【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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●●●●について、この物語で明らかにします。


原作&オリジナルストーリー編
第81話 六花の過去と力


東京都にあるとある街『ツツジ台』で暮らす少女『宝多 六花』と『新条 アカネ』……一見、普通の女の子に見える彼女達だが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつての六花とアカネは、ツツジ台に住むごく平凡な女子高生だった。直喜とも会っていたのだが……あまりにもオドオドしている直喜を、六花は嫌々ながら接していた。アカネは変わった人と思うだけで、それ以上の関心は無かった。直喜は六花のリサイクルショップでアルバイトをしており、六花と関わっていたのだが…客がいない時は物凄くオドオドして、客がいるときは抑えてはいるものの…未だオドオドしている直喜に、六花は正直…嫌気が差していた。

 

六花『ねぇ、神山君。いい加減さ、そんなにオドオドするのやめたら?別に何にも悪いことしてないんでしょ?だったら堂々としてれば良いじゃん。』

 

直喜『あ、ご…ごめん……』

 

六花『ほら、またオドオドしてる。』

 

これだけではなく、直喜は何をするにも失敗ばかりし…足を引っ張ってばかりいた。六花はそんな直喜にイライラしてしまい、強く当たってしまうこともあった。次の日、直喜はもう来ないだろうと思っていた六花だったが…直喜はちゃんと来た。「何でまた来たの?」と問い詰めたところ、直喜は……

 

 

直喜『は、早く…いち、一人前に…な、なりたい…から……!』

 

 

…と、言った。そして、バイトでは前回の失敗をしなくなっていた。その後も、次第に失敗することが減ってきていた。

 

六花(ふーん、ちゃんと努力してきたんだ…)

 

この出来事がきっかけで、六花は直喜への見方が少しずつ変わってきていた。ある日、六花は体調を崩してしまい…リサイクルショップで働けなくなったことがあった。そんな彼女の代わりにバイトに入ったのが、直喜だったのだ。中々体調が回復しない中、直喜は必死になって働いていた。

 

六花(ど、どうして…私は神山君を邪魔だって思ってたのに……あんなにキツい言葉浴びせたのに…)

 

そんな彼を遠目で見ていた六花は、母親の織江と直喜の会話をこっそり聞いていた。そこで知ったことは……

 

直喜『ぼ、僕……し、失敗、ばっかりして…お、怒られ…ちゃいました、けど……た、宝多さんに…た、助けられていたので…ちょ、ちょっとでも…力に…な、なりたかった…です……』

 

直喜は自分の力になろうとしてくれていたことだった。何故そこまでして力になろうとしているのか、六花には分からなかったが…それを知って以来、次第に直喜に好意を抱くようになった六花。だが、その数週間後……直喜はバイト帰りに、通り魔に襲われて命を落とした。場所は、丁度隣の家…つまり、アカネの家の目の前だった。

 

六花『か、神山君…!!』

 

直喜『た、宝多…さ、ん……』

 

六花『喋らないで!!すぐに救急車が来るから…!!』

 

直喜『ぼ、僕……あしを…ひっぱっ、て……』

 

六花『そんな事無い!』

 

直喜『ご、ご、め…ん…ね……』

 

その言葉を最期に、直喜は六花とアカネに看取られながら…命尽きた。

 

六花『ね、ねぇ…う、ウソだよ、ね……ねぇ、神山君…!?』

 

いくら呼び掛けても、直喜はぐったりと目を閉じたまま…何も反応を示さない。

 

六花『い、嫌だよ…死んじゃ嫌だよ……直喜…ねぇ、直喜…!!』

 

その後、救急車が到着したのだが…直喜は搬送先の病院で死亡が確認された。身寄りが誰もいなかった直喜は、無縁仏として埋葬された。

 

六花『……。』

六花(直喜には…甘えられる人が、誰もいなかったんだ……きっと、寂しかったんだろうな……それなのに、私…私ッ!!)

