サービスエリアとかの、コーヒーの自販機？みたいなのあるじゃないですか、淹れてくれるやつ。この前、友達の車で遊びに行ったときに立ち寄って飲んだんやけど、普通の値段のとちょっと高いのと二種類ありまして。大したこだわりの無いウチでも、こんだけ飲んでたら舌が肥えちゃっとるやろうと思って高い方を選んだ。で、安い方選んだ友達のも一口飲ませてもらったんやけど(一口が多いと言われたけど、一口は一口だ)これが結構味に違いがあったのだ。多分ウチも葵がおらんかったら安い方選んでたんやろうけど、お店から離れた場所でコーヒーの知らない一面に触れたよ、というお話でした。
葵は意外なことに、缶コーヒーなんかを飲むことがある。なんでも「味どうこうじゃなく、コーヒー飲みたい欲はひとまず満たされる」らしい。コンビニのコーヒーは「他はあるけど一番大事な何かが無い、そのくせ高い」と言って飲まないけど、多分注文の仕方がわからないのもおっきな理由だと思う。飲んだのもウチがついでに頼まれて買ってきたのの一回だけやし。その肝心な「大事な何か」については、葵にしては珍しく「こう、スっとする感じの」とハッキリと言語化できてないようである。ウチにはまるでわかりゃせんのやけど、コーヒー好きの皆さんにはわかったりするもんなんですかね…？
そんな話を、おなじみ常連女子高生ちゃんたちにしたのが今日のはなしである。当然というか、葵＆大人しい子とウチ＆ギターの子という構図になった。ウチは慣れてしまってるだけで根はギターの子と一緒なわけで、久々に感覚の近い人と話せてよかった。当たり前の話やけど、このお店に来る人の感覚は基本葵寄りなんで、こういう機会はなかなかないものなのだ。
そこでまた話題に上がったのが、コーヒーメーカーについてだ。我が家にコーヒーメーカーはなく、大人しい子の家にもないらしい。あんなにコーヒーを飲むのに、なんでこの子らは欲しくならんのか、話を進めていくと、ウチみたいな一般人はどうもコーヒーを淹れる手間を面倒に思うようで、逆に葵みたいな人はその手間を手間と感じないらしいということがわかった。葵たちが面倒だと感じないほどにコーヒーが好きなのか、単にウチらが怠け者なだけなのか、その場で結論は出なかった、謎である。
缶とかコンビニのコーヒーにしてもコーヒーメーカーにしても、作っている人たちは私たちみたいなのとは全然違う考え方をしているんだろうし、まあ単純に土俵が違うのだろう。自分たちがとやかく言うことでもないというのが、葵の結論だった。最もである。コーヒーと缶コーヒーは別物、みたいなのを聞いたことがあるけど、こういう意味も含まれてたりするんやろうか。
最後に、ようかんの開発の方は、まあまあです。やっぱり、どうしても手作り感が抜けないのだ。今までは何回も試し続けてたらそのうち良い感じのが出来上がったので、今回もそうなると思う。そんな風にやってると経験があっても身につかないって？おっしゃる通りで…。