【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~とんねるず『シュワッチ!ウルトラマンゼアス』~♪


第39話 逆・襲

ベンゼン星人「は、ハニー!!大丈夫か!?」

 

レディベンゼン星人「…うぅ……」

 

自慢の『ウルトラマンシャドー』がゼアスに倒された後…レディベンゼン星人は倒れ、寝込んでしまっていた。そんな彼女を看病するベンゼン星人。

 

ベンゼン星人(そろそろ、『UF-0』が戻ってくる頃だな…あっ、噂をすれば…)

 

ベンゼン星人の元に、ワタリガニ(もしくはザリガニ)に似たの謎の円盤生物がやって来た。これこそ、ベンゼン星人が使役している円盤生物の1体『UF-0』である。

 

ベンゼン星人「何ッ!?ゼアスが熱海にいるぅ!?」

 

ベンゼン星人の言葉に、コクンッと頷くUF-0。

 

ベンゼン星人「すぐに向かえ!!ゼアスを誘い出して市民が見ている中で潰せェ!!」

 

ベンゼン星人の言葉に、基地から出ていくUF-0は…ゼアスと戦うために、熱海へと向かった。

 

ベンゼン星人「おいおいおいおい!!待て待て待て待て!!俺も行くんだよ!!おい、待てっておい!!」

 

ベンゼン星人は慌ててUF-0の後を追い掛けた。

 

 

UF-0(いやいや、お前が行けって言ったんだろ?)汗

 

 

慌てん坊のベンゼン星人に呆れつつ、彼をコックピットに乗せ…今度こそ、熱海へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

六花「…ん…ぅう……ん?」パチッ…

 

直喜「あっ、気が付いた?」

 

六花が気が付くと、旅館に戻っており…布団に寝かされていた。

 

六花「な、直喜…もしかして、ずっと側にいてくれたの?」

 

直喜「うん。だって…六花ちゃんが、心配だから…」

 

六花「…そっか…ありがとう、直喜…」

六花(直喜を守るって決めたのに……また直喜に、助けられちゃったな……)

 

直喜を守ることを決意したものの…守れなかったことに、落ち込んだ表情をみせる六花。そんな彼女に、直喜は声を掛ける。

 

直喜「も、もしかして…六花ちゃん、落ち込んでる……?」

 

六花「…!?」

 

落ち込んでることを直喜に見抜かれた六花は、思わず驚いた顔をみせる。

 

 

直喜「僕ね…六花ちゃんに、助けられてばかりいてね……学校に行っても友達ができるか不安だったんだ…六花ちゃんが話し掛けてくれなかったら、僕…ずっと一人ぼっちだったかもしれない……六花ちゃんが僕を、楽しい場所に連れてってくれたから…僕、楽しいって思えるんだ……」

 

 

臆病な性格の直喜は、とにかく駄目な部分が目立ってしまう(本人自覚済み)ため…クラスに馴染めるのか、誰よりも不安を抱えていたのだ。だが、六花に声を掛けられたことをきっかけに…クラスに馴染むことができたのだ。

 

直喜「だ、だから…僕も、六花ちゃんのお手伝いができたらなって思って……僕、あんまり役に立てないけど…」

 

六花「…直喜……」

 

六花は布団から起き上がり、直喜を抱き締める。

 

六花「直喜、嬉しいよ…♪」

 

直喜「えっ、ちょうわぁっ!?」ドサッ!

 

六花は直喜を抱き締めたまま彼を押し倒すと…

 

 

六花(もう我慢できない…ごめんね、直喜…私、悪い娘になっちゃう♪)

 

 

直喜の唇に自分の唇を重ね……濃厚なディープキスをした。

 

 

 

ムジナ「…!!///」

 

六花と直喜がイチャイチャ(六花が一方的にイチャついてきてる)を、ムジナは顔を両手で隠しながら見ていた。

 

ジュウガ「ムジナ、もう見ない方が良いですよ?」汗

 

六花が直喜に甘える中…完全に空気と化していた怪獣優生思想のメンバー達は、そっと部屋から退室した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベンゼン星人「ここが熱海かぁ…フヘヘヘ、人がわんさか居やがる…!!」

 

UF-0に乗ったベンゼン星人は、熱海上空に姿を現すと…破壊活動を開始する。UF-0は目と触角から破壊光線を放ち、街を攻撃し始める。

 

