【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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第78話 奇跡って、なに?

グリッドナイト「ぐっ…うぅ……」

 

ベンゼン星人の卑怯な作戦と、コッテンポッペに追い詰められたグリッドナイトは…うつ伏せになって倒れていた。

 

ベンゼン星人「とうとうくたばったか!!グリッドナイト!!俺様のゴルドルボムルスには、敵わねぇようだな!!」

 

勝ち誇ったように両手を腰に当て、「ガハハハハッ!!」と笑うベンゼン星人。その時……

 

 

ゴボゴボゴボゴボッ!!

 

 

ヘドロの湖が、突如…不気味な音を立て始める。

 

ベンゼン星人「…ん、何だ?」

 

ベンゼン星人がヘドロの湖の方を振り向いた次の瞬間……

 

 

ピカァァアアアアアアアアッ!!

 

 

湖から目映い光が発生した。その直後……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼアス「シェアッ!!

 

 

湖の中から、ウルトラマンゼアスが降臨した。点滅していたカラータイマーは、青に戻っている。

 

六花「直喜…!!」

 

アカネ「直喜君!!」

 

夢芽「…直喜♪」

 

ちせ「直喜先ぱーい!!」

 

ゼアスの登場に、笑顔になる六花とアカネと夢芽とちせ。

 

ベンゼン星人「そ、そんなバカな…!!」

 

ベンゼン星人が混乱する中、ゼアスはコッテンポッペに飛び蹴りを入れた。

 

コッテンポッペ「グゴォォオオッ!?」

 

ドドォォオオオオオオッ!!

 

地面を転がるコッテンポッペ。

 

ゼアス「…ジュアッ!」

 

ゼアスはカラータイマーに両手を近付け、グリッドナイトに光を飛ばした。すると、グリッドナイトのランプの点滅が止まった。

 

グリッドナイト「ありがとう、直喜…!!」

 

ゼアス「…!?」

直喜(えっ?な、何で僕のことを知ってるの…?)汗

 

グリッドナイトに名前を呼ばれ、困惑する直喜。

 

グリッドナイト「あの人から話は伺ってる…過去に、母と共に助けてくれた命の恩人だと…」

 

直喜(えっ…どういうこと…?)汗

 

 

???「おーい、ナイトくーん!!」

 

 

湖の方を見ると、OLのようにパンツスーツとネームプレートを着用し、縁無し眼鏡をかけた女性がこちらに手を振っていた。彼女の近くには、助けられた六花とアカネと夢芽とちせの姿があった。

 

グリッドナイト「感謝します、『2代目』さん。」

 

直喜(に、2代目…さん…?)汗

 

2代目…あのスーツ姿の女性のことであろう。

 

2代目「あの怪獣は光線が命中しない限り、爆発することはありません!!ウルトラマン、頑張ってください!!」

 

2代目がそう言うと、グリッドナイトはゼアスにこう言った。

 

グリッドナイト「俺は2代目さんと共に、ベンゼン星人の秘密基地を潜入調査していた。だからあの怪獣のことも知ってる。信じてくれ、直喜。」

 

ゼアス「……。」

直喜(この声…それにその雰囲気……もしかして…)

 

グリッドナイトの声や雰囲気を聞いたり見たりして…直喜はとある人物を思い浮かべた。そして…

 

ゼアス「…!」コクッ!

直喜(うん、信じる…!!)

 

グリッドナイトと2代目を信じることにした。グリッドナイトはゼアスの右隣に立ち、彼と共に構えを取る。

 

グリッドナイト「直喜、星人は任せろ。怪獣を頼む。」

 

ゼアス「ッ!!」コクッ!

直喜(わかった!!)

 

ベンゼン星人「くそぉ…俺様の計画が……こうなったrあいたたたた…~~ッ!!」

 

ベンゼン星人は腰をおさえながら、迫り来るグリッドナイトを迎え撃つ。

 

 

 

~グリッドナイト side~

 

 

グリッドナイト「貴様には、この姿で戦おう。」

 

グリッドナイトがそう言うと、彼の身体が紫色の光に包まれていく。そして、段々姿が変わっていくと…光が消え、姿が明らかになる。

 

ベンゼン星人「えぇっ!?な、何それ!?」ガーン!!

