【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話 作:やさぐれショウ
アカネ「ふふふふふんふふ~ん♪」
夏休みもそろそろ終わりに近付いて来る頃、アカネは自宅で鼻歌を歌いながらフィギュア作成をしていた。歌っているのは勿論…直喜の大好きな歌『シュワッチ!ウルトラマンゼアス』だ。
アカネ「よし、か~んせ~い♪」
アレクシス『おっ、それは『コッテンポッペ』かい?』
アカネ「そうそう♪直喜君、ゼアスが大好きだからさぁ…今度プレゼントしようと思って作ったんだ~♪」
アレクシス『良いじゃないか!直喜君もきっと喜ぶよ♪』
アレクシスはアカネに共感しながら、彼女を褒める。アレクシスに共感されながら褒められ、嬉しそうな顔をするアカネ。その時…
ピンポーン♪
インターホンが鳴り、誰かが訪ねてきた。アカネは玄関に向かい、対応しに行ったのだが……
その頃、六花宅では…
六花「…ふぅ。」
六花(今日は何だか変わったお客さんが来たなぁ…)
六花は家の手伝いをしていた。普段は客があまり来ないのだが、この日は珍しい客が来たのだ。
六花(椅子と机をくれって言って、すんごい大金置いていって…挙げ句『釣は要らない』……変なお客さんだったなぁ……)
椅子と机を物凄い大金で買い取り、お釣を受け取らずに帰っていった。織江はルンルンであり、六花は不思議がっていた。その時…リサイクルショップのインターホンがなった。
織江「六花、ちょっと対応お願いしてもいい?」
六花「わかった。」
家事で手が離せない織江の代わりに、六花が来客の対応をすることになったが……
その頃、とあるマンションにて……
直喜「へぇ~、夏祭りかぁ…行ったこと無いから、行ってみたいなぁ…」
直喜は自宅でテレビを見ていた。夏祭りのことが報道されており、直喜は興味津々だった。だが、その時…
プツンッ……
テレビが突然消えてしまう。
直喜「あれっ?何でだ?」
直喜はテレビを叩いたのだが…テレビは一向に点かず……
直喜「あいたたた…叩いてもダメかぁ、買い換えなきゃ…でも、お金が……」汗
手を痛めてしまった。だが次の瞬間、テレビが再起動した。
直喜「あっ、点いた…良かったぁ、治ったんだ。」
しかし、番組は放送されず……
直喜「…えっ!?な、何これ…!?」
画面に奇妙なモノが映し出された。
ベンゼン星人『ウルトラマンゼアス…お前が人間界に紛れていることは既に知っているぞ?見ろ、この光景をォ!!』
画面にベンゼン星人の顔が映ったと思うと…次に映し出されたのは、荒れ地に囲まれた地帯だった。そこには、枯れた植物…汚れた水が溜まった湖があり、湖の真ん中には島がある。
直喜「ッ!!」
その島にある何かを見て、言葉を失う直喜。なんと…島には、六花とアカネが椅子に縛られていたのだ。
直喜(り、六花ちゃん…アカネちゃん…!!)
ベンゼン星人『ウルトラマンゼアス…コイツらを助けたければ、この場所に来い。来なければ、コイツらがどうなるか…分からないぜぇ?フヘヘヘ♪』
その言葉を最後に、テレビが消え…何事も無かったかのように、番組が再開した。
直喜(ど、どうしよう…でも、場所が分からないし……)
今すぐにでも六花とアカネを助けに向かいたい直喜だったが…場所が分からない。そんな直喜に、救いの手が舞い降りる。
ヴーッ、ヴーッ…
スマホが鳴り、通話ボタンを押すと…
オニジャ『よぉ、直喜か!?俺だ、オニジャだ!!』
相手は『怪獣優生思想』のメンバー『オニジャ』だった。
直喜「あっ、オニジャ君!?大変だよ、六花ちゃんとアカネちゃんが…!!」
オニジャ『落ち着け直喜!取り敢えず、ツツジ台駅に集合しよう!!な?』
直喜「う、うん…!!」
直喜は急ぎ、ツツジ台駅に向かって走った。
駅に着くと、そこには怪獣優生思想のメンバー達の姿があった。
直喜「み、皆っ!!」
ムジナ「直喜!!」
シズム「取り敢えず、場所を変えよう。ここで話すのはちょっと…」
ジュウガ「そうですね。では、こちらへ…」
直喜と怪獣優生思想が全員集合すると、カラオケボックスへと入っていった。
シズム「ここなら、防音が着いてるし…話を聞かれることはないから。」
直喜「う、うん…皆、六花ちゃんとアカネちゃんが…!!」
ジュウガ「俺達も見ました。ベンゼン星人、俺達のベストフレンドを悲しませるなんて…許せませんね。」
オニジャ「直喜、六花とアカネがいる場所は俺達の円盤生物が知っている。だから、安心してくれ。」
オニジャはそう言うとパソコンを操作し、六花とアカネがいる場所を直喜に教えた。
直喜「ここは…ツツジ台にこんな場所があるなんて……」
ムジナ「元々、ここは自然豊かな場所だったんだよ?でも、ベンゼン星人がゼアスと戦うためのフィールドにしたの…しかも、自分達が有利な空間にしてね…」
シズム「それに、ゼアスをここに近付けるつもりは更々無いんだ。近くに手下の怪獣達を放ってる。ズル賢いよね…」
怪獣優生思想の4人は、使役している円盤生物達を使ってベンゼン星人の動向を調査している。どうやら奴は、ゼアスを誘い出す為に六花とアカネを誘拐し…最悪の環境に彼女達を閉じ込めた。更に、その近辺に手下の怪獣達をスタンバイさせ、ゼアスを妨害しようと企んでいたのだ。
ジュウガ「俺達が怪獣の足止めをします。その隙に、直喜は六花さんとアカネさんの元へ向かってください。」
直喜「ジュウガ君…ありがとう…!」
直喜は立ち上がり、ピカリブラッシャーを取り出す。そして、高速で首を左右に振りながら自身の口腔環境を綺麗にすると…
直喜「ゼアァァアアアアス!!」ピカァァアアアアッ!!
