【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~とんねるず『シュワッチ!ウルトラマンゼアス』~♪


第49話 2大怪獣って、なに?

その頃、街中では……

 

怪獣「グォォオオオオオオオオ!!」

 

直立したメカニカルな亀に似た姿、背中にはピンク色に光る菱形の背鰭が生えているのが特徴の怪獣が…ダイナゼノンと交戦していた。

 

ガウマ『コイツ…まさか、アイツらか?だったら、これ以上暴れさせる訳にはいかねぇぜ!!』

 

ダイナゼノンは現れた怪獣『シャルバンデス』と掴み合いになり…頭突きでシャルバンデスを怯ませた後、飛び蹴りを浴びせた。

 

ドゴォッ!!

 

ドドォォオオオオオオオオッ!!

 

シャルバンデスの身体は地面に強く叩き付けられた。すると、シャルバンデスは頭部から光の粒子を放って周囲の重力を操って物体を浮かび上がらせる。その直後…

 

蓬『ちょっと!?これ、浮かんでません!?』

 

ガウマ『くっそ…あの怪獣の力か…!?』

 

ダイナゼノンの巨体が、フワフワと宙を舞い始めたのだ。更に…

 

夢芽『前方から、何か来ます!!』

 

ダイナゼノンの前方から、謎の円盤が現れたと思うと…シャルバンデスの近くに何かを落とし、飛び去って行った。

 

ドゴォォオオオオオオオオンッ!!

 

爆発が起こった後……

 

怪獣2「キュウウゥゥウウウウッ!!

 

そこから、地球のヘラジカを思わせる外見をした怪獣が現れた。両手には、強く発達した鋭利な爪が生えている。

 

暦『べ、別の怪獣…!?』

 

ガウマ『1回分離するぞ!!』

 

ガウマの指示で、ダイナゼノンは4機のメカに分離し、攻撃を仕掛ける。

 

 

 

 

転生者 B「分裂したって、無駄なんだよぉぉおおおおおおおおおおおおお!!」ギィン!!

 

シャルバンデスの次に現れた怪獣『ファイアブレス』を操るのは、転生者 Bだ。両目を赤く光らせ、ファイアブレスに指令を送る。

 

転生者 B(ダイナソルジャーとダイナウイングを狙え!!ちせと夢芽が乗ってる筈だ!!)

 

Bからの指令を受けたファイアブレスは、向かってくるダイナソルジャーに対し…両手の爪を振り回す。

 

蓬『ぐっ!?コイツ、早いぞ…!!』

 

ちせ『ヨモさん、一旦距離を取りましょう!!』

 

ちせの言葉を聞いた操縦者の蓬は、ファイアブレスと距離を取る。その直後…

 

 

ズダダダダダダダッ!!

 

 

夢芽が操縦するダイナウイングが、機関砲からエネルギー弾をファイアブレス目掛けて乱射した。すると、ファイアブレスは口から高熱火炎を吐き出してきた。間一髪で避けたダイナウイング。

 

夢芽『ガウマさん…!暦さん…!』

 

一方、シャルバンデスと戦闘するガウマと暦だが…またも宙に浮かせられてしまい、激しく地面に叩き付けられていた。

 

ガウマ『くそが…厄介な奴だぜ…!!』

 

暦『このままじゃヤバいですよ…!!』

 

ガウマ『分かってる!!だが……』

 

現れた2大怪獣に苦戦を強いられるガウマ隊。そこへ、救世主が姿を現す。

 

夢芽『あっ、あれは…!!』

 

南の方角から、何かがこちらへ飛んでくる。初めは分からなかったが、段々近付いてくるにつれて…正体が明らかになる。

 

 

蓬『あれは…ウルトラマンゼアス!!』

 

 

そう、我らがヒーロー『ウルトラマンゼアス』であった。

 

ゼアス「シェアッ!!」ドッゴォォオオオオッ!!

 

シャルバンデス「ッ!?」

 

シャルバンデスの顔面に飛び蹴りを浴びせ、地上に降り立ったゼアスは…

 

直喜(受けてみろ、『スラシュッシュラ光線』!!)

ゼアス「ジュアッ!!」

 

掌を合わせて青い光を放つ鏃型の光弾を、ファイアブレス目掛けて連続発射した。

 

ドガガガガッ!!…ドゴォォオオオオオオンッ!!

