【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

41 / 142
OP~AHS DA HERO『Everything』~♪


第40話 信・力

熱海に来て3日目となった今日……

 

 

 

六花「直喜、こっちこっち♪」

 

直喜「あっ、待ってよ六花ちゃん…!」アセアセ

 

六花と直喜…そして、怪獣優生思想のメンバー達がやって来たのは、温泉もあるマリンスパ施設であった。

 

オニジャ「なぁ…俺ら、完全に…空気だよな……?」汗

 

ムジナ「…今更気付いたの?」汗

 

シズム「まぁまぁ、折角直喜と一緒に行動できてるんだしさ…見守ってようよ?」

 

ジュウガ「そうですね。六花さんは直喜と一緒に旅行に来たと話してましたし…俺達が首を突っ込むのはナンセンスです。」

 

プールではしゃぐ六花と直喜を、怪獣優生思想の4人は見守ることにした。

 

シズム「ほら、直喜…楽しそうにしてるよ?」

 

オニジャ「へへっ、直喜が楽しいなら…俺らも楽しいよな!!」

 

ムジナ「成る程…直喜に合わせてる感じ?」

 

ジュウガ「気を遣いっぱなしだと、こっちが疲れてしまいますよ?多分ですけど…お互いに気を遣いあってる感じですね。」

 

 

 

六花「あははは、えいっ!」バシャッ!

 

直喜「あっ、やったな?それっ!!」バシャッ!

 

六花「冷たっ!?あっははは♪」

六花(あぁ、そっか……私は今…直喜と一緒に、遊んでるんだ。やっと…やっと……やりたかったことが、叶ったな…♪)

 

●●●●を倒し続けて数千年もの時を…幾多の次元を旅し……漸く、直喜と再会を果たした六花。彼と再会する前…彼女は……

 

『直喜と会ったら、やりたいこと』

 

とノートに書き…彼と再会を果たしたらやりたいことありったけを、書き込んだ。そして、いよいよ直喜との再会の時が近付く中……ツツジ台高校に、転校生としてやって来るのが直喜であることを知った時には、声を上げて泣く程…それを喜んだ。

 

『直喜に話し掛ける』

 

『直喜と話をする』

 

『直喜と一緒に下校する』

 

『直喜と一緒に出掛ける』

 

…いくつものやりたいことが叶い、喜びを感じる六花だが…直喜と共にツツジ台高校にやって来たA、B、Cの3人が…直喜の命を奪おうとしていると予感し、彼を守ることを決心した。

 

 

 

六花(でも、アイツら弱い癖に…邪魔ばっかりしてくるんだよね~……ま、ここには居ないみたいだし、いっか。)

 

直喜「六花ちゃん、そろそろ休憩の時間だから…も、戻ろう…!」

 

六花「は~い♪」

 

休憩のアナウンスが響き、プールから上がる六花と直喜。

 

 

 

シズム「あ、お帰り。」

 

六花「ただいま…んん~っ!!楽し~♪」ググググッ!

 

伸びの動作を行った後、レジャーシートに座る六花。

 

ムジナ「ねぇ、さっき係の人からこんなの貰ったんだけど。」

 

ムジナが見せてきたのは、イベントのチラシだった。どうやら、大プールを舞台に…何やらバトルが行われるようだ。水上に『ランド』と呼ばれるステージを水上に設置し、参加者は胸や尻を駆使して戦い…最後のまでランドに立っている者が勝利となる。

 

オニジャ「おっ!?これ面白そうじゃねぇか!!」

 

ジュウガ「オニジャ、よく見てください…」

 

オニジャ「あっ?…って、おいおい!!女限定かよ!!」

 

そう…このイベントは、女性のみが参加可能で、男性は参加不可能なのだ。

 

ムジナ「優勝者には賞金が出るんだって…でも、私はパスする。こっちよりも直喜といる方が一番だし♪」

 

