【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話 作:やさぐれショウ
決戦の地に、ウルトラマンゼアスが舞い降りた。
ゼアス「ッ!?」
直喜(六花ちゃん、アカネちゃん…!!)
六花「う、ウルトラマンゼアス…!!」
アカネ「助けに来てくれたんだ…!!」
ゼアスが舞い降りたことで、安心感を覚える六花とアカネ。
ベンゼン星人「まぁ良い…こうなったら、ゴルドルボムルス行けェ!!」
ベンゼン星人がそう叫ぶと…
地面が揺れ始め…そこから怪獣が出現した。額と身体の左右に角が生えているのが特徴の、赤い目をした怪獣だ。
直喜(あれは…『コッテンポッペ』!!)
現れた怪獣は吸金爆獣『コッテンポッペ』…正式名称は『ゴルドルボムルス』だ。
コッテンポッペ「グォォオオオオオオオオッ!!」
咆哮を上げるコッテンポッペ。その後、ベンゼン星人はゼアスにこう言った。
ベンゼン星人「やい、ウルトラマンゼアス!!ゴルドルボムルスはなぁ…全身が爆弾なんだ!!高熱や衝撃を与えれば…ドカァァアアアアアンッ!!って、爆発するんだぜぇ?地球は木っ端微塵になっちまうぞぉ?」
コッテンポッペ…何と、全体が爆弾となっており…その威力は、地球が意図も簡単に滅んでしまう程らしい。
ベンゼン星人「更に!!あの3バカを取り込んだんだ!!アイツらの邪悪な心をエネルギーとし、ゴルドルボムルスは強化されている!!さぁ、俺様のゴルドルボムルスに勝てるかなぁ?」
このコッテンポッペは、転生者 A…転生者 B…転生者 Cを取り込んでおり……彼らの生命や精神、更には邪悪な心をエネルギーとしている。よくみると、コッテンポッペの角は長くなっており…手足の爪も更に鋭くなっている。更に、尻尾が伸び縮みしていた。
ゼアス「…!!」
直喜(そ、それじゃあ…どうやってコッテンポッペを倒せば良いんだ?)
ゼアス(直喜君、来るよ!!)
コッテンポッペはゼアスに向かってくる。ゼアスはコッテンポッペの攻撃を受け流したり、避けたりするが…このままでは時間切れになってしまう。
直喜(考えろ…考えるんだ……何か弱点は……)
次第に、コッテンポッペはゼアスの動きを察知できるようになってくる。
ドカァッ!!
ゼアス「グアッ!?」
ドドォォオオオオオオッ!!
コッテンポッペ「グォォオオオオオオオオッ!!」ゴォォオオオオオオッ!!
ゼアス「ッ!?」
全身が爆弾のコッテンポッペに、迂闊に攻撃できないゼアス。コッテンポッペは中々攻撃してこないゼアスに、火炎を放ってくる。
六花「…ゼアス!!」
アカネ「ゼアス、頑張って!!」
六花とアカネは、ただ…ゼアスの勝利を信じ、必死に応援する。
ベンゼン星人(念のため、特殊な力を持った鎖で縛ったけど…その判断は正しかったみてぇだな♪さて、ゴルドルボムルスに取り込まれた3バカはどうなってるんだろ~なぁ~♪)
ベンゼン星人は透視能力で、コッテンポッペの身体の中を覗く。
ベンゼン星人『おんやぁ?居ましたよ…!』
ベンゼン星人の視線の先には……
転生者 A『ヒャハハハハ!!死ねぇウルトラマン!!』
転生者 B『ほらほらどうしたどうしたぁ!?ウルトラマンの癖に、手も足も出ねぇのかぁ!?ギャハハハハ!!』
転生者 C『やっぱり所詮貧弱戦士…弱すぎなんだよ、ウルトラマンゼアスさんよぉ!!ガハハハハ!!』
幾多のヒロイン達に囲まれ、欲望を満たしたであろう3バカは…苦しむゼアスを見て、大笑いしていた。
ベンゼン星人『コイツらの欲求が満たされれば満たされる程、ゴルドルボムルスは強くなる…このまま夢を見させてやるか。』
ベンゼン星人は満足したのか、透視を止めて戻ってくる。
ベンゼン星人「はい報こ~く!本能がままに暴れ、イキがっていました~♪」
六花「ど、どういうこと…!?」
ベンゼン星人「ん~?あぁ、お前達にはまだ言ってなかったよな?教えてやるよ。」
ベンゼン星人は六花とアカネに、自身が使役しているコッテンポッペについて語り始める。
ベンゼン星人「俺様のゴルドルボムルス…AとBとCの3バカを取り込んでるんだぜ?ゼアスにも話したけど…アイツらの欲望が満たされれば満たされる程、ゴルドルボムルスは強くなる。最後に、お前達を取り込んでしまえば…ゴルドルボムルスは太陽系を滅ぼす程の爆弾となる!!俺様にとって、破壊こそが芸術だからなぁ!!グワッハッハッハッハッハッハ!!」
ベンゼン星人の話を聞いた六花とアカネは、背筋が凍る程の寒気を感じた。
六花(冗談じゃない…あのキモ男達の欲を満たすための道具にされるってこと!?それに、この
アカネ(うっぷ…想像しただけで、吐き気が…!!)