 

ファイアブレス「キュウウゥゥウウウウッ!!」

 

よほど痛かったのか、凄まじい断末魔を上げるファイアブレス。

 

夢芽『ゼアス、来てくれたんだ♪』

 

ガウマ『待ってたぜ、ウルトラマン!!』

 

だが、救援に駆け付けたのは…ゼアスだけではなかった。

 

 

ムジナ「ブラックドームちゃん、バブルバーン!!」

 

ブラックドーム「!!」プシュゥゥウウウウウウッ!!

 

ジュウガ「ブニョ、宇宙ロープで怪獣を縛りつけろ!!」

 

星人ブニョ「ギュヨヨヨヨ!!」シュルルルルッ!!

 

オニジャ「ブラックエンド!!デスマグマだぁ!!」

 

ブラックエンド「ギャォォオオオオオオ!!」ゴォォオオオオオオオッ!!

 

シズム「デモス、バブラーであの怪獣を溶かして。」

 

デモス「!!」ブシュゥゥウウウウウウッ!!

 

 

円盤生物に乗った怪獣優生思想の4人も、自身の円盤生物に指示を出して戦う。円盤生物達は直喜の味方…つまり、ゼアスの味方なのだ。凶悪怪獣を攻撃し、ゼアスの援護を開始する。

 

転生者 B「なっ!?ど、どうなってやがる…!?」

転生者 B(シャルバンデス!!)

 

Bがシャルバンデスに指令を出すと…シャルバンデスは円盤生物達に向かって進行する。実は、シャルバンデスを操っていたのもBなのだ。

 

ゼアス「ゼヤッ!!」ガシィッ!!

 

進行してくるシャルバンデスに対し、正面からパワー勝負を仕掛けるゼアス。

 

シャルバンデス「グォォオオオオオオオオ!!」キラァッ!!

 

シャルバンデスは頭部から光の粒子を放つと、ゼアスの身体を宙に浮かせた。

 

ゼアス「ッ!?」

ゼアス(し、しまった…!!)

 

しかし……

 

直喜(ウルトラかかと落としをやろう!!この状態なら、確実に当たる!!)

 

ウルトラ怪獣を知り尽くす直喜の提案を聞き、ゼアスは空中で縦に猛回転しながらシャルバンデスに突進し、強烈なかかと落としを何発も見舞った。

 

 

ドゴォッ!!ドゴォッ!!ドゴォォオオオオオオオオッ!!

 

 

ゼアスのウルトラかかと落としを頭部に受けたシャルバンデスは、地面にゆっくりと倒れ…目の光が消えて絶命した。

 

暦『あの怪獣が倒れた…!!』

 

ガウマ『残るはファイアブレス(アイツだけ)だ!!』

 

ゼアスによってシャルバンデスが倒れた今…倒すべき敵は、ファイアブレスのみとなった。4機のメカは、合体しようと動き始める。だが…

 

転生者 B「させるかよぉぉおおおおおおおおおお!!」ギロッ!!

 

ファイアブレス「キュウウゥゥウウウウッ!!」ゴォォオオオオオオオッ!!

 

ファイアブレスが口から火炎を吐き出し、合体を妨害する。

 

直喜(これじゃあダイナゼノンが合体できない…こうなったら、あれをやろう!!)

ゼアス「ッ!!」

 

ゼアスは腕をクロスすると、ゆっくりと横に広げて行き…最後は両腕を天に高く掲げた。

 

ゼアス「デヤッ!!」

 

すると、ほんの僅かな間だけだが、周辺の時間の流れが遅くなった。ゼアスの特殊能力『ウルトラブレンダー』だ。

 

蓬『ゼアスがチャンスを作ってくれた…今です!!』

 

ガウマ『おうっ!!』

 

ゼアスが作った一瞬の隙を見逃さなかったガウマ隊は、合体を開始する。

 

 

 

『『『『『合体竜人・ダイナゼノン!!』』』』』

 

 

 

ダイナゼノンに合体が完了すると、ファイアブレス目掛けて走り、肉弾戦を開始する。

 

ゼアス「グアッ…!」ピコンッ…ピコンッ…

 

『ウルトラブレンダー』を使用したせいか…ゼアスのカラータイマーが青から赤へと変わり、点滅を始める。

 

 

カラータイマーが青から赤に変わると危険信号…ウルトラマンは地球大気中に3分以上居ることができないのだ。

 

時間は…残り少ない……

 

 

転生者 B「ウルトラマンもそろそろエネルギー切れかぁ…ヒヒヒヒ、ファイアブレス…ウルトラマンを殺せぇ!!」

 

ファイアブレス「キュウウゥゥウウウウッ!!」ドゴォッ!!

