【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話 作:やさぐれショウ
第41話 退学って、なに?
ある日の平日……
この日は学校があるのだが…職員室に、3人の転生者達が呼び出されていた。
教員「お前達、何故ここに呼ばれたか…分かるか?」
3人「「「……。」」」
教員の問い掛けに、黙りこくる3人。
教員「お前達は授業態度も悪いし、最近は学費を滞納しているそうじゃないか…それに、お前達への苦情が殺到しているんだ。これが続くなら、停学…最悪の場合、退学になる。」
どうやら、3人は成績が悪いだけでなく…度々起こしている問題行動が明るみになり、それが原因でツツジ台高校に苦情が沢山来ている……これらを問題視した教員が、彼らを呼び出したのだ。その後、教頭を交えて…3人の転生者達を説教を開始したのだった。
直喜「……。」
その頃、直喜は…屋上におり、景色を眺めていた。
直喜(僕がゼアスであることを、六花ちゃんは受け入れてくれた…後、シズム君達も……でも…アカネちゃん達は、どう思うんだろうなぁ…………)
熱海旅行の際、ベンゼン星人が現れたため…直喜はゼアスに変身し、ベンゼン星人を撃退した。だが、その時…六花に、自分がゼアスであることを告げた。彼女はそれを受け入れ、守秘義務を守ってくれている。怪獣優生思想の4人も、直喜がゼアスであることを知り…守秘義務を貫いてくれている。
アンチ「直喜。」
直喜「へっ?…あ、アンチ君…!」
アカネ「私もいるよ~♪」
そこに、アンチとアカネがやって来る。
アカネ「直喜君久しぶり~!!」
直喜「わぷっ!?」
アカネ「スゥ~、ハァ~…スゥ~、ハァ~♪はぁ、幸せぇ~~~~♪」
直喜を見るや否や、彼に抱き付き…匂いを嗅ぎ始めるアカネ。
アカネ「直喜君って良い匂いだねぇ~♪」
直喜「ど、どうも……」汗
アンチ「おい、直喜が困ってる。」
アカネ「君も嗅いでみてよ、直喜君良い匂いなんだから♪」
アンチ「え、遠慮する…」汗
アカネ「はぁっ!?何、直喜君が臭いって言うの!?なぁ、おい!!」
アンチ「そんな事言ってない…」汗
アカネが豹変しても、アンチは冷静にツッコミを入れる。
直喜(そんなに良い匂いなの、僕…?)汗
アカネ「良い匂いだよ直喜君はぁ~♪ベビーパウダーとか粉ミルクみたいな優しくて甘い香り…幸せ♪」
六花「って、何やってんの、アカネ…?」汗
そこに、六花がやって来て…アカネの行動に少々引いていた。
アカネ「あっ、六花ぁ~♪ねぇねぇ、直喜君スッゴく良い匂いなのぉ~♪」
六花「う、うん…わかった、わかったから……1回直喜から離れようか。」汗
アカネ「えぇ~、や~だ~♪」ムギュゥゥウウウウッ!!
