【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話 作:やさぐれショウ
???「やぁ、調子はどうだ?」
六花「お陰さまで。」
アカネ「あっ、『オリシス』じゃん。私も元気だよ?」
六花とアカネの近くに、何やら見知らぬ若い男性の姿があった。名は『オリシス』…六花とアカネと契約している神である。
アカネ「それしても…この力、スゴいよね~?」
六花「確かに…私、ほぼ全ての
アカネ「私は六花と反対…ほぼ全ての
六花「そうだったね。直喜の大好きなゼアスの技だって使えるし…直喜、喜ぶかな?」
アカネ「私はシャドーの力が使えるよ?直喜君、褒めてくれるかなぁ?」
オリシス「……。」
オリシス(この2人は…直喜と出逢うために、必死になっていたな……今では、●●●●を圧倒するほどの強大な力を持っている。)
オリシスは…直喜を失った時の2人の様子を知っている。
かつて…何の変哲も無い、普通な生活を送っていた。その中で、2人は神山 直喜という人物と出逢った。六花は、あまりにもオドオドしている直喜と、嫌々接しており…アカネは「不思議な人だなぁ…」と思うだけで、あまり興味を示さなかった。かつての直喜は、六花の実家のリサイクルショップでアルバイトをしていた。彼女が体調を崩せば、真っ先に自分が代わりにやると率先して行動したり…頑張り屋な彼に、六花は次第に心を惹かれていった。アカネはウルトラ怪獣ファンでおることを打ち明けられずにいた時、自分もウルトラ怪獣ファンであると言った事で意気投合し……ありのままの自分を受け入れてくれた彼に、次第に心を惹かれていった。しかし、そんな時…悲劇が起こった。
ある日、直喜が死んでしまったのだ……段々身体が冷たくなっていく直喜を、六花とアカネは何もできず、ただ…看とる事しかできなかったのだ。悲しみに暮れる2人の目の前に現れたのが、『オリシス』だった。オリシスが神であることを知った2人は、涙ながらに…
…と、望んだが…オリシスは「それはできない」と拒否…それでも、「直喜に会いたい!」「何でもするから、直喜に会わせて欲しい!!」と懇願する2人を見て…オリシスは彼女達と契約した。直喜と再会させることを約束し、彼女達に強大な試練を与えた。それこそが、転生世界にいる『●●●●』の退治である。初めは、やられてばかりいた六花とアカネだったが…無茶な修行を続けて、格闘戦が得意となり……更に無理して過激な特訓を繰り返していた結果……六花とアカネに、不思議なことが起こった。
六花には、乳白色の眩い光が宿り…アカネには、黒色の鈍い光が宿ったのだ。その光が宿ったことで…2人は強大な力を身に付けたのだった。六花は、『ほぼ全ての
様々な次元を旅しながら、●●●●を退治し…漸く、愛しき彼と出逢うことができた。六花とアカネは彼を見て、大喜びをしたが……彼は2人のことを覚えていなかったのだ。それを知った時、六花とアカネは再び悲しみに飲まれると思っていたオリシスだったが……
『彼が忘れてしまっているなら、また友達になれば良い。』
…と、アカネが言ったため…六花も彼女の言う通りと判断し、喜びに浸るようになった。
六花「ねぇ…私らの高校に来たアイツら……絶対直喜の命を狙ってるでしょ?」
オリシス「何故そう思う?」
六花「だって…直喜にイチャモンをぶつけたり、スゴい表情で直喜を睨み付けてるんだもん。特に…Aだったっけ?…直喜が差し伸べた手を、アイツ…!!」ギリリリ……
アカネ「六花、血が出てるよ?」
六花が強く握りしめた右手の拳からは、真っ赤な血がポタポタ…と、地面に落ちていた。
アカネ「ねぇオリシス…直喜君のマンション前に現れたアイツ、殺しちゃっても良いかな?」
オリシス「それでは、直喜に嫌われてしまうぞ?」
アカネ「えぇ~!!それはやだぁ!!」
直喜を襲おうとする3人の転生者を、アカネは一刻も早く葬ってやりたいと思っていた。しかし、そうしてしまえばもう…直喜に会えなくなってしまう。
オリシス(掟は守ってもらわねばならない…殺人を犯せば、この2人は二度と直喜には会えなくなる。しかし……)
オリシス「あの3人は今、
アカネ「因果応報って奴だね…直喜君は必死になって努力していたのに……アイツらは、楽な道ばっかり選んだ挙げ句…甘~い蜜ばっかり吸っていたもんね?」
六花「ホントそれ…てゆーか、アイツら…鼻息荒くしてキモかった……思考を読んでみれば、エッチなことばっか考えてて…吐き気がする。」
アカネ「六花、災難だったね…まぁ、私の前に現れたアイツも六花の前に現れた奴らと、全く同じ考えだったよ?」
六花「うっわ……」汗
口を開けば、AとBとCの悪口ばかり飛んで来る六花とアカネ。
アカネ「ねぇねぇ、それより聞いてよ!ウルトラマンフェスティバルに、直喜君が居たんだ!!」
六花「えっ、マジ!?うわぁ、私も行けば良かった~…!!」
アカネ「でもね、確か…阿部 隆也君だったっけ?その子と話をしてたよ?」
六花「直喜は誰にでも優しいからね、その隆也って奴…変な奴じゃなかった?」
アカネ「変な人だよ、良い意味で。」
六花「どゆこと?」汗
アカネの言葉に、困惑する六花。
