【カオス転生三次】名無しのガイア連合技術部員が戦闘職を始める様です。 作:クエゾノ
「たまにはお仕事休まない?」
いきなり、愛しのマイ式神に言われた。
思わず彼女を見る。
銀色のフワッとしたセミロングの髪からぴょこんと突き出る黒い猫耳、
そして、緑色の瞳がこちらをじっとみつめている。
前世のアニメのストパンのサーニャ・リトヴァクの記憶をベースにリアル化した自前の3Dモデルをガイア連合山梨支部技術部の式神用3Dプリンターに読み込ませて作った、出し入れできる猫耳としっぽ以外は、人間そっくりの人型式神である。
ガイア連合、それが自分の所属している組織の名前である。
このメガテンの世界に転生してしまった自分達転生者達の寄り合い所帯であり、いずれ来る終末に備えるための相互扶助組織、富士山山麓にある星霊神社の転生者の神主をトップとし、終末に備えるための各種オカルト技術の開発やシェルターの建設、異能者のレベル上げ、終末が近づいた事によって発生した無数のオカルト事件の解決を行っている。
ガイア連合の際立った特徴は、所属する転生者のレベル上限が非常に高いことやメシア教と仲がいい等いくつかあるが、単体で見たときに目立つ特徴として、特殊な式神を基盤技術に置いている事である。
式神、元々古来より日本で使われていた使役される悪魔の総称であり、人に使われる調伏された悪魔や人工の悪魔の事である。
ガイア連合で使われているのは、マグネタイトと呼ばれる人間が発する悪魔や魔術を現界させるのに必要なエネルギーの不足によって、現界に失敗してスライムになった悪魔を術式によって素体に封じ込めて従順な人工の悪魔としたものである。
スキルカードを使うことで様々な技術や魔術をインストールでき、簡単な機能を持たせた簡易式神は異能の力に目覚めていない非覚醒者でも使えるのに加えて、高性能式神に関しては、それなりにお値段はかかるが、外見的なデザインやスキル構成、人格の方向性や口調は自由にオーダーメイドできるのもあって、各自の理想のパートナーを実現できる。
自分はそんな式神を開発、製造しているガイア連合式神製造部の一員である。
いくら初回は安めになるとはいえ、式神制作費のためにこれまでに怪異依頼の解決で貯めたマッカと特許や商標権、株で儲けた貯金を使い果たしたなーとサーニャを手に入れた当時のことを思い出す。
まあ、ガイア連合の技術部で働くのに加えて、さらに副収入が入るようになってからは、以前とは比べものにならないほど儲かっているので、
今になっては、端金・・・とは言えないが、大金とは言えない程度だが、
「ええ・・・」
思わず呟く。
初期の頃は前線で依頼をこなして戦っていたが、中々上がらないレベルにうんざりしたのと、式神製作に目覚めて、裏方の技術部の方に移った。
式神製作のための交神術や術式の訓練はきつかったというか地獄で、受けるガイア連合員のほとんどは脱落するが、その中では珍しく、最後まで残って簡易ではない下級式神を作れるようになった。
お陰で、ガイアトップの神主の製作した式神には遠く及ばずとも人型の式神を作れる数少ない技術部職員として、わりと儲けている。
そのせいもあってあんまり現場に出ることはない。
ただ、レンタル用に製造した新品の自前の式神の初期のレベルアップのために、下級の異界に行くことはたまにある。
「仕事あるからなぁ。
式神製作依頼は積もっていく一方で終わらないし、
あ、もしかして疲れた?
それなら、サーニャの休暇入れるよ。」
「・・・その分、他に貸してる他の娘を入れて、足りない分はあなたが働くんでしょ?
だめよそんなの。
それに私は、メンテナンスうければ疲れは無くなるから大丈夫。」
「そっかー・・・」
この手のやり取りは何度も繰り返しているが、休みを取ることは無い。
純粋に式神製作依頼が多すぎて、自分が抜けると後々抜けた分だけデスマーチを繰り広げる羽目になる。
最近始まった二度目覚醒訓練などという拷問を受ける余裕があるのなら、拷問度は同じくらいな式神製作訓練を受けて、式神作れる連合員が増えて欲しいと切に願っている。
「でも、レベルを上げて、マグネタイトを増やさないと、大変だよ?」
「マグネタイトは買えるから、サーニャ達への供給は減らさないさ。」
「むぅ~そうじゃなくて・・・」
と、そこで、
ピピピピピピ
アラームが鳴った。
「そうじゃなくて?」
「・・・なんでもない。」
「そっか、あー、もう時間か、行かないと、」
白々しく言う。
この後、詳しく聞いても心配げに仕事を休むように言ってくるのは分かってる。
心配してくれるのは嬉しいし、確かに休んで一日中横になってサーニャの耳やしっぽをのんびり弄くりまわしていたい気持ちもあるが、人型式神の生産は急務で、下手すると死者が出たり、ハニトラに引っ掛かって悪徳宗教に転ぶ奴らも出てくる。
マイ式神はとにかく、各支部に配備されている各種レンタル式神の充実度は、もろにその地域の異能者だけでなく、一般住民の死傷率に関わる。
その支部のレンタル可能な式神に速の高いテトラジャ持ちレンタル式神がいなかったおかげで、特定の依頼が消化されず現地勢が何組も死亡なんてことが普通にあるのがこの界隈である。
なので可能な限り、人型式神を量産しなければならない。
・・・まあ、なんだかんだ言っても、人型式神という人間に従順な美しいものを作るのが好きというだけだが、
護身用の装備一式を体に身につける。
カルンウェナンレプリカ、黄金銃、各種護符・・・
外とはいえ、山梨支部の中で襲われることは無いとは思うが、ここは女神転生の世界、レベルが低いのに油断は禁物である。
そこでサーニャが乾燥機から出した仕事着を鞄の中に入れて、とてとてとやってくる。
「ありがとう。」
そういって受け取る。
「じゃあ、行こう。」
サーニャに手を引かれて、玄関を出る。
ガイア連合山梨第一支部は、おとぎの国の様である。
澄みきった力の溢れる空気の中、無数の式神が飛び交い。
至るところに大きなイヌガミやクダキツネや蛇・・・トウビョウと言うらしいが寝そべったり、のんびり歩いたりしている。
なんだかんだ言っても、こうして行く宛の無い、イヌガミやクダギツネを拾ってきて放し飼いにしてるあたり神主は動物好きだなぁとか思ってしまう。
・・・自分等転生者も神主に拾われた動物だろうか?
