テイオーの妹   作:freedom3621

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こんにちはー、色々と書き方を試していて書きやすいと感じた方法で書いてますので前回とは書き方が少し違うかもですがよろしくお願いします。


第2話

はい、こんにちはプリンセスです。

生まれて何週間か経過してやっと状況を理解しました。

 

最初は四足歩行なんてしたこと無かったからめっちゃふらつきました、いや厩務員の方ほんますみません……中身人間なんです……。

 

 

ここは北海道にある牧場だそうで、私はそこで生まれた牝馬だそうです。

 

まさか過去のしかも馬とは…いやまぁ走りたいとは言ったけどこうなるとは…トホホ…。

 

「妙に黄昏てるな、プリンセス」

 

「俺たちの話がわかるんじゃないか?」

 

「まさかぁ、賢い馬っていますけどそこまで分からないでしょ」

 

「だよなぁ」

 

いや分かりますよ?元人間ですし。

厩務員さんが話していたのは私を産んでくれたお母さん、トウカイナチュラルって言うんですけど、私のお産時期が遅れたからか私を産んで直ぐにお母さんが体調を崩しちゃった事です。

 

お母さんも繁殖牝馬としてもお仕事もあるので大事をとって私は厩務員さんによる人口哺乳に切り替わりました。

 

牝だし生まれた時期も時期だから最悪競走馬として活躍出来なくても皇帝の血を継いでるし、ここで繁殖牝馬として活躍してくれればという目論見のようです。

 

そんなこと言われたらねぇ、今からトレーニングを始めて目論見を外させるしかないでしょ。

 

他の子達は既に生まれてその分アド取られてるんだし、その差を埋めるためにはやっぱり別のところで勝負するしかない。

 

それはなにか、ズバリ故障しにくい身体作りだと思うんだよね。

どんなに強いって言われてる馬でも怪我して走れなくなったら一発アウトだし。

その為に出来ることと言ってもしっかりと食べて走ってそれでその後ストレッチをするぐらいなのかな。

 

あとは考える力が他の馬よりもあるからそこも武器になるはず。

 

「おーい、プリンセス。飯の時間だぞ〜」

 

厩務員さんが哺乳瓶と干し草を持ってきてくれた。

 

厩務員さんの手を借りて哺乳瓶からミルクを飲んだ後、持ってきた干し草を食べる。

 

「お?干し草もちゃんと食べてるな、偉いぞ」

 

「最初はあまり食わなかったので心配しましたね」

 

最初は人間としての感覚が残ってて少し躊躇してたんだよね…。

食べてみたら馬としての味覚に変わってたぽくて今は普通に食べれてます。

 

あっという間に食べ終わり、少し撫でてくれる。

 

[もっと撫でてくれてもいいのよ?]

 

厩務員さんの服を掴んで催促する。

 

「なんだコイツ、可愛いやつめ」

 

「先輩、そろそろ放牧地連れてかないとですよ」

 

「分かってるよ。ごめんプリンセス。夕方帰って来たら沢山撫でてやるから今は我慢してくれ」

 

(´・ω・`)

 

ま、仕方ないか。

約束破ったら栄光なる後ろ蹴り第1号にしてやるからね!

 

 


 

 

プリンセス用に用意された放牧地の中で彼女が走っている姿を見ながら思いふけていた。

 

テイオーが怪我から復帰して大阪杯を取りこれからまたテイオーの走りが見られると思ったら天皇賞で5着に終わりしかもまた軽い骨折をしていた。

 

テイオーの世話をしていた俺としても悔しかったし、それでやはりルドルフとナチュラルの組み合わせはダメなんじゃないかって話になったのも悔しかった。

 

馬主さんはそれでもテイオーのような馬が生まれてきてくれるのを願って今年もルドルフで交配を行ったが、生まれたプリンセスは牝で、しかも出産時期も遅れた為ほかの馬よりも成長が遅く、あまり期待を持たれていなかった。

 

でもあの子だってポテンシャルはあると俺は思ってる、あの子は母親と離れ離れになってからむしろ沢山走り込むようになり、体力や筋肉は多分他の子にも引けを取らないぐらい持っている。

 

しかもプリンセスは賢い。自分の限界を悟ったら走るのをやめて、体を伸ばしてストレッチらしいことをしているを遠目で見た。

 

今から体作りを初めれば恐らくだがテイオーよりも頑丈でいい体が出来るはず、しかもそれを自分からしてるわけだ。

 

正直人間が中に入ってるんじゃないかって勘違いするレベルだ、まさかそんなことないんだが。

 

「先輩?どうしたんですか?」

 

「いや、なんか悔しいなあって思ってさ。」

 

同じプリンセスを担当してる後輩厩務員がほかの仕事を終わらせたらしくやってきた。

 