 

直喜が亡くなって以来、六花は自室に閉じ籠ってしまい…外にも出なくなってしまった。部屋の中で泣いてばかりいた彼女の前に、とある人物が姿を現す。

 

オリシス『貴様が宝多 六花か…私はオリシス、神である。』

 

それが、オリシスだった。

 

六花『か、神様…ねぇ神様、お願いします……直喜を、直喜を生き返らせてください!!』

 

冷静な判断力を失っていた六花は、大粒の涙を流しながらオリシスにお願いをする。しかし……

 

オリシス『それは出来ない相談だ。』

 

…と、オリシスは拒否……

 

六花『お願いします!!どうしても、どうしても直喜に会いたい…何でもしますから、直喜に会わせてください!!』

 

それでも「直喜と会いたい、お願いします」と懇願する六花。直喜を蘇らせることはオリシスにとっては容易いことだが、とある決まり事でそれは出来ないのだ。代わりに…

 

オリシス『私と契約しないか?私と契約すれば、その直喜という人物に会わせてやっても良い…』

 

オリシスの言葉に、希望を感じた六花は思わず笑顔になる。

 

オリシス『貴様には“ツミビト”の討伐を命じる…それを実行してくれるのであれば、直喜に会わせてやる。』

 

オリシスの言葉に、六花はすぐに「やる」と言った。すると、六花の身体中に光が発生し…次の瞬間……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

六花『…ぅん…?…ここは……?』

 

見知らぬ世界に降り立っていた。

 

アカネ『あっ、六花!』

 

六花『…えっ、あ、アカネ!?』

 

そこには、六花だけでなく…何故かアカネの姿もあった。

 

オリシス『さて…今から貴様らには、この世界を徘徊する悪質転生者“ツミビト”を討伐して貰おう。倒すのではない、殺すのだ…殺すことで、ツミビトをこの世界から追い出すことができるからな。情けは無用だ、良いな?』

 

六花『…は?こ、殺す…?』

 

アカネ『ふーん、そうすれば良いんだね?』

 

オリシスの言葉に、言葉を失う六花…反対に、アカネは彼の言葉をすぐに理解し、持っていたカッターナイフをカチカチと鳴らす。その後、すぐにツミビトがいる現場に飛ばされた六花とアカネ……

 

 

ツミビトA『うっほぉ!!おいおい、この世界にSSSS.GRIDMANのヒロインが2人も!?』

 

ツミビトB『しかも六花とアカネじゃん!?どれも推しのヒロインだからなぁ、コイツはラッキーだ!!』

 

 

ツミビトと思われる2人は、顔を赤く染め…いかにも下心丸出しの顔をしていた。

 

六花(あの顔…明らかに性的な目で見られてるよね……キモいんだけど…)汗

 

どうしようかと思っていると、アカネがカッターナイフを持って2人へと走っていった。

 

六花『あ、アカネ待って!!』

 

ツミビトAは、何やら黒い触手のような物を地面から出すと…

 

パシィッ!!パシィッ!!

 

アカネを瞬時に捕らえた。

 

アカネ『ッ!?』

 

ツミビトA『オレはなぁ…可愛い子の身体に傷をつけることが好きなんだよなぁ…デヘヘヘ、傷だらけの子は魅力的だぁ!!』

 

ツミビトAはそう言うと、アカネを地面に何度も叩きつけ…その後、アカネの腹部を中心に打撃を繰り出す。

 

アカネ『ッ!?ヴッ!?』

 

ツミビトA『オラオラァ!!パーティーはこっからだぜぇぇええ!?』

 

ドスッ!!ドボォッ!!

 

アカネ『ゴプッ!?ゴハァッ!!』ポタッ…ビチャッ!!

 

ツミビトAから、腹部を集中攻撃されたアカネは…地面に血を吐いた。その後、ツミビトAの不気味な触手で攻撃され…遂にはボロボロになってしまう。

 

六花『あ、アカネ…!!』

 

アカネ『う、うぐ…はっ……はっ……!』

 

身体中に傷やアザができているアカネは、もう既に瀕死の状態…そんな彼女を見て、漸く六花も動けるようになった。アカネの近くに落ちているカッターナイフを手に取ると…

 

六花『うあああああああああ!!

 

雄叫びを上げながら、ツミビトA目掛けてナイフを突き刺そうとダッシュで突撃していく。しかし……

 

六花『ッ!?』

 

ツミビトB『六花ちゃん、オレの相手してくれよなァ?』

 

ツミビトBは右手を六花に向け、念力で彼女を捕らえた。そして、ツミビトBの元に引き寄せられてしまう。

 

ツミビトB『ははぁ~ん、オレも六花ちゃんを傷だらけにしちゃおうかなぁ~♪』

 

六花『ッ!!?』

 

ツミビトB『心配すんなってぇ、顔は傷付けたりしねぇからさ♪』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリシス『……。』

 

結局、六花とアカネはツミビトに勝てず、むしろ返り討ちにされてしまった。危うく犯されそうになった彼女達を助け、手当をしたオリシス。

 

六花『…は……はっ……』フーッ…フーッ……

 

アカネ『ゲホッ…ゴフッ…かはぁ……』

 