「くぅん」
足に感じた何か擦れる感覚に目を下ろすと、時々家に餌をねだりにやってくるシベリアンハスキーっぽい灰色のイヌガミと目があった。
「悪い。餌今持ってないわ。」
「そうじゃないよ。
この子、なでてほしいみたい。」
サーニャが言う。
見ると、サーニャの周囲には何体かの式神やクダギツネやイヌガミ、各種悪魔が寄り添っていた。
それを上手にあやし、いなしている。
原作に基づいて人格には動物好きの指向性を与えたが、いつの間にかすっかり魔獣マスターになってしまった。
「そっか、よしよし」
頭から首、首から胴体に向けて何回か撫でてやる。
そうすると、満足したのか、イヌガミは親しげに一声鳴くと緩んだ表情を浮かべ去っていく。
「あの子、人懐っこいし前の主人が好きだったけど、あんまり可愛がられて無かったみたい。」
「そっか、」
可哀想とは思うが、そういうものだ。
ただ、今度家に来たときにはもう少し可愛がってやるかとも思う。
神社の近くに聳える、おとぎの国にしては不似合いなコンクリートでできた巨大な施設群、その一つが目的地のガイア連合山梨第一支部の霊的装備製造工場である。
スルッと結界を通り抜ける感覚とともに中に入る。
方々に自由な・・・というより自由過ぎるコスプレな服装で内勤組が各職場に向かっている。
自分のように式神を連れている人もちらほら見かける。
セーラー服を着た仲の良い女学生達がいると思ったらTSしたコスプレ成りきり勢とその式神だったりするので、見た目とのギャップで頭がおかしくなりそうになるが、もう慣れた。
生まれ変わったので好きなゲームやアニメの登場人物の様な格好と振る舞いをして〇〇に生まれ変わったのだ!
と主張している連中は成りきり勢と呼ばれている。
ネタかと思えば色んな意味でガチな連中も混じっていて、そういう人ほどレベルが高くて修羅場を潜っており、揶揄するような事をいえばとんでもないことになるので、基本的にその手の事を揶揄すべきではない。
まあ、好きな作品の装備を再現して装備した結果、成りきり勢と呼ばれるようになった人もいるので一概に生まれ変わったと主張しているわけでもないが、
最近ではほとんど見ないが、丈夫な厚手の長コートと、大型改造ノコギリと手製銃ないしショットガンの組み合わせによるbloodbornの狩人じみた装備は、装備の支援体制が整っていない初期の頃に、素質が力、速に向いた前線組によく見られ、狩人の成りきり勢扱いされたこともあったが、彼らは別に狩人に転生したと主張している訳ではなかったなと思い出す。
素質が魔術系でなければ一度やってみたかった・・・
そんなかつての古狩人達のことを思いだしつつ、自分の仕事場に向かう・・・
前に食堂に寄る。
「弁当用ガイアカレー一つ、ご飯抜きで、」
「はい、」
ガイアポイントカードを読み取り機に翳すと、艦これの加賀の外見をモチーフに製造された調理用式神が水筒を取り出し、慣れた手つきで素早くカレーを入れて蓋をする。
「どうぞ。
1日位しか持たないから気を付けてくださいね。」
「どもー」
ガイアカレーは複数の霊薬を混ぜて作られた回復用の食事である。
食べると数時間かけて体力や傷や魔力をゆっくり回復させてくれる。
ただ、ゆっくりでは間に合わない場合には吸収高速化の霊薬を一緒に飲むことで45分ほどまでに回復にかかる時間を短縮できる。
水筒を受けとってから今度こそ仕事場に向かう。
「おはようございます。」
「おはよー」
挨拶しながら職場の第二式神製造部に入って、まず真っ先に、机の上に置かれた本日製作する七体の式神の仕様書を確認する。
忙しいときだと1日十五体という本気で殺しにかかってるとしか思えない量を捌くこともあるが今日は七体というわりと標準な数である。
1日十体を越えるのが連続する時は基本的に家に帰らず職場で寝泊まりして、魔力と体力が回復するここの回復温泉に半分浸かりながら睡眠を取る羽目になる。
そんな事を思いつつ、仕様書を確認する。
・・・ピクシーのスキル構成をベースにテンプレートにした初心者向け式神が三体、施設設置用の特定のスキルをセットした式神が三体、あとは転生者の趣味人のオーダーメイド品が一体、
キャラクター性は仕様書の設定と付属のSSと動画ファイルを参照、
内、四体はテンプレートの標準人格
この部署では、式神製作は共同作業で、自分は訓練を突破できた人が少なく製作のボトルネックになっている交霊による指向性を持たせたスライムの降霊と術式による拘束、触媒への封入を行っている。
式神ボディたる人型を作ったり、人型にスライムの入った触媒を入れて慣らして仕様書通りに術式で精密調整する担当とは別である。
そんなことをつらつら考えながら仕様書のデータを確認し、スライムを降ろす上で個人的に、注意すべきポイントを仕様書に追記していく、
「よしっ、8:15より降霊作業開始します。」
そう言って、仕様書を持って隣の交霊室に向かう。
交霊室の前にはロッカーがあり、そこでゆったりした服装に着替える。
初期は和服だったが、パジャマの方が楽でねということで、白っぽいパジャマを使っている。
パジャマに着替えると自分の交霊室に入る。
このドア以外にも、触媒の入った瓶が送られてくる小さな窓や、カーテンのように布状の防音素材を重ねた無音で入る事ができる出入口もあって部屋としては閉じてはいないが、
防音素材に包まれた部屋の耳鳴りがするほどの無音と、畳と座椅子以外何もない薄暗い部屋は、交霊修行の時の第六感の感覚器まで潰された真の暗闇を思い出さされる。
小窓を押すと、小窓が開いて触媒の入った瓶が出てくる。
瓶に書かれた番号と依頼者名を仕様書と照らし合わせて間違いがないことを確認して座椅子の前に置く。
「さあ、始めるか・・・」
呟いた声は響くことなく、壁に吸い込まれて消えていく。
座椅子であぐらをくむと、息を止め、目を閉じた。
