【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~オーイシマサヨシ『インパーフェクト』~♪


第65話 対面って、なに?

その日、直喜も眠っている程の時刻になった夜……

 

 

 

オリシス「……。」

 

マート「…んふふ。」

 

直喜の自宅マンションの屋上では、神であるオリシスとマートが対面していた。

 

オリシス「マート…【SSSS.GRIDMAN】の世界と【SSSS.DYNAZENON】の世界をくっつけたのはお前か?」

 

マート「そんな訳無いでしょ…2つの世界を1つにしてきたのは、“アイツら”よ。散々好き勝手してきて世界を壊し続けて来たんだし…」

 

オリシス「ならば、何故この世界に南 夢芽と飛鳥川 ちせらがいる?」

 

マート「だぁかぁらぁ…全ての原因は“アイツら”なんだから……ま、アイツらのおかげで…夢芽とちせは直喜との再会を果たせたんだけどね。」

 

マートの言う“アイツら”とは、●●●●のことであろう…彼らは自分の欲望を満たすためなら、手段を選ばないどうしようも無いクズ連中だ。

 

オリシス「それなら、この世界を元通りに」

 

 

マート「ダメよ、そんなんじゃ夢芽とちせが報われないじゃない?」

 

 

この世界は既にバグが発生している。そのため、オリシスは一刻も早く元通りにしようとしていたが…彼のやり方を、マートは許さなかった。

 

マート「この世界を元通りにしたら、夢芽とちせは直喜に逢えなくなる…彼女達が悲しむのは確実よ?」

 

この世界は【SSSS.GRIDMAN】の世界……しかし、夢芽とちせはこの世界の住民ではない。そのため、この世界を元に戻すと…夢芽とちせは永遠に直喜と逢えなくなってしまうのだ。

 

マート「ちゃんと直喜の言葉も聞くべき…そう思わない?」

 

オリシス「…貴様、全ては彼次第と言いたいのか?」

 

マート「その通り。あの娘達だって精一杯頑張っていたもの…なのに、報われないっておかしくない?」

 

オリシス「……。」

オリシス(六花とアカネも…直喜に会うため、必死に頑張っていた……マート(コイツ)の言葉も一理ある…だが……)

 

直喜と会うため…頑張っていた六花とアカネ。時には挫折し、時には絶望し…それでも、『もう一度直喜に逢いたい』と言う気持ちをバネに、どんなに精神的に辛い時であっても…どんなに声を上げて泣きたい時であっても…愛しい彼のため、突っ走り続けていたのだ。

 

マート「ふふ、ねぇオリシス?貴方も見てみたいと思わない?」

 

オリシス「…何をだ?」

 

マート「あの娘達の未来…全ては直喜の選択次第、心優しい彼がどんな未来を生み出すのか、私は楽しみなの。それを、一緒に見届けない?」

 

オリシス「……。」

 

マート「あっ、勿論アイツらが邪魔をするなら、私は容赦しないわ。人様の幸せを壊してきたバカ共なんかに、生きる価値なんて無い…堕ちるとこまで堕ちて行けば良い、アイツらの場合は因果応報よ?」

 

オリシス「……。」

 

何も言えなかったオリシスの前から姿を消すマート。

 

オリシス(もしこの世界が元通りになった時…直喜は夢芽とちせと逢えなくなる……ここは、彼に直接聞いてみるのが良いだろう…)

 

そう思ったオリシスは、マンションの屋上から姿を消した。

 

 

 

次の日……

 

直喜「……。」

直喜(やっぱり、ウルトラマンって凄いなぁ……あっ、この技参考にできるかも…)

 

直喜は録画したウルトラマン作品やウルトラマン作品のDVDを見て過ごしていた。一通りの家事を終えたご褒美だ。1人暮らしをしているため、身の回りのことは自分でしているのだ。テレビに夢中になっていると……

 

ピンポーンッ…

 

インターホンが鳴った。

 

直喜「はーい!」

 

直喜はトテトテと玄関に向かい、覗き穴を覗く。

 

直喜(あれ?この人、どこかで見たような……?)