六花「ふーん……」

六花(優勝賞金は10万円か……あっ、そうだ…これで、直喜に何かプレゼントでも買おっと。)

 

六花はムジナが貰ってきたチラシを見て、考え事を始める。

 

直喜「り、六花ちゃん…?」

 

六花「ねぇ直喜…私、これに参加してみようと思うんだけど……どうかな?」

 

直喜「ど、どうって……」汗

 

六花「ウソウソ♪直喜から応援されたいから出るよ♪」

 

六花はそう言うと、大プール近くにある受付に向かった。

 

 

 

まもなく…イベントが始まり、参加者は30人近くと…かなりの人数がいる。中には、競女育成高校に通う選手もいる。1回戦目に、その選手と当たってしまった。

 

六花(いきなり強敵…って、言いたいところだけど…!!)

 

舞「やっ!!」

 

競女育成高校に通う選手『里中 舞』は、次々と選手をランドから落とし…遂に、六花と一騎打ちに……

 

直喜「六花ちゃん、頑張れぇ!!」

 

六花「!!」

六花(直喜が応援してくれてる…よし、これで行ける!!)

 

直喜からの声援を受け、六花は本気を出し始める。

 

舞「えいっ!やぁっ!!」

 

六花「ッ!!」サッ!スッ!

 

舞の攻撃を意図も簡単に避け続け、反撃の機会をうかがう。

 

舞「ハァッ…ハァッ……う、ウソ…あの娘、速すぎる…!!」

 

六花(チャンスだね、一気に決めるよ!!)

 

スタミナ切れとなった舞に、六花は舞に尻を突き出す……と、見せ掛ける。

 

舞「ッ!?」

 

六花(よし、かかった!!)

 

フェイントに引っ掛かった舞に、六花は自身の尻を大きく薙ぎ払った。

 

舞「しまっ…!!」ザッパァァアアアアンッ!!

 

1回戦目は、六花が頂点となった。

 

観客「うおっ!?あの娘つえぇぞ…!!」「相手は競女育成高校の選手よ!?」「もしかして、経験者?」

 

先程倒した選手は、競女界の中ではかなり有名な選手のようで…彼女を難なく撃破した六花は、瞬く間に観客からの注目を集めた。続く準々決勝、準決勝も六花は生き残り…決勝戦へ突入する。決勝戦は、六花を除いた3人が…競女選手である。

 

シズム「決勝か…相手は確か、競女全国大会にも出てる強豪揃いだよ?」

 

オニジャ「おい、それヤバくねぇか?」

 

直喜「大丈夫!!」

 

直喜の声に、ビックリするシズムとオニジャ。

 

 

直喜「僕、六花ちゃんを信じる…六花ちゃんは、絶対に勝ってくれるって…だからさ、シズム君もオニジャ君も、ジュウガ君もムジナちゃんも…六花ちゃんを精一杯応援しようよ!!」

 

 

ジュウガ「ふっ、そうですね。」

 

ムジナ「直喜の言うことは、『絶対』だもん♪」

 

シズム「流石は直喜だね。」

 

オニジャ「そうと決まれば…六花ァ、行けェ!!」

 

 

 

六花(うるさ…オニジャさんの声、よく聞こえるっての…)汗

 

オニジャの応援に、迷惑そうな顔をする六花だが……

 

直喜「六花ちゃぁん!!が、頑張ってェ!!」

 

六花「ありがと~直喜~♪頑張るから、見ててね~♪」チュッ♥️

 

直喜からの応援は素直に受け取り、彼に投げキッスを飛ばした。顔を真っ赤にする直喜を見届けた後、スタンバイする。

 

ジョーヌ「よろしくお願い致しますわ!」

 

力乃「おうっ!よろしくな!!」

 

啓子「よろしくお願いします!」

 

決勝戦の相手は、全国大会出場経験がある3名だ。『ジョーヌ・ベアール』には優勝経験があり、『桜井 力乃』と『海道 啓子』は準優勝経験がある強敵だ。試合開始のホイッスルが響き渡った直後…

 

ジョーヌ「お覚悟ですわ!!」

 

力乃「まずはお前からだ!!」

 

啓子「行きますっ!!」

 

3人は六花に襲い掛かった。それを見抜いた六花は瞬時に攻撃を避け、距離を取る。

 

六花「よろしく…さぁ、掛かって来なよ?」

 

そして、3人に挑発すると…

 

 

ギロッ!