瞳が作る暗闇の中、闇の中に感覚を沈みこませていく、
深度が深くなるに従って周りは冷たくなっていき思考も鈍くなっていく、
次第に冷たさが痛さに変わっていくが、身を任せ、さらに深くへと沈みこんでいく、
と、見えないはずの瞳に幽かな明かりが見えた、
そこを目指して沈んでいく、
やがて明かりは視界一杯に広がって不思議な極彩色を放つ、
これは、全ての概念の集合体、概念存在である悪魔はここより生じ、ここに帰る。
その明かりに手を差しのべ、ぼやけた意識の中、仕様書を思い出し、願う概念の形を手繰り寄せ、粘土を捏ねるように術式を詠いながら形を作ってゆく。
仄かに温かく微睡むような手触りのそれを捏ね、潰し、曲げ、目的の人格やスキル、耐性を形成して求める魂にしていく、
出来た。
完全とは行かないが、これが精一杯、
そっと、しかし強くそれを握ると、一気に上まで浮き上がる。
手の中で整えた魂が底から引き離すなと暴れ、形が崩れ、手の中が燃えるように熱くなる。
それに離すものかと手に力をこめ、術式で縛り付け、崩れるのを必死で止める。
それに対抗し、魂は手が炭化しそうなほどまでに熱を放ち、崩れて手から逃れようとする。
そこで、そっと冷ややかな白い手が自分の手に重なり、熱を奪うのと同時に、唄の様に聞こえる術式が、自分の術式に重なるように魂を縛り付け、魂の形が崩れていくのを抑える。
そこで表層まで浮上したことで目の前に現れた空の入れ物に魂をぶち込み、そのまま力一杯、封をかける。
持ってきた魂は少々不恰好な崩れた形のまま、スライムとして生まれ、溶媒に取り憑いた。
それを確認して、目を開ける。
「つっ!はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・」
止めていた息を吐き、隣に寄り添っていたサーニャに寄りかかる。
「ディア!」
サーニャの回復呪文に少し体が楽になる。
交霊中は隣に何かいると意識の妨げになるが、交霊が終わって術式で形を整えた霊をスライムとして無理やり溶媒に降ろす降霊の段階になると、深く同調している式神のサポートを受けられる。
なので降霊のサポートを行う式神は、交霊終了間際にカーテンの方から静かに入って、降霊の段階になったらすぐに術式のサポートを行う体制になっている。
さらに、触媒への降霊が失敗してスライムとして具現化したものと一戦交える羽目になることもあるので、この手のサポート用式神は必須である。
「成功したわ。お疲れ様。」
サーニャが体に付いた氷を優しく払いながら言う。
交霊を行って向こうにいっていると、向こうの寒さが直接具現化するのか、なぜか氷が体に纏わりつくように現れる。
元から氷系の魔法は得意だったが、お陰で、レベル上げや訓練等していないのに、氷系の魔法に関してはかなりの腕前となっている。
ただ、レベルに不相応な魔法を使えても、MPが低いのでろくに生かせないが、
「ありがとう・・・
今何時?」
そこでサーニャは自分の腕時計を確認する。
時計の類いは集中を乱すので置いていない。
「9:33ね。」
「あー一時間以上かかっちゃったか・・・
次はもうちょっと早めにやる・・・」
「無理しないで、」
「大丈夫・・・ありがとう。
・・・この溶媒の式神ボディへの定着お願いね。」
以前は降霊に関わった人が式神ボディへの定着までやらないと定着させずらかったので、交霊~定着まで行っていたが、
降霊の部分を式神が協力して行うようになったお陰で、降霊と定着を分離させて、人間が交霊と降霊を行った後、さらに降霊に携わった式神が定着を行えるようになった上、
降霊の後、霊薬でいちいち回復する必要が無くなり、交霊~降霊に集中した流れ作業の一部としてできるようになったおかげで作業効率があがった。
昔、それこそ溶媒を使っていなかった頃は、式神ボディの原料作りから式神の完成まで自分が関わっていたのに比べると生産性が相当向上している。
そもそも触媒自体が、量産性を上げるためにウチの部で使われるものだが、
ただ、今でも忙しい時にはノルマの溶媒への降霊が終わったら他の担当にヘルプに入ることもあるが、
・・・たまには自分で、自分がデザインして魂を入れた人型を弄くりたくなる時もあるが、そういう時は、人型の素材を作った上で、ガイア連合の式神造形部の3Dプリンターで仕様書通りに製造してもらって、家で魂入れと術式がけを行う。
基本的に1日作業なので数少ない休日か無理に取った休暇にしかできないが、
山梨第三支部に貸し出してるニーナも育ってるし、生体素材も貯まったし久しぶりに、自分で式神作りたいなぁ・・・
そんなことを酸欠でボケた頭で考えつつ、手は仕様書を手繰り寄せ、次の式神の仕様を確認しようと動く。
サーニャはそんな様子を見て、仕方ないなぁと笑みを浮かべる。
「じゃあいくね。」
サーニャはスライムの入った溶媒を持ってカーテンの方から出ていく。
それを見送ると自分は次の作業に取りかかる。
午前中は後二体、午後は四体仕上げねばならない。
「はぁ・・・はぁ・・・終わった・・・」
午前作業終了、ぼやけた意識の中でそれだけが浮かぶ。
「大丈夫?立てる?」
「なんとか・・・」
よろよろとサーニャにもたれるように立ち上がる。
サーニャは溶媒の入った瓶を抱えると、今度はドアを開けて、更衣室まで支えてくれる。
そこで、更衣室のロッカーに倒れ込むように手をついて、弁当のカレーの入った水筒を取り出して、口から流し込む。
色々固形物が喉を通るが気にする余裕はない。
飲み終わると、もうひとつ、小びんに入った霊薬の吸収を早める霊薬を取り出して飲み干す。
これで午後の作業までにはガイアカレーは吸収され回復の効果を発揮する。
変にガイアカレーの回復効果が残ってると、向こうへ降りづらくなるのでこれは必須である。
「食べ終わった?」
「ああ・・・」
「トラポート」
サーニャが瞬間移動の呪文を唱える。
