【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話 作:やさぐれショウ
今日は祝日であるため、学校は休みだ。直喜は夢芽にフジヨキ台に遊びに行くことをL○NEで知らせ、電車でフジヨキ台駅へと向かった。
やがて、フジヨキ台駅に到着し…改札を出ると、夢芽を初めとするメンバー達が直喜を出迎えた。
ガウマ「おぉ来たか直喜ィ!!」
直喜「こ、こんにちは…ガウマさん…!!」
蓬「久しぶり、直喜君!」
直喜「う、うん…麻中君…!!」
夢芽「皆直喜に会いたいってさ、だから皆で来ちゃった♪」
ちせ「直喜先輩、ご無沙汰してます!!」
暦「夏祭り以来だよね?」
ガウマ隊のメンバーに出迎えられた直喜。続いて……
オニジャ「んなっ!?が、ガウマに負けた…」チーン…
オニジャを先頭に、怪獣優生思想の4人が到着した。悔しがるオニジャに、あっかんべーをするガウマ。
直喜「あっ、そうだ…ねぇ、シズム君……あれ以来、ベンゼン星人の動きは、どう…?」
シズム「ベンゼン星人は倒れたよ。でも、残るレディベンゼン星人の足取りが中々掴めないんだ…」
ムジナ「私達の円盤生物が調査をしてるんだけど…全然見つからないんだ。」
主に、フジヨキ台では…ダイナゼノンと円盤生物を使役する怪獣優生思想が、ここに現れた怪獣と戦っている。
直喜「ツツジ台では、変わった怪獣が何体か出て来て…でも、やっつけた…そっちは?」
ジュウガ「こっちには歴代ウルトラマン作品に登場した怪獣が度々現れるようになりました。」
ツツジ台には、全く新しい怪獣が現れることに対し…フジヨキ台には、ウルトラマン作品に登場した怪獣や超獣が現れるようになった。ダイナゼノンと怪獣優生思想が戦って、何とか倒せてはいるが……
ジュウガ「肝心の黒幕が誰なのか、未だに分かりませんね…怪獣を倒しても、特に手掛かりは無しです。」
ガウマ「いや、黒幕はレディベンゼン星人じゃねぇのか?」
ジュウガ「その確証が無いんですよ。」
恐らく、この事態を抜粋させている犯人は『レディベンゼン星人』と仮定しているが…まだ奴が犯人である決定的な証拠が無いのだ。
ちせ「話変わりますけど…直喜先輩、聞いてくださいよ!!」
直喜「ど、どうしたの?」
ちせ「この間、社会の小テストがあったんですけど…ジブン、満点取りましたよ!!」
直喜「ま、満点!?へぇ、スゴいじゃん!!」
ちせ「うへへぇ~…ハッ!?ジブン、頑張りました♪」
直喜に褒められ、ご満悦な様子のちせ。彼女は直喜から褒められると、すっごく喜ぶんだよ?
夢芽「……。」
夢芽(なんか、ちせちゃんばっかりズルいな……)
褒められて喜ぶちせを見て、ヤキモチを妬く夢芽。
暦「ちせ…前は不登校だったのに、今じゃ急激に頭良くなったんだよね……直喜君、どんな教育したの?」汗
直喜「教育って、ちせちゃんが自分で決めたことだと思います…」汗
暦からの質問に困惑しながら返答する直喜。直喜と合流したメンバー達は、あの場所へと向かった。
直喜「よっと…どうもありがとう、ゴルドバーン。」
ゴルドバーン「グルルッ♪」
直喜「ちょっ、擽ったいってw」
直喜とちせと夢芽はゴルドバーンに乗って、蓬と暦とガウマはオニジャが使役するサタンモアに乗って、ムジナはブラックテリナに、シズムはアブソーバに、ジュウガはブラックガロンに乗って『秘密の場所』に到着した。
直喜(ここ、僕が家出しちゃった時に…お世話になった場所だなぁ……)
ウルトラマンシャドーに負けたことがきっかけで…戦意喪失し、鬱状態になった直喜…そんな時、夢芽に誘われてやって来た場所が、この秘密の場所である。小さな映画館がある地下室に、ツリーハウス等々…秘密基地のような居心地の良い場所だ。
