【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話 作:やさぐれショウ
ある日……
直喜は、電話で六花とアカネが目を覚ましたことを知った。だが、ツツジ台に戻るための資金が無く、そっちには戻れないことを告げると……
六花『ウソでしょ…直喜!?ねぇ、大丈夫!?お腹空かせてない!?怪我とか病気とか無い!?』
アカネ『直喜君と会えないなんて、そんなの…そんなの嫌ぁぁあああああああああああああ!!』
六花は過剰に直喜を心配し、アカネは発狂した。
直喜「…え、えっと……」汗
なみこ『あっ、直喜?六花とアカネはウチらに任せてね♪』
はっす『その代わり…ちゃんと無事に帰って来るんだぞ、直君♪』
なみことはっすの言葉に安心した直喜。電話が切れると、直喜は外へ出る。今、彼がいる場所は…夢芽とちせが言う『秘密の場所』である。
直喜(今日も晴れ空だ……いつも晴れ続きのような気がするんだけどなぁ………)
直喜がいるフジヨキ台は、今日も晴れである。ツツジ台にいた時も、晴れ続きであった。
直喜(不思議だなぁ…まるで、神様が……いや、神様なんて居るわけ無いか……)
???「いいえ、居るわよ?」
直喜「…えっ?」
ふと、背後から声を掛けられたため振り向くと……エジプト神話風の衣装に身を包んだ女性が立っていた。
直喜「…だ、誰?」
マート「私は『マート』…夢芽とちせと契約している神よ?」
直喜「け、契約…ど、どういうこと…?」
マートに尋ねてみると……夢芽とちせは、『ほぼ全てのウルトラ怪獣及び宇宙人の力を使える』とのこと……彼女達は、『●●●●』と呼ばれる悪質転生者を始末する使命を達成し、直喜と再会させたと……
マート「どう、ビックリした?」
直喜「び、ビックリするも何も…ぼ、僕はこうして……生きてるじゃないか……僕、そんなの…信じないよ…?」
マート「ま、信じるか信じないかは…直喜次第なんだけどさ。」
マートは「フフッ。」と笑うと…直喜の前から姿を消した。
直喜(ゆ、夢芽ちゃんとちせちゃんが…か、怪獣達の力を……?)
直喜が疑問を抱いていると、そこに夢芽とちせがやって来た。
夢芽「直喜~♪」
ちせ「直喜先ぱ~い♪」
彼女達は、笑顔で手を振りながら直喜の元に駆けて来る。
直喜「…あ、夢芽ちゃんとちせちゃん……」
夢芽「…?…どうしたの、直喜?」
直喜「ううん、何でもない…そ、それより…よ、用件は…なにかな?」
ちせ「直喜先輩にどぉ~しても会いたいって人達を連れてきました。どうっすか?大丈夫そうですか?」
直喜「う、うん…だ、大丈夫…だよ…?」
直喜の言葉を聞いた夢芽とちせは、彼に会いに来た人物を呼ぶ。まもなく、この秘密の場所に…3人の男性が姿を現した。
ガウマ「おぉっ!!直喜だ…マジで直喜じゃねぇか!!」
夢芽「ガウマさん…声。」汗
蓬「か、神山 直喜君だよね?南さんとちせちゃんから聞いてるよ。俺は『麻中 蓬』、よろしくね!」
暦「お、俺は『山中 暦』…よ、よろしく。」
ちせ「先輩、緊張し過ぎですってwww」
ガウマは直喜を見た途端に大喜びし、蓬は直喜に自己紹介し、暦は緊張した様子で直喜に自己紹介した。
夢芽「あ~…えっと、ごめんね直喜?ガウマさんうるさかったよね?」
直喜「大丈夫、僕『神山 直喜』…よ、よろしく、お願いしま…す…?」
ガウマ「何で疑問系なんだよ?俺は『ガウマ』って言うんだ!!…ぐっ、うぅっ……嬉しいぜ、直喜に逢えて…!!」ポロポロ…
蓬「ガウマさん…」汗
暦「えっ、泣いてる…?」汗
ガウマは直喜と逢えたのが余程嬉しかったのか…遂に泣き出し、その場でうずくまった。
ちせ「えっと、ですね…こ、これでも私の友達でもあるんですよ、あははは…」苦笑
ちせが苦笑いしながら言うと…
直喜「ふふっ、なんだか…愉快な人達だね。」
…と、直喜は笑った。その後、夢芽とちせが企画した交流会を通じて…直喜は段々ガウマ達と打ち解けていった。
直喜「というか、ここ…ほぼ何でもあるよね…?」汗
ちせ「ま、秘密の場所ですからね~♪」
暦「理由になってない…」
ちせの言葉に、静かにツッコミを入れる暦。
蓬「ところでさ、直喜君はどのウルトラマンが好きなの?」
直喜「僕はゼアスが好き、麻中君は?」
蓬「俺?俺はオーブかな。色んなウルトラマンの力を使って戦う姿がカッコいいから。」
ガウマ「俺はマックスだ!!最強最速、とにかくカッコいいぜ!!」
ウルトラマンの話で盛り上がろうとしている中…
ガウマ「ッ!?怪獣か…ちっ、折角直喜と喋ってんのによぉ…!!」
タイミング悪く、怪獣が現れたようだ。
ガウマ「直喜、今からスッゲェの見せっからよぉ、よく見ててくれよ?」
直喜「えっ、あ…はい……」汗
ガウマが手の平サイズの小さなメカを取り出すと、他のメンバー達もそれぞれのメカを取り出し、空高く掲げ『アクセスモード』で巨大化した。
直喜「そ、それは…!?」
ガウマ『これは俺達が操縦するメカ『ダイナゼノン』だ!!』
夢芽「直喜、ここで待っててね?必ず戻るから。」
夢芽が『ダイナウイング』から直喜にそう言うと、他のメカと共に…怪獣が出現した街へと飛び去っていった。
直喜(怪獣…ここにも現れるなんて……って、これは!?)
