【完結】駄目な部分が目立つ転生者が、何故か周りから好かれる話   作:やさぐれショウ

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OP~オーイシマサヨシ『インパーフェクト』~♪


第98話 台高祭の後は…

ツツジ台高校で数年ぶりに開催された『台高祭』は、大成功に終わった。ちなみにだが…後夜祭では、男装&女装コンテストが開催され、直喜と六花が優勝した。六花はクールな雰囲気が、直喜は『スマイルスマイル』が好評だったようだ……レディベンゼン星人が放ったメカグールギラスも、ゼアスとナイスによって倒されたことで、青春の舞台は守られた。

 

 

 

日曜日…

 

オニジャ「おーい、直喜ー!!」

 

この日はウルトラマンフェスティバルの日…直喜は怪獣優生思想の4人を誘ったのだ。直喜に誘われたことが嬉しかったのか、4人は皆笑顔を見せている。

 

直喜「皆にも紹介するよ。こちら、僕の友達の『阿部 隆也』君だよ。」

 

隆也「初めまして!俺は阿部 隆也、よろしく!!…って、台高祭の時に顔を見たと思うがw」

 

シズム「よろしく、俺は怪獣優生思想のシズム。」

 

ムジナ「同じく怪獣優生思想のムジナよ。」

 

オニジャ「俺はオニジャってんだ!」

 

ジュウガ「ジュウガです。」

 

直喜(か、隠さないんだ…)汗

 

シズムが怪獣優生思想と言うのだから…直喜は戸惑っていた。

 

隆也「ん?待てよ、怪獣優生思想ってことは……」

 

直喜(た、隆也君…何て言うんだろう……?)ドキドキ…

 

 

隆也「成る程…つまり、ウルトラ怪獣が大好きなんだな!!」

 

 

そう言ってニカッと笑う隆也。彼の言葉に、1人ホッとする直喜。

 

ムジナ「ねぇ直喜、隆也とはどんな関係なの?」

 

直喜「か、関係?えっとね…毎週日曜日には必ず、こうしてウルフェスに来るんだ。後は…リモートで勉強を教えて貰ったり、ウルトラマンFENで対戦したりするんだ。」

 

直喜の説明に、「へぇ~!」と言うムジナ。

 

シズム「ということは…隆也は直喜の『ベストフレンド』なのかな?」

 

直喜「うん!!」

 

シズムの言葉に、嬉しそうに頷く直喜。そんな彼を見たオニジャは、隆也を見ていた。

 

直喜「じゃあ行こう!!隆也君と僕が案内するよ!!」

 

隆也「おっしゃ!!直喜の友人なら、燃えてきたぜ!!」

 

そして、ウルフェス会場に入っていくメンバー達。

 

 

 

まず最初にやって来たのは、博物館のような雰囲気が漂う『展示コーナー』だ。ここには、歴代地球防衛軍の武器や戦闘機等の模型や、怪獣や超獣や敵勢宇宙人についての資料がある。

 

オニジャ「おぉ~…スゲェな、博物館みたいだ。」

 

直喜「もっとスゴいところもあるよ?」

 

隆也「俺達イチオシの場所は、ここ!!」

 

隆也と直喜の近くには、小さな和室があり…そこにはちゃぶ台1つと、1体の宇宙人がいる。

 

ジュウガ「これは…メトロン星人ですね。確か…宇宙一ちゃぶ台と夕焼けの似合う宇宙人とか……」

 

直喜「そうそう!後ね、ここ座れるんだよ?折角だからさ、ジュウガ君達座ってみてよ!!」

 

隆也「ここに座ると…まるでメトロン星人とやり取りをしてるような感覚が味わえるんだぜ。」

 

ムジナ「何だか面白そう、早く座ろ♪」

 

オニジャ「おし…邪魔するぜ?」

 

まず、ムジナとオニジャがメトロンの和室に座った。

 

直喜「あっ、僕…面白いこと考えちゃった…」

 

隆也「おっ、何だ?」

 

直喜「ジュウガ君もシズム君もちょっと良い?」

 

直喜は耳打ちで何かを話す…それを聞いた隆也とジュウガとシズムはニコッと笑う。

 

シズム「ムジナ、ちょっとメトロン星人の隣に座って?」

 

ジュウガ「オニジャはそのままで、頭を下げてください。」

 

ムジナとオニジャが、シズムとジュウガの指示に従うと……

 