自分達は3バカの欲求を満たすため…太陽系を木っ端微塵にするための道具として…利用されることになるのだ。
コッテンポッペ「グォォオオオオオオオオッ!!」
ゼアス「グッ…!!」
一方、コッテンポッペは終始ゼアスを圧倒していた。そして…
ゼアスのカラータイマーが青から赤へと変わり、点滅を始めた。
カラータイマーが青から赤へ変わると危険信号…ウルトラマンは地球大気中に3分以上居ることができないのだ。
直喜(か、カラータイマーが…!!)
ゼアス(それでも、僕は戦う…この地球のために、人類のために…!!)
カラータイマーが点滅しても、ゼアスはコッテンポッペに構えを取る。
ベンゼン星人(このままゼアスを倒しても、面白くないからなぁ…あっ、そうだ!!)
すると、ベンゼン星人はコッテンポッペをヘドロの湖に呼ぶ。
コッテンポッペ「グォォオオオオオオオオッ!!」ズシィンッ…ズシィンッ…
コッテンポッペはヘドロの湖に入っていった。
ベンゼン星人「おいウルトラマンゼアス!!この小娘達を助けたければ、ここまで来やがれィ!!」ベロベロベ~♪
ベンゼン星人(ゼアス…お前が極度の潔癖症なのはよぉく知っている…ここには来れねぇだろ、クフフフッ♪)
ベンゼン星人はゼアスが超がつくほどの潔癖症であることを予感している。そこで、ヘドロで汚れた湖にゼアスを誘きだして、そこでゼアスを倒してしまおうと企んだ。
ゼアス「ッ!!」
ゼアス(こ、この湖…ヘドロで汚れてる…!!)
直喜(ぜ、ゼアス!?)
ベンゼン星人の予感は見事的中…ゼアスはまだ潔癖症を克服できておらず、ヘドロの湖に入るのを躊躇っている。
直喜(ゼアス!!お願いだよ、六花ちゃんとアカネちゃんを助けたいんだ!!)
ゼアス(それは分かってるんだけど…)
直喜(こ、こうなったら…えぇいっ!!)
ゼアス(あっ!?ちょっと直喜君!?)
ゼアスは漸く、ヘドロの湖に足を踏み入れた。だが、それが罠であることに…ゼアスと直喜は気付いていなかった。
ザブッ!!
ゼアス「グアッ!?」
直喜(うわっ!?な、何これ…身体が沈んで…!!)
六花&アカネ「「ッ!!」」
六花とアカネが見守る中…ゼアスはとうとう、ヘドロの湖に沈んでしまった。
六花「そ、そんな…!!」
アカネ「ぜ、ゼアス…!!」
目の前でゼアスが沈んで行き、絶望する六花とアカネ。そんな彼女達に、コッテンポッペが近付いていく。
コッテンポッペ「ガロロロ…///」
コッテンポッペは発情しているのか、顔を真っ赤に染め…ヨダレをダラダラと垂らしている。
転生者 A『うほほほぉっ!!遂に六花とアカネが…』
転生者 B『オレ達の物に!!』
転生者 C『神山の泣き叫ぶ顔が見れなかったのは残念だが…もう良い!!六花、アカネ…今から抱いてやるぜぇ、クケケケ♪』
コッテンポッペは六花とアカネを取り込もうとしているのか、彼女達に手を伸ばして来る。身動きが取れない六花とアカネ…もはやこれまでか……
…と、思っていたら……
???「はぁぁああああああっ!!」
ドッゴォッ!!
コッテンポッペ「ッ!?」
ザバァァアアアアアアンッ!!
コッテンポッペが何者かに攻撃され、ヘドロの湖に倒れた。次の瞬間…
ズダァンッ!!
六花とアカネの目の前に、黒と紫のメインカラーが特徴の謎の巨人が降り立った。