好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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甥っ子

「ハジメ参謀!!

3時の方角から海賊船が!!」

 

「分かりました。

僕が潜入してきますので、30分後海賊船から反応がなかったら総攻撃をお願いします」

 

「気を付けるんだぞハジメ君」

 

「行ってきますオックスさん」

 

 

参謀の階級をもらって3日。

やっと探していた海賊船が見つかり作戦通り僕が一人で潜入することにした。

 

今回はこの海賊船に一般人が人質としているという話が上がり、一刻も早く救出することになっている。

しかしその救出を大将にやらそうとしている当たり恐らく上級階級の人達だろう。もしくは天竜人。

 

この二種類は個人的には嫌いだけど、まあ嫌いだけど、人として助けないという選択肢はない。

 

小舟に乗り存在感を消すとあっという間に小舟ごと姿を消すことができる。この現象はここにいる海兵の皆さんには「そういう体質」といったら納得してくれた。

 

……言っておいてなんだけど、それでいいの?

 

明らかな嘘なのにねー、気にしないのかなー?

まぁ、詮索しないようにセンゴクさんには言っておいたからそれが影響していると思えば問題ないか。ないのかな?

 

まぁ、いま気にしてもしょうがないし、とにかく海賊船に乗り込もう。

 

 

…………………………

 

 

「オックス中将、()()()()()()()()()()()()?」

 

 

その含んだ言葉にオックスは表情を変えずに答える。

 

 

「それはどういうことだ?」

 

「質問を質問で返さないで下さい。

ハジメ参謀は階級こそ上ですが海兵としてはまだド新人なのですよ。

なぜ1億の賞金首の海賊船に潜入など!!!??」

 

「それは私や元帥の意思を否定することになるぞ」

 

「そうは言ってません。私は疑問に思ったことを聞きたいだけです」

 

 

その言葉に海兵達は頷く。

普通の考えならそうなるだろう。新人が海賊船に、それも1億など……

 

 

「簡単だ。彼はあの大海賊団の副船長シルバーズ・レイリーから直々に修行を受けていたのだ」

 

「シルバーズ・レイリー!!!??

ならハジメ参謀は海賊ッ!!?」

 

「いや、その意思はないようだ。

それに関しては青雉が核心的なものがあると言っている」

 

 

その核心的なものはロビンのことだが、それは青雉の所で話は止まっている。もちろんそれではセンゴクには納得はいかないと思い、ある狂言をついたのだ。

 

 

「時崎 ハジメは、青雉の()()()()()()

「お、甥っ子ッ!!?」

 

 

もちろんそんな訳がない。

しかしシルバーズ・レイリーと繋がり、その状態で海兵になるとするならその事柄を打ち消すぐらいのインパクトが必要。

 

それがこの甥っ子作戦。

もちろんセンゴクに怪しまれて本当か調べられたのだが、そこは「昔に生き別れた兄弟の形見らしいんだが、ハジメ本人も記憶喪失で何も覚えてないらしい」と更なる嘘をついて、さらに、さらに、偽物の手紙を作り「この子はクザンの甥っ子になる」という風に書かれてあるものを見せた。

 

もう背中に冷や汗をかきまくりながらセンゴクの様子を見ていたクザンだが、「そうか…大変だったのだな……」と奇跡の納得をもらい、センゴクお墨付きのクザンの甥っ子となったハジメだが、何故か本人にはそのことは聞いていない。

 

記憶喪失になるほどショックを受けているから止めてくれるかという、もう嘘もなれた感じで話すクザン。

真実はハジメに知られたら間違いなく面倒くさいことになると思ったからである。

 

で、このシルバーズ・レイリーとクザンの名前を出したことにより

 

 

「それなら一人でも問題ありませんね」

 

「あぁ、これは肩慣らしといったところだ。

だがそれはハジメ参謀には言うな。調子に乗ることはないだろうが今は海兵としての経験を積む必要があると上の判断だ」

 

