【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話 作:やさぐれショウ
東京ビーチランドで気分転換をした直喜は、とても満足していた。
直喜「楽しかったなぁ…何か、漸く夏休みらしいことができた気がする……のかな?」
アカネ「直喜君、一緒に帰ろ~♪」
3人「「「ぐぬぬぬぬ……!!」」」
ご機嫌な様子で直喜の元にやってくるアカネとは正反対に、六花となみことはっすは何故か悔しそうな顔をしている。
実は、『誰が直喜を家に送り届けるか』をかけてジャンケン勝負をした結果…アカネが勝ち抜けしたのだった。最後までご機嫌だったアカネは、無事に直喜を自宅マンションまで送り届けることに成功した。
直喜「そ、それじゃあ…ま、またね…アカネちゃん…!!」
アカネ「うん、またn…あっ、ちょっと待って直喜君!!」
何かを思い出したアカネは、ゴソゴソと鞄を探り…
アカネ「んふふ、じゃんじゃじゃ~ん♪」
鞄から箱を取り出した。箱を見た直喜は、目を丸くしている。
直喜「そ、それって…!!」
アカネ「うん!『ブラックスパークレンス』と『カミーラスパークレンス』♪勿論、ウルトラレプリカのね♪」
それは、知る人ぞ知るとあるネットショッピングで限定販売されている『ウルトラレプリカ』版の『ブラックスパークレンス』と『スパークレンス(カミーラ ver.)』であった。ウルトラレプリカは、限りなく原作に近付けた物であり、値段も高い…そのため、直喜には手の届かない存在だった。
アカネ「これ、私から直喜君にプレゼント♪」
直喜「そ、そんなに高価な物…さ、流石に貰えないよ…!!」アセアセ
アカネ「大丈夫大丈夫!!私からのほんの気持ち…一緒にゲームで遊んでくれたり、ウルトラマン作品の話をしてくれたり…いつもありがとう直喜君♪だから、貰って?ね?」
初めは遠慮していた直喜だったが……
直喜「ほ、ホントに…貰っちゃっても、良いの……?」汗
アカネ「勿論だってぇ~♪だって直喜君にあげたいんだもん♪だから、はいっ♪」
アカネの押しに折れてしまい、貰うことになった。
直喜「こ、こんなに豪華なプレゼント…あ、ありがとう…アカネちゃん…!!」
終始目をまん丸にしたまま、アカネにお礼を言う直喜。
アカネ「んふふふ、これくらいどうってこと無いよぉ~♪」
直喜にお礼を言われたアカネは、嬉しそうな顔をしている。そこに……
転生者 A「オラァ神山ァ!!てめぇ何アカネからプレゼントされとんじゃぁぁああああああああ!!」
発狂しながら、Aがズンズンとやって来る。
アカネ「…ちっ。」イラッ…
アカネ(折角直喜君の喜ぶ顔が見れたのに……
また邪魔するんだ?)
空気も読めないAの行動に腸が煮えくり返ったアカネは、右手から青白い光を放つ鞭状の武器を形成する。
直喜「それ…もしかして、『カミーラウィップ』?」
アカネ「あったり~♪」
それは、『
アカネ「いやっ!!せやっ!!」ヒュンッ!ヒュンッ!
転生者 A「ぐわっ!?がはっ!!」
カミーラウィップを振るうアカネは、自身のイライラをぶつけるようにAを攻撃する。
アカネ「死ね…!!」
怒ったアカネは右腕を天に掲げると、青い稲妻を纏わせる。そして、青紫色の光を放つ…まるで突風のような光線を発射した。『
転生者 A「どわっ!?ちょっと待っtはにゃぁぁああああああん…!?」
アカネの技をもろに受けたAは、夕焼けの空に吸い込まれるように飛んでいった。
アカネ「あ~、スッキリした♪」
直喜「……。」汗
直喜(え、A君…大丈夫かな……?)
スカッとした様子のアカネとは反対に、ぶっ飛ばされたAのことを心配する直喜。そんな彼を見て、面白くないと思ったのか…
アカネ「ねぇねぇ直喜君?さっき追い払ったアイツ、直喜君を殺そうとしてきたんだよ?どうしてそんな奴の心配ができるの?」
…と、直喜に尋ねる。
直喜「僕、ただ…A君とも仲良くなりたいって…思ってるからさ……あっちが信じてなくても、僕は…A君と仲良くなれることを…信じてるから……」
アカネ「…直喜君。」
神山 直喜…彼は、人を疑うことを知らない……どんなに自分のことを嫌っている人がいても、いつかはその人と仲良くなれることを…ずっと信じ続けていたのだ。
アカネ(アイツらは自分たちのことばっか考えてるし…直喜君のその優しさを利用しそうだなぁ……ま、そんな事をしたら…
消すけどね?
例え直喜君に嫌われたとしても…私が、直喜君を守らないといけないからねぇ……)
直喜は未だにA達と仲良くしたいと思っているが…アカネは、そんな彼の考えにあまり賛成はしていないようだ。
直喜との再会を果たすため、幾多の次元や世界を旅してきた彼女は…A達の本性を既に知っている。自分にとって都合の良い結果に向かうために、手段を選ばず…他人を蹴落としてまで手柄を横取りし、鼻を伸ばそうとする……それだけではなく、欲しがってばかりいて…自分は他人に何も与えないという…正真正銘『クズ』なのだ。
アカネ(でも、直喜君に嫌われたくないからなぁ……アイツら、もう少し泳がせておこうかな?)
アカネ「それじゃあ、またね直喜君♪」フリフリ
直喜に手を振ったアカネは、自宅へと帰っていった。
直喜「す、凄いなぁ…本物みたい、ううん……もはや本物だよ……」
アカネから貰ったプレゼントを開封し、電源をつけると…早速遊び始める直喜。
直喜「うわぁっ!!動きに合わせて音が鳴る!!発光もキレイだし、ティガの声も聞ける!!それにそれに、ティガトルネードにもティガブラストにもなれる!!必殺技遊びも出来るし、BGMも聞ける!!宝物だぁ!!」
ブラックスパークレンスだけでも、興奮が止まらない直喜。
直喜「後は、カミーラスパークレンスだね!!おぉっ!!これも凄いなぁ!!ちゃんと変身も出来るし、カミーラの声も聞ける!!カミーラウィップも出せるし、デモンゾーアにもなれる!!…ちょっと不気味だけど、これも宝物だよ!!」
2つのお宝に、子どものようにはしゃぐ直喜であった。
ED~ASH DA HERO『Everything』~♪