 

ベンゼン星人が見たグリッドナイトの姿…それは……

 

 

黒と紫のメインカラーに、胸部には紫色の光を放つコアがあり、赤い三日月型の複眼を光らせる…ウルトラマンゼアスにそっくりな姿だった。

 

ナイトゼアス「ウルトラナイトゼアス…この姿は、直喜を守るための姿だ!!」

 

これは、グリッドナイトがウルトラマンゼアスそのものをコピーした姿…その名は……

 

ウルトラナイトゼアス

 

直喜の大好きなヒーローを彷彿とさせたその姿は、ゼアスの偽物ではない…『ウルトラナイトゼアス』という、1人のヒーローだ。

 

ベンゼン星人「所詮はゼアスの偽物…偽物なんかに、俺様が負けるかぁ!!」

 

そう叫び、ウルトラナイトゼアスに襲い掛かるベンゼン星人。

 

ナイトゼアス「ふっ!!」ガシィッ!!

 

ベンゼン星人を正面から受け止めたナイトゼアスは、パワー勝負を仕掛ける。

 

六花「ウソ、あれってゼアス!?」

 

2代目「確かに見た目はゼアスですが…あれは、ナイト君の真の姿『ウルトラナイトゼアス』です。大切な友人を守るために、無茶な特訓を重ねてあの姿になったんですよ。」

 

アカネ「ほえ~…でも、ナイトさんの大切な友人って…誰なんだろ?」

 

2代目「気になったら、本人に直接聞いて…というか、もう既に喋ってますよw」

 

2代目と共にウルトラマンゼアスとウルトラナイトゼアスの戦いを見守る六花達。そこに…

 

なみこ「あっ、六花!!アカネ!!」

 

はっす「おーい、けがは無い!?」

 

なみことはっすがやって来た。

 

六花「な、なみこにはっす!?どうしてここに…!?」

 

なみこ「親友があんな状態だったんだもん、じっとなんてしてらんないよ!!」

 

はっす「2人共無事!?」

 

アカネ「うん!直喜く…じゃなくて、ゼアスが助けてくれたから♪」

 

なみこ&はっす「「えっ?」」

 

なみことはっすは、コッテンポッペとベンゼン星人と戦うゼアスとナイトゼアスを見る。

 

なみこ「あれ?ゼアスが2人いる!?」

 

はっす「いや、1人は偽物だって…」汗

 

2代目(あらあら…ナイト君も大変ですね。)(苦笑)

 

 

 

ナイトゼアス「はぁっ!!」

 

ベンゼン星人「どわぁっ!?」ドドォォオオオオオオッ!!

 

ナイトゼアスはベンゼン星人を華麗な投げ技で投げ飛ばす。

 

ベンゼン星人「ぐぅ…受けてみろ、ベンゼン光線!!」ビカァッ!!ビカァッ!!

 

ナイトゼアス「ぐっ!?」

 

ベンゼン星人「フヘヘヘ、どうだウルトラナイトゼアス!!」

 

ベンゼン光線を発射し続けるベンゼン星人。すると、ナイトゼアスは…

 

ナイトゼアス「はっ!」ビシッ!

 

バレエのアティチュードのような片足立ちの姿勢で超高速回転しながら、ベンゼン星人へと接近していく。ベンゼン光線はことごとく弾き返され、地面へと衝突していく。

 

ベンゼン星人「えっ!?ちょっと待って…その技だけはトラウマなの!!やめて、やめてぇぇええええ!!」

 

ナイトゼアス「スーパーナイトゼアスキィィイイイイック!!」

 

ドッゴォォオオオオオオオオオオッ!!

 

ベンゼン星人「ああああれええええぇぇぇぇ…!!」キランッ!