傷やアザだらけになった六花とアカネは、身体中に包帯に巻かれ…苦しそうにしている。

 

オリシス(今のこの者達に、ツミビトの相手は…ハードルが高すぎたか……)

 

瀕死の2人を見たオリシスは、彼女達にある光景を見せることにした。

 

 

 

ある光景を見せた次の日…

 

オリシス『どこへ行く?』

 

六花『き、決まってんじゃん…修行だよ、修ぎ…ゴホッ!!』

 

アカネ『や、やんないと…ガハッ!!』

 

オリシス『その身体で修行をするのは無茶だ、死ぬぞ?』

 

六花『それでも!!…わ、私は…な、直喜に……!!』

 

アカネ『直喜君に…会えるなら……!!』

 

オリシスの忠告に聞く耳を持たず、六花とアカネは修行へと向かうようになった。オリシスが彼女達の様子を見に行くと…

 

 

アカネ『六花ぁ…私、もう無理だよぉ…!!』

 

六花『何言ってんの!?直喜に会いたいんでしょ!?ほら、もう1回!!』

 

アカネ『!!』

 

 

彼女達は普通ではあり得ないような無茶な特訓をし続けていた。弱音を吐くアカネを叱咤し、特訓を再開する六花。

 

六花『ゲホッ!!うぐ……』

 

アカネ『六花、さっきまでの勢いは?全部嘘だったの?ねぇ?』

 

六花『グプッ…そ、そんな訳…無い、でしょ…!!』

 

どれだけ身体中が痛くても、どれだけ血を吐いても…六花とアカネは特訓を続けた。それも、寝る時間や食事の時間を削ってまで……1秒でも早く、直喜と会いたいという思いを乗せ…散々無茶をしていた。

 

次の日……オリシスが彼女達の様子を見に行くと…

 

六花『ゼェ……ハァ……』

 

アカネ『ヒュー……ヒュー……』

 

そこには、疲労困憊の六花とアカネが仰向けで倒れていた。

 

オリシス(この者達は、そこまでして直喜とやらに会いたいのか…不思議だな、人間という生き物は……)

 

六花『ゼェ…あ、アカ…ネ……』

 

アカネ『…り、…りっ…か……ヒュー……ヒュー……』

 

オリシス(しかし、人間の寿命は非常に短い…今ここでこの者達に死なれてしまっては都合が悪いからな……)

 

そう感じたオリシスは、ボロボロになった2人に右手を突き出し、怪しげな呪文を唱え始めた。

 

オリシス(この者達にはツミビトを退治して貰わなければならない…その間、不老不死になってもらおう……直喜の所に戻れたのなら、この呪いを解除しよう……)

 

 

 

その後、この世界の学校に転校生としてやって来た六花とアカネ……彼女達は別々のクラスになったが、そこにはツミビトがいた。ツミビトは六花とアカネを見や否や、しつこく声を掛けてきたが…六花とアカネはスルーを続けた。そして、隙を見せるのを待ち続けた。

 

 

~六花 side~

 

 

六花(昨日のアイツとは別の奴だったけど…私の友達を傷付けたんだし……)

 

六花はツミビトから後をつけられていることを見抜き…ツミビトを誘い出すため、人がいない場所へ向かった。案の定、ツミビトは六花に襲い掛かって来た…

 

六花『はっ!!』ドゴォッ!!

 

ツミビト『!?』

 

しかし、無茶な特訓をしたおかげか…返り討ちにできた。その時……

 

ツミビト『てめぇ…大人しくオレの物になっときゃあ良かったのになぁ?悪い子には、お仕置きしちゃうぜぇ?』

 

相手は何やら赤黒い光を放つビーム状の鞭を出し、六花に打ち付けて来た。

 

六花『ぐっ!?がはっ!!』

 

ツミビト『おらおら!!どうしたその程度かぁ!?なぁ!?なぁ!!』

 

六花『…ッ!!』

 

またしても、ツミビトに敵わなかった六花…そこにオリシスが姿を現し、ツミビトが出した鞭を掴んだ。その後、両目を光らせ…ツミビトの動きを封じた。

 

オリシス『退却するぞ。』

 

その隙に、六花を助け出し…彼女と共に姿を消した。

 

 

 

六花『また…また勝てなかったんだけど…!!』

 

オリシス『宝多 六花よ……力が欲しいか?』

 

六花『…は?』

 

オリシス『ツミビトを倒すための力が欲しいかと聞いている。』

 

六花『……。』

六花(今の私じゃ、奴らには敵わない…それは分かってる、でも……私は、どうしたら……)

 

自分の無力さを感じ、俯いて泣き出してしまう六花。それから六花は、独自で特訓を重ねるようになった。部活動には入らず、勉学と特訓を両立しながら己を鍛える。

 

 

 

別の世界でも…様々な仕事と特訓を両立し続け、己を鍛えてきた六花。時は10年…50年…100年……そして、1000年が経った……その時、不思議なことが起こった。

 

 

ピカァァアアアアアアアアッ!!

