1:名無しの戦略家
共和国総司令官であるワシが栄光ある共和国に勝利をもたらすために高名なる皆々様に知恵を絞っていただくスレッドです
・荒らしは放置
・考察雑談ご自由に
・いのちだいじに
・ガンガン行こうぜ
参考文献
→電撃文庫『86-エイティシックス-』
2:名無しの戦略家
建て乙
3:名無しの戦略家
乙
4:元帥
シンに逃げられた
5:名無しの戦略家
逃げられた?!?!
6:名無しの戦略家
逃げられたとは
7:元帥
あいつ自分の兄殺してフェルドレス何機か盗んで仲間と一緒に出て行きよった
8:名無しの戦略家
兄貴が生き恥晒してるなんて許せないよな
9:名無しの戦略家
だから苦痛を終わらせてやったのか、なんかどっかみた気がするな
10:名無しの戦略家
火の鳥……
11:名無しの戦略家
あれは自分のクローン生産施設を打ち壊したんだろ
12:元帥
まぁ想定していたので重戦車型がいなくても問題はない
13:名無しの戦略家
シン達がギアーデに渡る時期が少し遅れたくらいか
14:名無しの戦略家
少しの遅れは大きな悲劇を生むぞ
15:名無しの戦略家
これが直ちに影響しそうなイベントは言うたってモルフォと大攻勢後の援軍到着が遅れることぐらいだろ?
16:名無しの戦略家
大問題じゃぞ
17:元帥
一応歩兵装備の生産は済んでるから兵員さえいれば戦える!
そんで国民団結度は高いし、ギアーデに対する戦争目標正当化もすんでる
18:名無しの戦略家
でも兵員がいない
19:名無しの戦略家
第二次世界大戦のフランスにならないと良いね
20:名無しの戦略家
フランス君は人がいないなりに頑張ったから許してやれ
21:名無しの戦略家
次は経済政策の移行と徴兵体制の変更を目標にする感じか
22:元帥
って言ったって国民精神がなあ……
23:名無しの戦略家
今は何があんの?
24:元帥
グラン・ミュールによる防衛:立案速度-40%・立案数+45%
非効率な経済:工場出力-30%・港湾出力-50%
大いなる運命:戦争目標正当化時間-50%
人種差別政策:有色人種の徴兵可能人口補正+90%・白色種の徴兵可能人口補正-90%
革命の精神:徴兵可能人口補正:+20%・民需工場-10%・中核州における師団攻撃+25%・中核州における師団防御+30%・訓練時間+10%・鹵獲割合+30%
25:名無しの戦略家
盛りだくさんやねえ
26:名無しの戦略家
おれHoIやったことないからわからん
27:名無しの戦略家
まあ要は工場生産量が少ないくせにすぐに戦争ふっかけられるし、本土防衛が強い
28:名無しの戦略家
工場生産量が低いと武器とか装備が部隊に行き渡らなかったりするのでなんやかんや大変
29:元帥
まぁこの後大攻勢に対する防衛戦があるし?いい感じなんじゃないですかね
30:名無しの戦略家
まぁ……戦前のフランスっぽいかな
31:名無しの戦略家
アメリカっぽさもちょっとある
32:名無しの戦略家
工場とかはどんな感じ?
33:元帥
民需を立てまくったので一応IC85ある、多少出力が下がっても大丈夫
34:名無しの戦略家
でも-30%は多少じゃねえんだよなあ
35:元帥
そうなんだよ!!!!あれもこれも全部ギアーデのせい
36:名無しの戦略家
別にギアーデのせいでは無いだろ
37:名無しの戦略家
白豚のせいな気が……
38:元帥
いやね、最近私は気づいてしまったのだよ
39:名無しの戦略家
おお
40:名無しの戦略家
何に?
41:名無しの戦略家
何に気付いたんです?
42:元帥
人は責任を取りたがらないし、可能であれば他人に押し付けたがる
43:名無しの戦略家
白豚だけでは……?
