞き、慌ててグリッドマンに変身する裕太。

 

 

 

その頃、ゼアスはと言うと…

 

アンチ『なぁゼアス…俺と勝負しろ。』

 

ゼアス「…?」汗

直喜(しょ、勝負…?)

 

馴れ合いのように話し掛けてくるアンチに、困惑していた。

 

アンチ『…相撲をする、どうだ?』

 

ゼアス「ジュ…ジュア。」汗

 

アンチの提案に頷くゼアス。アンチはしこを踏もうと、足を上げるが…

 

ゼアス「ジュアッ!!」サッ!

 

ゼアスがすかさず待ったをかける。

 

アンチ『何だ?』

 

ゼアス「ジュアッ!」

 

アンチ『もしかして、違う場所が良いのか?』

 

アンチの言葉に頷くゼアス。そして、アンチと共に街中から離れた山の方へと飛んでいった。彼らが飛び去った後、グリッドマンが出現し、気絶したゴングリーの始末に取り掛かる。ゴングリーはバトルトラクトマックスと合体した『マックスグリッドマン』の『超電撃キック』を受け爆死した。

 

 

 

一方…人気の無い山脈ステージにやって来たゼアスとアンチは、相撲で勝負することになった。ルールは至ってシンプル…先に地面に倒れた方が負けである。構えを取り、取っ組み合いを始めるゼアスとアンチ。

 

アンチ『っ!!』ブゥンッ!!

 

アンチはゼアスを投げ飛ばすが…ゼアスは宙返りをし、地面に着地した。

 

アンチ『お前…中々やるな…!』

 

ゼアス「!!」

 

ゼアスは正面からパワー勝負を仕掛ける。

 

アンチ『ふんぐぐぐぐぐ…!!』

 

パワーはゼアスの方が強く、アンチは徐々に押され始める。やがて、お互い時間が無いのか…ゼアスのカラータイマーが点滅を始め、アンチも額のランプが点滅を開始した。

 

直喜(今だっ!!)

ゼアス「シェアッ!!」

 

一瞬だけ隙を見せたアンチを見逃さなかったゼアスは、アンチの懐に素早く入り込み、内側からアンチの足を刈ってバランスを崩し、後ろ側へ倒した。これは、柔道の技の1つ『大内刈』だ。

 

アンチ『うおっ!?』ドドォォオオオオオオオオッ!!

 

アンチはバランスを立て直せず…とうとう地面に倒れた。この勝負…ゼアスの勝ちだ。アンチは怪獣の姿から人間の姿になり、意識を失った。

 

直喜(あっ、元に戻った……でも、気絶しちゃったからな……)

 

ゼアスは気絶したアンチを右手に乗せ、街へと飛んでいく。

 

 

 

マックスグリッドマン『あれは…ウルトラマンゼアス。』

 

街へ戻って来たゼアスは、意識を失ったアンチを…ベンチの上に降ろした。

 

マックスグリッドマン『ありがとう、ウルトラマンゼアス。』

 

ゼアス「……。」コクッ…

 

ゼアスは壊れた街を修復すると…上を見上げ、大空へと飛び立って行った。

 

 

 

 

 

アカネ「あ~あ…やっぱりゼアスは強いなぁ。」

 

アレクシス『流石、直喜君の大好きなウルトラマンだねぇ。』

 

アカネ「ま、でも…グリッドマンじゃなくてゼアスに倒されるなら、別に良いや。」

 

アレクシス『直喜君もきっと喜ぶだろうね。』

 

アカネ「…そうだね。直喜君の笑ってる顔が見られれば良っか。」




ED~ASH DA HERO『Everything(English ver.)』~♪
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