直喜「うぐっ!?く、苦しい…!!」
直喜が苦しがったため、六花が慌ててアカネを引き剥がした。
直喜「…び、ビックリした……」
アンチ「大丈夫か?」
直喜「う、うん…大丈夫……」
直喜に心配する後ろでは、六花がアカネに説教をしている。アカネは正座させられ、六花に平謝りしている。
転生者 A「…あれは、六花とアカネ……何やってんだ?」汗
転生者 B「見たところ、六花がアカネを説教してるっぽいぞ…」汗
転生者 C「よりによって正座かよ…見えねぇじゃねぇか……」チッ…
そんな彼らを、屋上の出入口から覗く転生者3人。
転生者 A「…なぁ、俺らさ…どのみち退学になるんだしさ……」
転生者 B「…確かに……それなら、今神山いるし…六花達をここでヤッちまうか?」
転生者 C「それ良いな♪」
退学を免れないと覚ったバカ3人は、ここで六花とアカネを襲おうと考えたようだ。そして、直喜を絶望させた後、彼を抹殺するため…凶器を隠し持つ。Aは鎌、Bは出刃包丁、Cはメスを隠し……
3人「「「ヒャッハァァアアアアアア!!」」」
…と、まるで猿のような寄生を上げながら六花とアカネに飛び掛かった。
六花「ッ!!」
アカネ「はっ!!」
六花とアカネは飛び掛かってきた3人を攻撃し、返り討ちにした。
六花「はぁ…またアンタら…?」
アカネ「至福の時を、邪魔するツモリカ…?」
当然、戦闘力も身体能力も…3人の転生者達より、六花とアカネの方が遥かに上である。
アンチ「…!」ザッ…
アンチは直喜の前に立ち、彼を守る。
六花「アカネ、行くよ?」
アカネ「オッケ~。」
六花とアカネは、右手に光の剣を生み出した。六花の剣は青い光を放ち、アカネの剣は紫の光を放っている。
直喜「あれって…あ、『アグルブレード』…!?」
何と、六花とアカネが出したのは…『ウルトラマンアグル』が使用する光の剣『アグルブレード』だった。
直喜「ど、どういうこと…あれ、明らかにマジックじゃない…よね……?」
六花&アカネ「「……。」」
混乱する直喜の声を聞き、今まで黙っていたことを後悔する六花とアカネ。だが、今はそんな余裕は無い…A、B、Cという3人の悪魔から愛しき彼を守らなければならない。
転生者 A「く、くそ…こ、こうなったら!!」
転生者 B「強行手段だ!!」
転生者 C「何がなんでも、六花とアカネを抱いてやるぅぅうううう!!」
自棄になった3バカは、隠し持っていた凶器を取り出すと…直喜を殺そうと彼に向かって走り出す。しかし、それを瞬時に見抜いた六花とアカネが彼らの行動を許すことなく……
六花「直喜に近付くなァ!!」
アカネ「シネ…!!」
アグルブレードを振るい、直喜から遠ざけた。
転生者 A「り、六花…アカネ……どうしてなんだ!?」
転生者 B「俺達は、君たちを救おうとしているのに…どうして分からないんだ!?」
転生者 C「勇者からの救いの手を、どうして受け取らないんだ!?」
分からず屋のバカ3人は、正義のヒーロー気取りで六花とアカネに問い掛ける。それは、彼女達には既にお見通しである。
六花「そういうの要らないからさ…ほら、本当の事言っちゃいなよ?」
アカネ「どうせエッチなことでばっか考えてるんでしょ?」
六花とアカネはブレードをしまい、念力を発動させると…3バカの本心を暴く。
転生者 A「ゲヘヘヘッ、早く六花とアカネを犯してぇぜぇ!!ヒャハハハハ!!」
転生者 B「うひょぉ~♪六花のその魅惑の太ももに巨乳、たまんねぇぜ…早く、俺とベッドファイしてくれぇぇええええ!!」
転生者 C「フヘッ、フヘッ、フヘヘヘッ!!アカネのムチムチボディに胸元の豊満な果実に挟まれてぇ!!早く、早く…俺とセッ◯◯してくれぇ!!」
直喜「セッ、セッ…セッ!?///」アワアワ
アンチ「直喜、俺が着いてる。」
下ネタワードを放った3人の言葉に、直喜はアワアワし始める。そんな彼を、落ち着かせるアンチ。