 

 

六花『…何、この光…?』

 

六花の元に、乳白色に輝く目映い光が降りて来たと思うと…それは、六花の身体を包み込んでいった。

 

六花(温かい…何だろう、この光……ッ!?)

 

その時…六花の身体が熱くなったが、すぐにそれは治まった。

 

オリシス『ッ!?こ、これは…!!』

 

六花『な、何だったの…今の……』

 

オリシス『六花、あの岩を壊してみるんだ。腕を十字に組んで…』

 

六花『腕を十字……ま、まさか…』

 

六花は大きい岩の方を向くと、腕を十字に組む。すると…彼女の腕からは青白い光を放つ光線が発射され、岩は木っ端微塵になった。

 

六花『い、今のって……』

 

オリシス『あぁ…『スペシウム光線』だ…!!』

 

六花『それって、直喜の大好きな…ウルトラマンの…!?』

 

それは、初代ウルトラマンが使用する必殺技『スペシウム光線』だった。その時、六花の前に1人のツミビトが姿を見せる。

 

ザッ…

 

ツミビト『何の音だと思って来てみたが…お前、SSSS.GRIDMANの宝多 六花じゃん!!へへっ、オレの嫁になれぇ!!』ダダダッ!!

 

六花『はぁっ!!』ドゴォッ!!

 

襲い掛かって来たツミビトに対し…六花は深紅のエネルギーを足に纏い、蹴り技を繰り出した。

 

ツミビト『ぶぇっ!?い、今のは…う、ウルトラマンレオの…!?…く、くそぉっ!!』

 

ツミビトは両手から稲妻光線を発射する。

 

六花『ふっ!!』

 

六花はバリア技『リバウンド光線』を発動し、ツミビトの攻撃を難なく防いだ。

 

ツミビト『な、何!?』

 

動揺するツミビトに、六花は立ち向かい…肉弾戦を仕掛ける。

 

六花『せいっ!!やっ!!』ドゴッ!!ドゴッ!!

 

それは、ウルトラマンレオが戦闘時に使う『宇宙拳法』だった。

 

ツミビト『ッ!?』

ツミビト(ちょっと待て…六花は非戦闘ヒロイン!!なのに、なんで戦うんだ!?しかもめちゃくちゃ強ぇし…!!)

 

宇宙拳法のみならず、様々な格闘技を駆使しツミビトを追い詰める六花。

 

ツミビト『く、くそぉ…このままじゃ!!』

 

ツミビトは右腕を光らせ、再び光線を放とうとする。それを瞬時に見抜いた六花は、右手にスペシウムエネルギーを纏わせると、青白い丸ノコ状にしてツミビト目掛けて飛ばした。初代ウルトラマンが使う技八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)だ。六花が放ったウルトラスラッシュは、ツミビトの右腕を切り落とした。

 

ツミビト『うぎゃぁぁああああああ!!ブシュゥゥウウウウウウッ!!

 

ツミビトの右腕が切り落とされ、傷口からは真っ赤な鮮血が勢いよく噴き出した。すかさず六花は、腕を十字に組み…ツミビト目掛けて青白い光を放つ光線『スペシウム光線』を発射した。

 

ツミビト『ッ!?』

 

ツミビトは大爆発に包まれる。

 

六花『や、やったの…?』

 

オリシス『あぁ、よくやった。』

 

ウルトラマンの技が使えるようになり、順調にツミビトを倒せるようになった六花。別の世界では、ウルトラマンエースの必殺技『メタリウム光線』でツミビトを撃破した。次の世界では、ウルトラマンティガ及びウルトラマントリガーの必殺技『ゼペリオン光線』でツミビトを撃破…その次の世界では、ウルトラマンオーブ(スペシウムゼペリオン)の必殺技『スペリオン光線』でツミビトを難なく撃破……ほぼ全ての光の巨人(ウルトラマン)達の技を駆使して、ツミビト退治をしてきた六花。彼女と共に戦ったアカネは、ほぼ全ての闇の巨人の技を駆使して、ツミビトを次々と撃破した。

 

 

 