直喜はスマホを見て驚いた。そして、ピカリブラッシャーを取り出し、歯磨きを開始……口腔環境を綺麗にすると…
直喜「ゼアスッ!!」ピカァァアアアアッ!!
ブラッシャーを天に掲げ、眩く優しい光へと包まれて行く。光に包まれた直喜は『ウルトラマンゼアス』へと姿を変え…巨大化を果たした。
ゼアス「シェアッ!!」
ゼアスは大空へと飛び立つと、夢芽達が向かった方角へと飛んでいった。
その頃、フジヨキ台の街中では…
怪獣「グォォオオオオオオオオッ!!」
1体の怪獣が、破壊活動を行っていた。悪趣味な純金製のトゲ付きプロテクターを身に纏い、弱点であろうと思われる腹部をカバーしており、頭部には2本の角が生えている。
転生者 A「スゲェ…俺、怪獣を操ってんじゃねぇか!!」
街中で暴れまわる怪獣『ダークラー』を操っているのは『転生者 A』だ。そこに、4機のメカが登場すると…合体を開始、巨大ロボへと姿を変えた。
ガウマ『ダイナゼノン!!バトルゴー!!』
ダイナドラゴンに似た頭部を持つ赤い竜人型ロボット『ダイナソルジャー』、レーシングカーに近いフォルムをした赤い車型メカ『ダイナストライカー』、ステルス戦闘機に近いフォルムをした赤い戦闘機型メカ『ダイナウイング』、潜水艦に近いフォルムをしたメカ『ダイナダイバー』が合体し、誕生した巨大ロボット…それが『ダイナゼノン』だ。
転生者 A(ダイナゼノン、来たか…ダイナウイングには夢芽が乗ってる……ダイナソルジャーにはちせが乗ってる可能性が高ぇよな…なら、ガウマと蓬と暦は殺して…夢芽とちせを俺の物にしてやるぜ!!)
Aは両目を赤く光らせ、ダークラーを操る。ダークラーは空を飛び回り、角から発射する光線『クラクラビーム』で空中からダイナゼノンを攻撃する。
ガウマ『どわっ!?何なんだコイツ…!!』
蓬『1度分離しましょう!!』
蓬の言葉に、ダイナゼノンは合体を解除し…4つのメカに分離する。ダイナソルジャーは空中を飛ぶダークラーを捕らえ、噛み付き攻撃を繰り出す。ダイナダイバーは上部のハッチを開くことでダイナランチャーを展開し、そこからバーストミサイルを…ダイナストライカーは前方の機関砲からエネルギー弾を…ダイナウイングは4門の機関砲から実弾を乱射する。
転生者 A「ヒャハハハハ!!効かねぇ効かねぇ…そんなショボい攻撃、ダークラーには効かねぇよぉ!!」
Aがそう叫ぶと、ダークラーはダイナソルジャーを投げ飛ばし…ダイナウイングへ向かって高速で迫る。
夢芽『ッ!?』
夢芽はダークラーを振り切ろうとするが、とうとうダークラーの両腕がダイナウイングの翼を捕らえた。
ガウマ『夢芽!!』
蓬&暦『『南さん!!』』
ダークラーがダイナウイングを掴んでいるため、ガウマ達は迂闊に攻撃ができなかった。下手をすれば、自分達の攻撃がダイナウイングに…つまり、夢芽に当たってしまう可能性がある。
夢芽『私に構わず撃って!!じゃないと、街が…!!』
ガウマ『バカッ!!んなこと、できるかよ!!』
絶対絶命へと陥ったガウマ達…そんな彼らを見て、勝ち誇ったように笑うA。
転生者 A「ハハハハハ!!やったぞやったぞ…遂に、夢芽が俺の嫁にぃぃいいいいいい!!」
その時……
東の空から、赤い光を放つ球体が飛んで来ると……
ドガァッ!!
ダークラー「グギャッ!?」
ダークラーの背中に体当たりした。ダークラーはダイナウイングから手を離し、地上へと落下した。
夢芽『な、何!?』
ガウマ『ま、まさか…新たな敵か!?』
暦『い、いや…違うっぽいです。』
赤い球体は、落下したダークラーに向かって青く光る攻撃を発射した。ダークラーが光線に怯むと…球体はゆっくりと地上に降り……段々人の姿へと変わっていく。
蓬『…あれは、まさか…!?』
ED~ASH DA HERO『Everything』~♪