 

ナイトゼアスが放った必殺技『スーパーナイトゼアスキック』により、ベンゼン星人は宇宙の彼方へと飛ばされた。ベンゼン星人を撃退したウルトラナイトゼアス…もとい、グリッドナイトは、腕組をしながら立っていた。

 

 

~グリッドナイト side OFF~

 

 

 

~ウルトラマンゼアス side~

 

 

コッテンポッペと戦うゼアスは、バク転をしながらコッテンポッペへと接近し…

 

ゼアス「デヤッ!!」ドゴォッ!!

 

コッテンポッペの腹部にハイキックを撃ち込んだ。

 

転生者 A『ぐほぉっ!?…く、くそがぁ!!』

 

転生者 B『はっ!?何で急に強くなってんだよ!?』

 

転生者 C『こんな貧弱戦士に、オレ達の楽園を壊されてたまるかァ!!』

 

コッテンポッペ「グォォオオオオオオオオッ!!」

 

コッテンポッペはゼアスを威嚇するように咆哮をあげるが、ゼアスは全く怯まない。ゼアスは地面を蹴ってジャンプすると、その勢いを利用して回転蹴りを放った。

 

直喜(はぁぁああああああっ!!やぁっ!!)

ゼアス「デヤァッ!!」ドゴォッ!!

 

ゼアスの回転蹴りは、コッテンポッペの顔面に命中する。続けてゼアスはもう一度…更にもう一度…またまたもう一度回転蹴りを何度もコッテンポッペの顔面に撃ち込む。必殺技『マシンガンキック』だ。ゼアスがコッテンポッペに蹴りをぶつけると、コッテンポッペからは火花が飛び散った。

 

転生者 A『がぼぉええっ!?』

 

転生者 B『ぐぱがっ!?』

 

転生者 C『ごはぁっ!?』

 

コッテンポッペがダメージを受けると、そのダメージは…3バカにも影響されるようだ。左頬が腫れ上がり、血を吐く3バカ。

 

3バカ『『『ああああああああ!!』』』

 

ムキになった3バカは発狂しながら、ゼアスを攻撃しようとする。

 

コッテンポッペ「グゴォォオオオオオオッ!!」

 

ガッ!ガッ!

 

ゼアス「ゼアッ!!」ゴスゥッ!!

 

攻撃はゼアスに全て受け止められ、頭部に頭突きをくらうコッテンポッペ。尖った角で攻撃されたため、相当痛いだろう…ゼアスはコッテンポッペから距離を取ると、助走をつけてジャンプする。

 

ゼアス「シェアッ!!

 

そして、必殺技『ゼアス・ドロップキック』をコッテンポッペ目掛けて放つ。

 

ドッゴォォオオオオオオオオオオッ!!

 

コッテンポッペ「グォォオオオオオオオオッ!!」

 

3バカ『『『ぐわああああぁぁぁぁっ!!』』』

 

右側にある角が切断されてしまい、コッテンポッペは光線が使えなくなってしまった。ゼアスは素早く起き上がり、コッテンポッペに連続蹴りを繰り出す。

 

ゼアス「デヤッ!セヤッ!ヘアッ!!」ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!

 

最後に、強烈なキックをコッテンポッペの脇腹に撃ち込む。

 

ゼアス「デヤァッ!!」ドゴォッ!!

 

コッテンポッペ「グゴォォオオオオッ!!」ドドォォオオオオオオッ!!