一瞬で景色が代わり、工場作業員用の風呂場の前にいた。
「お疲れ様・・・ゆっくり休んでね。」
「サーニャもお疲れ様、定着終わったら休んでな・・・」
そういって、男湯の簾を潜って、服を棚に突っ込むと風呂場に突撃して倒れ込むようにして湯船に入る。
入る前に体を洗うべきだろうが、そういう余裕がある人向けの湯船もあるので、こっちは基本的にそのまま入って良いことになっている。
「はぁ・・・」
息をつく、
ここは本殿の回復温泉が引いてあり、浸かるだけで体力怪我魔力ともに回復するという素晴らしい効能がある。
「あ゛~・・・酸欠で死んだ脳細胞が蘇って行くのが分かるー・・・」
神主いわく、受精卵状態でも感じたり思考することはできるらしいので、脳細胞が感覚や思考に必要と言うわけでもだろうが、
こうやって脳が蘇って意識がはっきりしていく感覚はとても心地がよい。
さらに冷めきった体に熱が伝わり、まるで生き返ったような心地になる。
そのままのんびりと漂う。
昔は一人向け風呂もあって、時間に余裕があった頃はサーニャと一緒に入ったりもしたが、
酒を流して酒風呂にしたり、風呂場で自分の式神と致す人が無数に出たので無くなった。
・・・正直悪かったなとは思っている。
そんなことを思いだしながらぼんやりと漂う。
ある程度回復して、体が普通に動くようになってきたので、湯船からでて、体を洗う。
何だかんだで先程の湯船は結構汚れているので、ある程度回復したら、体を洗ってきれいな湯船に移るようになっている。
交霊組は、スライムを降ろすノルマが終わったところで一時間の休憩を取れるので、基本的に他の作業員とは休憩時間が途中まで被らず広い温泉を独り占めできる事がよくある。
休憩時間に霊験あらたかな温泉を独り占めできるなんて贅沢な職場だなぁとのんびりと湯船に浸かりながら考える。
そこで、ちらりとかけてある時計を見る。
・・・休憩終了間際までこのままのんびりしてれば、体感的に体力気力魔力ともに十分回復できそうである。
そのままのんびりしていると、次第に騒がしくなってきて何人ものガイア作業員が入ってきて湯船に浸かり始めている。
見知った顔もちらほら見かけるが、ここはせっかくの回復タイムである。
目を閉じて回復に勤める。
「12:30より午後の交霊作業開始します。」
呟く。
机に突っ伏して寝てる人、忙しく作業している人等で職場は混沌としている。
今休憩しているサーニャ宛に開始時間のメモを残し、交霊室に向かう。
今回降ろすのは初心者向け式神用のスライムである。
ガイア連合では非転生者からの高性能式神のオーダーメイドは基本的に受け取らないので、外に出す場合、いくつかのテンプレートに沿った特性を持たせた式神を製造して売りに出す。
以前、オーダーメイド依頼で、【子守唄】【ジバブー】【トラポート】【マリンカリン】【高揚の歌】【ジオ】【ディア】セットのお前何に使う気だと言いたくなるような、誘拐、洗脳等、犯罪特化の特性をもたせた式神の製作を依頼されたこともあって、
無制限に式神のオーダーメイドを受け入れたら現地民がヤバいことをやらかすのは目に見えてるので、一定の制限は仕方ないと思う。
外見は購入時のオプションで調整できるのもあって、理想の嫁を求める非転生者が凄まじいマッカとフォルマ(非転生者の式神購入はマッカとフォルマ払いのみ)をつぎ込んで来る。
ちなみに外見モデルや人格特性のテンプレートも存在し、それに沿った式神もつくられている。
サーニャのデザインや口調や人格の方向性もテンプレートとして登録されており既に複数体作られていたりする。
モデルに関しては登録した造形主がロイヤリティを受けとれる制度になっており、これで非覚醒者のデザイン担当の作業員でも儲けられるというわけだ。
この辺りは自分のモデルを流用されたことに、デザイン担当の一派が切れて、モデルを自由に流用していい派との間で揉めまくって、問題化したのをきっかけに整備されて、特定のモデルを元にモデルを作って製造する際は、使用料を払わなければならなくなった。
自分もデザインのテンプレートを多数登録しているが人気は・・・まあ、ぼちぼちである。
そんなことをつらつら考えながら新しい寝間着(午前使っていたのはカレーの香りがついているので交霊する上で邪魔になる。)に着替えて、交霊室に入る。
さて、今日は残り4体だ。
霊薬を飲み干し回復した後、風呂に浸かって回復した。
午後の作業終わりにはサーニャと夕食をとるために腹が膨れるガイアカレーではなくお高めの回復用霊薬を使っている。
サーニャと帰り道を歩く。
疲れてるだろうし、食堂でエエよと言うと悲しそうな顔をするので、忙しかったり疲れてる時以外は、基本的に家でサーニャの手料理を味わっている。
なにもしゃべらないでもこうしているだけで心が満たされ、働いたかいがあったなという気持ちになってくる。
そして家で食事を終えると、いつの間にか現れた朝のシベリアンハスキーっぽいイヌガミやサーニャによく懐いているクダギツネを二人して可愛がりながら、のんびりする。
「サーニャ、そろそろやるか、」
「・・・毎日しなくてもいいよ?大変でしょ?」
口ではそう言うが、期待した目でこちらを見つめてくる。
「いいの、僕もしたいんだ。」
空気を読んだのかイヌガミとクダギツネはいつの間にかいなくなっていた。
そのまま、自分の部屋に向かう。
ごちゃごちゃと本や機械や式神整備や製造の道具が転がり、サーニャが片付けなければ足の踏み場すらなくなっていたであろう部屋、
その部屋の真ん中近くに置かれている台に腰かけると、サーニャは少し微笑んで顔を赤らめながら服を脱いで、台の上にうつぶせになる。
「来て」
「おう。」
台を起動させる。
魔方陣が広がりサーニャを包み込む。
「式神術式には異常ないな。
内蔵スライムも不思議なほど安定してる。
式神の人型にも異常は・・・
これ昨日の残りか、吸着が遅い?
