とある休みの日のお昼前くらいにウチがテレビを見てたら、遅めに起きてきた葵が「テレビの音量下げて」と言ってきた。多少やかましめの番組やったし、寝起き一発目にそれが耳に入ってきて不快なんはわかるけど、そんときの言い方がなんかぶっきらぼうというか、雑だった。カチンときたってほどじゃないけど、若干ムカつく。けどまあ、ウチが音量下げればええだけの話やしと思って、態度には出さずに黙って音量を下げた。そんでその後、葵はいつもみたいにコーヒーいる？と聞いてきたのだ。さっきの件でちょっとイラついてた私は、それを断った。今こうやって書いてるとなんともアホくさいなあ。休みのこのタイミングは基本一緒にコーヒーを飲むので、予想外にも断られた葵はちょっとしょぼくれた感じで飲んでた。やばい。書いててくだらなすぎる。そのままウチも忘れてケンカってほどのもんでもなかったけど、スケールがちっさい。あ、ちゃんとあとで事情は説明しましたよ？
さて、私は基本的にカフェオレ派っていう話はもうどこかでしてると思うけど、ミルクを入れることについては、基本的にブラックでしか飲まない妹よりも詳しいつもりである。たとえば、このコーヒーにはミルクの量はこれぐらいがいいとか、こいつはあんまり入れすぎるとコーヒーが負けちゃうとか。けっこうコーヒー次第なところがあって、試飲のときはそのへんの感想をウチが言って、葵がそれをメモしたりしている。
そこまで見てくれてるお客さんがどんだけおるかはわからんけど、最近入ったコーヒーには、メニューの苦味酸味とかが書いてあるところに、フレッシュのおすすめの割合も書いてあったりするのだ。あれはウチの舌をもとに判断されたものなのである。コーヒー関係でお店の役に立てているのはここぐらいなんで、結構嬉しかったりする。なんならカウンターにいる見慣れた常連さんになら、「まだ投入するには早いですよ！」とか口をはさんだりするかもしれない。喫茶店でコーヒー飲んでるところを店員に邪魔されようもんならたまったもんやないやろうし、自分の好きなタイミングで入れさせろやという話やとも思うんで、今のところはぐっとこらえてる。でもいつか余計なことを言い出すかもしれないんで、ほら、一回でいいからメニューに書いてある感じで飲んでみましょ？ね？
葵もカフェオレにして飲まんことはないんやけど、あの子は結構混ぜる。どうもそれが普通みたいやけど、ウチはあんまりかき混ぜずにムラがあるのも含めて楽しみたい派だ。これはコーヒーに限った話じゃなくて、例えばすき焼きの卵とかも、葵はこれでもかってくらいかき混ぜるし。いや、あれは白身が嫌なだけか。でも、あと何があったか思い出せやんけど、まあとにかく、ここらへんの好みは違うのだ。
カフェオレのおすすめ配分についてはこれからも更新してく予定なんで、お楽しみに。葵みたいに一日になんべんも飲む気になれやんから、ちょっとずつになりますけど…。