ベンゼン星人「ナハハハハ!!さぁさぁ地球人共、泣け…叫べ…そしてママを呼べェ!!」

 

 

 

直喜「ッ!?あれは…UF-0…!!」

 

六花「えっ、嘘マジで!?」

六花(折角良いところだったのに…)

 

直喜は慌てて街へ繰り出そうとするが…六花に止められる。

 

六花「待って直喜…ねぇ、どこ行くの?」

 

直喜「ど、どこって…助けを求めてる人達のところへ……」

 

六花「その人達を助けて、その後どうやって帰ってくるの?」

 

直喜「そ、それは……」

 

六花の問い掛けに、黙り込んでしまう直喜。

 

六花「多分、ゼアスが来てくれると思うけど…必ず来てくれるとは限らないし……」

 

直喜「……。」

 

六花「このまま、直喜が戻って来なかったら…私……」ジワッ…

 

直喜「……。」

直喜(…どうしよう、僕がゼアスだってことを六花ちゃんが知ったら……で、でも…今頃…沢山の人達が…!!)

 

ゼアスに変身したいところだが……目の前には六花がいるため、変身を躊躇ってしまう。彼は今…2つの選択肢を迫られていた。

 

 

真実を伝え、人々を助けるか……

 

 

真実を隠し、人々を見捨てるか……

 

 

だが、純粋で優しい性格の直喜に…見捨てるという選択肢は無い。そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直喜「六花ちゃん…実は僕……『ウルトラマンゼアス』なんだ…」

 

 

とうとう、六花に…自分がゼアスであることを告げた。

 

六花「……そうだったんだ。」

 

直喜「だ、黙っててごめん……ぼ、僕…」

 

六花は直喜の手を優しく握り、声を掛ける。

 

 

六花「あの時、助けてくれたのは…やっぱり直喜だったんだね。私さ…ゼアスの顔を見たとき、直喜が『もう大丈夫だよ』って優しく微笑んでくれた気がしたんだ。だから、だから…私、直喜にずっと…お礼が言いたかった…!ありがとう…私を、助けてくれて…!!直喜は…私の……『ヒーロー』だよ!!」

 

 

涙ながらにお礼を言う六花を見た直喜は…

 

直喜「じゃあ、僕…行ってくるよ……」

 

…と、六花に告げ…ピカリブラッシャーを取り出す。そこに、怪獣優生思想の4人も来て…直喜の近くに立つ。

 

オニジャ「俺達もついてるぜ、直喜!!」

 

シズム「直喜は、俺達のベストフレンド…君が背負うモノは、俺達も一緒に背負うよ。」

 

ジュウガ「直喜の全ては、俺達の全てです。」

 

ムジナ「直喜が守りたいモノは、私達も守るよ!」

 

 

インスタンス・ドミネーション

 

 

使役している円盤生物を巨大化させ、UF-0の元へ飛ばしていく。

 

直喜「みんな、ありがとう…」

 

直喜は高速で首を左右に振りながら、ピカリブラッシャーで自身の口腔環境を綺麗にする。そして…

 

 

直喜「ゼアアァァス!!」ピカァァアアアアアアッ!!

 

 

ブラッシャーを天に掲げ…目映く、優しい光に包まれていくと……光の戦士『ウルトラマンゼアス』へと変身を果たした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼアス「シェアッ!!」

 

 

夜になった熱海の街中に…人類の希望であり、永遠のヒーロー『ウルトラマンゼアス』が遂に、姿を現した。

 

ベンゼン星人「フハハハ!!とうとう現れたな、ウルトラマンゼアス!!」

 

ゼアスが出現してすぐ、12体の円盤生物達が一斉に姿を現す。

 

ベンゼン星人「おっ!?援軍か!?まさかの援軍!!これは勝ち確だぁ!!」

 

現れた円盤生物達を、自分の味方だと思い…調子に乗り始めるベンゼン星人。しかし……

 

ノーバ「キュオオォォッ!!」ビィィイイイイッ!!

 

ドガァンッ!!