 

直喜「……!!」プルプル…

 

 

直喜は頬を膨らませ、小刻みに震え始める。何せ、今の直喜の頭の中には、1つのショートストーリーが浮かんでいた。

 

 

 

~物語初め~

 

 

オニジャ『お義父様、お願いします!!娘さんを僕に譲ってください!!必ず幸せにします!!』

 

ムジナ『お、オニジャ…!』

 

メトロン星人『黙りなさい、君にお義父さんと呼ばれる筋合いは無い。』

 

 

~物語終了~

 

 

 

オニジャ「あぁ、成る程な…」

 

ムジナ「えっ、何が分かったの?」

 

オニジャ「これさ、とあるシチュエーションだろ?お義父さん、お願いします!娘さんを俺に譲ってください!…ってやつ。」

 

ムジナ「あ~…!」

 

オニジャがそう口にした途端…

 

 

直喜「…ブフッ!!www」

 

 

笑いを堪えていた直喜が、とうとう吹き出した。彼に釣られ、隆也も吹き出す。直喜と隆也が笑ったため、ジュウガとシズムも思わず笑った。

 

オニジャ(何かよくわかんねぇが…直喜を笑わせられたのか、俺?)

 

ムジナ(やっぱり直喜は、笑ってる顔が一番♪)

 

よく分からないが…直喜を笑わせることに成功したことだけは分かった。

 

 

 

時刻は11:30…もうすぐ昼になる。

 

直喜「そろそろお腹も空いてきたし…隆也君、『あそこ』に行く?」

 

隆也「あぁ、あそこにな。」

 

ムジナ「あそこって何?」

 

直喜「ちょっと着いてきてよ。」

 

直喜と隆也に誘われ、やって来たのは……

 

 

オニジャ「んおっ?ここって、居酒屋か…?」

 

ジュウガ「ウルフェスに居酒屋があるなんて…不思議ですね……」

 

 

居酒屋と思わしき店だった。しかし、ここはただの居酒屋ではない。

 

直喜「ここが『怪獣酒場』だよ。今日は誰が…おぉ~、ザム星人がお客さんとして来るんだ。」

 

隆也「ここではな、ウルトラ怪獣や宇宙人が客として来るんだ。」

 

ウルフェスの中にある食事どころ『怪獣酒場』だ。居酒屋を彷彿とさせるここでは、ウルトラ怪獣をモチーフにした料理を食べることができるのだ。中に入ると…

 

ケムール人「いらっしゃいませ。直喜様に隆也様、いつもご来店ありがとうございます。」

 

怪獣酒場のチーフ『ケムール人』が彼らを出迎えた。

 

直喜「こんにちは、大将!」

 

ケムール人「はい、こんにちは♪そちらの方々は、直喜様のお知り合いですか?」

 

直喜「はい、皆僕の友達です!」

 

ケムール人「そうでしたか!あっ、初めまして。私は怪獣酒場のチーフ『ケムール人』でございます。ご来店ありがとうございます。」

 

ケムール人が挨拶すると、奥から2体のウルトラ怪獣と宇宙人が出てきた。

 

ゼットン「いらっしゃい!!おっ、直喜君と隆也君じゃないか!!今日も来てくれてありがとうな!!」

 

ダダ「直喜様、隆也様。いつもご贔屓していただき、ありがとうございます。」

 

シズム「スゴいね直喜…本当に怪獣がいる。」

 

直喜「そうでしょそうでしょ!僕のオススメなんだぁ♪」

 

ケムール人「ささ、お客様方。立ち話もお疲れになるかと思います。こちらのお席にどうぞ。」

 

ケムール人の案内で、ボックス席にやって来た直喜達。席に座ると、ゼットンがおしぼりとお冷やを置いた。

 

オニジャ「なぁ直喜…ここって、マジの怪獣を食えるのか?」

 

直喜「あっ、ううん。そうじゃないんだ…ウルトラ怪獣をモチーフにした料理が食べられるの。」

 

ジュウガ「本物の怪獣となってくると…手入れが大変ですからね。」

 

直喜「まぁ、最初は僕も…本当に怪獣を食べられるのかと思ったし…あはは……」汗

 

ジュウガの冗談と直喜の言葉に、メンバー達に笑いが生まれる。

 

ムジナ「ねぇねぇ、直喜はここで何を頼んでるの?」

 

