【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~オーイシマサヨシ『インパーフェクト』~♪


第53話 力って、なに?

この日…直喜は六花とアカネに呼び出され、近くの公園へと足を運んでいた。

 

直喜(話があるって言ってたね…あのアグルブレードのことかな……?)

 

待ち合わせ場所の公園に着くと、六花とアカネも来ていた。

 

六花「あっ、直喜…」

 

アカネ「良かった…来てくれたんだ。」

 

直喜「そ、それで…話って、前に出したアグルブレードのこと?」

 

直喜がそう言うと、六花とアカネは黙りこくった。そして、重い口を開く……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

六花「ずっと黙ってたんだけどさ…私ね、ウルトラマン達の技を使うことができるんだ。勿論、直喜の大好きなゼアスのスペシュッシュラ光線もね…」

 

アカネ「私はね…闇の巨人の技が使えるんだ。ベリアルやトレギアは勿論…ヒュドラムとダーゴンとカルミラの技も使えるよ?後、前に直喜君の目の前に出したカオスロイド達…本当はマジックじゃなくて、本物なんだ…」

 

 

彼女達の口から語られたこと……六花はほぼ全ての光の巨人の技を使うことができ、アカネはほぼ全ての闇の巨人の技を使うことができる。この間見せたアグルブレードも、本物である。アカネが直喜の自宅マンションに泊まりに来た際に出現させたカオスロイド達も、紛れもなく本物だ。

 

直喜「……。」

 

六花「信じられないかもしれないけど、ホントだよ。例えば……」

 

六花は足元に落ちていた小石を拾うと、上に投げる。その後、腕を十字に組み…青白く光る光線を放って、小石を破壊した。

 

直喜「す、スペシウム光線……」

 

六花「うん、後『マリンスペシウム光線』も撃てるよ。」

 

マリンスペシウム光線とは…初代ウルトラマンの技の中では伝説であり、最強必殺技でもある。

 

アカネ「私もやってみるね?」

 

アカネは両手を広げ、自身の前に魔法陣や赤い稲妻を発生させる。そして、全身のエネルギーを両腕に集めて光線を放った。これは、『ウルトラマントレギア』が使う技『トレラアルティガイザー』だ。

 

直喜「で、でも…どうして六花ちゃんとアカネちゃんにそんな力が……」

 

 

『それについては、私から説明しよう。』

 

 

直喜「えっ!?だ、誰…!?」

 

どこからともなく声が聞こえてきたと思ったら……何やら、古代ギリシャ風の衣装を身に纏った男が姿を現した。

 

 

オリシス「私はオリシス…六花とアカネと契約している神だ。」

 

 

直喜「あ、あれ…前にも、似たような展開に遭遇したような……」

 

突然現れたオリシスに困惑する直喜だが…マートと出会った時と比べると、比較的落ち着いている様子であった。

 

オリシス(さては…マートが直喜に接触した可能性が高いな……まぁ良い…)

 

オリシスは直喜に説明を始める。今、ここにいる六花とアカネは、数千年以上前の時を超え、直喜と出逢うためにやって来た存在であること……●●●●を退治する際、ウルトラマンや悪トラマンの力が宿り、強大な戦闘力を持っていることを……

 

直喜「そ、そんな事言われても……」

 

オリシス「信じられないのも無理はない…」

オリシス(そりゃそうだ…人間の寿命は非常に短いし、数千年も生きられる筈も無いからな……)

 

オリシスの説明を聞いた直喜……しかし、人を疑わない流石の直喜でも…それはあまりにもファンタジック(馬鹿馬鹿し)過ぎる話であることはすぐに分かる。何故なら、今自分の目の前に居る六花とアカネは…自分と同い年であるからだ。

 

六花「…黙ってて、ごめんね…直喜……」

 

アカネ「直喜君を心配させたくなかったから、中々話せなかったの……」

 

直喜「いや、多分…話したとしても、僕はすぐには信じられないよ……それに、アカネちゃんに隠してること…僕にはあるし…」

 

直喜がそう言うと、アカネは慌てた様子で彼に問い詰め始める。

 

アカネ「えっ!?何、直喜君…もしかして彼女できたの?それとも脅されてるの?ねぇ?ねぇ?

 

六花「アカネ、ちゃんと直喜の話を聞いてあげなさい。」

 

六花がアカネを落ち着かせた所で、直喜はアカネに話し始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直喜「ぼ、僕ね……う、ウルトラマンゼアスに…変身、できるんだ……」

 

そして、アカネにも…自分が『ウルトラマンゼアス』であることを話したのだった。

 

アカネ「え~!?そうだったの!?」

 

直喜の話をすぐに信じたアカネは、どことなく嬉しそうな顔をしていた。

 

アカネ「というか、六花は知ってたの?」

 

六花「うん、知ってた。直喜が勇気を出して教えてくれたからね。」

 

六花の話を聞いたアカネは、何故か「ぐぬぬぬ…」と悔しそうな表情を見せた。

 

六花「アカネは聞き方が怖いんだって…私もさっき見てたけど……直喜、とっても怖がってたよ?気付いてた?」

 

アカネ「ねぇ六花…ちょっと1回バトルしない?勝ったら直喜君と1日一緒にウルフェス行けることをかけてさ……」

 

直喜「あ、アカネちゃん…り、六花ちゃん…!」オロオロ

 

ただならぬ雰囲気に、直喜はオロオロしてしまうだけであった。それに……

 

 

六花「その話、乗った。言い出しっぺはそっちだからね?ごねるのも恨みっこも無しだよ?」

 

 

六花も乗ってしまったらさぁ大変…

 

直喜「えぇっと…お、オリシス…さん……どう、したら……」

 

オリシス「済まない…私にもどうすることもできないんだ。」汗

 

直喜「そ、そんなぁ~……」汗

 

オリシスに対応を聞いてみるも…彼にもどうすることもできないのだ。六花とアカネは構えを取り、互いに睨み合う。

 

アカネ「さぁて…出番だよ、カオスロイド達。」

 

アカネは、3体のカオスロイドを召喚すると…六花の元へ向かわせた。

 

カオスロイドT「ンンッ!!」ブゥンッ!!