サタンモア「……。」フワァ…
オニジャ「あっ、おいサタンモア?どこ行くんだよ?」
オニジャ達を降ろしたサタンモアは小さくなり、直喜の方に向かって飛んでいく。
ムジナ「ん?あっ、ブラックテリナちゃん?」
シズム「あれ、どこ行くのアブソーバ?」
ジュウガ「どうしたんだ、ブラックガロン?」
サタンモアを追いかける形で、ブラックテリナもアブソーバもブラックガロンも小さくなり、直喜の元へ飛んでいく。
サタンモア「!!」
サタンモアはまるで「退け!!」と言っているのか…ゴルドバーンに威嚇している。サタンモアと共に、ブラックテリナもアブソーバもブラックガロンもゴルドバーンに威嚇を始める。
ゴルドバーン「グルルルル…!!」
ゴルドバーンも唸り声を上げ、円盤生物達に威嚇を始める。
直喜「えっ?…あっ、ちょっと喧嘩はダメだよ!?」
直喜がそう言うと、威嚇しあっているゴルドバーンと円盤生物達はすぐに威嚇を辞めた。その後、小さくなった4体の円盤生物は、直喜の周りを旋回し始める。
直喜「えぇっと、どの円盤生物が誰のなのか…わかんないなぁ……」汗
混乱し始める直喜に、怪獣優生思想は言う。
ジュウガ「ブラックガロンは俺が使役しています。後、ブリザードと星人ブニョも。」
オニジャ「サタンモアは俺が使役してる。他にはハングラーとブラックエンド。」
ムジナ「ブラックテリナちゃんは私が使役してるよ。後、ノーバちゃんとブラックドームちゃんもね。」
シズム「アブソーバは俺が使役してるんだ。シルバーブルーメとデモスもね?」
直喜「へぇ…でも、どうして円盤生物と仲良くなれたの?」
4人「「「「……。」」」」汗
直喜の質問に、どう返答しようか困り始める怪獣優生思想。
ジュウガ「どうします、直喜になんて説明します?」汗
オニジャ「いや、どうするって言われたって…どーしよっか…」汗
ムジナ「そういえば円盤生物達について説明してなかったっけ…?」汗
シズム「いや、正直に言っても良いんじゃない?直喜は俺達のベストフレンドなんだからさ……」汗
何やらヒソヒソと話している怪獣優生思想の4人を見た直喜は…
直喜(あれっ、もしかして…聞いちゃいけなかったこと聞いちゃったかな…?)汗
…と、自分を責め始めかける。すると、ブラックテリナが直喜の肩をトントンッと叩く。
直喜「…?」
直喜が振り向くと、ブラックテリナは外殻の中に触手を入れ…大粒の真珠を1つ取り出し、直喜に差し出した。
直喜「えっ、くれるの?」
ブラックテリナ「♪」
直喜「あ、ありがとう…ブラックテリナ……」
直喜がブラックテリナから受け取った真珠は、『白蝶真珠』のように金色の光沢がある。
直喜「うわぁ、キレイだなぁ…!!」
真珠を手に取ったことの無い直喜にとって、生の真珠を手にすることは貴重な経験になったようだ。
ムジナ(ブラックテリナちゃん、ナイス!!)
グッドサインを見せるムジナに、ブラックテリナは『やったよ♪』と言うように微笑んだ。小さくなった円盤生物達とふれあう直喜は、すっかり笑顔を取り戻していた。
ジュウガ(俺達がまだ、怪獣使いとして人類に牙を剥いていた時…直喜だけはいつも、俺達に笑顔を届けて……)
オニジャ(俺ら、直喜の笑顔に何回助けられたんだろうな……)
ムジナ(こんな私達と、友達になろうとしてくれたのに…私、直喜に『ありがとう』って言えなかったな……)
シズム(誰にでも優しい直喜こそ、俺達にとって…最初で最後の『ベストフレンド』なんだよね…)
直喜の笑顔を見て、怪獣優生思想の4人は悲しげな笑顔を浮かべていた。彼らは直喜のことを、『ベストフレンド』と呼んでいる。
その真相は、別の機会にお話ししよう…
ED~ASH DA HERO『Everything』~♪