「プリンセスの事ですか?まぁ…自分達は今のあの子を知ってるから言えるけど情報だけ見たら仕方ないんじゃないですか?」

 

確かに牝馬はやはり牡馬と比べて劣っているのも事実だし、しかもプリンセスは遅く生まれてきたから一回りほど小柄なのは事実だ。

 

「確かにそれは一理あるが…納得いかん」

 

「それにテイオーだってこの頃あまり期待されてなかったじゃないですか、いいんですよ評価なんて。後からいくらでも変わりますから。」

 

「そうだな…そういえばお前ナチュラルは大丈夫なのか?」

 

「えぇ、餌やりと体調管理は終わりましたから。あちらの担当に後は頼んできました。」

 

「具合はどうだった?」

 

「もう大分元気ですよ。これならプリンセスとも生活できるだろうってお墨付きもらいましたけど、従来通りに親と住まわせますか?」

 

「そうだな…大体の馬の子供は親に釣られて走って体力付けてるが、プリンセスは自分で走ってるし別にいいんじゃないか?」

 

「ですね、もう親がいない生活に慣れてますから、むしろ彼女にとってもストレスになるかもしれないし。」

 

「そうだな、ってもうこんな時間か。そろそろ飯の時間だな。哺乳瓶の準備してくるから干し草頼むわ」

 

「了解です」

 

さて、腹を空かせたのかこちらに向かってくる愛馬のためにもう少し頑張ろうかね。

…………………………………………………………

 

寝て起きて飯食って走ってストレッチしての毎日を繰り返してたある日、知らないおじいちゃんが私が住んでいる馬小屋に入ってきた。

 

しかもいつも私の世話をしてくれている2人がペコペコしている、お偉いさんなのだろうか?

 

「この子がプリンセスかい?見た目は本当にテイオーやルドルフに似ているね。」

 

「えぇ、厩務員の間でも話題になってましたよ。人工哺育に切り替えましたが。走り込みは十分で体力もついてますしとても賢いですよ。プリンセス、こっちおいで」

 

はいはいっと駆け足で近づく。

 

「よしよし、いい子にしてたか?」

 

あったりまえでしょ!ほらもっと撫でて。

 

「衷村さんもいかがですか?」

 

「大丈夫なのかい?」

 

「えぇ、人懐こいので大丈夫だと思いますよ?」

 

「それじゃあ」

 

おじいちゃんも参戦して撫でてくれる、朝あまり撫でてくれないので大満足だ。

 

「昨日も少し離れて見てたけどプリンセスは独りで走っているのかい?」

 

私の事?

 

「えぇ、人工哺育に切りかえてナチュラルと別のところで育てていたんですが、それからすぐ走り出して、ご飯もしっかりと食べてますよ。」

 

その後も当たり障りのない質問が続く。

 

ずっと撫でてくれるのは嬉しいけど誰だろこの人?

 

「先輩、プリンセスが誰なのこの人って顔してますよ。」

 

後輩くんナイス!

 

「あぁ、僕はね。君のオーナーだよ。」

 

オーナー?オーナー………………オーナー!?

要するに馬主さんやんけ!私が競走馬になれるかもこの人の判断次第じゃん!

 

こうしてはおられん!まず敬意を示しさなかれば!

 

「おっ、頭を下げた?理解しているのか?」

 

そりゃそうですとも。

 

「なるほど、君たちがこの子を推す理由がわかった気がするよ。」

 

「ありがとうございます!」

 

「俺だってテイオーと同じ親で生まれたこの子には期待してたんだ。調教もしないで繁殖牝馬とするのは確かに早計だったね。」

 

え、現実味帯びてたの?

 

「話を聞いてくださってありがとうございます。」

 

「いやいや、ずっと世話をしてる厩務員だからこそ分かることだってある。とてもありがたかったよ。」

 

「会長、そろそろ時間が」

 

後ろにいたスーツ姿の人が時間を気にしていた。

 

「もうそんな時間か、じゃあまた来るよ。プリンセス。」

 

「ひぃん!(いつでもどうぞ!)」

 

おじいちゃんは笑顔で馬小屋を去っていった。

 

「よかったぁ、プリンセス。とりあえずは危険回避だな」

 

ホント、ありがとね!

あとご飯ある?

 

こちらの意図を察したのか苦笑いしながら厩務員さんはご飯を与えてくれた。

 




結構書いたと思ってもプレビューとかで確認来てみると全然文字数がなくてかけてる人を尊敬しますね()

人物名は少し感じを変えて登場する予定です。
厩務員さんとかの名前は調べても出てこなかったのでいまは名前をつけていませんがアンケートをしますのでいるかいないかを答えてくれると嬉しいです。

誤字脱字などあったら感想欄などでご指摘してくださると嬉しいです。

次回もよろしくお願いします!
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