俺の幼馴染はハイパードジっ子兼ネガティブウマ娘です   作:たぬき田中

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6話

 「今日も雨かー。」

 

 俺はザーザーと降っている雨を窓から眺めながら呟く。ここ最近はずっと雨が続いていて、憂鬱な気分となる。

 

 そして、今日は土曜日。つまり、ドトウが家に帰ってくる日だ。

 

 俺は時計を見る。すると、もうすぐドトウが帰ってくるであろう時刻まで迫っていくことに気付く。

 

 「母ちゃん!!父ちゃん!!そろそろ、フォーメーションBの準備だ!」

 

 「「おう!」」

 

 俺は部屋を出て、リビングにいた2人に声をかける。すると、母ちゃんと父ちゃんは息ぴったりに声を合わせ、各準備にとりかかる。

 

 母ちゃんは洗面所から、大量のタオルを持ち、玄関からリビングにかけて敷いていく。そして、その上に父ちゃんが持ってきた大量の低反発素材のマットを置いていく。

 

 そして、両親が準備している間に俺は脱衣所で洗濯機の蓋を開け、風呂を沸かした後に玄関の扉の前に台車を構えて、時が来るのを待つ。

 

 そしてーーー

 

 「ただい………うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 予想通り、帰り道に何かしらのドジをやらかして、手にしていた傘を壊し、雨でびしょびしょになったドトウが扉を開けて帰ってきた。そして、帰って早々、ドトウは脚をくじいて前に倒れ込もうとした。

 

 それを、俺は台車を前に出す。台車の上に倒れ込んだドトウの上にタオルを置いて、そのまま脱衣所へと足を運ぶ。

 

 「Hey、母ちゃん!後は任した!」

 

 「おーけい!!」

 

 ドトウが乗っている台車を母ちゃんに渡したあと、俺は脱衣所へと出る。きっと、母ちゃんによって服を脱がされたドトウは、そのまま風呂へとぶち込まれることだろう。

 

 脱衣所から、出た俺は玄関に戻ると父ちゃんがタオルやらマットを回収していたため、俺も父ちゃんと一緒にタオルやマットを回収する。

 

 「なんとか、今日のフォーメーションBは成功したな」

 

 回収しながら、父ちゃんは言葉に出す。

 

 フォーメーションBとは、雨や雪など天候が荒れている時に帰ってくるドトウを被害なく出迎えるために俺たちが幾度の家族会議を経て編み出したものだ。これが出来た頃には、あいつが天候が悪い時に帰ってきても被害なく出迎える事が出来ている。それまでは………思い出したくもない。

 

 ちなみに、このフォーメーションはAから何気にZまで存在する。どっかのタイミングで披露できればいいなって思ってる。(作者談)

 

 片付けを終わらせた俺たちはリビングでゆっくりしていると、風呂を終わらせたドトウがリビングに入ってくる。

 

 「お、お風呂いただきましたぁぁ。」

 

 「おー………は?」

 

 ドトウの方に視線を移すと、ド○・キホーテとかに売ってそうなモコモコのうさ耳パジャマを着ていた。

 

 「うぅ……….、恥ずかしいですぅぅ」

 

 ドトウはモジモジとして恥ずかしそうにする。見ている俺もなんだか恥ずかしく感じる

 

 「やっぱり、ドトウちゃんはそういうのが似合うわね☆」

 

 「アンタ、いい加減にないと本当にこの作品で出禁にするぞ」

 

 俺が指摘すると、母ちゃんは中指をピンと立てて上等だ、オラみたいな反応をする。あんた、この作品で一応、モブ扱いの癖にいちいち癖が強ぇんだよ。

 

 「あんまり、ドトウを困らせるなよ」

 

 「え、だって今はドトウちゃんを困らせることがブームなんでしょ?」

 

 「それは、1部のSNSのユーザーだけだよ。全員が全員、そうだと思うなよ。ドトウも別に無理しなくていいぞ?嫌なら着替えてきた方が……」

 

 「せっかく、おばさんが用意してくれたから、だ、大丈夫ですぅ」

 

 「あ、そう。」

 

 ドトウがそう言うなら……。と、思った俺はスマホを手にして、バレないように今のうさ耳ドトウを写真に収める。

 

 その後、メッセージアプリで撮った写真をエアシャカールさんに送る。すると、すぐに既読が付いて、返信が帰ってくる。

 

 『ウサギは一年中発情期だゾ』

 

 何送ってんだ、あの人。とりあえず、スタンプ押しとこ。

 

 そして、すぐにまた彼女からメッセージが送られる。今度は1枚の写真と共に。

 

 「ぶふっ!!」

 

 「わわっ!?大丈夫ですかぁ!?」

 

 「お、おう。」

 

 その写真を見た瞬間に俺は思わず吹き出してしまう。その写真とはーーー

 

 ドトウが恥ずかしそうにしながら周りのウマ娘達と一緒にチューチ○ートレインしている写真だった。いや、どんな状況だよ。めちゃくちゃ面白いけど。

 

 てか、エアシャカールさんも写真を撮ったりとかするんだな。意外な一面を見たぜ。

 

 その後、何気ない会話をリビングでして、ご飯を食べてたら時間が遅くなったため、自分の部屋へと行き、そのままベットで横になって目をつぶる。

 

 

 『か、カズくん。も、もう私限界ですぅぅ。い、いただきまぁぁぁぁす!!』

 

 

 「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 明らかに発情期したうさ耳ドトウが俺に襲いかかる夢を見てしまったため、思わず叫びながら起き上がる。これは絶対にエアシャカールさんのせいだ。

 

 俺ははぁはぁと息を落ち着かせている中で、隣を見てみると………

 

 「すぅ………すぅ………」

 

 何故か、俺の隣にうさ耳ドトウが気持ち良さそうに寝ていた。さっきので結構な叫び声をあげたが、「むにゃむにゃ」言ってるだけで眠り続けるドトウ。

 

 「はぁーーーー」

 

 俺は深いため息を吐いたあと、ドトウに俺の布団を被せ、そのままリビングに向かってソファで横になって寝た。

 

 しかし、どうしても夢で見た発情期うさ耳ドトウが忘れられず、悶々としながら朝を迎えたのはここだけの話にしておこう。




2日ほど執筆をおやすみします。
また4日以降にお会いしましょう
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