テイオーの妹   作:freedom3621

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こんにちはー今回もよろしくお願いします。

いやー、ウマ娘無料10連ガチャ一体も星3来なくて泣きそうです()

しかも周りはこの3日で少なくとも一体は当てていてこれだからほんまガチャって怖いですね()

では本編どうぞ!



第4話

蹄鉄とは馬の蹄につける金具のことだそうです、本来馬はあまり走らないで蹄が伸びすぎるのを防ぐために走ったりして削るらしいのですが競走馬はほぼ毎日走るから伸びる量より削る量が多すぎて蹄の部分にある神経などを傷つけて病気になってしまうそうです。

 

それを防ぐために蹄鉄をつけて走るのだとか。

 

私がここに来て最初にやることはその蹄鉄を足につけることです。

 

船越さんが連れてきた場所には既に小さいガラス炉の中に自分につけると思われる蹄鉄が熱してあって装蹄師の方がスタンバイしていた。

 

「プリンセス、少し我慢してくれよ」

 

自分の手綱が両方から固定される。

 

「お願いします」

 

「分かりました」

 

装蹄師さんはまずは蹄を平に少し削り、サイズを確認した後、炉に入れてあった蹄鉄を私の蹄に合わせて叩いていく。

 

迷いがなく腕の高さが伺える。

 

もう少し前で見ちゃダメかな?

前に行こうとすると手綱に固定されていたので動けなかった。

 

「どうした、プリンセス?」

 

前に行こうとすると手綱に固定されていたので動けず、近くにいた船越さんが気にかけてくれた。

 

目線を装蹄師さんの方に向ける。

 

「ダメだぞ、熱い鉄を叩いて加工してるんだ。装蹄師の人もプリンセスのために集中してるんだ。遠くで見守ってあげなさい」

 

確かにそうですね…じゃあ船越さん撫でてー。(船越さんの手の前に頭を下げる)

 

「赤城さんも言ってたが本当に撫でられるのが好きなんだな」

 

船越さんが苦笑いしながら撫でてくれた。

撫でられると何故か安心できるんだよね。

1番上手なのは赤城さんだけどね!

 

撫でてくれてる合間に装蹄師さんが調整のためにかこちらに来ました。

 

足を持ち上げられて装蹄師さんが蹄鉄を私の足につけます。

 

…なんか焼けてる匂いがするけど気の所為だよね?爪痛くないし。

 

そして最終調整をして水に入れて冷ましました。

 

…さっきの蹄鉄普通にめっちゃ熱いやつだったのね()

 

最終的に自分用に調整した蹄鉄を釘で固定した。

 

意外にも痛くないんだよね、人で言うネイルしてるようなものなのかな?

 

当たり障りのないことを考えていたらいつの間にか四肢に蹄鉄を着け終えました。

 

「とりあえずこれで終わりですかね」

 

「ありがとうございます」

 

船越さんが装蹄師の方に軽く礼を下げたのでこちらも頭を下げる。

 

装蹄師さんが少し驚いた。

 

「驚きましたね、馬にお礼されるのは初めてです」

 

「賢い馬って生産牧場の人からは聞いています。自分が礼をしたので真似たのかも知れません」

 

「そうですか、賢いし繋も他の馬より柔らかいしでこれからが楽しみです」

 

船越さんが固定を外して手綱で自分を誘導する。

 

「今日は移動した疲れもあるだろうからな、蹄鉄を慣れさせるためにも少し歩く程度にして明日から本格的に調教するからな。頑張ろうな」

 

おう!

 

…………………………………………………………

 

蹄鉄に慣れるために船越さんの誘導で軽く歩かせて貰った後、馬小屋に行くと、自分が入る隣の部屋に戻った牝馬がブラッシングを受けていた。

 

「お?船越もう終わったのか?」

 

「はい、思ったより早く終わったので軽く歩いてきました」

 

「そうか今度はテイオーの妹か」

 

「はいプリンセスだそうです」

 

ブラッシングを受けていた馬がこちらをちらっと見る。

 

[えっと、こんにちは]

 

話しかけても反応がない、泣きそう。

 

やがてブラッシングが終わり、食事を終え、厩務員さん達が帰っていきました。

 

誰もいなくなり聞こえてくるのは自分と隣にいる同い年?の牝馬の息のみ。

 

[ごめんねさっきは、ブラッシングが気持ちよくてあまり聞こえてなくて]

 

[あ、大丈夫です。えっと自分プリンセスって言います。よろしくです]

 

[私はダイヤっていうのよろしく]

(✕サトノダイヤモンド)

 

ダイヤちゃんって名前らしいです。

 

[あっちでは調教とか受けてたの?]

 

[え?いや朝から走らせてもらっただけだよ?]

 

ダイヤちゃんはこっちを見る。

 

[それでちゃんとその体なの?凄いのね、才能って]

 

[才能?]