 

ゼアスのキックを受け、とうとう地面に倒れるコッテンポッペ。

 

 

 

ちせ「凄いですよ!!ゼアスが圧倒してますよ!!」

 

夢芽「ちせちゃん…ウルトラマンって、やっぱりすごいね!!」

 

ちせ「はいっ!!」

 

六花「直喜ー、頑張れぇぇええええ!!」

 

アカネ「頑張って、直喜くぅぅううううん!!」

 

なみこ「えっ!?ちょっと待って…ウルトラマンゼアスの正体は…な、直喜だったのォ!?」汗

 

はっす「え、マジ…!?な、直君が変身してるの…?」汗

 

六花&アカネ「「あっ…」」汗

 

なみことはっすは、直喜がゼアスであることを知らない。対して、六花とアカネは直喜がゼアスであることを知っている。そのため、ついゼアスを直喜と呼んでしまったのだ。その結果…直喜がウルトラマンであることが、なみことはっすにバレたのである。

 

もう一度言おう…バレたのである。

 

2代目「…本当に凄いです…ウルトラマンは……直喜さんが教えてくれた通り…ウルトラマンは私達の永遠のヒーローです…!」

 

 

 

初めはゼアスを圧倒していたコッテンポッペだが…今度は逆に、ゼアスに圧倒されていた。

 

転生者 A『ぐ、ぐぉぉお……』

 

転生者 B『お、オレ達の楽園…!!』

 

転生者 C『楽園を、守るんだ…オレ達の、幸せを…!!』

 

コッテンポッペに取り込まれている3バカは、既にボロボロになっていた。

 

直喜(はぁぁああああああっ…はぁっ!!)

ゼアス「デヤァァアアアアッ!!ドッゴォッ!!

 

すかさずゼアスは、起き上がったコッテンポッペの腹目掛けて、電撃を纏ったキック『ゼアス・ニーキック』を放った。

 

コッテンポッペ「グォォオオオオオオオオ……!!」

 

コッテンポッペは口から白い煙を出し、地面にその巨体を沈めた。目の光も消え、ピクリとも動かなくなったコッテンポッペは…意識を手放し、戦闘不能となった。この戦い、ウルトラマンゼアスが勝利を掴んだのだった。

 

 

~ウルトラマンゼアス side OFF~

 

 

 

ちせ「やったやったぁ!!ゼアスが勝ちましたよ!!」

 

夢芽「流石だね、ウルトラマンゼアス♪」

 

六花「ちょっと待って、あの怪獣…どうするの?」

 

アカネ「全身が爆弾だから、ここでは倒せないよね?」

 

なみこ「ねぇ、ゼアス!!その怪獣、どーするのー?」

 

すると、ゼアスはコッテンポッペを持ち上げると…大空へと飛び去って行く。

 

はっす「成る程~、安全を考えて宇宙空間で倒すんだね?流石はウルトラマン…いや、直君♪」

 

宇宙へと飛んでいくゼアスを見守るヒロイン達。

 

 

 

ゼアスは宇宙空間に到着すると、地球から遠く遠く離れた空間でコッテンポッペを投げ飛ばす。

 

直喜(今度こそ、確実に倒すんだ!!)

 

そして、まるで何かを抱えるような独特な動作を取ると、両腕を広げ…腕を逆十字型に組む。

 

ゼアス「シェアッ!!

 

すると、ゼアスの腕からは赤い光線が発射され…その光線を辿る形で、青い光線が発射された。必殺技『スペシュッシュラ光線』だ。ゼアスの必殺光線は、コッテンポッペに命中し…コッテンポッペは大爆発を起こした。コッテンポッペを撃破したゼアスは、地球へと飛んでいった。

 

 

ベンゼン星人「これからどーしよっか…って、え?」

 

 

宇宙空間をさ迷っていたベンゼン星人の視線の先には…巨大な爆発が、こちらに迫って来ているのが見えた。

 

ベンゼン星人「いやぁぁああああ!!死にたくない!!死にたくない!!死にたくない死にたくないしにたくないしにたくないシニタクナイシニタk……」

 

ベンゼン星人はがむしゃらに泳ぎ、爆発から逃れようとしたが…とうとう、爆発に飲み込まれてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼアスに敗れたコッテンポッペ……そのコッテンポッペに取り込まれた3バカは、六花達の様子を見ていた。

 

六花『直喜!!』

 

アカネ『な、直喜君!!』

 

なみこ『直喜ー!!』

 

はっす『な、直く~ん!!』

 