 

玄関前には、見覚えのある女性の姿がある。恐る恐る、玄関を開けると……

 

 

マート「やっほ♪」フリフリ…

 

 

マートはまるで…小さい子に向けるような優しい笑顔を見せ、直喜に手を振った。

 

直喜「あ、貴女は…えっと……」

 

マート「マートよ♪」

 

直喜「あっ、そうだそうだ……ま、マートさん…立ち話も疲れると思いますので…あ、上がります…?」

 

マート「良いの、やった♪」

 

直喜の言葉に甘えたマートは、嬉しそうに彼の自宅マンションへと上がった。

 

 

 

直喜「お、お茶…どうぞ……」

 

マート「あら、どうもありがと♪」

 

直喜が出した緑茶を飲むマート。

 

マート「直喜…貴方、お茶淹れるの上手じゃない!このお茶、今まで飲んできたお茶の中で1番飲みやすいわ♪」

 

直喜「へっ…そ、そう…ですか……?」汗

 

大袈裟とも言えるマートの褒め言葉に、困惑する直喜。そんな彼に、マートはこんな質問をしてみた。

 

 

マート「直喜はさ…夢芽とちせと一緒にいて、楽しい?」

 

 

直喜「えっ?あ、はい…それは、もちろん…です……」

 

マート(フムフム…成る程。)

 

直喜の返答を聞いたマートは、頷いてみせる。

 

マート「じゃあさ…もしも、夢芽とちせと逢えなくなっちゃったら…直喜は寂しい?」

 

直喜「えっ!?そんなの嫌ですよ!!折角仲良くなれたのに…!!」

 

マートの言葉に、思わず早口になる直喜。

 

マート(やっぱりそうよね…仲良しになった人と逢えなくなるのって、寂しいわよね……でも、直喜なら…未来を変えられるかもしれないわね。)

 

今にも泣きそうな直喜に、優しい笑顔を向けるマート。

 

マート「直喜は、夢芽とちせが六花とアカネ達と仲良くなれることを信じてる…違う?」

 

直喜「ち、違くない……皆が仲良くなって欲しいんだ…でも、僕には何もできなくて……」

 

直喜の言葉を聞いたマートは、彼にこう言った。

 

 

マート「おめでとう、直喜♪」

 

 

直喜「ふぇ?それって…どういう……」

 

マート「んふふ、さぁ…どんな意味でしょう?お茶、ご馳走さま♪」

 

疑問を浮かべる直喜の前から、マートは姿を消した。

 

直喜「な、何だったんだろう…」

 

オリシス「マートが接触したか…」

 

直喜「うわあっ!?」ビクッ!!

 

いつの間に隣にいたオリシスにビックリして、尻餅をつく直喜。

 

オリシス「あぁ、すまない直喜…驚かすつもりは無かったんだ…」汗

 

直喜「だ、大丈夫…です……イテテテ……」

 

お尻をおさえながら立ち上がる直喜。

 

オリシス「突然だが…直喜は、六花とアカネには…夢芽とちせと仲良くなって欲しいか?」

 

直喜「ふぇっ?あっ…は、はい…でも、僕……どうしたら良いのか…」

 

オリシス「焦る必要は無い。君は、六花とアカネに勇気と感動を与え続けている…それは2人も分かっている。」

 

直喜「ねぇ、オリシスさん…ぼ、僕の願い…届くかな……弱虫の僕でも、願いは…届くかな…?」

 

直喜の言葉に、オリシスはこう言った。

 

 

オリシス「それは、君次第だ。」

 

 

そして、彼の目の前から姿を消した。

 

直喜「…ぼ、僕次第……」

直喜(…えっと……六花ちゃん達が仲良くなるには、まず…話し合いが……け、けどなぁ……)

 

どうすれば、『皆仲良し』を実現できるか考える直喜……そして、1つの答えにたどり着いた。答えにたどり着いた直喜は、ある人物に電話をかけた。

 

 

 

その頃……ベンゼン星人の秘密基地では…

 

レディベンゼン星人(あ~あ…アイツら、結局使い物にならないじゃない……ま、ダーリンがおっちょこちょいなのは知ってるけど…)

 

レディベンゼン星人が…宿敵『ウルトラマンゼアス』を中々倒してこない3バカに、いい加減イライラしていた。

 

ベンゼン星人「ハニー、そんな顔しないでくれよ。まぁ、俺はどんな顔のハニーも大好きだぜ!!」

 

レディベンゼン星人「んもぉ、ダーリンったら…褒め上手♪」

 

ベンゼン星人「アイツら、確かにちっとも役に立たないけどさ……でも、アイツらの邪悪な心は確実に成長してる…」

 

レディベンゼン星人「どういうこと?」

 

ベンゼン星人「俺様に考えがあるんだよ…」ニヤッ…

 

ベンゼン星人はそう言うと、レディベンゼン星人の部屋から退室した。

 

レディベンゼン星人(ダーリンの考えって、もしかして……)

 

1人になったレディベンゼン星人は、考え事を始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レディベンゼン星人(ヤバ…全然分かんないわ……)汗

 

いや、分からんのかい!!




ED~ASH DA HERO『Everything』~♪
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