・・・というほどでもないけど、ちょっと弄るか」
サーニャの白い背中に手を当ててから各部に触れ、一つ一つ、サーニャを構成する要素を確かめて手入れしていく、
自分の手の中でおとなしく手入れを受け入れているサーニャを見ると、人形の手入れをしているような変な気分になってくる。
人形趣味は無かったはずだが、その手の趣味も分かる気がする。
この類いのメンテは大きな異常が無い限り、やらなくても普通に問題ないというか、毎日やってる人も、できる人もほとんどいない。
ただ意味が無いかというとそうではなく、メンテで歪みを取り払ってやると式神が安定して成長も早まるらしく、毎日の行為とあわせてサーニャの成長率は異常で、あんまり実戦には出ていないのに自分のレベルを遥かに追い越している。
まあ自分が持っていてレンタルに出している式神はだいたい自分よりレベルが高いのでアレだが、
終末が近づいたせいもあるが、自分の時より明らかにレベルアップが早い自分の式神達を思い浮かべる。
「今、他の娘のこと考えてたでしょ」
少し、ジトッとした口調でサーニャが呟いた。
「うぇっ、ごめん」
思わず変な声が出る。
「今は、私に集中して・・・ね?」
「あい分かった。」
今度は余計なことを考えずに手入れに集中する。
「他のあなたの式神を診るときも、その娘以外の私や他の娘のこと考えてちゃだめだよ」
一通り手入れが終わるとサーニャは服を着ながら言う。
「ごめんて、でも、いつもメンテしてるのがサーニャだから、メンテの時に思い出さないでやるのは難しいかも、」
「それでもだめ」
そのままコツンとサーニャは寄りかかるように額を僕の胸に当ててくる。
「私はあなたの式神、思いから毛一本まで式神の全ては式主様のもの。
そして、式主様のものは全て式主様のもの。
でも、式神が式主様の心を捉えた時間だけは二人のもの。」
吟うように呟く。
「だから、式神の事は大事にしなくてもいいけど、式神との時間は大切にしてね?」
「サーニャ・・・」
心が、捕らわれる。
そして、この存在は自分のものだという欲望と大事にしなくちゃと言う思いが沸き上がり、サーニャにMAGとして流れていくのが分かる。
ふ、と顔を上げてサーニャはこちらを見て微笑んだ。
「少し、早いけど、一緒におやすみしよ?」
そういうと二人してベッドに潜り込んだ。
チュンチュン・・・
隣のもぞもぞする感覚に目を覚ますと、サーニャがベッドに腰かけて白っぽいブラジャーを着けていた。
白いうなじから背中がなまめかしい。
「おはよ。」
「おはよう。」
サーニャが微笑んでくる。
そこで起きる前に日課をこなさなければ、と、ベッドの隣においてある献血装置の針を体に突き刺してボタンを押す。
夜やることもあるが、朝やると、適度に血が抜けて交霊しやすくなる。
ぐわーんと機械が動き出して、血が抜けて行く、
こうして抜かれた血は自分用の式神パーツ用の生体素材になって、新しい式神を作るときや、式神に欠損が生じた際に使う。
血以外にも髪の毛や皮膚、肉、骨も使うが、手っ取り早く量を稼げるので毎日の様に血を抜いている。
「さて、今日も1日、式神を作るかー」
呟いた。
いつも通り、第二式神製造部に入ると、なにやら雰囲気がおかしい。
いつもより緩んでいるというか、そもそも人が少ない。
「?おはようございます。」
「おはよう。
早速だけど、神主が呼んでるから神主の事務室に行ってね。」
「部長?」
いつもはピリピリしていた部長が晴れやかな雰囲気で笑みを浮かべて立っていた。
部長は、人形好きが高じ、式神パーツを移植しまくって、少女とも大人の女性ともつかない不思議な雰囲気の長い銀髪青目のロリ体型を手に入れ、さらに黒いドレススーツで決めているのでさながら大きな人形と見間違いそうになる。
「神主がですか?
