【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話 作:やさぐれショウ
その日の夜……
直喜はとある友人と電話で話をしていた。それは…
隆也『あっ、よぉ直喜。元気か?』
直喜「うん、おかげさまで。」
それは、同じウルトラマンファンの親友『阿部 隆也』だった。
隆也『いやぁ、L◯NE送っても中々返信来なかったから心配しちまったよ。』
直喜「ごめん、ちょっと悩み事してて……」
隆也『マジで!?大丈夫か?』
直喜「今はもう大丈夫!!」
直喜が返信しなくても、隆也は最後まで気にかけてくれていた。
隆也『明日さぁ、ウルフェスの日だろ?どうだ、直喜も来るか?』
直喜「うん、行く!!」
隆也『おぉし、久しぶりに…対戦でもしようぜ?』
直喜「喜んで!」
こうして、明日のウルフェスに行く約束(現地集合)をし、眠りにつく直喜。
翌日…
隆也「おーい!!」
直喜「あっ、隆也君!!」
ウルフェス会場前にて、無事に合流した直喜と隆也。入場料を支払い…会場内へと入っていく。彼らが向かったのは、休憩スペースだ。
隆也「んじゃ、やるか。」
直喜「うん!!」
ゲーム機を取り出した2人は、早速『ウルトラマンFEN』を起動させ、対戦を始めるのであった。
ちせ「おぉ~、結構人来てますね?」
夢芽「そりゃそうだよ、ウルトラマンフェスティバルだよ?ウルトラマンファンにとってビッグ過ぎるイベントだし。」
今回のウルフェスには、夢芽とちせも訪れていた。彼女達は、直喜と話を弾ませるべく…ウルトラマン作品を勉強するために、ここにやって来たのだ。様々な場所を回り、ジオラマコーナーで防衛基地の模型やウルトラメカのミニチュアを見て学ぶ。
夢芽「こっちがジェットビートルで、こっちが宇宙ビートル…どれも同じっぽいなぁ……」
ちせ「これは小型ビートルっすね、うへぇ~ちっさ…!」
まずは科学特捜隊の基地を見て回ると、次にウルトラ警備隊、MAT、TAC、ZATの基地を順番に見てウルトラ作品について勉強する。
ちせ「南さん、そろそろ休憩しません?」
夢芽「そうだね…うぅ、少し頭痛い……」
勉強に疲れた2人は、休憩スペースに足を運んだ。
ちせ「おっ、あれ直喜先輩っすよね…?」
夢芽「えっ、どこどこ?…あっ、ホントだ。」
ふと、ちせの視線の先を見てみると…隆也と一緒にゲームで遊ぶ直喜の姿があった。
夢芽「一緒にいる人、誰だろうね…?」
ちせ「直喜先輩の友達であることは、明らかっぽいですね。」
しばらくの間、隆也と一緒にゲームする直喜を見守ることにした夢芽とちせ。
直喜「よしっ、トドメだ!!」
隆也「バリア張ったぜ!!って、それは防げねぇ!!」
『ウルトラマンゼアス』を操作する直喜は、『ウルトラマンナイス』を操作する隆也に勝利した。
隆也「だぁくそぉっ!!直喜、お前やっぱつえぇよ…!!」
直喜「隆也君、分かりやすいんだもん。有利になった時や何か手がある時、表情に出てるよ?」
隆也「そんなに出てるか?」
直喜「うん、スッゴく良い笑顔。」
隆也「マジで!?いやぁ、高校の小テストで満点を取れる問題だった時、ついついにやけちゃうんだよなぁ…」(苦笑)
直喜「その学力、僕も欲しいよ…」(苦笑)
お互いに「アハハハハ!」と笑う直喜と隆也。そして、今度はタッグモードを選択し、怪獣や悪質宇宙人退治に……
夢芽「へぇ、直喜ってあんな顔して笑うんだね。」
ちせ「めっちゃ楽しそうっすね♪私らもあのゲーム機買います?」
夢芽「いや、お金あるの?」
ちせ「たんまりあるっす!あのバカ連中から許可得て貰ったんですし…窃盗にはならないっすよ。」
ちせの手元には、大金があるのだが……それは、3バカから強引に貰ったのだ。
ちせ「何でもするって言ったんですし…」
夢芽「強引だってw」
ちせ「ま、今まで散々甘い蜜ばっか吸ってたんですし…現実の厳しさを身を持って痛感してもらいましょうよ?」
夢芽「それもそっか…」
直喜の家に乗り込もうとした挙げ句、彼を殺害しようとした3バカに対して…夢芽が『ギャラクトロン』の力を使って彼らを捕らえ…ちせが相棒の『ゴルドバーン』と共に彼らに制裁をした。その結果、大金を手にする事ができたのだ。
ちせ「えっと、直喜先輩がやってるゲームって…どんなタイトルでしたっけ?」
夢芽「ウルトラマン
ちせ「えっとどれどれ…って、うわ高っ!?」
夢芽「今度中古屋さんに行こうよ、売ってるかもよ?」
ちせ「そ、そっすね…」
メル◯リで購入しようとしたちせだが、予想以上の高額であったため、今度夢芽と一緒に中古ショップに行くことにした。
ゲームで遊んだ直喜と隆也は、ウルフェスで知り合った人達とウルトラマン作品に関する話をしたり…ジオラマコーナーを見て回ったり、アトラクションで身体を動かしたりと…ウルフェスを全身で楽しんだ。
直喜「隆也君、どっち狙う?」
隆也「ツインテール狙うわ。アイツ、食ったらエビの味するみたいだしw」
直喜「確かに、1度で良いから食べてみたいねw」
隆也「ハハハ!確かにwww」
カラーボールプールの奥には、バルタン星人とツインテールの姿があり…赤い的に当てると、鳴き声を発して動く仕組みである。
夢芽「へぇ~、あんなのもあるんだ。」
ちせ「何か、今にも動き出しそうですね?」
カラーボールプールにて、的当てを楽しむ直喜と隆也を見守る夢芽とちせ。彼女たちは近くの売店にいた。
ちせ「私達も遊びます?あれ、面白そうっすね。」
夢芽「そうだね。あっ、直喜達移動した。」
直喜と隆也が別のアトラクションに向かったタイミングで、的当てを行う夢芽とちせ。やってみたら意外と面白く、すっかりはまってしまったのだった。
その頃……
転生者 A「くそ…くそ…くそ……こ、こんな筈じゃ……こんな筈じゃなかった…!!」
高校を退学させられ、刑務所生活を余儀なくされたAは……頭を抱えていた。それは、BとCも同じであった。
転生者 A(こうなったら、You◯ubeで炎上配信して収入を稼ぐしか…!!)
頭が足りないバカは、またまた…愚かな発想をし、楽な道へと進もうとしているのであった。
ED~ASH DA HERO『Everything』~♪