昨日の休日にリビングでだらだらとテレビを見てたら、後ろのテーブルから葵の「ああ~!」という大きな声が聞こえてきたんで、何事かと思って振り向いたらコーヒー飲んでるだけやった。注文してあったやつが想像以上においしかったみたいで、それからもずっと「おお~」とか「あ゛ぁー」みたいな声が部屋に響いていた。いや、おいしかったならええんやけど、そんなおっさんみたいな声出る?「もうちょっと多めに頼んでおけばよかった」とまで言ってたので、よほど気に入ったようである。これ、明日からお店に置くし喫茶にも出す予定なんですけど、飲んだお客さんみんなが葵みたいな声出したらどうしよう。ちょっと見てみたい気もする。
そういえば、葵が前に書いてた、お高いはずやのに諸事情あって安くなってるゲイシャってコーヒーが届きました。ウチでもわかるすごさだったので、これが半額とはもう、驚きである。それでもまあまあ値は張りますけど、この機会にいっぺん飲んどくべきやと思う。これが届いたのもあって、最近の葵のテンションは爆上がりだ。ウチもレモンケーキがよく売れるので機嫌がいい。あいつの持ってきた招き猫のおかげってのは若干気に食わんけど。いやしかし、招き猫に拝んだ結果ものが良く売れるって、まじでご利益あるんちゃう?と葵に話したら「そもそも招き猫って拝むものなの?」と返されてしまった。たぶん違うと思う。
そんでまあ微妙に不本意ながらにも売れてるレモンケーキやけど(注文されるたびに拝まれちゃ素直に喜びにくいってもんですよ)、今日アホが店にやってきて、私のおかげなんだから一つ食べさせてくれと要求してきた。いや流石に商品やしとは思ったけど、そういや招き猫譲ってくれてたし、一応それと交換って感じで、焙煎待ちの人用の少な目のコーヒーとレモンケーキを出してやった。いつかに、昔は鉄道会社の人が喫茶店に拾った雑誌を持って来て一杯飲ませてもらう、みたいなことがあったらしいことを書いたけど、雑誌の代わりが招き猫になるとは。「またちゃんとお礼はするよ」と言ってたんで、もしかしたらもう一体増えるかもしれない。流石にもういらん…フリじゃないですよ?
ていうか、拝みラッシュがとどまるところを知らないんですけど。拝むお客さん増えてるんですけど。前にきたあるお客さんが、ブログを読んでくれてたのか拝んでくれてたけど、顔赤くなってたし。いやそら恥ずかしいやろ。明らかに初見さんにやさしくないシステムである。ちょっと楽しいのは事実やけど、いい加減頃合いを見計らってメニューに載せるつもりです。載せたところで手を合わせる人はいるんでしょうねえ、やりそうなお客さんも何人か思い浮かびますし…。