ツミビトを倒し続けて更に数1000年の時が経った頃……

 

オリシス『六花、アカネ…そろそろ直喜に会いたくは無いか?』

 

六花&アカネ『『ッ!!』』

 

遂に、念願の直喜と対面する時がやって来たのだった。そして、自分達が生きていた時代と同じSSSS.GRIDMANの世界へとやって来た。

 

六花『……。』

六花(本当に戻って来れたんだ…何だろう、不思議な気分だな……)

 

直喜と会えない日が、数千年続いたが…不思議と、長いとは感じていなかった。六花は机に向かうと、数千年の旅をしながら書き上げたノートを広げる。そこには…

 

 

直喜と会ったら、やりたいこと

 

 

…と、タイトルがあり…ページを開くと……

 

 

直喜に話し掛ける

 

直喜と話をする

 

直喜と一緒に登校する

 

直喜と一緒に下校する

 

直喜と一緒に出掛ける

 

直喜と一緒に写真に写る

 

 

…等々、直喜と出会ったらやりたいことがいくつも書かれていた。それを見終えた六花は、家を出て…愛しき彼を探しに行った。

 

直喜を発見したのは、夕方になった頃だった。

 

六花(…いた!)

 

買い物から帰っている直喜を見つけた。

 

六花(直喜…良かった、生きてる……ちゃんと生きてる…!!)

 

直喜を一目見た六花は、嬉しさのあまり…目にいっぱい涙を浮かべていた。買い物袋を下げた直喜は、自宅と思われるマンションへと入って行った。

 

 

 

直喜を見つけた六花は、アカネに電話で報告する。そこで、驚きの事実を告げられた。

 

アカネ『あのね六花…直喜君、私達と関わっていた時の記憶を無くしてるんだって。だから、私達のことを覚えてないと思う。』

 

確かに直喜は生きていた…だが、何故か六花とアカネと関わっていた記憶が無くなっているのだ。

 

六花『そ、そんな…』

 

アカネ『でもね、また友達になれば良いじゃん♪ね、六花?』

 

六花『…アカネ……』

 

アカネの言葉を聞いた六花は…

 

 

六花『そうだよね、アカネの言うとおりだよ♪』

 

 

…と、納得し…その日はゆっくり身体を休めた。

 

 

 

次の日…六花は早起きすると、直喜の様子を見に行った。

 

直喜『し、しまった…ぱ、パンを買い忘れてた…!!』

 

何やら慌てた様子でマンションから出てきた直喜は、近くにあるパン屋に駆け込み…いくつものパンを買って出てきた。

 

六花(んもぅ、直喜ったらおっちょこちょいなんだから♪)

 

そんな直喜を尾こ……いや、直喜を見守っていた六花だったが…直喜の背後から、怪しい男が迫っているのが見えた。

 

六花『ッ!!』

六花(アイツはまさか…)

 

そして、男がナイフを取り出した瞬間……

 

 

ガシッ!!

 

 

男『ッ!?』

 

ナイフを持った右手をがっちりと掴んだ。その後、男を投げ飛ばし…ハンドビームでナイフを破壊した。

 

直喜『へっ!?な、なに…?』

 

ビックリした直喜は、電柱に隠れた。そんな彼に背を向けたまま、六花は構えを取る。そして、殴りかかろうと襲ってきた男を、返り討ちにし始める。

 

直喜『!!』ダッ!

 

その隙に、直喜は自宅マンションへと逃げ帰った。

 

六花(今だね…!)

 

六花は合わせた手の先から稲妻状の光線を発射した。これは、ゾフィーが使用する必殺技『Z光線』だ。

 

男『あびゃびゃびゃひゃ!!?』

 

光線を浴びた男は強烈な痺れにより、身動きができなくなった。

 

六花(これなら、直喜のことを守れる…直喜、もし願いが叶うなら…私はもう1度……)

 

心の願いを秘めた六花は、直喜と同じ高校に通えるのを楽しみにしていた。

 

え?直喜を襲おうとしていたさっきの男はどうなったって?

 

 

六花がポリスメンに通報して、無事に捕まりました♥️




ツミビト…悪質転生者の通称で、数多くの悪さをしてきた者達。転生の力を悪用し、様々な世界を行き来していた。ヒロインの寝取り、他の転生者や原作主人公の殺害等、多くの罪を犯し、数多の転生世界を壊してきた。神々から注意を受けても反省せず、それどころか開き直り、また同じ事を繰り返すばかりであった。

六花やアカネらが退治していた事で、ツミビトの数は大きく減った。
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