 

 

3人「「「ッ!?」」」ビリリッ!!

 

凄まじい覇気を剥き出しにする。

 

力乃(な、なんて凄まじい覇気だ…!!)

 

ジョーヌ(か、彼女…タダ者ではありませんわ…!!)

 

啓子(す、スゴい…で、でも負けるわけには!!)

 

六花の凄まじい覇気に怯んだ3人だが…己を鼓舞し、再び戦いを開始する。

 

六花「!!」

 

六花は掛かってきた3人を前に、両手を腰に当てて…迎え撃った。

 

バコォッ!!

 

ジョーヌ「うぇっ!?」

 

力乃「おい、マジかよ…!!」

 

啓子「3人係りで攻撃しても、びくともしないなんて…!!」

 

競女全国大会出場経験のある選手3人の一斉攻撃に、びくともしない六花。

 

六花(今まで散々特訓してきたんだもん…簡単にやられてたまるもんですか…!)

 

六花は低い体勢を取ると、空中に飛び上がった。

 

六花(ウルトラマンタロウの力、とくとご覧あれ!!…なんてね。)

 

ランドに落ちるタイミングで…まずは啓子にヒップアタックを繰り出し、ランドから落とす。続いて、もう一度空中に飛び上がり…今度はジョーヌにヒップアタックを仕掛け、ランドから落とす。最後に、アクロバティックに空中で回転しながら…力乃にヒップアタックを繰り出し、ランドから落とした。

 

六花(スワローキックならぬ…『スワローヒップ』ってね?)

 

六花の優勝が確定した瞬間、周りは大歓声へと包まれた。

 

 

 

ムジナ「やったぁ!!六花が勝ったよ!!」

 

直喜「やったやった…六花ちゃんの勝ちだぁー!!」

 

オニジャ「おっしゃぁぁああああ!!」

 

シズム「これが、誰かを信じる力…直喜、君はスゴいよ。」

 

ジュウガ「信じる力…興味深いですね。」

 

六花の優勝を見届け、直喜はムジナとオニジャと一緒に大喜びしていた。シズムとジュウガは、直喜に更に興味を示すことに……

 

六花「直喜~、勝ったよ~♪」

 

直喜「おめでとう六花ちゃ…って、うわぁっ!?」

 

六花は嬉しさのあまり、直喜に抱き付いた。こうして…マリンスパ施設で行われたイベントは無事に閉会し、幕を降ろしたのだった。

 

 

 

日がくれ始めた頃、熱海駅へとやって来た直喜と六花と怪獣優生思想のメンバー達。帰りは同じ列車で、帰ったのは言うまでもない…

 

六花(楽しかったなぁ~…直喜と一緒に過ごせる日々、本当に夢みたいだよ…今まで頑張って来て良かった♪)

 

六花の隣には、遊び疲れてスヤスヤと眠る直喜の姿があった。

 

 

六花(直喜を守るんだ…直喜のためなら、私はいくらでも頑張れる。直喜…今度こそ、私は直喜のこと……守るからね?)

 

眠っている直喜の右手を取り、優しく包む六花は…母親のような優しい笑顔を向けるのであった。

 

 

 

オニジャ「…で、俺達この後どうするよ?」汗

 

ムジナ「…さぁね。」汗

 

シズム「結局、俺達最後まで空気だったね…」汗

 

ジュウガ「ま、まぁ…直喜が楽しめたなら、それで良いんじゃないんですか?」汗




ED~ASH DA HERO『Everything(English ver.)』~♪
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。