 

ノーバが目から怪光線を、UF-0目掛けて発射した。

 

ベンゼン星人「ドゥウェェエエエエ!?み、味方じゃないのォ!?」

 

続いて……ブラックドームとデモスが、溶解泡を放ち…UF-0の鋭利な爪『ゼロカッター』を瞬時に溶かした。

 

ベンゼン星人「あらららら!!溶けたよ!!溶けちゃったよ!!」

 

武器が破壊され、焦り始めるベンゼン星人。

 

直喜(みんな、行くよ!!あの巨大円盤からベンゼン星人を引き摺り出すんだ!!)

ゼアス「ジュアッ!!」

 

ゼアスが空中に飛び上がると、円盤生物達もゼアスを援護するため…大空へ飛び立つ。

 

ゼアス「デヤッ!!ヘアッ!!」ドゴッ!バキィッ!!

 

格闘戦を仕掛けるゼアス。

 

ベンゼン星人「その程度か?ならば今度はこっちの……って、あれっ?何で動かないの!?ねぇ何で動かないのォ!?」

 

UF-0を操るベンゼン星人は、ゼアスに反撃しようとするが…どういうわけか、UF-0の腕が全く動かない。その理由は……シルバーブルーメの触手と、星人・ブニョの宇宙ロープに…いつの間にかグルグル巻きにされていたからだ。

 

サタンモア「!!」キィィイイイイイイイインッ!!

 

完全に身動きが封じられたUF-0に、サタンモアがクチバシ攻撃『クラッシュアタック』を繰り出した。サタンモアの攻撃により、UF-0は破壊された。それと同時に…

 

ベンゼン星人「うわわわわ!!落ちる落ちる落ちるぅぅうううううう!!」

 

中からベンゼン星人が排出され、地上へと落下していった。

 

 

 

ドドォォオオオオオオオオンッ!!

 

ベンゼン星人「あいってぇぇええええ!!こ、腰がぁ…!!」

 

ベンゼン星人が地上に落ちてきた後、ゼアスがゆっくりと地上に降り立った。

 

ベンゼン星人「うぐぐぐ…!!」

 

ベンゼン星人がゼアスの方を見た途端…

 

 

ハングラー「ギュオオォォッ!!」チカッ!!

 

ゼアスの後ろにいたハングラーが、頭部の触角をフラッシュさせた。

 

ベンゼン星人「うぎゃあっ!?め、目がァ!!」

 

ハングラーの目潰しに怯んだベンゼン星人に、ゼアスが走っていく。

 

ゼアス「タアアアアァァァァッ!!」

 

ベンゼン星人の腹に飛び蹴りを食らわせ、華麗に着地する。

 

ベンゼン星人「オゴオオォォ…は、腹がぁ…!!」

 

ブラックガロン「キヤアアアアァァァァッ!!」ボコォッ!!ボコォッ!!

 

ベンゼン星人「あだっ!?ちょっと待っtあ痛ァ!?」

 

踞るベンゼン星人に、ブラックガロンが蹴り技を仕掛け…まるでサッカーボールのように転がした。

 

ベンゼン星人「あ、あぁ~…じ、地面が揺れるぅ~……」

 

両目に渦巻きを作り、目を回したベンゼン星人に…ブラックテリナが飛んで行き……

 

 

ドゴォォオオオオオオンッ!!

 

 

触手に着いている爪で、ベンゼン星人の右目を攻撃した。

 

ベンゼン星人「あぎゃあっ!?目が、目が痛い!!」

 

右目を抑えるベンゼン星人に次の攻撃を仕掛けたのは、ブリザードだ。

 

ブリザード「キュォォオオオオオオッ!!」

 

青い噴射口から零下100℃の凍結ガスを発射し、ベンゼン星人を氷点下の世界へと誘う。

 

ベンゼン星人「ブルブルブルブルブルブルブルブル…!!さ、寒い…へっ、へっ…ヘェックショォォオオオオイッ!!」

 

寒さに凍えるベンゼン星人に、アブソーバとブラックエンドが高熱火炎を吐き出した。

 

ベンゼン星人「あぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃ!!あちっ!!あちっ!!」

 

尻に炎を纏わせ、走り回るベンゼン星人の姿は…滑稽だ。

 

ベンゼン星人「み、水!水!あっ、あったぞ!!」

 

ベンゼン星人が尻を突っ込んだ湖は…

 

 

ベンゼン星人「あっぢィィイイイイイイ!!これお湯じゃねぇかぁ!!