 

[厩務員さんの話ちょっと聞いてたけど中央で活躍してた馬の妹なんでしょ?才能の塊じゃない]

 

いやむしろ才能なしって見られて繁殖牝馬行きまで待ったナシだったんですけど…

 

[とりあえずこれから1年はお隣さんだからね、よろしく]

 

[あ、はい]

 

あっちでは赤城さん達の判断でずっと走ってたから馬のコミュニケーションの取り方がわからなくて泣きそうです()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんやかんやあって1993年の12月になりました。

 

調教は順調に進んでて今は見習いの騎手さんを乗せて軽く歩いています。

 

ここに来て最近気付いたんだけどどうやら私の足、他の馬よりも柔らかくてその分可動域が広いそうです。

 

気付いたのはダイヤちゃんが走っているのを見ているときで私の走り方と少し違うのでよく観察したら人で言う足首?が、私が歩く度に地面に着くんじゃなかってぐらい柔らかかったです。

 

これによって走った時の歩幅が広がって速く走れる分にはいいのですが今まで自分としては怪我をしないために体作りをしていたのに、これだといつ怪我するか分かったもんじゃありません。

 

だから歩く時は仕方ないとして走る時はいつも全力じゃなくてこれからはある程度セーブして走らないと行けません。

 

今はまだ1歳と少し、競馬は2歳の後半からデビューのはずだからまだ時間はあるので十分時間はあるからここはしっかりと考えていきます。

 

あ、ダイヤちゃんですがツンツンしてますがしっかりと受け答えしてくれて普通に仲良くやってます。

 

「プリンセス、そろそろ走るぞ?」

 

おうよ!早速セーブした走り方を身につけないとね!

見習騎手さんの指示でコースに移動した。

 

 

…………………………………………………………………

プリンセスを別の厩務員に任せ、彼女の部屋の掃除をした後、報告書を書いていた。

 

調教はとてもスムーズに進んでいて普通の馬よりも早く人を乗せて走るようになった、しかも見習騎手の中では聞き分けが良くて乗り心地もいいと評判らしく、みんな乗りたがって抽選で決めたほどだ。

 

赤城さんの気持ちが分かるような気がした。この子はほんとに撫でられるのが好きだし、しかも子犬みたいな反応をして喜んでくれるので他の馬よりも段々と愛着が湧いてくるのだ。

 

(こんな聞き分けのいい馬他にはいないだろうな)

 

隣の馬のダイヤとも仲良くしていて特に喧嘩などは見られなかった。

 

でも一つだけ問題があった。それは食事の時、赤城さんからの情報で甘味はリンゴしか食べさせてないという事で調教のご褒美でリンゴを持っていった時の事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「食べないのか?プリンセス?」

 

プリンセスにご褒美としてリンゴを渡そうとするがいつもと違い食べない。他の餌は食べてるから特に調子が悪いという訳でもなさそうだった。

 

しかもリンゴを目線で追っているから興味があるのは確かだった。でもいくら餌用の容器に入れても口の近くに持っていっても食べなかった。

 

隣にいるダイヤはシャキシャキと食べているのでリンゴに何か問題があるわけでもなさそうだった。

 

仕方がないのでそのリンゴを持ち帰って赤城さんに電話して聞いてみた。

 

『プリンセスがリンゴを食べない?いや確かにあの時は……………あっ、もしかして皮着いたまま渡しました?』

 

『えっ?』

 

なんと赤城さん、リンゴを包丁で皮を剥いてから渡したと言うのだ、いやまさかと思いながら同じ職場でよく弁当を持参している事務員の女性にりんごを幾つか剥いてもらった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「食べますね…」

 

「そんな拘り持ってる馬初めて見たぞ…」

 

なんとプリンセスは食べた。しかもめっちゃいい顔で食べてる。

 

「船越、お前リンゴ剥けるのか?」

 

「…馬のためならこれぐらいやってやりますよ」

 

とは言ったものの、正直にいうと生まれてこの方料理なんてしたことは無い。簡単に家で野菜炒めのために軽く切るぐらいでリンゴの皮を剥くなんてやった事がなかった。

 

「私が教えましょうか?」

 

「えっ、渡りに船ですけどいいんですか?」

 

「えぇ、私だってここで働いてますから。馬の為になるならお手伝いしたいです」

なるならお手伝いしたいです。」

 

そこで助けてくれたのがリンゴを剥いてくれた事務員の人で、余り時間に教えてくれた。

 

全然調教に手がかからない分、これで満足してくれるなら安いものだと思い、自分でリンゴを買って家で練習して、何とかスムーズに皮をその場で剥いてプリンセスに渡せるようになった。

 

「ありがとうございます、なんとかプリンセスに渡せるようになりました」

 

「いえいえ、良かったです」

 

「お礼をしたいんですが何がいいですか?」

 

そう言うと彼女が出したのは自分が気になっていた映画のチケットだった。

 

「えっと…良ければナイターで観に行きませんか?特典で当たったのはいいんですけど誘う人がいなくて…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時の出会いをきっかけにまさか自分が家庭を持つことになるとはこの時は全く予想もしてなかった()




分かりにくくてすみませんがダイヤちゃんというのはマルカダイヤという1992年生まれの牝馬で地方で少し活躍してから繁殖牝馬となっている子です。

あのキタサトコンビの相方ではないです、すみません。

感想欄でウマ娘の方ださないの?って感想を頂いたのですがこのプリンセスの競走名が話の中で登場してからウマ娘の話を出していこうと思います。
理由としてはウマ娘の方はよくある1回競走馬としても人生を送ったあとウマ娘として転生したってふうに書きたいのですが今の状況で出すとなんかネタバレみたいに見えるなと思ったからです。
あと一応アニメの1期と2期は見ているのですがキャラの性格は分かるのですがそのキャラの口調、お互いをなんて呼ぶのかなどをちゃんと知らなかったからです。
だからウマ娘の方の話はもう2.3話ほど待っていただけると幸いです。

多分ウマ娘の方を待っている方がいると思いこの場をお借りして伝えさせていただきます。

作品の概要欄のところにもウマ娘の話は投稿頻度が遅めでメインリアル馬だよって追記させていただきます。

原作はこのままでやらせてください、ウマ娘から色んな馬を知って書きたいと思ったのでちゃんと書くつもりはあります(鋼の意思)

感想、誤字脱字などあったら感想欄によろしくお願いします!

それではまた!
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