今日実家からリンゴが届いた。親戚の近くの農家から実家に五つ送られていて、そこから私たちも二つほどおこぼれをもらえた。いやあの人ら結構食べるな。まあまあ立派なリンゴやけどこれ二人で三つ食う気なんか？大半母が食べそうな気はするけど。
ちなみにウチはこうやって実家から何か届いたら、一応お礼の電話を入れることにしている。まあ実際のところお礼っていうのは口実みたいなもんで、最初にありがとうなーって言ったら後はだらだらと近況報告を兼ねた雑談が続くだけである。このブログも見られてるらしい。始めたばっかりの頃に知られてたらちょっと更新もためらったやろうけど、お店への影響が出始めちゃった以上、小恥ずかしい程度の理由で滞らせるのはあれやし、しゃーないかなあ。母親を安心させたるためにも滅多なことは書かんようにするかな。あれ、もう手遅れか…？
肝心のリンゴやけど、ウチはまず手を付ける気になれない。皮を剥くのが面倒くさいからである。じゃあ皮そのまんまで切り分ければええやんと言われるかもしれないが、それはそれで食べるときに嫌なのだ。皮を剥くのは面倒やけど、皮ありは食べたくない。結果、手をつけないということになる。ちなみに最近やったアップルパイ作りでも、これが手順の中で一番やりたくなかった。実際作ってみれば他にもっと手間のかかる工程はあるんやけど、始める前に見てウゲってなるのは皮むきで間違いない。
じゃあ葵はって話だ。確かにあの子はウチみたいな面倒くさがりではない。しかしリンゴは、コーヒーには合わないのである。んでもって特別リンゴが好きなわけでもない。よって、日々の生活の中でぽんと皮がむかれて切り分けられたリンゴが出てくるのを期待することはできないのだ。コーヒーとはわけが違う。
それでも「リンゴ食べたーい。あおいやってくれるー？」と言えば、優しいあの子は「しょうがないなあ」と言いながらやってくれはする。するんやけど、私にも一応姉としてのプライドがあるんで、そんな姉以前に人として情けない真似を簡単にするわけにはいかない。でもいつまでも放っておくと傷んじゃうし、面倒なものは面倒なんで、最終的に「あおいやってー」を使うことになる。多少のプライドを犠牲に楽してリンゴが食べられるのだから、わりとやめられない。でもやっぱり人としてどうかと思うんで、二つに一つはぐらいは自分でやるようにしている。今回なら一個はやるつもりなんやけど…やりたくないなあ…。そういう便利グッズとかないかなあ。