何かあったんですか、」
「自分で聞いてきて、
あ、サーニャも連れて来いって、」
「わかりました。行ってきます。」
「おつかれさま、行ってらっしゃい。」
サーニャのトラポートで神社前に送ってもらう。
ただでさえ多忙な神主の時間を無駄に使う訳にはいかない。
そのまま鳥居をくぐり抜け、社務所へ向かう。
神主の事務室は色々な物で散らかっている。
式神造りから各組織との交渉、術式開発まで行っているので、様々なものが必要なのだろう。
こうしている今でも、事務員や式神が駆け回って、書類を積み上げている。
その中央に座す一見子供にしか見えない長髪のショタ、彼こそがガイア連合のトップにしておそらく人類最強の神主である。
「わざわざ呼び出して悪いね。」
「いえ。大丈夫です。
ただ、式神製作があるので手早くお願いします。」
「相変わらず、君は硬いなぁ。
もっとフレンドリーで良いんだよ?」
基本、神主に敬語使う転生者は少ない。
神主の態度がアレなので、そのあたりはアットホーム?である。
「こっちのが楽なので、」
なので、こちらも口調こそ丁寧語だが、態度はわりといい加減にしている。
「そっか~
ところで、その仕事の件だけど、」
「はい、」
「無期停職ね。」
「・・・は?」
「ついでに、式神も没収後封印ね」
「待てコラ」
思わず口調が荒くなった。
「君のレベルはいくつだっけ?」
「7ですね。」
「・・・それで、その隣の子のレベルは?」
「37ですね。
毎日のメンテの賜物です。」
「・・・あのさあ、なにか僕に言うことない?」
「・・・いえ別に・・・」
目を逸らしながら言う。
「式神は持ち主のレベルを超えられない様にできてるはずだけど、」
「簡易式神やシキオウジは超えられます。
ならば、高級式神も持ち主のレベルを超えられるようにすることは可能です。
基本的に高級式神は式主との結びつきが強く、その関係で式神はレベルの制限が起こり、式主のレベルを超えそうになると式主と式神の同調が乱れて、式神は吸収したマグネタイトを自分の成長に利用できなくなるのですが、
メンテや調整、手動アップデートの際に吸収したマグネタイトを使って行うと、この同調を無視して成長させられます。
しかし、同調が乱れていることには変わりないので、成長を維持できませんが、この際、式主の生体素材を多めにした式神だと、式神に含まれる生体素材を式主と誤認させて、必要な分だけ自己同調させることで安定化させる事が可能です。
それに、一度、自己同調させると次からは自動レベルアップができますし、」
「・・・製作者の目の前で、堂々と式神の安全装置の外し方解説しないでくれる?」
「え?これ安全装置だったんですか?
説明してくださいよ。」
思わず棒読みになる。
「詳しい説明あったら、外す奴多いでしょ?
まあ、それはいいんだ。
君以外にもやってる人多いし、
特に君は自力でそれに至れたから、
ところで、君が持ってる。高性能式神、何体いるっけ?」
「レンタルに出してる娘も含めて24体ですね。」
「・・・あのさあ、レベルといい、少しはおかしいって思おうよ。」
「全員分のMAGの足りない分は、購入と地脈で賄えますし、レンタルに出してる分お金やMAGになるので、まだまだ余裕があります。」
「余裕がある(個人MAGはすっからかんだけどまだ細かく分けられる)っていうの止めてくれない?」
基本的にレンタルでは各支部に貸し出しているので、MAG自体はそれなりに補給されるが、足りない分は、自分の式神なので送っている自分のMAGと購入したMAGで補っている。
新しく開設されたガイア連合施設では、各種機能を持たせた式神や、組合員が戦闘のためレンタルできる式神が不足する。
そこに目をつけて、施設と式神とのリース契約を結ぶ事で購入費用を浮かせて、一人で大量の式神を持てる様にするというのが技術部メンバーの使っている裏技である。
ただ、浮かせたといっても式神の製作費と故障時の修理費、メンテ費が本人負担でかかることから、最低でも自力で式神を修理できないと赤字になるので、やれるのは一部の技術部員に限られている。
なお、この方法で神主の式神を買おうとすると確実に赤字になる。
「まあ、そっちは良いんだ。
それより、これ、きみのアナライズ結果だけど見てくれない?」
「僕のアナライズ結果ですか?」
神主が取り出した用紙を見る。
【人間 ? 】Lv7
ブフ、マハブフ、ブフダイン、魔界の調べ、大冷界、氷の壁、死神の点呼、ムド、サバトマ、ハイ・アナライズ
レベル7にしては色々おかしいが、交霊で魔界に何度も降りているうちに、色々それっぽいスキルが生えてきた。
ただ生えてきた強力なスキルは魔不足でまともな出力が出なかったり、一発撃ったらMPが尽きたり、そもそもMPが足らないのでまともに使えないが、
それより気になるのは、
「・・・人間のところに薄く?がありますね。」
「よりにもよって、量産性が上がるからって召喚魔術を使わずに、毎日のように魔界の深層まで感覚を降ろして霊片と化してる概念の欠片を呼び集めて形作るあの無茶苦茶な方法で何体も交霊して、
霊薬で無理やり回復、挙げ句MAGは自分より上位の無数の式神に吸わせてるって、そりゃあ人間じゃなくなるよ。
ゾンビ君」
「うえぇ!
自分、ゾンビになりかけなんですか!?」
思わず自分の体を確認する。
青白い肌、血を抜いているせいだと思っていたがもしかしたら・・・?
「君の式神に感謝した方がいいよ。
最近、君から来るMAGがおかしいっていうから調べたんだ。」
「サーニャが?」
思わずサーニャの方を見ると気まずそうに目を逸らす。
「このままだと確実にゾンビなっちゃうよ?
だから、休んでね。」
「・・・休むのは良いとしても、式神の没収は受け入れられません。」
それだけは、それだけは受け入れられない。
「そしたら、時間は伸ばせるけど、ゾンビになっちゃうよ?」
「レベルを上げてMAGの生産を増やせばいいんでしょ?」
「だけど、高レベルにくっついたり、MP系の霊薬で強力なスキルを使って、深めの異界で強い悪魔と戦ってレベリングして、無理矢理一気にレベルを上げると、
強力な悪魔のMAGを大量に取り込んだせいで、そのまま悪魔の方に存在が傾いちゃうから、やっても悪化するだけだよ?」
「ええ・・・」
なんとかする手が塞がれた。
「・・・それならゆっくりレベルを上げれば良いんですよね?」
「うん、基本はレベル帯より少し上の異界で戦うなら、人間の方が強化されるから、
それで30まで行ったらもう大丈夫かな。
だけど、ゆっくりやってて、今の式神の維持MAG買うお金持つ?
休職中なのに、」
頭の中で計算する。
「・・・1年位までなら、行けます。」
「レベリング無しで7から30ってすごく大変だよ?
