【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話 作:やさぐれショウ
レディベンゼン星人「さて…何でアンタ達がここに呼ばれたか、分かる?」
レディベンゼン星人の前に呼び出されているのは、AとBの2人だ。その理由は……
レディベンゼン星人「ゼアスちゃんを前に、2度も負けるなんて…アンタ達、本当に勇者なの?」
ゼアス討伐(ダイナゼノンはついで)のために、怪獣使いとなったAとBを怪獣と共に送ったが…負けてしまったことを責めているのだ。
転生者 A「お、俺は神山に力を奪われてんだよ!!」
ベンゼン星人「えっ、ちょっと待って?ここに来て人のせいにするの?うわぁ、そりゃ無いぜ…」汗
転生者 B「神山のせいだ!!俺らはなんも悪くねぇ!!」
レディベンゼン星人「責任擦り付けてんじゃないよ!!」
自分達の過ちを認めず、責任転嫁を始めるAとBに…ベンゼン星人は呆れ、レディベンゼン星人はキレた。
レディベンゼン星人「神山だかか○やまだかなんだか知らないけどねぇ…そうやってすぐ他人のせいにすんじゃないよ。それだからいつまで経っても成虫になれないんでしょうが。」
ベンゼン星人「か○やまの唐揚げって美味しいよね♪」ジュルリ…
レディベンゼン星人「今度また買いにいこうねダーリン。さて…次はアンタだよ。」
レディベンゼン星人の視線の先には、Cがいる。
レディベンゼン星人「この際、ダイナゼノンはどうだって良いわ…ゼアスちゃんが現れたら確実に倒しなさい?」
転生者 C「それは分かってる。けど、ダイナウイングとかダイナソルジャーは狙ったって良いだろ?そこには俺の推しのヒロインがいるからな。」
レディベンゼン星人「ゼアスちゃんを倒した後にやれば良いじゃない。小娘ぐらい、いつでも拐えるでしょ?」
転生者 C「いや、早く俺の元に来させないとダメなんだ!!夢芽もちせも、六花もアカネも神山に洗脳されてSOSを出してる!!だから、俺が救ってあげないといけねぇんだよ!!」
悪質宇宙人に魂を売っても、自分はまだ『正義のヒーロー』だと思い込んでいるC。
レディベンゼン星人「あっそ…勝手にすれば?」汗
転生者 C「へへっ…よし、それじゃあ行くぜ!!」
Cは円盤形態となったロベルガーに乗ると、出撃していった。
レディベンゼン星人「ちょっとダーリン…コイツら全然役に立たないんだけど…!?」
ベンゼン星人「最初はそんなモンでしょ…ま、ハニーの言うとおり役立たずだけど……利用する手段はいくらでもあるよ。」
レディベンゼン星人「…そう?」
ベンゼン星人「そうとも…今はそれをやる時じゃ無いけどさ……」
コソコソ話をするベンゼン夫婦。ベンゼン星人は、パソコンを使って何やら調べものをする。
ベンゼン星人「ハニー、アイツらにお仕置きしちゃう?」
レディベンゼン星人「ダーリン、よく分かってるじゃない♪」
ベンゼン星人「お仕置き方法を調べたんだけどさ…どう、何か良さそうなのあった?」
レディベンゼン星人「…はっはぁん…これ、面白そうねぇ?」
レディベンゼン星人は、役に立たなかったAとBを呼び出し(というか無理矢理引き摺って)……早速お仕置きをすることに……拷問部屋と思わしき場所からは、AとBの断末魔が聞こえてきていた。
ベンゼン星人(きったない声だなぁ…ま、アイツらは心も身体も汚いんだけどさ…だからこそ、利用する価値があるんだよね~♪俺様みたいな宇宙人からしたらの話だけど♪)
その日の夕方…
夢芽「直喜、こっちにはカラオケもあるよ♪」
ちせ「折角なんですし、歌いましょうよ!!」
怪獣退治を終えたガウマ隊と怪獣優生思想のメンバー達が集まっていた。
ガウマ「おい、夢芽とちせはお前達を呼んでねぇだろうがよ…」
ジュウガ「俺達は直喜に直々に呼ばれたんですよ?何を勘違いしているんですか?」
ガウマ「うぐぐぐぐ…!!」
ジュウガに言い返され、ぐうの音も出ないガウマは悔しそうにジュウガを睨んでいた。
オニジャ「あっ、そういや直喜…」
直喜「……?」
オニジャ「これ、授業料だ。受け取ってくれ。」
直喜「え…えぇっ!?いやいや、流石にそれは受け取れないよ!!」アセアセ
オニジャが直喜に渡したのは、現金10万円である。10万という大金を手に取ったことがない直喜は、受け取れないとオニジャに言う。
オニジャ「直喜、これは俺達からの感謝の印だ。金ってのは、初めて誰かの役に立った時に貰える…お前は俺達の役に立ったんだ、だからさ…受け取ってくれよ、これで帰りの特急券でも買ってな?」
結局、オニジャの押しに負けて受け取った直喜……
直喜「うぅ…でも、こんな大金、やっぱり受け取れない…!!」
しかし、大金を受け取るには抵抗があったようで…シズムに返した。
ちせ「何なら、ゴルドバーンで送ってくっすよ?もちろん無料で♪」
ゴルドバーン「グルルッ♪」
ちせの言葉に、乗り気でいるゴルドバーン。
直喜「良いの、ゴルドバーン…?」
ゴルドバーン「グルッ♪」
直喜の問い掛けに、ゴルドバーンは『もちろん!』と答えているようだ。
直喜「そ、それなら…明日、お願いしても…い、良いかな?」
今日は夕方である…ここから直喜の故郷の街、ツツジ台に着くまで片道で2時間程掛かる(普通列車を使ったら)。そのため、明日の朝…ゴルドバーンに送って貰うことにした。その後は、ガウマ隊と怪獣優生思想と直喜を交えて…カラオケで朝まで遊んだ。
シズム「直喜、朝だよ?」
直喜「……んむ~?」
シズムに声を掛けられ、眠そうに身体を起こす直喜。
直喜「んぇ…?も、もう朝……?」
シズム「うん、ちせとゴルドバーンも待ってるよ?」
直喜「うん…今、行く……」
眠そうに目を擦りながら外に出ると……
ちせ「あっ、直喜先ぱ~い!!」
夢芽「今日で帰るって言うから、皆で来ちゃった♪」
外には、ガウマ隊は勿論のこと…怪獣優生思想のメンバー達もいた。どうやら彼らは、直喜のお見送りに来てくれたようである。直喜がゴルドバーンに乗ると、ちせと夢芽も一緒に乗った。
ゴルドバーン「ギャォォオオオオオオッ!!」
ゴルドバーンは雄叫びを上げると、大空へと飛び立って行く。
蓬「神山君、気を付けてねー!!」
ガウマ「また遊びに来いよぉー!!」
直喜「う、うんっ!!」
直喜は見送るメンバー達に手を振り、ツツジ台へと帰っていった。
ED~ASH DA HERO『Everything』~♪