六花「やっぱりね…てか、直喜の前で下ネタとかマジ無いわ…」
アカネ「キモ…」
3人の本性を聞いた六花とアカネは、彼らに冷たい視線を向ける。
転生者 A「ハッ!?お、俺…何か言ったか…?」
転生者 B「な、何だったんだ…!?」
転生者 C「こ、これも…神山の力なのか…!?」
自分の意思とは関係なく、本心が飛び出したことに困惑する3バカ。そこに……
女教員「お前ら何をしている!?まぁ、状況はすぐに分かったが…」
タイミングよく、女教員と老教員が屋上にやって来た。
なみこ「直喜、大丈夫!?」
はっす「先生達呼んで正解だったよ。」
どうやら、屋上が騒がしいと感じたなみことはっすが呼んでくれたようだった。3バカの手には、凶器が握られている。これを校長に見られたら、もう言い逃れはできない……
女教員「校長!!」
校長「えぇ!A君、B君、C君…もう、君たちをこの学校に置いておけません……今日をもって、君たちは退学です!!」
老教員は校長先生だった。校長から退学を突き付けられ…絶望し、膝をつく3バカ。
女教員「神山、こっちに来い!!」
その隙に、女教員は直喜の元に駆け寄り…なみことはっすと共に屋上から避難した。3バカは、校長の方を向くと…発狂しながら凶器を振り下ろしてきた。
校長「ッ!?」
だが、六花とアカネとアンチが3バカの攻撃を受け止め…校長を助けた。
六花「校長先生、逃げてください…!」
校長「…た、宝多さん…新条さん…!!」
アカネ「大丈夫大丈夫、私達…格闘技習ってるから♪警察呼びましょ?」
校長「…わ、わかった…!!」
校長も屋上を離れていったところで、六花とアカネは本気を出し始める。
六花「さ、覚悟…できてるよね?」
アカネ「ま、答えは聞かないけどね?」
六花のメタフィールドとアカネのダークフィールドが合体し、光と闇が行き来する亜空間『ダークメタフィールド』に3人バカを引き摺りこみ…
ズガガガガガガガガガッ!!
3バカ「「「うぎゃぁぁああああああ!!」」」
圧倒的な力で、3バカをボロボロにする。
六花「私達は既に救われたの…直喜って言う真の勇者に、救われたの!!」
アカネ「直喜君は私達を絶望から何度も引き上げてくれた…だから、私も頑張れた!!」
六花「だから…!!」
アカネ「今度は…!!」
六花はアルファベットの『V』を描くように腕を広げた後、右手首に左拳を打ちつけるように腕を十字型に組み、黄金色に輝く光線を発射した。アカネはアルファベットの『V』を逆さまにしたようなモノを描くように腕を広げた後、右手の拳を左肘に打ち付けるように腕を逆L字型に組み、赤黒色に輝く光線を発射した。
六花が放った光線は、大宇宙に伝わる伝説の巨人『ウルトラマンノア』が使用する光線『ライトニング・ノア』だ。対してアカネが放った光線は、そのウルトラマンノアに酷似した姿を持つ暗黒破壊神『ダークザギ』が使用する光線『ライトニング・ザギ』だ。
3バカ「「「ぎゃぁぁあああああああああ…!!」」」
3バカの叫びは、六花とアカネが放った光線に呑み込まれ…掻き消された。
あの後、屋上には教職員と警察が駆け付け…3バカは逮捕され、パトカーに乗せられた後連行された。屋上にて…力の負荷によって倒れ、意識を失った六花とアカネは、病院に搬送された。
六花「……。」
アカネ「……。」
直喜「六花ちゃん!!アカネちゃん!!しっかりして!!ねぇ、目を開けてよぉ!!」
なみこ「直喜…」
はっす「直君、1回落ち着こ…?六花とアカネは、きっと大丈夫だから。」
意識を取り戻さない六花とアカネに、直喜は大粒の涙を流しながら彼女達の名前を呼び続ける。そんな彼を落ち着かせようと、なみことはっすは励まし続けた。
退学となったあの3バカ…この先、就職活動も進学…はたまた、高卒認定試験を受けるのも困難になるだろう……
ED~ASH DA HERO『Everything(English ver.)』~♪