44:元帥
みんな今目の前で起こっている惨事が自分のせいだとは考えたく無いんだ
これは白系種も有色種も変わらない
45:元帥
そこで私は明確な敵を作ってあげることにした
そう!全てはギアーデのせいだ、総力を持って悪を噴き出すギアーデを倒せば皆安心だと伝える様にした
46:名無しの戦略家
そうすると?
47:名無しの戦略家
わあ素敵な洗脳
48:元帥
そうすると国民団結度が急上昇!戦争協力度も上がった!後ひと推しで国民精神の削除さえできればもう勝ち
49:名無しの戦略家
できればいいね
50:元帥
本当にね……
ーーー
夕暮れ時であった。薄暗くなりつつある国防庁前広場に数え切れないほどの民衆が集い、広場を埋め尽くしていた:輝かしい歴史を誇る五色の国旗を掲げ、拳を突き上げた民衆が。その民衆は例外なく白系種であり、このちょっとしたイベントの対象もまた白系種であることも明白である。
元帥は、共和国暫定大統領は広場に面したバルコニーの上から腕を大きく振るって国民に語りかけていた。
「諸君!白系種の諸君!我らは大いなる危機に面している。ギアーデ帝国、悪の源たるギアーデが生み出した落とし子のレギオンが我らの門前まで迫ってきている!諸君!白系種の諸君!果たして我らは国家防衛の聖務を劣等種たる有色種に任せてもいいのだろうか?」
ギアーデに死を、ギアーデは悪の源。同じフレーズを何度も繰り返し語り、大衆の意識へと刷り込む。
危機感を執拗に煽り立てつつも、それに対して何もしない国民を決して馬鹿にしない。むしろ優れた人種であることを刷り込む。
わかりやすい言葉で、わかりやすく主張を述べる。
『否!国家防衛は自分の手で!』
「そうだ!我々の共和国、我らが聖女の革命の成果は我々自らの手で守らなければならない!諸君!軍へ、戦争へと前進せよ!諸君!諸君の力を合わせて国家を守り、悪のギアーデ帝国を打ち倒すのだ!」
国民の歓声と共にシュプレヒコールが始まった。
「ギアーデに死を!共和国に勝利を!」
『ギアーデに死を!共和国に勝利を!』
「勝利か死か!戦争か、死か!」
『勝利か死か!戦争か死か!』
そして共和国の国家の斉唱が始まった。誰からともなく歌いはじめ、熱狂が次々と伝染しいき、いつの間にか怒鳴り声にも似た歌声を交えた大合唱へと化す。
それを見ると元帥は満足した様子で身を翻し、バルコニーから降りて執務室へと向かって歩き始めた。
「閣下」
行く手を阻む様に真っ黒な制服に身を包み、蛇にも似た顔に丸メガネをかけた男が廊下に立っていた、保安局局長である。
「歩きながら報告を。」
革靴が硬い石の床に当たる音が廊下に反響し、不思議な緊張感が保安局局長を襲う。たとえ国民に恐れられている保安局長であろうと、元帥の前ではただの人一人に過ぎない。
「地下施設は壊滅状態です。被害は地上部分にまで及びましたので、レギオン関連の研究プロジェクトは全て停止しました。」
「そうか。」
元帥は制帽を取り、ポケットに潜ませていた紙巻きタバコを取り出し、火をつけずにただ口に咥えた。
重戦車級の喪失は実際のところ予測していた。シンエイ・ノウゼンが兄を見放すはずがないことは重々承知していたからだ。しかしながら研究プロジェクトの停止は痛手となるだろう。
現在の歩兵装備は戦前の15mm口径のセミオート対戦車ライフルと対戦車ロケットランチャーであり、正直なところ力不足が否めない。予測所ではレギオンに対する研究を進めると同時に対レギオン兵器も研究していたが、これで頓挫したと言っても間違いはない。
深いため息を一つつき、手で続ける様に合図した。
「スパイに関してですが、協力者と見られる数
「目的地はわかるか?」
「間違いなくギアーデでしょう。」
二人は執務室の門前で立ち止まった
「シンエイ・ノウゼン、あぁシンエイノウゼン……」