 

カオスロイドS「デュアアァァッ!!

 

カオスロイドU「シュアッ!!」ブゥンッ!!ブゥンッ!!

 

六花「はっ!…せいっ!ふっ!はぁっ!!」

 

3人係りで襲い掛かって来るカオスロイド達にものともせず…返り討ちにした六花。すると、カオスロイド達はエネルギーをチャージし始めると……

 

 

カオスロイドU「シュワッ!!

 

カオスロイドT「タロオォォッ!!

 

カオスロイドS「ジュアッ!!

 

 

闇のエネルギーを纏った光線を一斉に放ってきた。カオスロイドUは『カオススペシウム光線』…カオスロイドTは『ストリウムコピー』…カオスロイドSは『ワイドショットコピー』だ。

 

六花「……。」ニヤッ…

 

六花はバリアを張らず、カオスロイド達の光線の餌食に……

 

 

直喜「り、六花ちゃん!!」

 

 

思わず六花に叫ぶ直喜。しかし……

 

 

 

六花『大丈夫だよ、直喜♪私を信じて?』

 

六花は空中を浮遊しながら、3体のカオスロイドの光線を吸収していた。カオスロイド達の近くにやって来ると…六花は体を捻り、全身からエメラルドグリーンの光波エネルギーを放った。これは、伝説の巨人『ウルトラマンレジェンド』が使用する宇宙最強の必殺技『スパークレジェンド』だ。

 

アカネ「あぁ~!!私の自慢のカオスロイド達が!!」

 

六花「ふふんっ…さぁ、掛かって来なさいアカネ?」

 

アカネ「むぬぬぬぅ~!!」

 

アカネは両腕を大きく広げて紫色のエネルギーを集めると、右腕を前に突き出して光線を放った。これは、『カオスウルトラマンカラミティ』が使用する『コズミューム光線』のコピー技『カラミュームショット』だ。

 

六花「甘いよ、アカネ。」

 

六花は両腕を交差させてエネルギーを溜め、右腕を突き出すと…そこから黄金色の光を放つ光線が発射された。『コズミューム光線』だ。アカネの『カラミュームショット』と六花の『コズミューム光線』がぶつかり合い…光線の撃ち合いと化す。

 

直喜「あ、あわわわ…!!」大汗

直喜(どうなっちゃうの!?)

 

戸惑う直喜を他所に…六花のコズミューム光線が、次第にアカネのカラミュームショットを押し返し始める。

 

アカネ「ッ!!」

 

アカネは右腕に力を込め、光線を強化するも……

 

六花「そう来ると思ったよ…はっ!!」

 

六花が更に光線を強化し、アカネの光線を瞬時に押し返した。

 

 

ドガァァアアアアアアアアアアンッ!!

 

 

アカネ「キャァァアアアアアアアア!!

 

コズミューム光線はアカネに命中したが…彼女には傷1つ無い。

 

アカネ「うわぁぁああああああああん!!また負けた、また負けちゃったよぉぉおおおおおお!!」

 

彼女は子どものように泣きじゃくり、手足をじたばたさせて悔しそうにしていた。

 

直喜「アカネちゃん、大丈夫…!?」

 

直喜はアカネに駆け寄るが…彼女は元気そうだ。

 

アカネ「心配してくれたの?ありがとう直喜くぅぅうううううううん!!」ムギュゥゥウウウウウウッ!!

 

直喜に心配されると、すぐに泣き止み…直喜を思い切り抱き締める。

 

直喜「むぐぅっ!?」

 

顔をアカネの胸に挟まれ、次第に顔色が青くなっていく直喜。

 

六花「アカネ、直喜が苦しそうだよ!?」

 

アカネ「へっ…ああああ!!直喜くぅぅうううううううん!!」

 

パニックになったアカネは再びカオスロイド達を呼び出し、更に『カオスウルトラマン』も呼び出した。幸い、六花が放った『フルムーンレクト』と『マザー光線』の融合技『マザーフルムーンレクト』により、直喜は元気を取り戻した。

 

直喜「あれ?僕は一体何を……って、えぇっ!?か、カオスウルトラマン!?」

 

カオスウルトラマンを見るや否や、目を輝かせ始める直喜。そんな直喜を見たカオスウルトラマンは、直喜に右手を差し伸べ…握手を交わした。

 

六花「良かった、直喜が元気になって。」

 

アカネ「カオスウルトラマン出して正解だったなぁ~♪」

 

 

カオスロイド「「「……。」」」

 

 

直喜がカオスウルトラマンに感心を見せているためか…完全に空気と化したカオスロイド達は、呆然と立ち尽くしていた。

 

直喜「うわぁっ!!本物のカオスウルトラマンだぁ!!カッコいいなぁ~♪」

 

カオスウルトラマン「フンッ!(よろしく!)」

 

直喜「近くで見てみると、コスモスのコロナモードにそっくりだなぁ~!!」

 

カオスウルトラマンも、カオスロイド達と同様…恐ろしい見た目とは裏腹に、直喜に対しては温厚であり、彼の味方だ。

 

ちなみに…紛れもなく本物だ。




ED~ASH DA HERO『Everything』~♪

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