アカネ「隆也君…とにかくお節介でね、直喜君のことを心配してるの。『直喜君、新しい友達できたかな?』とか…『直喜君、勉強順調かな?』とかね?」
六花「でもさ…アイツらみたいなクズじゃなくて良かったじゃん。」
アカネ「そだね~♪でも、ちょっとヤキモチ妬いちゃうなぁ……直喜君、隆也君と楽しそうに話してるんだもん。」
六花「そうなんだ…まぁ、私は直喜が楽しければ別に良いんだけどさ。」
隆也と楽しそうに話している直喜を見て、アカネはヤキモチを妬いている。反対に、六花は大人な対応である。
アカネ「もし隆也君を殺したら、直喜君に嫌われちゃうよね…?」
六花「当たり前じゃん、あと懲らしめるのもダメだよ?」
アカネ「分かってるって~、六花ァ…私をどう思ってるの?」
六花「アカネ…あんた、●●●●を退治してる時…狂乱してたじゃん。」
アカネ「そうだっけ?もう、たくさん●●●●を倒してきたし…忘れちゃったぁ♪」
直喜を失ったアカネは…壊れて攻撃的な性格になり、嫉妬心が物凄くなってしまった。六花は精神状態が常に不安定であり…周囲には平然を装っているが、1日に1回は直喜の顔を見ないと、途端にギャン泣きしてしまうようになってしまった。
オリシス「奴らの監視は私に任せろ。君たちはただ、直喜と過ごせる時間を大事にするように。」
オリシスはそう言うと、2人の前から姿を消した。
アカネ「ねぇ六花…久しぶりにさぁ、模擬戦しない?勝ったら、直喜君とプールデートをかけて♪」
六花「その勝負、乗った。言っておくけど…手加減はしないよ?」
六花とアカネは亜空間を生み出し、その中に包まれ…姿を消した。そして、直喜とのデートをかけ…激しく戦いあった。
その頃、とある高級マンションにて……
AとB、Cがエントランスに集まっていた。
転生者 A「お前ら…ひょっとして、六花達を狙って?」
転生者 B「だから何だよ?」
転生者 C「言っておくが…六花ちゃんとアカネちゃんは、俺の嫁だからな?邪魔するなら、神山もろとも消すぞ?」
3人は、推しのヒロインを我が物にすることが目的であるため…互いに敵視していた。そこに……
オリシス「誰を消すって?」
オリシスが姿を現した。
転生者 B「お、お前は…!?」
転生者 A「おい!どういうことだ!!六花もアカネも、俺には全く見向きもしねぇじゃねぇか!!」
転生者 C「てめぇが何かしてんだろ!?それか、神山の奴が六花とアカネを洗脳してるんだろ!?」
AとCの言葉に、オリシスは「バカいえ」と言う。
オリシス「何もしていないぞ?彼女達が直喜に優しいのは、彼女達の愛情表現さ。六花とアカネは…それに、なみことはっすも…亜子も蘭萌も…直喜を我が子のように可愛がっているんだ。お前達には、何故それが分からない?」
転生者 B「ふざけんな!!六花ちゃんもアカネちゃんも…なみことはっすも、亜子も蘭萌も俺の嫁だぁ!!」
転生者 A「納得行かねぇよ!!それなら、俺と神山の立場を入れ替えろ!!」
転生者 C「何なら、俺に六花達を洗脳する力を寄越しやがれ!!」
3人に怒鳴り声に、オリシスは「ふっ…」と鼻で笑う。
オリシス「それはできない相談だな。そもそも、他者を洗脳する力は、既に最高神が封印している。どちらにせよ、お前達に与える力は何も無いんだよ。」
転生者 C「ふざけんな!!俺は幾多の世界を救ってきた勇者様だぞ!!」
オリシス「なら、その力を使えば良いだろう?そんなに堂々と自分を勇者様(笑)と言えるならなぁw」
転生者 B「てめぇバカにしてんのか!?」
オリシス「それだけは理解しているようだな?そうさ、私はお前達をバカにしているともww」
転生者 A「んだとゴラァッ!!」
Aがオリシスに殴りかかったが…攻撃はオリシスの身体をすり抜け、壁を殴ってしまい…右手を怪我してしまった。
オリシス「ハハハハハwww所詮は偽りの力に溺れて、現実と夢の区別もできなくなった落ちこぼれ…ということか…随分とまぁ、無様な光景だ。では、精々負け組ライフを満喫するが良いw」
オリシスはそう言うと、姿を消した。その後、3人の汚い叫び声が響き渡ったのは言うまでもない。
奇行を起こし続けるそんな3人を、正気が無いと周囲の人は感じ、後日…ツツジ台高校にクレームが殺到するのは、別の話である。
ED~ASH DA HERO『Everything』~♪
人物紹介…
宝多 六花…15歳、女。
高校1年生。
身長…155cm
能力…ほぼ全てのウルトラマン(光の巨人)の技を使うことができる
今どきの女子高生ながら少しクールな雰囲気を漂わせる少女であり、何処か気怠げな口調が特徴。普段は直喜を我が子のように可愛がっているが、直喜と2人きりになると…彼にアプローチを積極的に仕掛けたり、甘えてくることもある。スマホに保存してある直喜の写真を見るのが、毎日の日課。
直喜のことを異性として好きになっており、少なくとも1日に1回は彼の顔を見ないと、途端に泣き出してしまう程である。
今では、アカネと共に様々な世界にいた●●●●を倒して来ており、高い戦闘力を身に付けている。直喜を傷付けようとする者は、誰であっても決して許さない。
CV…『宮本 侑芽』さん