「「「ハッ!!!!」」」

 

 

…………………………

 

 

ということがあったことも知らずに帰って来たハジメ。

うん、海賊船は?潜入してもうクズの集まりだと分かったので火薬倉庫に火をつけて爆発させて帰ってきました。

 

 

「お帰りなさいハジメ参謀」

 

「爆発させてきたんですけどアレで良かったんですかね?」

 

「あの爆発なら問題ないかと

しかし…いきなり皆殺しとは……」

 

「えっ?」

「えっ?」

 

 

なにかスレ違いがあるようだ。

 

 

「爆発…させてきたのですよね?」

 

「しましたけど、殺してませんよ?」

 

「しかしあの爆発なら……」

 

「あぁ、乗っていた人は全員一つの小舟に積み込みました」

 

 

あそこですよ、と指差す方にはもう沈みかけている小舟が1隻。その小舟にはもう山積みになった人、人、人。

 

 

「もう海賊船は必要ありませんと思ったので壊したんですけど、不味かったですか?」

 

「……あ、アハハハハハッ!!!」

いえいえ、問題ありません!!流石ハジメ参謀です!!」

 

 

後処理はおまかせと言われたのでお言葉に甘えて用意された部屋に戻った。

そして部屋に入ったら部屋全体に一時停止を張り巡らせて()()()()()()()()()()()()

 

そして一言。

 

 

「何やってんだよ僕はああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

なんかロビンを助けてからどうも自分が望んでいた道ではないところを歩いている気がする。というもう迷いに迷っている。

 

 

「麦わら海賊団をhappyにしたかったんだよね!?

なのに、なんで敵対している海軍にいるんだよ僕は!!?

そうでした!!ロビンが病んだ(心の病気になった)からだー!!!」

 

 

もう独り言を言いまくるしかもうこのストレスから逃れなかった。いやもう随分と前から溜まっていたけど性格上溜めてしまうためこうして爆発させてしまった。

 

 

「ってか、なんでロビン病んでるの!!?

オルビアを助けたらもっと笑ってくれると思ったのに、もっと幸せな人生を送れると思ったのに、なんでストーカーになってるんだよおおおおぉぉぉぉ!!!!」

 

 

すでに時崎 ハジメの性格さえも忘れて、もう自棄になっている。それだけこの出来事は大きいのだ。

 

 

「ど、どうする……

このまま逃げ切れても将来麦わら海賊団には入るよね?

僕も麦わら海賊団に入りたいし、でも入ったら……コワッ!!なにされるか分かったもんじゃないんだけどマジでッ!!!!!!」

 

 

誰かが返事してくれる訳でもないけど言わないとやってられないようだ。

 

 

「………落ち着け。落ち着け僕。

……とにかく海軍に入ってしまったのはしょうがない。いやなんで参謀とか本編にもない役職をもらったのか分からないけど!!!とにかくそれは置いといて……

海軍はいつでも抜けられる。赤犬も吹き飛ばせたなら最終手段として実力行使で抜ければいい。

 

問題はいつまで海軍にいるかだなー」

 

 

そう、どうせなら海軍にしか出来ないことをやろうと思った。で、麦わら海賊団に入るためにはコネは必要ないけど出来るなら初回のほうから入りたいのでキチンと抜けるタイミングを図らないといけない。

 

つまりはあと20年。

20年は海軍にいても問題はない。

ないけどまぁ、もう少し早く抜けてもいいかなー

 

そういえばナミのお母さん、確かベルメールさんが亡くなったのが今から10年後。

ならその前に抜けようかなー。海軍のままベルメールさんを助けるとナミが海軍に入りそうだし。

 

よし、海軍にはあと10年。頑張るぞ!!!

 

 

 

と、決意しているがすでに青雉によって3大将の一人の甥っ子という肩書きを勝手につけられ逃げるにも逃げられない状態に追い込まれていることを知るのはまだまだ先の話である。

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