直喜「僕?僕はね、『ツインテール天丼』と『眼兎龍茶』をいつも頼むんだ。眼兎龍茶は『緑茶』、『ほうじ茶』、『ウーロン茶』、『紅茶』とかいろんな種類があるけど…僕はほうじ茶が好きだからそれを頼む。」

 

シズム「隆也、君は何を頼むの?」

 

隆也「俺は『バードンの唐揚げ定食』をよく頼みます。」

 

直喜「あっ、隆也君。シズム君達はね、こう見えて僕と同い年なんだよ?」

 

隆也「えっ、そうなのか?」汗

 

オニジャ「そういやまだ年を言ってなかったよな…あぁ、俺達は全員直喜と同い年だぜ?」

 

隆也「そうだったんだな。いやぁ、4人共大人っぽい雰囲気だったからさ。」

 

隆也の言葉に、またも笑いが生まれた。やがて、注文が決まったところで店員を呼ぶと…ダダがやって来た。

 

ダダ「ご注文お伺い致します。」

 

直喜「僕はいつもの『ツインテール天丼』と『眼兎龍茶(ほうじ茶)』をお願いします。」

 

隆也「俺は『バードン唐揚げ定食』と『コカ・コーラゼロ』で。」

 

ムジナ「私も直喜と同じ『ツインテール天丼』と『眼兎龍茶(ほうじ茶)』にする。」

 

オニジャ「俺はガッツリ食いてぇから…この『エンマーゴの石焼ビビンバ』と『レッドキングの岩盤焼きステーキ』と『コカ・コーラ』だな。」

 

ジュウガ「では、『海の怪獣海鮮パスタ』と『眼兎龍茶(ほうじ茶)』にします。」

 

シズム「それじゃあ『エレキングのチーズバーグ』と『眼兎龍茶(緑茶)』にしようかな。」

 

注文を終えた後、お冷やを飲みながら雑談をすることに。

 

シズム「そうだ。オニジャ…何か隆也に聞きたいことがあるんじゃないの?最初の方、隆也のこと見てたじゃん。」

 

オニジャ「んなっ!?あぁ、えっとだな…その~……」

 

ムジナ「ひょっとしてさぁ~…ベストフレンドが取られちゃうって思って、ヤキモチを妬いてたとか?」

 

オニジャ「ギクッ!?そ、そんなんじゃねぇって!!」アセアセ

 

ムジナ「わっかりやす…」汗

 

隆也「えっ、俺…何か悪いことしちまった?」汗

 

ジュウガ「いいえ、オニジャはこう見えて結構寂しがりやなんです。隆也が気にする必要はありません。」

 

オニジャは攻撃的な見た目と違わず、好戦的であるが…反面、仲間のために労を厭わない割に雑に扱われる苦労性かつ寂しがり屋である。今は好戦的なところはある程度丸くなっているものの…寂しがりの傾向が強くなっている。直喜に電話を掛けようとしても、緊張しすぎて結局掛けられないことが御約束。だが、ヤンキーのような見た目であっても面倒見が良く、怪獣優生思想のウルフェス入場料を全額負担したのだ。

 

直喜「でもさ、オニジャ君がフレンドリーに接してくれるから僕は安心して話ができるんだ。だからね、僕にとってオニジャ君達も、大切な友達なんだ。」

 

オニジャ「なおぎぃぃいいいい!!

 

ちなみに…直喜から優しい言葉を掛けられると、涙を流して大喜びするのも、御約束中の御約束だよ?

 

隆也「直喜、面白い人達だな!」

 

その後、ウルトラ怪獣に関する雑談を挟み…怪獣優生思想と隆也はすっかり打ち解けられた。やがて、注文した料理が運ばれて来ると…メンバー達は料理を口の中へと運んでいく。

 

直喜「うん、美味しい♪」

 

隆也「あぁ、美味い!!」

 

ムジナ「ん~、格別♪」

 

オニジャ「おぉっ!!うんめぇなこれ!!」

 

ジュウガ&シズム「「…。」」コクッ…

 

怪獣酒場限定料理に舌を巻く4人。中でも怪獣優生思想の4人は、直喜(ベストフレンド)と一緒にランチを食べることが叶い…嬉しそうな顔をするのであった。ちなみに、ザム星人とも写真を撮って貰った♡




ED~ASH DA HERO『Everything』~♪
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