【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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第43話 契約って、なに?

ある日の平日…こんなニュースが舞い込んで来た。

 

 

 

『謎の円盤、刑務所を襲撃』

 

 

映像には平べったい円盤が、刑務所に向かって赤い怪光弾を放ち…3人の囚人を誘拐していく様子が映し出されていた。それだけでなく、刑務所にいた人間達は次々と虐殺されていく様子も映し出されていた。何故3人だけを誘拐したのか…何故彼ら以外の者達を殺したのか……真相は、謎に包まれたままである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刑務所を襲撃した円盤がたどり着いたのは…地球の地下深くに存在する『ベンゼン星人』の秘密基地だった。

 

円盤?「……。」ポイッ…

 

ドササッ!!

 

転生者 A「いでっ!?」

 

転生者 B「あだっ!?」

 

転生者 C「うおっ!?」

 

ベンゼン星人「よくやった『ロベルガー』!!」

 

刑務所を襲撃した円盤の正体は、生物だった。円盤生物『ロベルガー』……ベンゼン星人が使役する円盤生物の1種である。ゼアスに撃退され…無人島に流れ着いたベンゼン星人を基地まで運んだのも、このロベルガーである。

 

転生者 C「おい、ここはどこだよ?」

 

ベンゼン星人「まぁ待てって、俺様はベンゼン星人だ…この地球を木っ端微塵にしようと企んでいるんだぜ?どうだ、怖いだろ?」

 

3バカ「「「……。」」」汗

 

ベンゼン星人の自己紹介を聞き、困惑する3バカ。

 

ベンゼン星人「あれ、怖くないの?」汗

 

転生者 B「それより、ここはどこなんだよ?」

 

ベンゼン星人「いやいや、それより俺様が怖くないの!?ねぇ!?」

 

転生者 A「だからここはどこだって?後、何で俺達を連れてきたんだ?」

 

ベンゼン星人「ねぇねぇ教えて!!俺様怖くない!?」

 

 

3バカ「「「しつけぇんだよ!!」」」

 

 

あまりにもしつこく、質問に全く答えないベンゼン星人にイライラした3バカは、彼を怒鳴り付けた。

 

レディベンゼン星人「ちょっと、私のダーリンに何を言ってるのかなぁ?

 

そこに、レディベンゼン星人がやって来る。

 

ベンゼン星人「は、ハニー!?」

 

レディベンゼン星人「寝てなくて良いの、ダーリン?」

 

ベンゼン星人「大丈夫大丈夫!!それより、良さそうな奴ら連れてきたよ!!」

 

レディベンゼン星人「えっ?こんなヘボそうな奴らのこと?」

 

転生者 B「誰がヘボだとゴラァッ!!?」

 

レディベンゼン星人に怒鳴るB。だが…

 

 

レディベンゼン星人「うっさいわねぇ?

 

 

彼の声を聞き、怒ったレディベンゼン星人は…彼の足元に光線を放った。

 

転生者 B「うおあっぶね!?」

 

レディベンゼン星人「言っておくけどねぇ、アンタ達は私達の従順な下僕なの…私達に逆らったら、どうなるか分かってるわよね?」

 

3バカ「「「!?」」」

 

レディベンゼン星人から発せられるオーラを見た3バカは…流石にヤバいと感じ、漸く大人しくなった。

 

ベンゼン星人「お前達は幾多の世界を救ってきた勇者様なんだろう?」

 

転生者 C「そ、そうだ…!!」

 

ベンゼン星人「なら話は速い、俺様達のことを救ってくれよ。これは取引だ…俺様達は『ウルトラマンゼアス』を倒し、この星を破壊する。俺様達と組めば、お前達の望むモノは何だって手に入るぞ?」ウンウンッ!

 

ベンゼン星人の誘惑を耳にした3バカは、今の自分達の状況と照らし合わせて考え事を始める。

 

転生者 A(俺達は神山のせいで、こんな目にあっている……)

 

転生者 B(六花とアカネ達は、未だ神山の奴に洗脳されたまま……)

 

転生者 C(本来、あそこには俺がいるべきポジション…コイツらと組めば、俺はまた…勇者様になれる!!)

 

そして、ニタァッ…と、気持ち悪い笑顔を浮かべる。

 

ベンゼン星人「うわっ、気持ち悪…」汗

 

レディベンゼン星人「私もそう思った。でも、アイツら…上手く利用できそうじゃない?

 

ベンゼン星人「でしょでしょ?意外とチョロいし…

 

レディベンゼン星人「確かし!それに、アイツらからは…邪悪で欲望にまみれたオーラが出てる。怪獣使いになるにはうってつけ過ぎ♪

 

 

転生者 B「デヘヘヘ……って、おいおい。何コソコソ話してるんだ?」

 

レディベンゼン星人「あら失礼?ところで…アンタ達、力が欲しい?」

 

レディベンゼン星人の問い掛けに、3バカは「「「欲しい!!」」」と躊躇うこと無く答えた。

 

レディベンゼン星人「それなら、この誓約書にサインして頂戴?よぉ~く読んでね?

 

レディベンゼン星人は3バカに誓約書を渡したのだが…3バカは誓約書を読まず、あっさりとサインした。その瞬間…3バカの身体を、赤黒いオーラが包み込んでいく。

 

転生者 A「フハハハハハハハハ!!感じる、感じるゾォォオオオオオオオオオオ!!

 

転生者 B「これで俺は、無敵だァァアアアアアアアア!!

 

転生者 C「ヘッヘッヘッ、んじゃあ早速シネェェエエエエエエエエ!!

 

Cの言葉を合図に、3バカはベンゼン星人とレディベンゼン星人に攻撃しようと襲い掛かる。だが、その瞬間……

 

 

バリバリバリバリッ!!

 

 

3バカ「「「ギョェェエエエエエエエエ!!」」」

 

3バカの身体中に、凄まじい電流が流れた。

 

転生者 A「お、おい!!何をしたんだ!?」

 

レディベンゼン星人「言ったでしょ?誓約書、よぉく読んでねって…あの誓約書は私達との契約の証……私達への服従は絶対、ちょっとでも逆らおうとしたらさっきみたいになるわよ?」

 

転生者 C「て、てめぇら…騙したなぁ!?

 

ベンゼン星人「騙したとは失敬な。お前達が誓約書をちゃんと読まなかったのが悪いんだろ?」汗

 

転生者 B「うるせぇ!!今すぐ元に戻せ!!」

 

Bがベンゼン夫婦に掴みかかろうとすれば、彼の身体中に高圧電流が流れる。

 

レディベンゼン星人「もう誓約書にサインしたじゃん?自分から力を求めておきながら、今度は元に戻せ?掌返し早すぎて草www」

 

ベンゼン星人「アハハハハ!愉快愉快www」

 

こうして、3バカはベンゼン夫婦の従順な下僕になってしまった。刑務所から出れたと思った矢先、再び地獄が待っていた……

 

 

 

どんどん堕ちていく3バカ、この先どうなることやら……

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