左手を額に当て、右手でドアを開いた。
執務室にあった応接用のマホガニーの机と座り心地の良いソファは撤去され、代わりに長机とパイプ椅子、ホワイトボードといくつもの黒電話が運び込まれていた。パイプ椅子には何人もの将官が座り、そのそばを参謀と将官付きの補佐官が忙しく駆け回っている。
一歩執務室に踏み込むと同時に一人の将官が駆け寄ってきた。
「閣下!至急です」
「予測所の件はもう聞いた。他の事か?」
「はい」
「後にしろ」
「はい」
将官を下がらせ、元帥は自分の机に座った。
机の下から二つのショットグラスと一本のウィスキーを取り出し、グラスに注ぐと保安局長は緊張に耐え切れず、先に口を開いた。
「閣下、今回の事件についての全責任は私にあります」
「もちろん、全責任は君にある。だがな、フランソワ君。」
元帥は卓上に置かれている蝋燭で口に咥えたタバコに火をつけ、それを咥え直して話を続ける。
「君は何年保安局に勤めたかな?」
「もう十数年になります。」
「君はもうベテランなのだよ、今更いなくなられては困る。」
そう言うと煙を吐き、紙タバコを保安局長に勧めたが片手で断られてしまった。
「一つ、約束してくれるか?フランソワ君」
「もちろん、閣下」
作戦計画がびっちりと書き込まれた地図が貼り付けられたホワイトボードを手繰り寄せ、元帥は話を続けた。
「我々は無数のレギオンによる我々に対する攻勢が計画されていることを把握している。ゆえに今打って出ることは出来ない、防衛に徹して持ち堪えなければならない。だがその後、もし戦力が維持できていれば、共和国全軍でギアーデ方面に向けて進軍する」
「閣下」
保安局長は元帥の話の腰を意図的に折った。
「これは、私が聞いても良い話なのでしょうか?」
「この場にいる将官はみんな知っている。君にも知ってもらっても構わん。進軍中の治安維持は君に任せることになるからむしろ知ってもらわないと困る」
元帥はウィスキーを煽り、話を続けた。
「我々はいずれギアーデの本土に到達するだろう。その時だ」
元帥はタバコを口から外し、その先を保安局長に向けた。
「シンエイ・ノウゼンとその協力者を私の前に引き摺り出せ。最後に話がしたい」
「はっ」
「外していいぞ」
「はっ」
そう言うと保安局長は踵を返し、執務室から出ていった。
元帥は駆け寄って来た将官に手招きし、机の前に立たせた。
「報告を」
「大量破壊兵器についてです。」
神妙な顔をした将官がファイルの束を机の上にドスンと音を立てて置いた。
「続けろ」
「閣下が数年前に命じた計画ですが、理論が完成いたしました。試作品も完成しております。」
小さな玉の様な物の模型がファイルの上に載っているのに気付いた元帥はそれを手に取って弄び、思った。
これが、そうか。人工の太陽、人類の叡智の炎、究極の兵器。その始まり。
原子爆弾、その雛形。
「そうか。試験場が欲しいんだな?」
灰皿に押し付けたタバコを再び手に取り、元帥は口を開いた。
「はい。研究チームはそう言っています。しかしながら、新型爆弾は破壊範囲が極めて大きいため共和国内での試験は難しいとも……」
「わかった、それ以上は言わないでいい。近日中に用意すると言っておけ。」
「はい」
「下がれ」
手繰り寄せたホワイトボードを見つめながら元帥はウィスキーをもういっぱい注ぎ、そのまま一気に飲み下した。
我々の目標は最早レギオンに対する防衛では無い。我々の目標はギアーデ国家の殲滅となった。大攻勢の終了と同時に全世界に向けて共和国のギアーデ国家に対する宣戦布告を行い、進軍を開始する。
ギアーデという概念はその住民ごと地上から姿を消さなければならない。
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