【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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第69話 アレって、なに?

ベンゼン星人の秘密基地にて……

 

 

転生者 B(俺とC(コイツ)が呼ばれたのは何故だ…?)

 

転生者 C(何故呼ばれたんだ…?)

 

BとCが、何やら広い空間に呼ばれていた。彼らの近くには、ボロボロになったAもいる。やがて、広い空間にベンゼン星人とレディベンゼン星人が入ってきた。

 

レディベンゼン星人「……。」ギシッ…

 

レディベンゼン星人は椅子に座ると、ゴミを見るような冷たい視線を3バカに向ける。

 

 

レディベンゼン星人「頭を垂れて蹲いなさい?

 

 

3バカ「「「ッ!!??」」」

 

レディベンゼン星人の圧は凄まじく、3バカは無意識に…土下座をする。

 

転生者 B(な、何なんだ…この圧力……これも、まさか…神山の仕業なのか…?)

 

相変わらず人のせいにするB。すると、レディベンゼン星人が口を開き始める。

 

レディベンゼン星人「ずっと気になってたんだけどさぁ…?

 

あんたらって、本当に勇者なの?

 

勇者なのに、何でこんなに弱っちいのかしら?

 

何でこんなに役立たずなのかしら?

 

これまで、ウルトラマンゼアスを倒すため…怪獣使いとなった3バカを送り込んだベンゼン星人夫婦。しかし、当の3バカはゼアス討伐どころか…自分の欲を優先し、結局ゼアスを倒せず、怪獣達を次々と失っていったのだ。

 

ベンゼン星人「うぅ…ごめんよハニー…俺様の見る目が無かったぜ……」

 

レディベンゼン星人「大丈夫よダーリン。まだ利用する価値、あるんでしょ?」

 

ベンゼン星人「う、うん……」

 

レディベンゼン星人「なら良いじゃない♪アタシは、ダーリンのこと…信じてるから♥️」

 

ベンゼン星人「は、ハニー…!!」

 

レディベンゼン星人の役に立てず、落ち込むベンゼン星人だが…レディベンゼン星人に慰められ、涙線が崩壊した。

 

レディベンゼン星人「んもぅ、ダーリンったら…でも、泣いてるダーリンもす・て・き♪」

 

ベンゼン星人「うぅ…あ、ありがとう……ハニー…!!」ボロボロッ…

 

なにやらイチャつき始めるベンゼン夫婦だが…3バカは未だに頭を上げられずにいた。

 

転生者 B(くっそぉ、こんな筈じゃ……)

 

転生者 C(てか、ウルトラマンゼアス…貧弱戦士なら貧弱らしくやられろよ……何であんなに(つえ)ぇんだよ…)

 

ベンゼン星人「いよぉし、そんじゃバカ3人!俺様に着いてこい!!お前らみたいなモンに、更に強力な力をくれてやる!!どうだ、欲しいか?」

 

未だ頭を垂れて蹲っている3人にベンゼン星人に問いかける。

 

3バカ「「「…!!」」」

 

ベンゼン星人の問い掛けに、身体をピクリと動かす3バカ。

 

ベンゼン星人「力が欲しいんだろ?確かにお前ら役立たずだけどよぉ…もう1度チャンスをくれてやる。お前らが望むモノ、今度こそ手に入るかもしれないぜ?いや、確実に手に入る!どうだ、欲しいだろう?なぁ?」

 

3バカ(((俺らが欲しいモノが確実に…けど、今までは全然手に入らなかったのに……いや、だが今度こそ…神山を殺して、六花達を俺の嫁に!!)))

 

ベンゼン星人の誘惑に、次第に表情が曇ってくる3バカ。そして遂に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3バカ「「「ほ、欲しい!!」」」

 

 

ベンゼン星人の誘惑に負け、力を欲した。

 

ベンゼン星人「へへへへ…お望み通り、力をくれてやろう!!」

 

ベンゼン星人はそう言うと、3バカに電撃光線を放った。光線を浴びた3バカは意識を手放し、気絶してしまった。

 

レディベンゼン星人「ダーリン、この役立たず共…一体どうするつもりなの?」

 

ベンゼン星人「それはだねハニー…“アレ”を呼び起こすためのエネルギーにするのさ!!終いには、アレの餌に、クフフフ♪」

 

怪しげな笑い声をあげるベンゼン星人は、気絶した3バカを地下深くの部屋へと運んでいった。

 

 

 

そこは、研究室のような場所であり…中には大型のカプセルがあり、その中に怪獣らしき生命体が眠っている。

 

レディベンゼン星人「遂に、コイツを使うのね。」

 

ベンゼン星人「あぁ、コイツは全身が爆弾だからねぇ…ゼアスも迂闊に攻撃できない。それに…ただコイツを出撃させるだけじゃなくて…ゼアスに変身している奴を探して、ソイツの大切な人を誘拐して監禁すれば……ウフフフ、必ず勝てる!!いやぁ、徹夜して考えた甲斐があったなぁ♪」

 

レディベンゼン星人「だから目の下にクマができてたのねぇ……」

 

ベンゼン星人「ぃよいしょぉ…!!…うっわ、コイツら重っ…!?」

 

気絶した3バカを、カプセルの中に入れ…幾つもの管を彼らに繋いだ。

 

ベンゼン星人「さてさて、コイツにエネルギーを与えないといけないからな!!ポチッとな♪」ポチッ!

 

3バカが入ったカプセルの近くにある装置のボタンを押すベンゼン星人。すると、カプセルから赤い稲妻が発生し…それが3バカから怪獣に向かって流れて行く。

 

ベンゼン星人「後は放置でOK☆この役立たず共、いずれはコイツに取り込まれて行くから♪」

 

レディベンゼン星人「お疲れ様ダーリン♪」

 

ベンゼン星人「おう!そんじゃ、俺様は寝~よおっと。」

 

レディベンゼン星人「アタシも仮眠取ろうかしら。」

 

3バカをカプセルに放り込んだ後、ベンゼン夫婦は睡眠するため…寝室へと向かったのだった。

 

 

 

そして、誰も居なくなったこの場所に…

 

 

オリシス「……。」

 

 

オリシスが静かに姿を現した。

 

オリシス(辛く苦しい現実と向き合わなかった者共の末路…いや、末路はもう少し先か……お前達は本当に救いようが無いな…)

 

カプセルの中で眠る3バカを見たオリシスは、静かに姿を消していった。

 

 

 

どうなる3バカ……

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