あとやるなら、レベル30まで自分よりレベルが3以上の式神を戦闘で使ったり、適正レベルを大幅に越えるスキルを使っちゃ駄目だよ。
存在が悪魔側に引き摺られちゃうから、」
「それでも、やります。」
自分の式神達を手放さないためならやる。
すっ、と神主は笑みを浮かべる。
「その言葉が聞きたかった。」
こうして自分は、式神製造の技を習った時以来、再びの神主の試練を受ける羽目になった。
「あ、ところで第二式神製造部は大丈夫ですか?
自分が抜けたら製造依頼が、」
「それがさ、みんな泣いてたよ。
これであの無茶苦茶なスライム量産速度に付き合わされて、頭が痛くなるまで術式組まなくて済むーとか、無理な量の製造依頼を無理だからって断れるーとか、やっと作業に余裕ができるーとか、みんな涙を流して悲しんでたよ。」
「それ、絶対悲しんでないですよね!?
というかもしかして、自分、ブラック現場作ってた・・・?
無理っぽかったら手伝ってたのに、」
【式神ちゃん万歳】式神仕様相談隔離スレ178【式神ちゃんマジ式神】
432 名無しの式主
悲報
式神製造部の交霊キチ、長期休養に入る。
433 名無しの式主
は?
434 名無しの式主
は?
434 名無しの式主
は?
435 名無しの式主
それより、今度作る式神の仕様書だけど、中位くらいのサポートでなんか良いアイディアある?
436 名無しの式主
首に縄つけて引きずり戻せ
437 名無しの式主
ディア!アムリタ!リカーム!!!!!
438 名無しの式主
よっしゃー!!!!
あの社畜が消えた!!!!
これで霊薬ガブ飲みしながら気絶するまで術式組まないで済む!!!!!
439 名無しの式主
逃げないように交霊室に縛り付けとけ
440 名無しの式主
おい、依頼出してる俺の式神、どうなるんだよ。
441 名無しの式主
朗報の間違えだろ。
アレ、工程一通りできるから、他が担当してる工程がもう無理ってなっても、手伝いに来て、現場崩壊での仕事リタイアできなくなるんだよなぁ・・・
442 名無しの式主
なんか、色んな闇が吹き上がっとる・・・
443 名無しの式主
指名製作料バカ上がりしてたからなぁ・・・
生体素材ドカ盛りの式神勧めてくれる人だったんだけど・・・
444 名無しの式主
いつの時代の話をしてるんだよ。
もう生体素材ドカ盛りの式神素材の製法はマニュアル化してるから一般依頼でもいけるぞ。
それにアレは一般の量産の方担当だから、指名されるとラインが止まるんでその分かかる様になったんだよなぁ・・・
445 名無しの式主
マジか、仕様相談するときに言われなかったから個人じゃないとやってないのかと、
446 名無しの式主
そら、式神重量の半分の自分の血と○液と爪と髪となんて勧めるわけねーだろ。
447 名無しの式主
いや、そのときは素材が集まらなくて式神ちゃんの体重の三割だったな。
クソ、騙された。
448 名無しの式主
三割は甘え、十割行ってこい。
449 名無しの式主
十分同期できる一割でええやろ、それ以上は自己鍛練不足
450 名無しの式主
ほぼ十割の自分ヒロインは解釈違いだ、俺は自分じゃない式神が良いんだよ。
451 名無しの式主
十割って言っても、繋ぎとして色々入れるから、99%位なんだよなぁ・・・
452 名無しの式主
あんまり入れすぎると属性も似るんで、式神固有の属性が育たない定期。
やっぱり五割+骨で良くね?
453 名無しの式主
むしろ骨入れない式主なんているの?
一割だけど骨だけはいれてるよ。
454 名無しの式主
・・・なんでこの人達、式神に割合単位で自分の生体素材入れるの前提なん・・・?
455 名無しの式主
・・・?
456 名無しの式主
・・・?
ちょっと何言ってるのか分かりませんね・・・?
457 名無しの式主
ここではリントの言葉で話せ
458 名無しの式主
え、自分がおかしいの!?
459 名無しの式主
>>454
おー新参か、生体素材入れることに疑問は無いってことは、初めての式神スレの方は見たのか、
血とか髪の毛とかの生体素材入れると式神との同期が上がって、式主に合わせてレベルが上がりやすくなる&転生者特性が移って強くなるっていうのは知ってるんだな。
そこで、今話題のとあるキチが、つまり式神ちゃんを自分色に染め上げれば、式神ちゃんが強くなるのか、と神主の前に式神重量分の自分から取った生体素材を山盛りにしたのが始まりだ。
結局、全部だと自分になっちゃうからと半分にしたが、そうやって作られた生体素材盛りだくさんの式神は、体の半分が転生者由来なので元々の素質が高く、ちょっと弄れば式主のレベルを越えてのレベルアップも可能だということが分かって、式神ガチ勢はこぞって自分の生体素材を式神に注ぎ込むようになったんだよ。
460 名無しの式主
あのときのガイア説明会の空気はヤバかった・・・
肉体パーツ渡しちゃだめだよって説明の直後でそれだもん・・・
461 名無しの式主
それやらかしたのアレかよ!
462 名無しの式主
×式神ガチ勢
○式神ガチ勢を名乗る隔離スレに収容された一部の狂人
しれっと式神ガチ勢全員を狂人扱いすんな。
463 名無しの式主
は?
強化できる方法があるのに、式神にロクに自分の素材入れてない向こうこそ自称式神ガチ勢だろ。
464 名無しの式主
出た!
式神につぎ込んだ自分素材の量でマウント取る奴!
465 名無しの式主
ここは怖いインターネッツですね・・・
466 名無しの式主
隔離スレだからなぁ・・・
というか、式神の本人超えてのレベルアップ、神主保証無視した違法改造の類いで、公には無いことになってるんで他所で言うなよ。
式神自体の自律性を高めてるから、そのうち規制されるかも分かんね。
467 名無しの式主
おい・・・
ところで、ヤバイ人だというのはわかったけど、量産部門の人が一人休んだだけでそんなに影響あるの?