ブラッシャーを天に高く掲げ、『ウルトラマンゼアス』へと姿を変えた。怪獣優生思想の4人は、円盤生物達を巨大化させ…ゼアスと共に六花とアカネが閉じ込められている場所へと向かった。
現場付近では、ベンゼン星人の配下の怪獣達が暴れている。ゼアスを見るや否や、攻撃をしてくるが…ノーバ、サタンモアが光線を放ち、怪獣達の攻撃を防いだ。そして、ベンゼン星人の配下の怪獣達と戦った。怪獣優生思想と円盤生物達に戦いを任せ、ゼアスとなった直喜はベンゼン星人のの元へと向かう。
直喜(皆、どうか無事で…!!)
ゼアスは更に奥へと進み…六花とアカネが閉じ込められている場所へ近付いていく。
ベンゼン星人「おっ、来た来た♪」
汚染されたフィールドにいるベンゼン星人は、こちらへ向かってくるゼアスの姿を確認する。
六花「ッ!!」
六花(う、動けない…!!)
アカネ「おいてめぇ…今すぐ私と六花を放せ!!」
ベンゼン星人「えぇ~、ど~しよっかなぁ~?」
アカネが威嚇しても、ベンゼン星人は全く怯まない。
ベンゼン星人「しょうがねぇなぁ…」
そして、六花とアカネを椅子から放したのだが…
ガシャァンッ!!ガシャァンッ!!
六花&アカネ「「ッ!?」」
椅子から放した直後、今度は十字架に磔たのだ。
ベンゼン星人「俺様、放すことには同意したけどさぁ…解放するなんて一言も言ってねぇからな!!」
六花「ッ!!きったない…!!」
アカネ「フザケルナァァ!!」
ベンゼン星人「フヘヘヘ、あっかんべー♪」
ブチキレる六花とアカネにあっかんべーをしたベンゼン星人は…
ベンゼン星人「さぁ、マスターナ、サノボドズ、ゲソジャック行けェ!!ウルトラマンゼアスを殺せェ!!」
配下の怪獣を放った。
怪獣「「「グォォオオオオオオオオッ!!」」」
ゼアス(また怪獣…ベンゼン星人、僕らを近付けるつもりは無さそうだ…!!)
直喜(ここでエネルギーを使うわけには…!!)
その時……
ガウマ「くらええぇぇっ!!」ドッゴォッ!!
ダイナゼノンが現れ、マスターナに飛び蹴りを入れた。次にグリッドマンが現れ…
グリッドマン「はぁっ!!」ズパァッ!!
ゲソジャックの触手をグリッドマンキャリバーで切断した。更に…
アレクシス「ゼアス君、ここは私達に任せるんだ!!早くアカネ君達を!!」
巨大化したアレクシスがサノボドズにホーミングを放った。
直喜(ガウマさん達にグリッドマン…アレクシスさんまで…!!ゼアス、行こう!!)
ゼアス(わかった!!)
ゼアスは3人に合図を出し、六花とアカネが捕らえられている場所へ飛ぶ。
グリッドマン「あ、アレクシス!?」
アレクシス「今は争っている場合ではない…グリッドマン、共に戦おうじゃないか!!」
ベンゼン星人「えぇっ!?あんなのってアリ!?」
ベンゼン星人(いや、グリッドマンやダイナゼノンは分かってたけどさぁ…何なんだあの黒い巨人!?って、あっ!!何か変な怪獣も来たぞ!?)
ベンゼン星人は焦っていた。配下の怪獣達が円盤生物達に、グリッドマンに、ダイナゼノンに攻撃されるのは予想していたが……アレクシスとアンチに攻撃されることまでは、予想していなかったのだ。
そして、決戦の地に…宿敵、ウルトラマンゼアスが舞い降りた。