 

 

そこは、熱々の温泉だった。温泉に尻を突っ込んだせいで、ベンゼン星人の尻は猿のように真っ赤になっていた。

 

ゼアス「シュアッ!!デヤァッ!!」ドゴッ!ドゴッ!

 

ベンゼン星人「ぐおっ!?あだぁっ!?」

 

怯んだベンゼン星人に、ゼアスは猛攻を仕掛け…終始圧倒していた。

 

 

 

ムジナ「あははっ♪みんな凄いよ!!」

 

シズム「ベンゼン星人…アイツ、バカだね。」

 

オニジャ「だっはっはっはっは!!アイツだっせぇ!!ウルトラマンゼアスの方がカッケェぞ!!」

 

ジュウガ「当たり前じゃないですか。」

 

ウルトラマンゼアスと、ゼアスを援護する円盤生物達の戦いを見守る怪獣優生思想の4人。

 

六花「…直喜、頑張って…!!」

 

六花は両手を組んで祈り…ゼアスの勝利を信じていた。

 

 

 

ベンゼン星人「ひいいぃぃ……!!」

 

ゼアス「…!!」

直喜(ベンゼン星人…温泉地をめちゃくちゃにした罰だ!!)

 

ゼアスはバレエのアティチュードのような片足立ちの姿勢で超高速回転しながら、ベンゼン星人へと接近していく。

 

ベンゼン星人「あっ!?そ、その技は…や、ヤメテェェエエエエエ!!」

 

ゼアス「シェアッ!!」ドッゴォォオオオオオオオオッ!!

 

ベンゼン星人「あれええええぇぇぇぇ……!!」キランッ…

 

ベンゼン星人の叫びは虚しく…ゼアスの必殺技『スーパーゼアスキック』によって、大きくぶっ飛ばされた。ゼアスの勝利を見届けた市民は、皆大喜びしていた。ちなみに、円盤生物達のことも味方であると認識している。

 

オニジャ「おっしゃぁぁああああ!!ゼアスが勝ったぞぉぉおおおお!!」

 

ムジナ「やったぁぁああああああ!!」

 

シズム「円盤生物達も、ゼアスの勝利を喜んでるよ。」

 

ジュウガ「これで、一先ずは安心ですね。」

 

ゼアスの勝利に歓声を上げるオニジャとムジナ…微笑む市民とジュウガ。

 

六花「……!!」

 

六花の視線の先には、両手を腰に当てて堂々と立っているウルトラマンゼアスと…彼の周りを飛び回る円盤生物達が見えていた。ゼアスは右手から『ゼアスキャン』を発射し、熱海周辺を除菌した後…破壊された街を元に戻す光線を発射し、街をキレイサッパリ元通りにした。12体の円盤生物達も、街の修復を開始し…元通りにした。そして…

 

 

ゼアス「シェアッ!!」

 

 

大勢の人類から感謝されながら見送られる形で、満点の星空に吸い込まれるように、大空へと飛び立って行った。ゼアスを見送った円盤生物達は、身体を小さくし…主達の元へと帰還した。

 

 

 

直喜「おーい!!」

 

ムジナ「あっ、直喜だ!!」

 

円盤生物達が戻って来た後、直喜が手を振りながらこちらへ駆けてくる。そんな彼の元に、いち早く向かったのは…

 

六花「直喜ー!!」

 

六花だった。走ってきた直喜に抱き付き、優しく声を掛ける。

 

六花「お帰り…直喜…!!」

 

直喜「た、ただいま…!!」

 

六花「直喜、カッコ良かったよ♪」

 

直喜「か、カッコいいのは僕じゃなくてゼアスだよ…」苦笑

 

シズム「そのゼアスに変身したのは直喜じゃないか。」

 

オニジャ「シズム、お前上手いこと言ったなぁおい!!」

 

ムジナ「それよりさ、ご飯でも食べに行こうよ!!直喜の勝利を祝うために!!」

 

ジュウガ「賛成します。」

 

戦いから帰還した直喜を迎えたメンバー達は、ベンゼン星人に勝ったお祝いをするため…夕御飯を食べに行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベンゼン星人「い、いててて……お、おのれぇ…ウルトラマンゼアスめぇ…!!…次は、こうは行かないぞ…!!」涙目




ED~ASH DA HERO『Everything(English ver.)』~♪
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