流れ作業だからそんなに影響無いと思うんだけど、
468 名無しの式主
流れ作業でも、どうしても特定の人に頼ってる部分があるんだよ。
それが、交霊して仕様に合わせた霊を作ってスライムとして降霊する部分、
ここの部分の修行がきつくて突破できた人があんまりいないんだよなぁ・・・
469 名無しの式主
覚醒で地獄コース履修者ワイ、
地獄コース二番目の第六感以外、感覚器全部使えなくなった真の暗闇よりも暗い闇があるとは知らず無事死亡
470 名無しの式主
くらいくらいこわい
471 名無しの式主
誰かいないのか!だれか!だれか~・・・
472 名無しの式主
色んな人のトラウマに刺さってるな・・・・
473 名無しの式主
要は召喚だろ?
そんなにきついの?
474 名無しの式主
ただ召喚するだけならサバトマ覚えれば済むけど、式神の仕様に合わせた特性持たせるために、召喚する霊を調整して弄らないといけないんだよ。
わざわざ向こうに感覚飛ばさなくても、召喚魔法使うときに特定の側面切り出したり混ぜたりでどうにかなるけど、その調整の仕方を一度修行で向こうに降りて感覚的にできるようにならないと無理。
挙げ句、その辺調節しながらの召喚だと時間がかかる。
475 名無しの式主
んで、流れ作業になってるといっても、神主抜きでの式神量産部門の高性能式神の一日の生産数は普通は20体そこそこ、
一見少なくみえるけど、
年間通すと普通に八千体はいける。
まあ多くが施設用だから一般向けは不足してるけど、
・・・数が合わない?
繁忙期には生産数が増えるんだ分かれ
そのうち、アレが担当するのは普通の日だと一日7体分の式神スライムの作成、これは1日あたりの生産数の1/3に当たるわけだ。
476 名無しの式主
思ったより影響でかかった。
なんでそんなに作れるん?
477 名無しの式主
アレは、召喚魔法を使わずに、交霊訓練と同じく悪魔のいる領域まで感覚降ろして行くんだけど、息止めて肉の感覚から離れてやるんで、わりとすぐにその領域まで行ける上、存在が近くなってるんで反発が薄めで楽に調整できるらしい。
挙げ句、息止めてるから早めに終えないと死ぬんで、交霊~降霊まで一時間でやってのける。
交霊でスライム降ろす奴もいるけど、息止めてやるのは無謀だし、そもそも交霊を連続してやるの自体狂気
478 名無しの式主
以前、酸欠で死んだ脳が蘇るとか山梨第一支部の温泉で言ってる奴がいたけど、そのことだったのかな・・・
478 名無しの式主
一時間息止め+暗闇修行・・・
それ人として大丈夫なん?
479 名無しの式主
大丈夫じゃないから休養になった定期
480 名無しの式主
なお、抜けた分は残り組がブラックやる模様
481 名無しの式主
いや、これからは部長が無理な分は断ったり後回しにすると言ってるんで楽になるの確定だぞw
わーい。
482 名無しの式主
あそこの部長、ちゃんと休憩時間を確保したうえで、壊れそうになると上手くヘルプ要員呼んで、壊れないようにするのがうまいんだよなぁ・・・
だから給料も高いし抜け出せずズルズルと居続ける羽目に、
483 名無しの式主
クソッ!
484 名無しの式主
どうでも良いから早くワイの式神作って、役目でしょ
485 名無しの式主
でもそんなに1日で作ってて質は大丈夫なん?
486 名無しの式主
さすがに質上位陣には劣るけどスライムとしての質は十分良い方。
根本的に最強の式神を目指すより、たくさん式神を作りたい珍しいタイプ。
487 名無しの式主
でも、ショタオジ以外の式神製作者は最初のスキカ無しの時点でシキオウジベースの破魔呪殺無効以外、無効耐性つけられない以上、
ショタオジには質も量も遠く及ばないんですけどね。
488 名無しの式主
それ言ったら、どの分野でも神主に勝てる奴おるの?
489 名無しの式主
俺のマイ式神への愛ならっ・・・!
490 名無しの式主
なんの俺の方が!
491 名無しの式主
はいはい、推しへの愛でマウント取り合わない。
492 名無しの式主
というか、その人のこと詳しい奴多いな。
そんなに有名人なん?
493 名無しの式主
?式神の指名製作依頼で、依頼できるそれなり以上の腕の相手は個人情報調べておくのが基本やろ?
494 名無しの式主
そうそう。誰が何が得意でどういう傾向があるとか、どんな性癖に対応してるかとか、でないと予算の範囲内で誰に依頼すれば一番仕様書に合った式神を作ってもらえるかわからんし、
495 名無しの式主
特に人格傾向とかは、上手く相手に理解させるために、相手の嗜好調べておかないと再調整に金かかるし。
496 名無しの式主
以前女の製作者に式神製造依頼出したら、丁度生理の時期でエライものを納品されて以来、女性製作者の生理周期も調べるようにしてるぞ
497 名無しの式主
>>496
さすがにキモい
498 名無しの式主
キモッ
499 名無しの式主
やwめwれwww
というかあれガチだったんかいw
500 名無しの式主
そうですか、良かったです。
私の部署で仕事に余裕ができたからと、仕事中掲示板に張り付いて、同僚の個人情報流してる職員がいなくて
501 名無しの式主
ギクッ
502 名無しの式主
ギクッ
503 名無しの式主
部長さん?も入り浸ってる件
504 名無しの式主
だってようやく、無理な依頼を断れるようになったんですよ!
とりあえず、アレ突っ込んでおけばヤバイ担当もなんとか壊れずに最後まで仕事終えられるから、ふざけた量の依頼でも断れなくてっ!
そもそも、依頼交渉の場で真偽判定魔法とか使うなっ!
505 名無しの式主
部長さんもはっちゃけてるなぁ・・・
506 名無しの式主
ここまで誰も病気休養になった本人のこと心配していないあたり、なんでここが隔離されてるかよく分かるわ・・・
注)こちらの隔離スレには基本狂人しかいません。
表スレはまともだと思います。
自分生体素材十割式神と骨ネタは某スレからいただきました。