 

ガウマ『うおっ!?』

 

ファイアブレスはダイナゼノンを押し退け、ゼアスに攻撃を仕掛ける。

 

ファイアブレス「キュウウゥゥウウウウッ!!」ドゴォッ!!ドゴォッ!!

 

ゼアス「ゼヤッ!?グアッ!!」

 

ジュウガ「くっ、ブニョの宇宙ロープが効かない…!」

 

ムジナ「なら、ブラックドームちゃん!!ゼアスを助けて!!」

 

ブラックドームはファイアブレス目掛けて飛んで行くと、右腕の巨大な鋏でファイアブレスの角を折った。

 

ファイアブレス「キュウウゥゥウウウウッ!!」

 

その後、怯んだファイアブレス目掛けてバブルバーンを発射した。

 

ムジナ「ゼアス!!」

 

ゼアス「ッ!?」

 

ブラックドーム「♪」スッ…

 

ブラックドームの差し伸べた鋏に捕まり、立ち上がったゼアス。

 

ガウマ『あ、アイツら…ウルトラマンを助けた…?』

 

蓬『それより、怪獣が弱ってます!!倒すなら今しか無いですよ!!』

 

ファイアブレスはブラックドームのバブルバーンをまともに受けてしまい…今にも絶命しそうである。

 

ガウマ『よし…ダイナゼノン・フルバースt』

 

夢芽『なんとかビーム!!

 

ガウマ『なっ!?おい夢芽!!?』

 

ダイナゼノンが両肩の『ペネトレーターガン』から発射された光線は、ファイアブレスに命中し…爆発を起こす。ファイアブレスは仰向けに地面に倒れると、大爆発に包まれた。この戦い、ダイナゼノンとウルトラマンゼアスの勝利である。

 

ガウマ『おい、お前ら…何の真似だ?』

 

ジュウガ「勘違いしないでくださいね?俺達はガウマさんを助けた訳ではありません。俺達は直喜の喜ぶ顔が見たいだけ…直喜が守るモノは、俺達の守るモノでもあるんです。つまり、直喜を助けたんですよ?」

 

ガウマ『おまっ!?上等だ、俺達だって直喜を守ってんだからな!?なぁ!?』

 

オニジャ「黙れ!!直喜はなぁ、スゲェ奴なんだぞ!?こんな俺達に、誰よりも優しく手ェ差し伸べて、友達になろうとしてくれたんだぞ!?今じゃベストフレンドだ!!」

 

ガウマ『俺だって直喜に救われたんだ!!腹ペコだった俺に『ツインテール天丼弁当』をくれたんだぞ!?エビの天ぷらなんだけどよ…けど、美味かった!!今まで食ってきたどの飯よりも、極上だったんだからな!!?』

 

ムジナ「何それ羨まし…じゃなくて、私は直喜の授業を受けたのよ!!円盤生物について解説してくれたんだけど、スッゴく分かりやすかったんだから!!」

 

何やらギャーギャー喚き、揉め始めるガウマとジュウガ達。

 

ゼアス「……。」┐(-へ-;)┌

 

ゼアスは思わず『ヤレヤレ…』のポーズをすると…破壊された街を修復し、元通りにする。

 

ちせ『うへぇ、スゴいっすね~…あんなに壊れた街があっという間に元通りですよ…!』

 

暦『これが…ウルトラマンの、奇跡…』

 

夢芽『ウルトラマンはスゴいですよ暦さん。「不可能を可能にする」…そう教えてくれたのは…直喜ですから。』

 

蓬『本当にスゴいよ…ウルトラマンって……』

 

街が元に戻ったのを確認したゼアスは、上空を見上げると……

 

 

ゼアス「シェアッ!!」

 

 

夕焼けの大空へと飛び立って行った。ゼアスが去った後も、揉め続けていたガウマ達だが……蓬、夢芽、暦、ちせ、シズムによって止められ…撤収するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転生者 B「くそがっ!!何で勝てなかったんだよ…!!」

 

操っていた怪獣が倒され、Bは周りの物に当たり散らしながらどこかへ去っていった。




ED~ASH DA HERO『Everything(English ver.)』~♪

※…ファイアブレスの鳴き声は、昆虫怪獣『ノコギリン』と同じにしました。
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