昨日もらったサンプルがあったんで、まずはそちらの話から。葵に淹れてもらって匂いかいだ第一印象が「いいところだけ取り出した納豆」だった。コーヒーの例えとして納豆持ち出すのは正直自分でもどうかと思うけど、最初に出た言葉が「納豆？」だったのだから仕方ない。
大事なところなんで言っておくと、臭くはないです。そういうのを全部取り除いた感じ。ウチのぽろって漏らした言葉をちゃあんと拾ってた葵に変な目で見られたけど、そう感じたのだ。説明した上で葵にも匂いかいでもらったら、めっちゃ渋々頷いてくれたし。なんか他に良い例えがありそうなもんやけど、とりあえずそんときのウチらではおもいつかなかった。商社さんに注文は入れたんで来週中には届くはずです。店に出たら、他のもっとふさわしい例えをお客さんからも聞いていきたい。私から言い出しといてあれですけど、納豆はいくらなんでもかわいそうな気がする。あ、味は全然コーヒーです。スッキリしてて飲みやすいよ。
今日は学校帰りっぽい高校生組が、後輩ちゃん連れてやってきた。うんまあ、覚悟はしていましたとも。「まだ夕食があるから」って言ってたわりにはおかわりまで入ったし、あの子の胃袋はどうなってるのか。っていうかあんなちっちゃい体のどこに入ってってるん？肺とか？
んで、この子たちに渡したメニュー表がちょうど「サンドｳイッチ」のやつでして。そこから話が謎に盛り上がっていき、こいつをどう発音するか大会が始まった。後輩ちゃんがどんどん食べ進めてる隣で、せっかくなんで葵も巻き込んでやった。こういうときの女子高生のテンションってのはすごいなあと思う。金髪ちゃんはもちろん、おとなしめの紫ちゃんでさえノッてくるのだ。ウチにもちょっと前まで同じ年齢やったはずなんやけど、あのキャーキャーした感じはいつから失われてしまったのだろうか。まだ自分だって若いはずなのに、若くていいなあとか感じてしまう。これが歳を重ねるということなんだろうか、書いててちょっと恐ろしくなってきたな。
話を戻して、みんなで何度もトライしてる途中で突然、金髪ちゃんが完璧な発音を見せたのだ。なんやろうなあれ。文字で表現しきれないのが惜しいぐらいに完璧だった。もう一回言って！ってお願いしたら、もうあの完璧な音ではなくなってしまっていた。本気で録音しときゃよかったと未だに後悔している。今もちょっと試してみてるけど、うまくいきそうにない。こっちもお客さんからの協力お願いしたいなあ…。うまいこと発音できたら、ぜひご報告ください。