夢芽『直喜!!』

 

ちせ『直喜先ぱーい!!』

 

裕太『な、直喜君!!』

 

将『神山!!』

 

ガウマ『直喜ィ!!』

 

蓬『直喜君!!』

 

暦『な、直喜君!!』

 

怪獣優生思想『『『『直喜!!』』』』

 

アレクシス『直喜君!!』

 

アンチ&ナイト『直喜!!』

 

2代目『直喜さん!!』

 

気絶した直喜の元には、六花をはじめ…様々な人達が集まって来ている。

 

3バカ(((そ、そんな…おかしい、こんなのおかしいぞ……オレは、あんなグズで弱虫で泣き虫でノロマなんかよりも、断然優れていると言うに…なのに、なのに……何であんな奴の元に、人が集まって来るんだ!?耐えられない耐えられない!!そんな事、受け入れられるか!!)))

 

混乱する3バカの近くに、オリシスとマートが姿を現す。そして、3バカにこう言った。

 

 

オリシス『誰かに何かを与えない者は

 

いつか、人から何も貰えなくなる。

 

欲しがってばかりいるお前達は

 

結局何も持っていないのと同じ。

 

自分では何も生み出せないから。

 

 

3バカ『『『ッ!?』』』

 

 

マート『直喜はね…

 

アンタらよりもよっぽど優秀よ?

 

どんなに辛くて苦しいことにも

 

全力でぶつかっていって

 

人から喜ばれることを沢山してきた。

 

けど、アンタらは違う。

 

求めてばっかりいる癖に

 

人から喜ばれることを何もしないどころか

 

都合が悪くなれば誰かのせいにして

 

散々逃げてきたじゃない。

 

だからアンタらの元から人が離れていくのよ?

 

 

3バカ『『『……。』』』

 

 

オリシスとマートの言葉に、何も言い返せない3バカは…とうとう黙り込んだ。

 

 

前世での彼らは、これといった才能が無く…勉強も運動も全然できず、容姿もイケメンとは正反対だった。

 

普段から何もせず、ゲームばっかりやっており…そこに登場する美女キャラやアニメ等のヒロイン達とイチャイチャしたいという欲望を抱えていた。

 

勉強も全くやらず、洗濯や風呂掃除、食器洗い等の家の手伝いもしておらず…それどころか、アルバイトやボランティアもしてこなかった。

 

テストで点数が悪かったり、運動会でビリになったり等…自分にとって都合が悪い結果になれば、常に誰かのせいにして、自分にも非があることを一切認めなかった。そのため、周りからは嫌われ…最悪の場合、いじめにもあっていた。

 

そんな人生を生きてきて、この世での暮らしが嫌になった彼らは…自殺をしたのだった。

 

そして、転生世界へとやって来て…神々にありとあらゆる願いを叶えて貰っては、優越感に浸っていた。

 

これに味を占めた彼らは、転生の力を悪用するようになり…幸せを求めるがあまり、他人から幸せを奪ってまで、自分だけ幸せになろうとした。

 

ヒロイン達を我が手中に収める中、彼女達に…いや、様々な人達に何かを与えることはして来なかった。それどころか、与えようともしなかった。

 

この世界の住人達が、そんな自分達からどんどん離れていっていることに気付かず…自分よりも劣っている存在と勝手に決めつけた『神山 直喜』によって、最期は倒された。

 

皮肉なことに…

 

自分より劣っていると思っていた者から

 

自分を越えられてしまう

 

…という、3バカにとってあまりにも悲惨で、最低で最悪な末路であった。

 

 

オリシス『今まで散々見下していた奴に負けるとは…

 

…惨めなものだな。

 

マート『アンタらクズに生きる価値なんて無い…

 

さ、夢から覚める時間よ。

 

 

3バカ『『『~~ッ!!』』』

 

 

オリシスとマートからの皮肉に、3バカは悔しそうに何かを叫びながら…灰となって宇宙空間に消えていったのだった。

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